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2012年4月3日火曜日

Facebookタイムラインを活用したコミュニケーション活性化事例まとめ−【私の論評】社史はFBでこうつくれ!?

Facebookタイムラインを活用したコミュニケーション活性化事例まとめ:


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3月30日を迎え、Facebook社のアナウンス通りすべてのFacebookページが正式にタイムライン化されました。


しかし、ひとまずカバー写真のみ設定したくらいで、タイムラインそのものの有効利用の手段を確立できていない企業も多いかと思います。そんななか、既にいくつかの企業がその企業ならではのタイムラインを活用したコミュニケーション活性化事例を展開しています。 


Spotify

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Spotifyが展開するのは、タイムラインを利用して西暦1000年からの音楽の歴史を振り返るというもの。

(一時期話題になったFacebookタイムラインが1800年までしか遡れないという仕様は修正されたようです。)


注目すべきは、普通なら企業のタイムラインがその企業の歴史のみを記録しているのに対して、Spotifyのタイムラインでは音楽そのものの歴史を記録しているところです。

 
ホワイトハウス

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公的な機関であるホワイトハウスもしっかりとタイムラインに対応しています。1789年の設立からその歴史を記録していっています。


オバマ大統領のFacebookページも一ヶ月ほど前にタイムライン対応していることからも、Facebookがアメリカでいかに影響力を持っているサービスかということが伺えますね。今の日本ではちょっと考えられないことです。


またオバマ大統領は今話題のPinterestの活用にも乗り出しましています。ソーシャルメディアの影響力を認識してどんどん活用していく姿勢には感心させられます。


ファンタ

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少し前から話題になっていたアメリカのファンタのタイムライン。


時間を遡ることができるタイムラインの特性とカバー写真を活用してユーザー参加型の仕組みを提供しています。


カバー写真に欠けているキャラクターを過去のタイムラインの中から探し出し、現在に連れ戻してあげるという仕掛け。「現在に連れ戻すにはみんなのいいね!が必要です」などユーザーが参加することによってカバーやタイムラインが変化するという仕組みは、双方向のコミュニケーションを形成していく上で大変参考になるでしょう。

 
考察

Facebookページがタイムライン化したことによって、これまで主流であったウェルカムページタブや診断コンテンツに代表されるFacebookアプリを活用したものよりも、よりユーザーとのコミュニケーションを重視する方向へと動いていると言えます。そのなかでタイムラインという新たな仕組みを活かして、これまで以上にファンとのコミュニケーションを活性化させていくかを考えていかなければなりません。


また、まだまだ始まったばかりの企業のタイムライン活用に関しては、これからユニークな事例がどんどん増えていくでしょう。


国内のカバー写真事例をまとめたものを見る限りではカバーだけでも海外のものとは違った色を見せていると言えます。個人的に海外とは違った日本ならではのユニークなタイムラインの活用法がたくさんでてくるのではと、期待を持っています。


[Spotify Facebookページvia THE VERGE]

[WhiteHouse Facebookページ via THE VERGE]

[Fanta Facebookページ]

[Photo by http://www.flickr.com/photos/dylan20/]


Social Media Account Planners

江川昂志(@social_ouji

 

【私の論評】社史はFBでこうつくれ!?

さて、以前も、facebookが、Timelineになるという記事がInfobahnに掲載されていました。今回の記事は、Timeline化の実施が完了したことのお知らせととともに、これに対応した企業のFBの事例をまとめています。


私は、前回のお知らせの記事の論評で、これは、社史を作成するのに、最適であることを述べました。いまでも、そう思っています。それに、上のspotifyの事例は、西暦1000年からの音楽の歴史を振り返るものですから、当然社史などもつくれるはずです。


ただし、今回も社史の事例は存在せず、これは、少しがっかりしました。私は、いずれどこかの会社がかならず、社史をFBでつくるものと期待しています。書籍による、社史、歴史的資料として残すのには、良いですが、たいてい、分厚くて、重くて、どうしようもありません。多くの会社で、作成は、されているものの、ほとんど参照されていないというのが実情ではないでしょうか。


私は、社史なるもの、いくつか実物をみたことがありますが、中小企業はともかく、大企業のものとなると、本当に、分厚くて、本当に読みたい部分を探すのも大変です。それに、紙ベースですから、あまり頻繁に更新されるものではないので、すっかり、時代から取り残されていて、あるには、ある程度のものになっているものも多いです。これじゃ歴史的資料というだけで、誰も参照しないと思います。それでは、本来の社史の意味がなくなると思います。(下の写真は、ある会社のサイトでの会社案内。FBでの社史は、このような単純なものではなく、はるかに高機能で、ユーザーコメントも可能になり、さらには、それ自他いがプロモーションツールになる)


この記事で以前単に「社史」作成にも向いているくらいのことしか掲載していなかったので、本日は、FBでの、社史がどのうようなものになるのか、簡単に掲載してみます。


今回は、マインド・マップを作成してみましたので、以下にそれを掲載します。以前、あるSNSで、マインドマップのコミュニティーを主催していたことがあります。コミュニティーメンバーも数百人にまでなったのですが、ある時点から私もサポートしてないので、開店休業状態になってしまっています。これだと、マインドマップを非常に書きやすいので、再開してみょうかな、なんて思ったりもしています。それにしても、マインドマップだと、複雑な概念でも、結構短時間で描けますから、これから、このブログでもマインドマップを多様してみようとも考えています。本日のマップは、横長ですが、縦長にすれば、もっと大きく表示できます。次に掲載するときは、縦長にしてみます。

このマインドマップ、iPad用のアプリ"Simple mind+"で書いています。とても使いやすいです、これを使いはじめてから、最初は、なんでもマップ化してしまうマップ魔になってしまいました。詳細は、上の画像をドロップしていただければ、拡大画像でご覧になることができます。以下の四つの柱から構成されています。


◆未来を作って行く社史

◆シャしそのものをプロモーションツールとする

◆SNSの利用促進(これは、特に社内の促進を意図しています)

◆FBで作成のメリット・デメリット

詳細は、マインドマップをご覧になってください。(下の写真は、ある会社のサイトでの会社案内の入り口画面。FBでの社史は、これにTimelineが付加されたようなものになるかもしれない)


FBなら、おそらく、紙の出版よりも、かなり安くあがると思います。それに、従来の社史などと異なり、多くの人に実際に読んでもらえるでしようし、さらに、これ自体がプロモーションツールになります。


これは、いいことづくめだと思うのですが、皆さんは、どう思われますか。こんなところに、こんな記事を掲載しているより、うちの会社あたりで、さっさと作ってみたほうがよいかもしれません。そうして、実物をご覧いただければ、その良さが理解しやすいのかもしれません。でも、作るのは大変そうです。でも、紙でつくるよりは、はるかに楽だと思います。

 

 

【関連記事】

Facebookページも「タイムライン」に! ブランドのプロモーション方法が変わる!−【私の論評】個人のタイムラインよりも意義深いものになる可能性がある!!社史編さんが、リアルタイムでできる?


