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2011年4月12日火曜日

イトーヨーカ堂が「風評被害」のいわき産ハウストマト積極販売へ、16日から首都圏110店で開始―【私の論評】被災地応援のため、イベント、消費など普段の2倍、3倍にするように心がけましょう!!

イトーヨーカドーが「風評被害」のいわき産ハウストマト積極販売へ、16日から首都圏110店で開始


セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂は、首都圏店舗で、福島県いわき産ハウストマトの積極販売に乗り出す。いわき産のハウストマトは、東京電力第一原発の事故以来、厳しい風評被害を受けて売り上げが落ち込んでいる。大手小売チェーンによる販売開始によって、状況が大きく改善する可能性が出てきた。

いわき市は、冬物のハウストマトの出荷量が東北地方でトップにある。しかし、東日本大震災に端を発した原発事故の影響を多大に受けている。ハウス生産であり、かつ、放射線物質の検出量が福島県による食品衛生法上の暫定基準を下回り、出荷規制の対象にはなっていないにもかかわらず、県外での売り上げが大きく減少してしまった。まさに風評被害にほかならない。

そうした中で、イトーヨーカ堂は4月11日、安全が確認されていることを踏まえて、いわき産ハウストマトの販売に乗り出すことを決定した。まず、16日から首都圏110店舗での販売をスタートする。

いわき市は4月12日、風評被害打破に向けたキャンペーンの一環として、東京・新橋駅広場で、農産物の直売会を開催。その会場にも、イトーヨーカ堂の青果部青果担当チーフバイヤー、川島芳之さんが足を運んだ。川島さんは、いわき市農業振興課長の渡邊弘幸さんや、生産者である「とまとランドいわき」の専務取締役、元木寛さんらと会談。「とまとランドいわき」生産のトマトも試食した。

「とまとランドいわき」も、既報のとおり、風評被害の直撃から売り上げが減少するとともに、単価は従来の半値以下に落ちている。震災後、35人程度だった従業員のうち、10人ほどが被災し出勤できなくなった。

他の生産者も風評被害、被災の影響を受けているのは同様であり、苦労の中で生産活動を続けている。そうした状況下で、大手小売業の力添えは、久方ぶりの朗報といえるだろう。

【私の論評】被災地応援のため、イベント、消費など普段の2倍、3倍にするように心がけましょう!!

「とまとランドいわき」とはどのような会社なのかと思い、ネットで調べると農林水産省のサイトに掲載されていました。それを下に掲載します。


有限会社とまとランドいわき

都道府県・市町村
福島県いわき市
選定年度
平成18年度
取組分野
取組の名称
環境保護と地域活性化を第一に考えた農業多角経営
取組概要
  • 有害物質を温室外に排出しない循環式養液栽培技術を海外より導入し、農産物の長期栽培と環境への配慮に取り組む。
  • 温室内の温度・湿度、灌水量を自動制御し、衛生的で3K作業も少なく、女性や高齢者でも働きやすい環境を構築。
  • 敷地内に直売所を設け、地域農家にもスペースを提供することにより、農地中心の地域で集客効果を発揮。 
     
事例のホームページ
http://www.sunshinetomato.co.jp/



上の写真は、まだ震災にあわれる前に撮影されたものです。この写真の方々のうち、10名もの方が震災のために出勤できない状態にあるそうです。


上記の写真でみてもわかるように、循環式養液栽培技術といい、日本では、良く水耕栽培といわれている栽培方式に似た栽培方式で、育てられています。これは、無論ハウス内ですし、虫一匹入らない環境ですから、農薬も散布されていません。さらに、土も使っていませんから、放射能汚染など全く心配ありません。だからこそ、イトーヨーカドーも販売に踏み切ったということです。

最近は、風評被害が酷いです。このように安全な農作物でも、敬遠して購入しない人が多いです。そもそも、日本そのものが風評被害にあっているようなものです。日本の農産物など、放射能に汚染されていない地域のものまで、海外で敬遠されつつあります。だかこそ、今回のイトーヨーカドーの試みには、喝采をおくりたいです。