"Facebook"というキーワードを含むこのブログの過去の記事はこちらから!!

 

2012年3月23日金曜日

ソーシャルメディアでファンを増やす5つのポイント - 超実践!ソーシャルメディア・プロモーションで売上を増やす方法−【私の論評】すべては、自分を好きになってもらうことから始まる!!

ソーシャルメディアでファンを増やす5つのポイント - 超実践!ソーシャルメディア・プロモーションで売上を増やす方法:

 


ソーシャルメディアを使ったプロモーションで大切なのは、まず自分を好きになってもらうこと。魅力的なプロフィールをつくる、見栄えのいいアイコン画像(上は、facebookのアイコン)をアップ、役立つブログを書くなど、そのために必要な5つのポイントを紹介。


【私の論評】すべては、自分を好きになってもらうことから始まる!!

今回は、私自身も、ソーシャルメディアをいろいろ使ってはいるのですが、意図して、意識してファンを増やすということは、実行していなので、この五つの方法に着目して、私の考えなど掲載してみます。まずは、上記の記事の結論部分の柱だけ、以下に掲載しておきます。それと、本日も、facebook上に掲載された、女の子たちのアイコンを掲載します。

大切なのは、まず自分を好きになってもらうこと

ポイント1 魅力的なプロフィールを作る

ポイント2 見栄えのいいアイコン画像をアップする

ポイント3 読者にとって役立つブログをアップする

ポイント4 公開できることはなんでも公開する

ポイント5 友達になりたい人を探す

 

まずは、「自分を好きになってもらうこと」が大前提であり、これを実現するために、ポイント1〜 5になるのだと思います。

 

私自身は、無論、私のブログや、SNSを見たいただく方に、好きになってもらいたいと考えています。しかし、どうしても、嫌われる場合はあるようです。たとえば、私は、もともと民主党が大嫌いであり、今日のこの姿をあの、「政権交代選挙」の前から、核心していましたから、随分前からSNSやブログ上で、かなり手厳しく、批判してきました。それも、具体的な事実などにもとづいて、批判してきました。

 

これに関しては、今も変えていないです。とにかく、民主党政権が崩壊すれば、少なくとも今よりは、ましになると思っています。しかし、これに関しては、政権交代選挙前とか、以後でも、特にかなり厳しい批判をSNSや、ブログに掲載すると、Twitterでは、フォロワーが減少したり、ブログでも、ユーザーが減りました。

 

こんなことは、曖昧にしておけば、良いのかもしれませんが、それしても、ブログや、SNSに批判を核心には、立場をはっりさせなければならないので、いまでも、はっきりさせています。それから、共産中国に関しても、にわかにではなく、数十年も前からはっきりしています。

 

私自身は、これらを曖昧にしてまで、ブログやSNSを運営していく気もちは、さらさらありません。それに、最近は、民主党政権も、中国も、尖閣問題以降、日本国民の多数が、批判的になりましたので、最近は、これらに対する批判を書き込むと、アクセスやフォロワーが増えるくらいになりました。これからも、このやり方は、堅持します。けっして、八方美人的になるつもりは、さらさらありません。あくまで、私ものことを理解していただける人に好きになってもらえれば、それで良いと思っています。

 

次に、NO1.魅力的なプロフィールに関しては、ほんとうに上の記事のようなものが良いと思います。やはりSNSなどで、かなり長い文章で、プロフィールが書かれてあると、ますば、読みません。要所、要所、しっかりおさえてるいるものが良いです。

 

NO2.見栄えの良いアイコン画像に関しては、現在の自分に最も近いものを必ず掲載すべきと思います。動物や風景画など掲載してはいけいなと思います。決して、美男美女でなくても良いので、結構よくとれたと思われる写真を掲載すべきです。自分で、うまく撮れないというのなら、ブロにお願いすべきです。それくらい、重要なことであると思います。本日は、facebookに掲載された、女の子たちのアイコンを掲載していますが、どれも笑顔が素晴らしいです。やはり、このようにインパクトがあって、しかも笑顔のアイコンが良いと思います。アメリカでは、まともなお家の女の子(男の子も)、歯並びを矯正され、自然な笑顔がでるように、躾けられていますから、皆さん、笑顔が素晴らしいです。この中の二人は、実際に私のtwitter上のフォロワーです。むろん、私もフォローさせてもらっています。いわゆる、相互フォローというやつです。両方とも、facebook上では、簡単な英語を使うので、私でも、良くわかります。そうして、日本人は、なかなか受けが良いようです。彼女たちや、その友達などには、「私は、日本人だ」とつぶやくと、「日本人か、そいつは、スマート(米語では、賢いという暗いの意味)だ」とリツイートしていただきました。

 

ちなみに、下の写真は、ロシアスパイ、アンナ・チャップマンのプロフィール。スパイ事件があってから、詳細は削除されています。

NO3.読者にとって、役立つブログをアップというのも、かなり重要です。これは、まず、ブログがあるというのは、かなり有利てす。周りの人に、SNSをやっていて、ずば抜けてフォロワーなどが多い人は、やはり、ブログや、他のサイトなどを運営している人です。私自身も、このブログを運営しているせいでしょうか、かなり多いほうです。これには、いろいろ理由があると思いますが、まず、一番は、SNSだけだと、どうしても、文章も短く、それに、表現力もへ減ってしまいます。そんなときは、詳細は、以下に「私のブログの記事のURLをご覧になってください」。などと、SNSのメッセージにいれておくと良いと思います。


 

それから、上の記事で、ブログには、質の低い記事を掲載しないため、週に2〜3回の更新が良いと書かれてありました。これは、意見の別れるとこだと思います。他の専門家では、やはり、ブログは、日々更新されているとアクセスが多くなとしています。私も、この立場をとっています。しかし、確かにブログに自分の体験だけを書くということになれば、大変です。SNSなどみていると、多くの人が、いろいろイベントがあるように感じますが、それは、日常の普通ことばかりを書いていては、読者の人に無視されるからです。かといって、いつも、イベントがあるかといえば、そんなこともあるはずはありません。

 

だから、私は、様々な種類の、サイトをGoogle Readerで読むようにしていて、その中で、自分の専門に属するものや、他の人よりは、詳しく解説や、説明ができると思うものがあった場合は、それを掲載し、ただ載せっぱなしでは、何の面白みもないため、その記事に対して、【私の論評】という自分で考えたり、あるいは、元の記事には、含まれていない情報を掲載したりします。そうして、なるべくなら、さらに、自分が実際に体験・経験したことなど含むようにしています。

 

こうすることに、より、日々書くことは、かなり楽になります。今では、これを書くこと自体が、日記を書いているような感じで、あまり書くことには、苦痛を感じません。ただし、書くことこと自体が大変なら、上の記事にも、書かれているように週に2〜3回というように、しても良いと思います。ただし、こうすると、非常まずい、落とし穴に落ち込むこともあります。

 

そうです、大抵の人は、週2回書けばよいなどとすると、ずるずると、結局書かなくなってしまいます。この場合は、たとえば、月曜日、金曜日に更新すると、読者の方にはっきり断るようにして、実際にそれを実行すべきです。レストランや、居酒屋などて、いい加減なところは、お客の入りが悪いと、早めに閉めたりします。そうなると、遅くきて、本来開いているはずの店が閉まっていれば、二度と来なくなります。ブログも同じことだと思います。

 

それから、長続きさせるコツとしては、ノマド環境を整えるということもあると思いますが。ノマドについては、このブログに以前も掲載したので、そちらを見ていただくものとして、ここでは、詳細は述べません。しかし、私自身は、PocketWiFiルーターを携行し、さらに、iPadと、Appleのワヤレスキーボードを携行しています。だから、場所はどこでも、とにかく、電波が届けば、どこでもブログなど書けてしまいす。こんな工夫も大切だと思います。

 

次に、NO4.公開できることは、何でも公開するという点も当然のことと思います。私は、とくに Facebookを利用する前までは、それまでは、したこともないのですが、インターネット上では、匿名にするのが当たり前のような話をする人が複数ういたので、特にブログなど、匿名にしていたことがあります。しかし、Facebookを利用するようになってからは、なにせ、Facebook上で、自分のブログを頻繁に引用するので、素性はもとより、活動履歴などもわかってしまいます。だから、匿名にしても、意味がないので、今は匿名は、やめています。そうしてからも、実名によって、被害などこうむったことはありません。どちらかと、いうと、旧知の人で、連絡先がわからなかった人とまた、Facebook上でつながりができるなど、良いことばかりです。

 

NO5.友達になりたい人を探す。これも、当然のこととおもいます。twitterなら、面白い人や、友達になってくれそうな、人を探して、こちらのほうから、フォローします。Facebookでは、友達リクエストを発信します。Google+では、自分のサークルの中にいれます。そうすることによって、相手も、フォローなどしてくれます。私の場合は、twitteやGoogle+などでは、男性・女性問わず友達になるようにしていますが、Facebookなどでは、なるべく女性と友達になるようにしています。それは、なぜかといえば、日々商売をして行く中でも、さらにこれから新しい商売をするにしても、多くの場合、女性が、実際にものを買うことがおおいからです。しかし、自分男性であり、女性のことが良くわかりません。だかから、こそ、それを勉強するためにも、意図的に女性の友人が増えるようにしています。

 

さて、以上私の経験したことを掲載しました。上の記事と同様に皆さんに役立つことがあれば、幸いです。

 

【関連記事】

小沢氏が出馬表明、民主党代表選 鳩山氏も支持―日本でも、重要なポストに関してはアメリカなみの情報開示が必要では?! (アンナ・チャップマンのことを掲載してあります)

 

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2012年3月12日月曜日

非常時に役に立つSNS―【私の論評】通信さえ途絶えなければtwitterが確実か!!

非常時に役に立つSNS


東日本大震災から1年。地震発生時、被災地や交通機関・通信網に影響が出た首都圏のみなさんは、どのようにして正しい情報を得たでしょうか。また、家族や職場の仲間との連絡手段として活用したものは…?
地震大国といわれる日本において、今後懸念されている大規模な地震に備え、知っておきたい情報収集や連絡の手段について、みんなの声を探ってみました。(上は、震災後みなおされた、オールドメディアである。ラジオを聴く女性)

■情報収集に最も活用したサービスは

gooリサーチ・インターネットコムの調査「災害時の情報収集に関する調査」によると、「今回の災害に関連する情報を入手するのに利用したもの」として《テレビ》、《ラジオ》、《新聞》の既存メディアが上位に並ぶ一方で、5位に《TwitterなどのマイクロBlog》、7位に《Facebookやmixi、GreeなどのSNS》といったネットワークサービスがランク・イン。また、停電エリアではテレビの代わりにもなった《YoutubeやUstreamなどの動画共有サイト》も6位に選ばれています。テレビをはじめとする既存のメディアばかりでなく、さまざまなネットサービスが補助的な役割を果たしたといえそうです。

■家族や知人との連絡手段に役立つのは

各キャリアが行っているサービス「災害用伝言ダイヤル」が、震度6弱以上の地震発生時に利用が限定されている点について、利用範囲を広げて欲しいと感じているsaito9933さんから教えて!gooにこんなQ&Aが寄せられていました。

「大地震発生時の家族との連絡方法」

実際、3月11日の震災時、震度5弱の揺れがあったsaito9933さんのエリアでは「災害用伝言ダイヤル」が利用できず、不便を感じたとのこと。そこで、他にどのような手段が有効かと問いかけると、回答者からは次のようなアドバイスが寄せられました。