だからこそ、風評被害になど惑わされず、正しい商品知識を得て、購入を心がけていただきたいものです。そうは、いっても、やはり一般消費者は、なかなか正しい情報を得ることが難しいところがあります。だからこそ、イトーヨーカドーのような名の通った会社が扱い、正しい情報を提供しながら販売することによって、風評も収まっていくものと期待しています。

イトーヨーカドーに限らず、他社も是非このような商品を取り扱って欲しいものです。さらに、農産物だけではなく、安全性を確認されたものなら、水産物なども販売していただきたいものです。それに、被災地などの他の製品などもどんどん扱っていただきたいものです。

そうして、同じ被災者を気遣うにしても、自粛などというネガティアブな方法ではなく、被災地の商品や、製品などを購入するようにして、しかも、いつもよりも消費を活発化させるなどして、被災地を応援すべきと思います。

今こそ、皆で助けあう時であり、このようなこと、どんどん進めていきたいものです。

今回の地震で大きな被害をこうむった宮城県石巻市では、まだ復興の途上ですが、はやばやと、8月の川開きのイベントを実施する旨をきめました。ある被災者の人は、「毎日瓦礫の後片付けだけやっていても先が見えない、やはり、大きな目標が必要だ、でなければこんな作業は、やっていられない」と旨の内を訴えていました。ただし、花火など協賛できる企業が集まるか否かの懸念があるそうです。

被災地がこうした目標を持って頑張っているというのに、東京都などでは、8月のイベントなどはやばやと自粛を決めたりしています。であれば、たとえば石巻の川開きのイベントなど、東京の企業、他の被災を受けていない都市から協賛を得てはいかがでしょうか?いや、それだけにとどまらず、世界の大都市から協賛を受けてはいかがでしょうか?

そうして、花火も何もかも、普段の10倍規模での開催にしていはいかがでしょうか?こうしたことが、地場の復興の起爆剤になるのではないかと思います。自粛は、被災地にとっては、決して、良いことではありません。被災地応援のため、イベント、消費など普段の2倍、3倍にするように心がけましょう。やりずらいなら、地場で開催しなくても、被災地で開催するなどの工夫をしましょう!!普段は、食べないような、被災地産の高級品を消費しましょう!!

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2010年7月18日日曜日

宮崎駿「iPadは自慰行為そのもの」 「iナントカじゃ大切なものは手に入らない」―日本解体を頑なに信じる妄想老人の仲間か?

宮崎駿「iPadは自慰行為そのもの」 「iナントカじゃ大切なものは手に入らない」(この内容すでにご存じの方は、この項は読み飛ばしてください)


宮崎駿監督

   映画監督の宮崎駿さんが、アップルのタブレット型端末iPadにダメ出しをしたとネットで話題になっている。iPadを使っている人は新製品にとびついて得意になっているだけの「自慰行為」そのもので嫌悪感すら覚える。誰もがiPadで入手できる程度の情報はたいしたものじゃない、というのだ。

   宮崎さんのこの発言はスタジオジブリが発行しているフリーマガジン「熱風」(2010年7月発行)の7号に掲載されている。同誌の編集部が宮崎さんにインタビューをし、それを元に宮崎さん自身が新たに書き起こしたものだ。
仕事で使うものは鉛筆と紙で充分

   宮崎さんはインタビューでiPadに何の関心も感動も持てない。人がそれを触っている様は気色悪いだけで嫌悪すら感じる、とし

「その内に電車の中でその妙な手つきで自慰行為のようにさすっている人間が増えるんでしょうね」
と話した。質問者がiPadは欲しい情報が居ながらにして手に入るなど、先進技術や利便性を説明すると、

「あのね、誰でも手に入るものは、たいしたものじゃないという事なんです。本当に大切なものは、iナントカじゃ手に入らないんです」

と切り捨てた。宮崎さんは仕事で使うものは鉛筆と紙、わずかな絵具があれば充分だという。

   宮崎さんはiPadで得られない大切な情報として、「安宅(あたけ)型軍船」を挙げた。欲しい情報はこの軍船の漕座の雰囲気や、漕手の生活や心理状態。こうしたことはiPadを使っても探し出すのは不可能。「安宅型軍船」の情報は、様々な記録から自分で推測するしかないし、大切な情報は自分でその場に出かけていって想像力を注ぎ込んで初めて得られるものだという。