自身のブログの書き込み欄を震災伝言板として活用したというADATARAさん。普段は競馬の予想を主なテーマとしてエントリーしているようですが、震災から3ヶ月は更新を自粛し、訪問者に安否確認などの連絡の場として活用してもらったのだとか。


一方、電話もメールも使えない状況下ではTwitterが頼りになったという意見も。

帰宅困難者が多く出た首都圏では「○○では帰宅困難者を受け入れている」「××線が動き出した」といった情報がタイムライン上に飛び交い、また、ダイレクトメッセージ機能を利用して、親しい人と連絡を取り合うユーザーも多かった模様。Twitterに限らず「クラウド系のWebサービスはダメージをほとんど受けなかったので『クラウドは災害に強い』と俄然注目を集めることとなりました」とコメントしている方もいました。

災害時の情報収集や親しい人との連絡手段として、テレビやラジオ、災害用伝言ダイヤル以外にも、さまざまな場面で活用されたSNSや動画共有サイトなどのネットサービス。みなさんは、どのような方法で情報収集、安否確認を行いましたか?

【私の論評】通信さえ途絶えなければtwitterが確実か!!
あの未曾有の大震災から一周年ということで、このブログでも、本日はこの話題にしてみました。まずは、なくなられた方々の冥福をお祈りさせていただきます。そうして、震災地の皆様「レバンガ!!」です。レバンガとは、頑張れの反対です。無理をせずに、努力をしてくださいという意味です。


地震があったとき、私は、ジャーマンシェパードのウィンと一緒(写真上:長い揺れにとまどっている様子)でした。いつもだと、あの時間に一緒ということはあまりないのですが、あのときは、なぜが地震の20分ほど前に私のところにきて、伏せをしていました。そこにあの地震です。とはいっても、こちら函館は、揺れはさほどでもなく、震度3くらいのものでした、ただし、揺れは長く続いたので、ウィンを撫ぜて落ち着かせながら、やり過ごしました。というより、ウィンがそばにいてくれたので、私も安心でした。

後でわかったことですが、函館はあまり被害がなかったのですが、駅付近や朝市など付近が、津波の影響で床上浸水があったそうです。それから、これで亡くなった方も、一人いたそうです。住宅に浸水してきているのにわからずに眠っていたようです。だから流されたというのではなく、いわゆる、ショック死のようなものたと思います。

そうして、営業部の人たちが、さっそく店舗に安否確認をしましたが、東北にある10店舗ほどが確認はとれませんでした。結果として、これらの店のほとんどは閉店しました。最後まで安否確認ができなかった社員も結局1週間以内にはすべて連絡がつきました。また、FC店でも、店舗そのものが、津波で流されて、閉店したところもありました。しかし結果として、店舗の従業員などで死者行方不明者は、ありませんでした。一番連絡が遅れた社員は、仙台空港近くの矢本というところにあった店ですが、ここの社員も、避難所にいることが確認できました。


なんでも、携帯電話を何度かけても通じず、かといって、公衆電話もすぐにはつかず、連絡したくてもできなかったということでした。それから、当社のSV(スーパーバイザー)が震災直後対策のため、すぐに現地を訪れたのですが、戻ってきたSVの話しを聴いて、実際の被害が凄まじいことに驚きを隠せませんでした。

このようなことですから、大変は大変ですが、店舗が無くなった分、新たに出店したりして、会社としては、1年たってみて、何とか当初の予算はクリアできそう状況となりました。

さて、地震後の通信といえば、こちら、函館ですが、震源地からはかなり離れているにもかかわらず、電話がかかりにくい日が4日ほど続きました。これは、震災地との連絡以外でも同様でした。携帯電話も同じことです。それから、私は、個人的には、インターネットは、wimaxを使っていますが、そのwimaxが地震直後から使えなくなり、何と次の日の2時くらいまで使えませんでした。

それ以降は使えるようになったので、自宅でこのブログを更新しようとしましたが、何と、パソコンでGoogleのブログサービスのBloggerが使えない状況になっていたので、iPhoneではどうかと確かめたところ、できそうなので、その日はiPhoneで更新しました。ただし、機能が限られていたので文字のみの投稿となりました。それから、ネットでも一部が見られないところもありました。ブログなどでも、いくつか見られないものがありました。やはり、地震の被害の規模がかなり大きかったことが影響していたのだと思います。

とはいいつつ、函館では、何日かすると元に戻ったような感じでした。とはいいつつ、スーパーの飲料水のペットボトルが多少品薄ということもありましたが、それもすぐに解消されました。ただし、これは、全国的にそうでしたが、函館でも、観光客の数が減りました。

私は、地震が起きた直後、日本国内の今後1年の経済予想をしました。ここでは、細かなことは、省きましたが、いずれは、復興需要により上向くというものでした。とはいつつ、7月あたりで少し上向き、12月ではかなり上向くというものでした。 中には、原発事故があったので、復興需要などないときっぱり言い放つ人もいました。

これは、複数のアナリストの意見と、阪神淡路大震災後の経済の状況を見てそう判断しました。そうして、その予想は見事にあたりました。さらに、1月には、このブログにも掲載したように、各地の初売りや、函館の数箇所の初売りを見た結果、今年はここ数年になく、人出が多かったため、今年は緩やかに景気が上向くと判断しました。ただし、増税が唯一の懸念事項なのですが、増税が決まったにしても、実施するのは、15年あたりなので、今年はその影響を受けることはあまりないでしょう。

少し話しがずれてしまいましたが、地震直後しばらくの間は、連絡のつきにくい状況がありましたが、上の記事でも触れているように、確かにTwitterだけは、見事に連絡をつけることができました。メールが届かない人にも、Twitterではメッセージを届けることができました。また、海外の方からも、いくつかTwitterでメッセージが届いていました。何でも、電話もメールもだめだったので、Twitterで発信したそうです。

特に海外の方からは、函館も甚大な被害にあっていると思い込んでおられるようで、励ましのメッセージが届きました。そうして、その中で、「あのような被害にあっても、沈着冷静でいられる日本人が素晴らしい」という趣旨の、それも、複数のメッセージをいただきました。

今回の震災では、Twitterは、画像さえ添付しなければ、テキストベースですし、パケットに分割するので、いわゆる電話や、通常のメールのように輻湊(電話回線やインターネット回線において利用者のアクセスが特定の宛先に集中することにより、通常行えるはずの通話・通信ができなくなる状況)は起こりにくいということが、実証されたと思います。


ただし、そうはいっても、震災地などでは、携帯電話の電波の発信設備が壊れたたため、電波そのものが発信できず、結局使えなかったということがありました。ただし、今後多くのキャリアが、このような場合、電波受発信設備と、アンテナをあわせもつ、作業車(上記写真は、iPhone用の作業車)を現場に送り、すぐに復帰できるようにするとしていますので、震災後すぐに通信は無理かもしれませんが、被災地など何日間も連絡できないということはなくなります。

今は、いろいろと便利な通信手段なども、考案されているようですが、twitterなら、今でも、何もせずに、いままで同じ手続きで、メッセージを受発信できますし、本当に短いメッセージなら、輻輳をおこして他の人に迷惑をかけることもありません。今後、似たようなことがあった場合には、twitteでなるべく短い必要最小限のテキストで連絡を取り合うべきと思います。

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2012年3月11日日曜日

GREEはかつて“ウェブ屋台”だった−【私の論評】未来をつくる方法には二種類方法がある!!

GREEはかつて“ウェブ屋台”だった:

ゴムホース大学


今回はラカンさんのブログ『ゴムホース大學』からご寄稿いただきました。

■GREEはかつて“ウェブ屋台”だった
先週、従兄弟の友人から「“起業”したい」と相談を受けた。餃子の王将で3時間ほど従兄弟も交えて話したのだが内容は覚えておらず。ただ彼が連呼する「スタートアップ」「MBA」「ベンチャーキャピタル」「グリーの田中さん」「BOPビジネス」「ザッカーバーグ」という単語だけが私の脳の底に残っていた。


帰ってから「あいつは何者なんだ」と従兄弟に聞くと「MBA=M→マヌケ、B→バカ、A→アホ」(写真:馬鹿阿呆間抜けの三色ランチ:映画『バーン・アフター・リーディング』のスチル)と即答して笑わせてくれた。とにかく性格的には良い奴だが、痛い感じの意識高い同級生だそうだ。ある種の一部の最近よくいる愛嬌あるタイプなのかもしれない。彼の話した内容を一・二行で要約すると、
「自分は世界を変えたくて、でかい起業がしたい。莫大な金がいる。でもお金がない。エンジェルを探している、米国でMBAも欲しい」

みたいな感じになるのだと思う。こんな要約でなんとなく彼の雰囲気が伝わるのではないか。

自分は大きな野心を持つ挑戦に対して、「お前は無理だ」「身の程を知れ」などと頭から否定するつもりはないが、ただ“この種”の学生の話を聞いていると、疑問に思うことが多い。それは“無謀”だからではなく、彼らが思い描く巨大な設備投資から始まる“大起業”のイメージが、少し間違っているのではないかと感じるからだ。

私は、近年のIT系“大起業”は従来の起業とは違う、独特の派生を経ていると思う。
その点を考えるうえで、携帯ゲーム会社2大双璧の1つGREEの田中和良社長のインタビューが面白い。


「「それでいい、楽しいから」――7万人の町「GREE」を一人で作ってる会社員」2004年07月30日『ITmediaニュース』
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0407/30/news006.html

田中氏は楽天勤務時代、自身でサーバーを用意し、サラリーマンと兼業して、まさに屋台的な半趣味でGREEを運営していたようだ。大きな“社会を変える起業”など当初は想像していなかったが、やっている途中で自己増殖的に爆発して巨大プラットフォームにまで成長した。

田中氏以外にも、こういう例は多い。『Facebook』も最初はザッカーバーグが作った出会い系SNSのような趣味サイトだったろうし。2ちゃんねる管理人の某氏のケースも同様だ。


現在は経営者として多忙な日々であろうが、初期に起きた爆発的拡張は、管理人も意図していなかったははすである。これら類似点はなんなのだろうか。

これを彼らがラッキーだったからと解釈するのも、血の滲む努力をしたからと解釈するのも間違っている気がする。

彼らのサービスがハイパーインフレーション的な増殖を見せたのは、当然彼らのサービスが魅力的であったからで、ウェブ媒体で希少な資源(ソース)である“人の関心”を奪ったからだ。

そして最も重要なのことは、現代はITインフラの拡張で情報伝達が加速化して“人の関心”の集積が指数関数的に伝達・集積される部分が深く関係しているのだろう。特にSNSでは人⇔人というダイレクトな繋がりで伝達されるので、“良い”と思ったサービスはネズミ算式に拡張する。

ただこれは“量”(人数)のネズミ算ではなく“質”(ムード)の部分も大きい。はじめは誰かが面白そうだと思い興味本位で参加して。サービスに関心を持つある一定のユーザーが集まり、それでますます面白い雰囲気ができてきて、という繰り返しで偶発的なインフレーションが、次第に強まり、独自の有機的なコミュニティーが形成されるのだ。

現在のSNSを含む、ユーザー参加型サービスは、サービスごとに独自の風土が形成されているような気がする。もちろんそのSNS内のコミュニティーごとにも、集まったユーザー層ごとに島のようなクラスタで細部増殖的に分枝するのだが。結局はそのサービス、またサービス内の所属コミュニティーの雰囲気のようなものに引き付けられ、その繰り返しで自律的なフレームが構築されるのだろう。つまり1つの言語ゲーム型ネットワークなのだ。この場合、関心の集積は、ユーザー参加人数としての身もふたもない量を超えて、参加者コミュニティーの感性価値が重要視される。

このような参加型サービスの爆発的拡張の契機となるのは、戦略的なマーケティングの集客よりも、多数派工作に至るまでの“有機的な関心の増加”である(もちろん初期の“火付け”としての宣伝は必要だが)。

王将で私が相談を受けた学生は、世界を見ているようだ。それは良いが、どうやら世界ははじめから戦略的意図で狙えるものではないのではないか?