説教臭いのは年寄りの特徴?
   iPadをありがたがっている人達は、1960年代に大きなラジカセを買ってどこへ行くのにも誇らしげに持ち歩いた人たちと同じで、新製品を手に入れると得意になるただの消費者だとしている。そして宮崎さんは最後に、
「あなたは消費者になってはいけない。生産するものになりなさい」
という言葉で結んでいる。

   ITジャーナリストの佐々木俊尚さんはこの記事についてツイッターで、宮崎さんの今回のインタビューは強烈な内容で、これを掲載した「熱風」編集部は凄い、とし、「あなたは消費者になってはいけない。生産するものになりなさい」の言葉には共鳴したとつぶやいている。一方で、

「iPadが消費しかできないデバイスかどうかは別問題だけどね」

と疑問を投げ掛けた。ネットの掲示板やブログでも相当な話題になっていて、

「一理ある言葉だがiPadで幸福感に浸っている人にわざわざ言わんでもいいこと。説教臭く口にしてしまうのは年寄りの特徴」

「文明の否定ではなく、生きる事が物主体で道具に使われ、あなた方は死んでいますよ!(精神的な意味で)生き返りなさい、と(宮崎さんに)言われているんだよ」

「(アルプスの少女)ハイジ描くためにわざわざスイスの山に登ってヤギの鈴の音を録音していた人だ。言い分も理解できるさ」
などの書き込みが出ている。

日本解体を頑なに信じる妄想老人の仲間か?
さて、宮崎駿監督、現在69歳です。ギリギリ60歳台ですが、団塊の世代の世代より少しはずれています。しかし、この世代とも共通点があります。それは、大学に入り、大学で学生運動の洗礼をうけたといことです。

これに関しては、以前のブログ、「日本赤軍・重信被告の懲役20年判決確定へ―妄想60歳台?少数派妄想老人の野望を阻もう!!」にも書きました。最近の特に60歳台あたりの老人は昔の老人とはメンタリティーが明らかに異なり、それ以降の70歳台とも、それ以前の50歳台とも明らかに異なることを書きました。この世代のメンタリティーなどについての、詳細は、以前のこの記事をご覧になってください。まあ、簡単にいうと、その当時の平等で政府の規制が網の目のようにめぐらされていて、まるで共産主義の体制の中にあったような日本の中で、今にも共産主義革命がおこるという妄想を信じ込んでいたというメンタリティーです。

さて、宮崎氏のメンタリティーを示す事柄として以下のようなできごとがありました。これは、「ハウルの動く城」のアメリカ興行の直前のインタビューに宮崎氏が答えたものです。

宮崎監督、毛語録引用し若手に助言 MoMAで会見


「若いこと、貧乏であること、無名であることは、創造的な仕事をする三つの条件だ。そう言ったのは毛沢東です」。宮崎駿監督(64)は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で6日にあった「ハウルの動く城」の北米初上映前、米国の記者に「若いアニメ作家へのアドバイスを」と聞かれ、とにかくいいものを描き続けること、と強調した。

宮崎監督の作品を全部みたというネイサン・カーン君(12)は、ネットに記事を書くように誘われて、記者団の中であこがれの監督と対面した。「米国での監督の作品の興行成績はどうでしょうか」と質問し、監督は「興行的には、米国での成績は日本に比べればとても小さいでしょう」と説明した。
「ハウルの動く城」は10日、米国の一般劇場での公開が始まった。(2005年06月11日asahi.com)

宮崎駿氏と毛沢東を繋ぐ線をご存知ない方は、不思議に思うかもしれませんが、宮崎氏は以前から共産党支持者で、「トトロ」くらいまでは共産党のアピールによく名を連ねていました。ところが「世界のミヤザキ」になるにつれて、取り巻きが押さえたのかだんだん日本共産党と距離を置くようになって、いましたが、この時は、アメリカには取り巻きがどうこうしなかったのかもしれず、思わず本音が出てしまったのだと思います。
宮崎がなぜ共産党支持者になったのかはオタキング岡田斗司夫氏の「オタク学入門」(大田出版→新潮OH文庫)の記事に的確にまとめられている。そこから該当部分を引用します。
●赤旗でマンガ連載開始
宮崎駿の父は、戦争中は戦闘機を作る下請け工場の工場長だった。社長は伯父さんで、つまり彼はお金持ち一家に生まれた坊ちゃんだったのだ。
空襲のさなか、
無一文で空襲を逃れて避難する人たちの中を、宮崎一家は自家用車で移動したというのだから相当なブルジョアだ。その当時の彼は、戦車や飛行機が大好きで、手塚治虫のマンガが大好きだった。勉強もよくするいい子として成長した。
高校生の頃、思春期を迎えた彼は好きだった兵器関係の洋書を庭で燃やした。生まれ育った環境から、何の疑問も持たないままに、大好きだった戦車や戦闘機といったメカを「戦争の道具」として初めて認識し、これではいけないと思った、というのが彼の弁だ。当時盛んになり始めた学生運動の影響で「虐げられた人民が無理矢理行かされる戦争」というイメージも大きかった。
高校卒業後、彼は典型的なおぼっちゃまコース・学習院大学に進学する。ここで彼はマンガ家を志し、マンガの連載を始めた。それも、よりによって赤旗で、だ。『砂漠の民』というSFとマルクス主義を合体したようなマンガだった。しかししばらくして、彼は連載をやめてしまった。どうしても手塚治虫を越えられない、というのが理由だったという。
彼は悩んだ末、あっさりマンガ家を断念してしまう。

●米帝ディズニーに対抗できる人民アニメの拠点
学習院大学卒業後、宮崎駿は東映に入社し、アニメーターとなる。その理由が凄い。
「米帝ディズニーに対抗するアニメの拠点を日本で作る」
というのが、青年・宮崎駿の志望動機だった。
何のことか判らない人も多いだろうと思うので説明する。「米帝」というのはアメリカ帝国主義のことで、つまり植民地主義のことだ。
貧しい国の国民を低賃金で働かせて、アメリカばかりが豊かになるような政策といったような意味。学生運動が盛んだった60年安保の頃にはアメリカ批判としてよく使われた言葉だ。
確かにディズニーはアメリカンな考え方全面肯定の映画ばかり作るし、戦争中は戦意高揚映画もいっぱい作ったりもしている。それにしても「米帝ディズニー」と熟語みたいに言い切るところがスゴい。
その「米帝ディズニー」に対抗する東映で彼は、高畑勲という先輩に出会う。高畑勲は東大仏文科を卒業してヤクザ映画会社東映に入社した、という変わり者だ。仏文科なんか選んでサルトルを読むような奴は、マトモに就職する気なんかなく、もちろん屈折しまくっている。
その高畑勲に、宮崎駿はモロに思想的な影響を受ける。思想の根幹は共産主義だ。裕福な自分の生い立ちに疑問のあった宮崎駿は、そういったことに見識の深い高畑勲にイチコロでまいってしまった。
僕にはなんだか、素直に育ったムーミンが、ひねくれ者のスナフキンに人生の裏を教えられてるイメージを投影してしまう。
(大田出版版「オタク学入門」P.209-210)
先程の毛語録からの引用は、米帝ディズニーに自分の映画を配給させた得意絶頂にあって出た言葉なのでしょうか?

ただ、氏のご子息である宮﨑 吾朗氏などは別にして、スタジオ・ジブリから
才能ある若手がぜんぜん出て来ないあたり、私は宮崎氏が若手を単なる労働者として搾取しているようにしか見えないのですが、手塚治虫氏などとは対照的だと思います。手塚氏などは、年齢的にもずっと上ですから、メンタリティー的には宮崎氏とは異なるノだと思います。

同世代にあたる、鳩山さんや、菅さん、小沢さんなどが、若い頃の妄想を現在なって、日本国解体法案の導入などによって実現しようとしているのですが、宮崎さんのiPadに対する発言も、これ似たようなもので、思わず本音が出たという事だと思います。