とりあえず何がしたいか考え抜いた後で、設備投資を抑え、安価に使用できるサービスを横断的に組み合わせて低リスクなポーフォリオを組み“屋台的な試み”をトライ&エラーで続けるのがベターだと私は彼にアドバイスした。彼は世界起業のイメージと正反対だったためか、唖然としていたが、それが近道だろう。

個人にできることは考え抜いた末に、不確実性の海にサイコロを投げ続けるだと私は思う。
“投げ続けること”が重要なのだ。

【追記1】ウェブメディア企画の調査も兼ねて調べてみると、月100万PVを集める言論プラットフォーム『アゴラ』も月数百円のブログサービスに、無料のリンクウィズイン、『Facebook』などのプラグインを組み合わせたウェブ屋台である。こういう屋台的なメディアがダイナミックに運営されている事例も面白い。今後、起業の概念がIT分野に至っては変わってくるのではないか。

【追記2】適当に書いた記事だが、『Twitter』上で「そのとおり。現代のスタートアップは屋台的です」とシリコンバレーで働かれている日本人、日系人の方からほめていただけた。素朴にうれしい。

執筆: この記事はラカンさんのブログ『ゴムホース大學』( http://d.hatena.ne.jp/Lacan2205126/20120214/1329228176 )からご寄稿いただきました。
(ガジェット通信)

【私の論評】未来をつくる方法には二種類方法がある!!



上の記事起業や新しい事業を起こそうと考えている方には、非常に役にたつものだと思います(写真上は、アメリカの屋台)。ただし、題材がITに関することであったり、個人的な話題であったりして、原理原則にまではまとまっていないような気がします。このような良い話は、IT業界の方だけではなく、他の業界の方も知っておいて損になるようなことはないと思いますので、以下にドラッカーの言葉など借りながら、掲載してみます。
われわれは未来についてふたつのことしか知らない。ひとつは、未来は知りえない、もうひとつは、未来は今日存在するものとも、今日予測するものとも違うということである(『創造する経営者』)
 ありがたいことにドラッカーは、ここで終わりにしていません。続けてこうも言っています。
それでも未来を知る方法は、ふたつある。
一つは、自分で創ることである。成功してきた人、成功してきた企業は、すべて自らの未来を、みずから創ってきた。ドラッカー自身、マネジメントなるものが生まれることを予測する必要はなかった。自分で生み出した。
もう一つは、すでに起こったことの帰結を見ることである。そして行動に結びつけることである。

あらゆる出来事が、その発生と、インパクトの顕在化とのあいだにタイムラグを持つ。
これをドラッカーは、「すでに起こった未来」と名付けています。(下の写真は北見の屋台村)

出生率の動きを見れば、少子高齢化の到来は誰の目にも見えたはずだ。対策もとれたはずである。だが、高齢化社会がいかなる社会となり、いかなる政治や経済を持つことになるかを初めて論じたのはドラッカーだった。
こうして東西冷戦の終結、転換期の到来、テロの脅威も彼は予見していました。
未来を築くためにまず初めになすべきは、明日何をなすべきかを決めることでなく、明日を創るために今日何をなすべきかを決めることである。(『創造する経営者』)

またドラッカーはこうも語っています。(上の写真は、八雲町における地域振興パイロット事業試食会)
新しいものはすべて、小規模にテストする必要がある。パイロット(試行)する必要がある。
そのためには、その新しいものの実現に意欲のある者を探さなければならない。新しいものは常に障害にぶつかる。そのとき戦う者を必要とする。成功させると胸を張り、取り組む者を必要とする。しかも、それは敬意を払われる存在でなければならない。
こうしてパイロットに成功するならば、市場、デザイン、アフターサービスについて、誰も気がつかなかった問題が明らかにされ、誰も気がつかなかった機会が明らかにされる。こうして変化にともなうリスクは最小限にとどめられる。
(『明日を支配するもの』)
上の記事にでてくる馬鹿な従兄弟の友人は、資金的にも、情報的にもなんの積み上げもないところから、未来を知ることの二つの方法のうちの、未来をつくるということを志向しているということです。未来をつくるということは、すでに起こった未来をみつけるよりもかなり難しいことです。個人や中小企業などにはすぐには、なかなかできないことです。

だから、ラカンさんは、いろいろな事例を出しながら、「すでに起こった未来」を探すべきであることをこの従兄弟の友人に伝えているというわけです。

まさに、Greeの創業者田中さんも、ウエブ屋台をやって、「すでに起こった未来」を探し続けていたのだと思います。ただし、それが、意図的であったのか、それともあまり意識しないでやっていたのかは、わかりませんが、このウェブ屋台の運営こそが、上でドラッカーのいうところの、「すでに起こった未来」をみつける行為だったのです。

それから、未来をみずからつくるにしても、すぐに大々的にやってしまっては、どうなることかわかりません。だから、資金や情報をふんだんに持つ企業であってさえ、上でドラッカーが提唱しているように、パイロットをしているのです。(下の写真は、函館の屋台村)


上でラカンさんの言う「個人にできることは考え抜いた末に、不確実性の海にサイコロを投げ続けるだと私は思う。“投げ続けること”が重要なのだ」とは、まさに、ドラッカーのいうところのパイロットのことなのです。

詳細は、ドラッカーの書籍を実際に読んでいただきたいと思いますが、エッセンスはこういうことです。どんな事業だって、新規事業であるからには、最初から、大戦略があって、資源を大量につぎ込むわけではありません。それこそ、「すでに起こった未来」を探したり、未来をつくるために、パイロットをやったりしているわけです。これが、いわゆる原理原則だと思います。

このようなことをしているうちに、すでに起こった未来に確信がもてたり、パイロットで良い結果がでれば、大々的に実施することになり、そのときに始めて戦略が必要になるのです。

まさにラカンさんがおっしゃるうに、「はじめから戦略的意図で狙えるものではない」のです。

それから、冒頭にでてきた「マヌケ、バカ、アホ」は、後追いすることが新しいことと思っているよう思えてなりません。グリーも、Facebookも、もうすでに、田中さんや、ザッカーバーグさんが、歩んできた道です、これと同じことをしても全く意味がないし、成功することもかなわないでしょう。新しいことで勝負をしなければなりません。このようなことは、時代が変わっても繰り返されるということがよくわかりました。私が学生だったころ、生物学のある教授が私に「最近の大学院生は、外国の後追いばかりやっている。後追いすることが新しいことと勘違いしている。彼らは、サイエンスに掲載されているバイオテクノロジーに関する実験の追試ばかりやろうとする」と嘆いていました。