彼らとの違いといえば、宮崎さんは、政界などには入らず、若い頃からの妄想をまったく異なる方面に出すことができたという事だと思います。考えてみると、宮崎駿監督のアニメ作品は、どれも現実世界のことではなく、すべてが妄想といえば妄想です。

妄想が、今日のネガティブな政治家のようにとんでもない方向に出てしまったのとは対照的にせっかく、良い方面である漫画の創造性などで開花したわけですから、iPadに対する発言など慎んでいただきたいものだと思います。

氏のiPadに対する発言等、単純なもので、これが米アップル社から出されているからあのような発言になったのであり、あれが、中国や韓国などで最初に開発されていたものであれば、あのような発言にはならなかったのではないかと思います。


かの経営学の大家ドラッカー氏は、「偉大な人物の召使ほどかわいそうなものはない、その人物を偉大たらしめている、属性とは全く関係のない他の属性を毎日みせつけられるのだから」と語っていました。まさしく至言だと思います。宮崎さん、おしゃべり召使が外部にご主人さまのことをばらすような行為を自分でしてしまったということだと思います。

iPadなど、単なる道具に過ぎないと思います。使うものにとっては、それが、アメリカ発祥であろが、中国発祥であろうが、韓国のものであろうがかまいません。たとえば、カンナは大工の道具です。カンナで電動カンナがでてきたり、あるいはもっとすごいような、ミクロン単位まで制御するようなカンナが出てきたとしても、カンナはカンナに過ぎないと思います。iPadはたまたま、最初に開発して、最初に世の中に出したのが、アップルというアメリカの会社だったというにすぎません。それに対して、使っている人などに説教口調でものを言ってしまっては、ただの老害だといわれても仕方ないと思います。

iPadは、直感的に操作できるので女性にも人気だ

iPadに関しては、すべての旧来メディアはiPadに集まると、News Corpのマードック氏が予言しているように、iPadに限らず、これから販売される他社の似たような製品でも、旧来のメディアが集まるようになるのだと思います。すなわち、従来のテレビ、映画、書籍、漫画など全部集約されるようになるわけです。iPadを否定するということは、旧来メディアをも否定することになると思います。

私は、以前にもこのブログで書いたように、iPhoneでの読書しますが、読書しているときには、あくまで、作家の著作を読んでいるのであって、iPhoneは単なる道具にすぎません。著書へ橋渡ししてくれる便利な道具にすぎません。iPadだって、同じことだと思います。ただし、iPadやスマート・フォンやパソコンなどのデジタル機器は、いろいろ汎用的に使えるので、人によって異なることはいうまでもありません。これは、使う人の能力や個性の問題なのであって、それをとやかく言う必要はないと思います。


それに、書籍など将来的に電子出版でかなり安くそれも、短期間で出版できるようになるとか、ポジティブな面がたくさんあります。これは、たまたま出版の世界のことをいいましたが、これはほんの一例にすぎません。アートの世界でも、変革を起こせるかもしれません。漫画の世界だって、劇場公開などの前に、動画で安くはやく配信できるようになるでしょう。

まあ、宮崎さん、どうせ、社会一般には疎いでしょから、妄想癖をポジティブなほうに使い、漫画の世界で頑張ってください。余計なことに口を出して、自らを貶めるような行為は慎むべきと思います。それに、これからの時代は、もう、宮崎さんたちの妄想世界ではなく、現代の若者たちの新しい世界です。宮崎さんのこの発言は、私にとっては、宮崎さん自身の自慰行為にも等しいようなもので、みにくいとしか受け取れません。このような、メンタリティーの妄想老人には、妄想をやめて現実に立ち返れないというのなら、後進に道を譲り政界からも、漫画の世界からも早く消え去っていただきいと思います。そのほうが世の中のためです。

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米グーグル、電子書籍販売サイト立ち上げへ―とうとうくるべきものが来た!!

■書籍への平等なアクセスを求める団体が「Google Books」に支持を表明-わが意を得たりとはこのことか?
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2010年7月16日金曜日

日本赤軍・重信被告の懲役20年判決確定へ―妄想60歳台?少数派妄想老人の野望を阻もう!!

日本赤軍・重信被告の懲役20年判決確定へ(この内容すでに、ご存じの方はこの項は読み飛ばしてください)


36年前、日本赤軍がオランダのハーグのフランス大使館を占拠した事件などをめぐり、最高裁は無罪を主張していた元最高幹部・重信房子被告(64)の上告を退けました。懲役20年とした1、2審判決が確定します。

重信被告は1974年、ハーグのフランス大使館で大使ら11人を人質に取り、警察官に発砲して重傷を負わせた殺人未遂などの罪で起訴されました。重信被告は無罪を主張したものの1、2審は懲役20年の実刑判決でした。判決を不服として弁護側が上告しましたが、最高裁は16日までにこれを退ける決定をしました。1、2審判決が確定することになります。重信被告は、1971年にレバノンに出国し、日本赤軍を結成して中東を拠点に活動していましたが、2000年に潜伏先の大阪で逮捕されました。

さて、重信房子は、60歳台であり、いわゆる団塊の世代にあたります。この世代は、若い時にはじめて、ヤングといわれるようになった世代です。この世代、若い時は、学生運動にどっぷりつかり、中堅時代は、高度成長で頭をつかわずともそれなりに給料は右肩あがりであがっていき、終身雇用制の制度があったため、企業内でも、それなりに扱われ、資産もそれなりに形成し、年金などもまともにもらえている状況でした。

私は、従来から:現在の60歳台は旧来の老人のイメージはあてはまらなくなっているのではないかと思っています。しかも、それ以前の70歳台以上や、50歳台とも異なる存在なのではないかと思っています。これと比較すると、現在の30歳台は、ものこごころついて、そうして特に社会人になってからは、景気の面では一度も恵まれたことがなく、おそらく、一度も右肩上がりの経済など体験したことがないと思います。厳しい時代をくぐり抜けてきています。自分の実力を嫌が上にも見せ付けられるような機会に何度も遭遇していると思います。おそらく、現在の60歳台は、現在の30歳台などと比較しても、精神的には成熟していないのではないかとさえ思われることがしばしばあります。

昔から、若者に対しては、KYであるとか、いろいろ負のイメージがあり、高齢者は、世間がわかっていて、温厚、保守的などのイメージがありましたが、それが崩れてきているのは事実のようです。

特に公務執行妨害の検挙件数などみているとその傾向がすでに2年ほど前から、みられていました。以下に、神戸新聞の2008年7月29日の記事を掲載しておきます。



警察官や自治体職員らへの公務執行妨害容疑で、兵庫県警に逮捕されたり任意で取り調べを受けたりした高齢者の割合が2008年、未成年者と逆転したことが分かった。感情を制御できない少年らが手を出すイメージが強かったが、人生経験豊富な高齢者にも“切れる”傾向が強まっていることがうかがえる。
今年も同様の傾向といい、今後団塊世代が高齢者層に加わるため、県警は警戒を強めている。
公務執行妨害罪は、警察官や市職員のほか、民間の駐車監視員ら「みなし公務員」の業務を、脅迫や暴行によって妨害した場合に適用される。06年5月の刑法改正で罰金刑が新たに設けられた。
県警によると、06年以降、取り調べを受けた人数は200人前後で高止まり。08年は212人で、10年前のほぼ6倍だった。大半は20~64歳の成人。
このうち65歳以上の割合は9%(19人)で、10年間で最多だった。70歳以上も10人(4・7%)いた。トラブルの仲裁に入った警察官に手を出すケースのほか、神戸市の男(76)は駐車監視員に暴行して逮捕された。1998、99年の高齢者はゼロで、急増ぶりが分かる。
一方、未成年者(14~19歳)は全体の8%(17人)で、10年間で初めて10%を下回った。全体ではここ数年、30、40代の割合が増えている。
09年に入ってもこうした傾向が続き、上半期(1~6月)に逮捕するなどした95人のうち、高齢者は10人(10・5%)で、未成年者の7人(7・4%)を上回っている。
県警は「年齢に関係なく毅然(きぜん)と対応するとともに、受傷事故防止のため資機材も活用したい」としている。

妄想60歳台?少数派妄想老人の野望を阻もう!!