雑誌や、ウェブに掲載されている華々しい成果は、すでに過去のもであることをこの、MBAは知らないんですね。たとえば、化学の世界には、ケミカル・アブストラクトという有名なデータベースがあり、それには、最新の成果が掲載されています。これの用途は何かといえば、まだ世の中にない、新しい物質を開発するために、世の中にすでにあるものを検索するために利用します。無論、どのにようにして、作ったのかを参照もするし、場合によっては、追試もしますが、それが目的ではありません。あくまで、この世にない新しい物質をつくるためです。

「スタートアップ」「MBA」「ベンチャーキャピタル」「グリーの田中さん」「BOPビジネス」「ザッカーバーグ」なる、バズワードを覚えても仕方ないわけです。あくまで、体系的に「すでに起こった未来」を発見することが、近道なわけです。



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2012年3月1日木曜日

【速報】2012年3月30日以降、すべてのFacebookページがタイムライン表示に切り替わります−【私の論評】こいつはかなり効果のあるプロモーションか!!



nvjwjabo 
先程Facebookページがタイムラインに切り替わると正式にアナウンスされました。

アナウンスによると、2012年3月30日以降、すべてのFacebookページがタイムラインに切り替わるとのこと。突然の出来事ですが、この大幅な変更は、Facebookページオーナーにとって要注意です。


socirta
今のところ、先行してStarbucksNikeなど複数の企業が既にFacebookページをタイムラインに切り替えています。こちらの公式ガイドページで詳細と、下の方からいくつか既にタイムラインに切り替えている企業のFacebookページをチェックできます。

昨年の夏のf8でのタイムライン発表以降、かねてより噂されてきたタイムラインのFacebookページへの実装により、Facebookページ運用の仕方やページ内のコンテンツの組み方が劇的に変わる可能性もあります。

また、タイムライン仕様のFacebookページになったタイミングで、ファンからのメッセージが受け取れる機能が追加されたこともポイントのひとつです。

いずれにせよ、Facebookページオーナーの方はすぐに対策を!


【私の論評】こいつはかなり効果のあるプロモーションか!!

タイムラインについては、特に個人のベージは昨年よりできるようになっていたのは、皆さんご存知だと思います。しかし、本日このように全ページがタイムライン表示されるにおよび、今回のこの動きは、私は、Facebookによるかなり効果のあがるプロモーションであったように思われます。本日は、このことをfacebookに掲載されていた、健康的な女の子の画像とともに(笑)掲載させていただきます。


タイムライン表示に関しては、なにももったいをつけずに、「◯月◯日から切り替えます」として、すぐにでも切り替えても良かったようにも思われます。システム的に問題があるなら、順次切り替えて行っても良かったはずです。これに関しては、良くGoogleがそのようなことをやっています。たとえば、gmailでも、現在の機能、現在の表示方式に変わるまで、何回かにわたって、一度に全部のユーザーの表示や機能を変えるのではなく逐次やってきたことなど記憶にあります。そうして、実際にこのようにしたとしても、表示が変わるだけであって、表示内容に関して特に変わったり、あるいは、ユーザーの情報が変わってしまうこともないので、特にクレームなどは、なかったと思います。

こんなことからみて、私は、Facebookは最初から個人のベージも企業のページも、最初から全ページをタイムライン表示にするつもりではあったのですが、ユーザーに逐次変えさせることによって、ユーザーにそれを意図して意識して実施してもらうことにより、ユーザーにfacebookを印象付けるあるは、意識してもらうようにプロモーションの一環として行ったのだと思います。

1.ユーザータイムライン表示可能化の告知⇒2.一般ユーザーのタイムライン表示可能化⇒3.企業・ブランドユーザーのタイムライン表示可能化の告知⇒4.同・タイムライン表示可能化⇒5.全ページのタイムライン表示化

こうした段階を踏んで、通常だと、 1.と4.の段階しか踏まないものを、2.3.の段階を増やすことによって、facebookそのものおよび、タイムライン表示をユーザーに訴求したものと思います。この、2.3.の段階を増やすことにより、ユーザーへかなり訴求効果があったものと思います。こうしたことをしなければ、たまにしか、facebookを使わないという人なら、いつの間にか、表示が変わってしまったと思うだけに終わる人も多かったものが、他のメディアにも報道されたり、他のネットの世界でも話題になり、かなり多くの人にタイムラインはもとより、facebookのことも、訴求されたものと思います。


このブログにも掲載しましたが、中には、企業ページのタイムライン化される前に、いずれされるということで、わざわざ、企業ページのタイムライン化されることを前提として、たとえば、コカコーラなどの企業ページはこうなるに違いないというイメージを作成して、ネットに投稿する人まで現れました。こういう人は、特殊でしょうが、ここまでいかなくても、facebookや、他のSNS、他のサイトやブログでも、話題にした人はかなり多かったものと思います。


結果として、このプロモーションは大成功したのではないかと思います。ネットの世界では、様々なプロモーションがありますが、これは、eコマースでのプロモーション手法としてなかなか効果のある素晴らしい方式であることを認識すべきと思います。

なお、上記の写真は、Hot Facebook Girls(100pics)というサイトから、転載したものです。続きをご覧になりたいかたは、こちらのサイトをご覧ください!!それにしても、特にアメリカあたりのfacebookは、結構露出する女の子が多いですね。びっくりです。中には、本人に無断で、ヌード画像を掲載したという事件までおこったようです。それから、もっと露出がきついものもあるようですが、さすがに、そこまでいくと、facebook側から削除されることもあるそうです。それにしても、やはり、自分の美しいさかりの写真をぎりぎりの露出で掲載したいという欲求はあるのだと思います。こういう画像をタイムラインに掲載しておけば、後から本当に良い想い出になるのだと思います。こんなことからしても、タイムライン表示は画期的だと思います。



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2012年2月26日日曜日

アップル創業者、12日で辞めた理由を語った−【私の論評】結局は、自らを本当に信じられるか信じられないかが分水嶺になる!!

アップル創業者、12日で辞めた理由を語った:


故スティーブ・ジョブス(Steve Jobs)、スティーブン・ウォズニアック(Steven Wozniak)の2氏とともに、米アップルの共同創業者である、ロン・ウェイン氏(78 Ron Wayne,写真上)が、創業からわずか12日で会社を去った理由を語っている。

自身のフェースブックで語ったもので「私が離れたのは、コンピュータへの熱意が欠けていたからではありません。リスクの高さや、成功するだろうと思っていましたが、しかし、それがいつになるのか? わたしは何を犠牲にすればそこに辿り着けるのかわからなかったのです」としている。

ウェイン氏はゲーム会社アタリで働く時代に2人と知り合い、1976年にアップル立ち上げに参加。株式持ち分は10%だった。株式は、結果的にわずか800ドルで売却している。

ただ、20代であった2人と比べ、ウェイン氏は40代。また、個人の事情として負債を抱えていたことなど厳しい面もあったことは知られている。これ以上はリスクを背負いきれない中での起業だけに、心中は察するものがある。

ウェイン氏は「わずか4年で300人のミリオネアの一人になれるのだったら、4年間とどまっていたでしょう」とも語っている。とどまっていれば、大富豪になっていたことは間違いない。

退社後は、エンジニア、イラストレーター、作家などとして活躍し、現在は78歳となり、ネバダ州でリタイア生活を送っている。

昨年10月には、亡くなった元盟友ジョブズ氏への哀悼の意を公式サイトで明らかにしている。

  【私の論評】結局は、自らを本当に信じられるか信じられないかが分水嶺になる!!

確かに、ロン・ ウェイン 氏は、アップルにとどまっていれば、ミリオネアになっていたことでしょう。それだけてではありません。それなりに努力していいれば、今日のIT業界ににおいて、いずれかの分野において、指導的立場にあったかもしれません。(下は、左ウォズニアック氏と、右ジョブズ氏)


しかし、私たちは、 ウェイン 氏を責めることができるるでしょか?私たちは、確かに ウェイン 氏のように、後から考えると誰もが認めるようなからとてつもない幸運に恵まれていたことを知るという機会に恵まれることはほとんどないかもしれません。しかし、もっと小さなことで、お金持ちになるチャンスや、リーダー的立場になれる機会など、本当は、山のようにあったかもしれないし、これからもあるかもしれません。

しかし、いわゆる成功者として、自他共に認める人は実際には少ないことから、現実には、 ウェイン 氏のように、滅多にないチャンスにお目にかかることはないにしても、小さな機会は身の回りにたくさんあるにもかかわらず、ほとんどの人が、それを逃しているのではないかと思います。

ドラッカー氏は、以下のよう著書に記しています。
人は、自らが自らに求めるものが少なければ成長しない。しかし、多くを求めるならば、何も成長しない者と同じ程度の努力で、巨人にまで成長する。また、成果をあげ続け、成長と自己変革を続けるには、自らの啓発に自らが責任を持たなければならない。ただし、無能を並みの水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである。
また、以下のようにも語っています。
最高のキャリアは、あらかじめ計画して手にできるものではない。自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、機会をつかむ用意をしたものだけが手にできる。なぜならば、自らの所を知ることによって、普通の人、単に有能なだけの働き者が、卓越した仕事を行えるようになるからである。
そうして、自らの強みに本当に集中できれば、自信が湧いてくるはずです。そうして、本当の意味で、自らを本当に信じることができるようなります。そうなれば、自らが、みずからに求めることが多くなるはずです。そうなったとき、お金でも、社会的地位でも、目指すものに、凡庸な人物と同じ努力でより近づけるのだと思います。

しかしそこからさらに、一流となるには、何かを犠牲にしなればならないということです。これに関しては、このブログで、あのグリーの創業者である、田中氏の名言をとりあげたことがあります。これに関しては、当該ブログをご覧になってください。(下の写真は、映画が「レジェンド・オブ・メキシコ』で共演したエヴァ・メンデスとサルマ・ハエック。彼女たちがセレブになれたのは、セクシーだったからだけではない、セクシーな女性なら、世の中にゴマンといる。世の中にゴマンといるセクシーな女性がすべてセレブというわけではない)


本日は、人生の先輩である方と、昼食をともにし、特にお金について、お金持ちになれる人と、そうではない人の違いについてうかがいました。結局は、この方が言われていることも、ドラッカー氏の言っていることも同じことだと思いました。この方が、語っておられたことは、結局は自分自身を信じることについてでした。実際に、自分が一見無駄金に見えるようなことでも、使っていて、それがなぜ、使えるかといえば、どこかで、失敗しても、それは自分なら、取り返せという自信があり、だからこそ、様々な事柄に挑戦できたということです。

その自信はどこからくるかといえば、いろいろと、語っておられましたが、言い方は異なるものの、ドラッカーの言っていることと、同じであると私には聴こえました。お金でも、社会的地位においても、結局は、自分自信を信じることができるか、できないかが、分水嶺になるのだと思います。

上の記事で、ロン・ ウェイン 氏は、「私が離れたのは、コンピュータへの熱意が欠けていたからではありません。リスクの高さや、成功するだろうと思っていましたが、しかし、それがいつになるのか? わたしは何を犠牲にすればそこに辿り着けるのかわからなかったのです」と語っています。

もう、ロン・ ウェイン 氏がミリオネアや一流になれなかった理由はおわかりでしょう。そうです、いわゆる成功者といわれる人と比較をすれば、大きなチャンスに恵まれたとき、彼は自分自身を信じられなかったということです。それに、一流となるためには、何かを犠牲にせざるを得ないということを理解できなかったということです。

ただし、ここに一言ロン・ ウェイン 氏の名誉のために、掲載しておきます。彼が、大きなチャンスを逃して、ミリオネアになれなかったり、IT業界で指導的な立場になれかなかったとしても、彼が不幸で、反対にこれらを手に入れたスティーブ・ジョブズ氏が幸福であったとは、一概にはいえません。私自身は、ジョブズ氏は幸福であったと信じたいです。しかし、それは、ジョブズ氏のみが知ることです。


上のドラッカー氏の言葉を思い出してください。「自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、機会をつかむ用意をしたものだけが手にできる」。この中に、価値観という言葉がでてきます。この価値観に合致しなければ、いかに大成功したようにみえても人は幸せにはなれないということです。逆に、価値観に合致していれば、たとえ、何かを犠牲にしても、幸福でいられるということです。


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