さて、重信房子は、上の動画でもわかるように、いわゆる、マルクス・レーニン主義の立場から、世界のすべての国で、いずれ階級闘争が生じ、共産主義革命がおこり、いわゆる、資本主義国はすべて瓦解するであろうとの妄想をいだいていました。

事実は、その反対でした。重信が潜伏しているうちに、ソビエト連邦は崩壊し、中国も改革により、実質的には、厳密には資本主義とはいいがたいですが、共産主義ではなく国家資本主義ともいえる政体に変化しています。こんな人本来ならば死刑になって当然と思います。

以前のブログでも、重信らが、日本赤軍でテロ活動などを盛んに実施していたころの、日本は、規制が網の目のように張り巡らされ、今の自由主義経済・社会に近い状況とはまったく異なっていました。これが、日本の経済の進歩に寄与してきたのも事実ですが、1980年代の終わりに至って、これがかえって、日本経済などに悪影響を及ぼすようになり、いわゆる、規制緩和が行われるようになり、今日に至っています。

この時代を称して、はっきり日本版共産主義の自体と呼ぶ人もいるくらいです。これに関しては、もう時代が随分過ぎ去っているため、当時の時代も知らない人がいるためと、日本では現代史がほとんど教えられていないため、あの時代の日本版共産主義といっても、ほとんどピンこないひとが増えてしまいました。

多分これに関して、40歳未満の人で言っている意味が判る人は、良い悪いは別にして、おそらく、あの堀江貴文さんではないかと思います。堀江さん、日本ではどうだったか記憶にはないですが、確か、逮捕直前のイギリスでのインタビューで、「日本は共産主義だ」と語っていたのをはっきり覚えています。

あの当時は、従来から比較すれば、日本の規制も随分緩んではいましたが、まだ、名残があったので、あのような発言になったのだと思いす。

この時代でもそうなのですから、重信が活躍した時代など、今から振り返れば、規制は激しく、平等主義的で共産主義といってもいいくらいの時代だったと思います。

実際、1991年のソビエト崩壊の直前に、ロシアの学者が、「われわれの共産主義は失敗したが、世界の中でそれに成功した国がひとつだけある。それは、日本である。われわれの目指した、理想の共産主義は、本来は、日本のような経済・社会であったはずである」と述べています。

まさに、重信房子の活躍していた時代は、日本共産主義といってもいいくらい、政府による規制が網の目のように張り巡らされ、社会も平等的で、1億総中流などといわれ、殆どの人が「あなたは、どの層に属していると思われますか」と質問されると、迷いもなく「中流」と答えていたような時代でした。おそらく、賃金的に比較しても、他の共産主義国などよりもはるかに平等であったといえます。

そんな共産主義真っ只中の日本の中に生活していて、まわりをみようとせず、現実を認識せず、今にも日本で共産主義革命が本当におこるし、おこさなければならないと固く信じていたのです。

これは、妄想以外の何モノでもないではありませんか?しかし、このような妄想は、何も重信房子に限ったことではありません。当時、学生運動に参加していた若者たち、現在の60歳台の人々の多くは、学生運動に参加していたか、参加していなくてもシンパであったことは間違いのないことです。


そうでない人は、例外的でした。いわゆる、ノンポリと呼ばれる少数派の人々や、右派、右翼とよばれる人たちでした。上の動画は、2009年4月のもので、チャンネル桜が、北朝鮮の弾道ミサイルに対応するために展開されたパトリオットミサイルに反対する市民団体の抗議活動の模様をお伝えすると共に、一般市民の方にもインタビューした内容です。抗議活動をしている市民団体の人々には、高齢者それも、60歳台とおぼしき人が多いことが見て取れると思います。それに比較して、一般市民の人たちは、意図的かたまたまなのかわかりませんが、30歳台の人が多く、双方の話にはある一定の隔たりがあることが見て取れます。

はっきりいえば、当時の若者は、かなり多くの人が妄想をいだいていたということです。当時学生というと未だエリートで、同世代の人々のうち大学まで進学した人々は全体30%程度です。だから、実際に学生運動をした人たちは、少数派ではあったものの、影響力は大きく、実際に行動は起こさなくても、シンパであった人々はかなり多いと思います。

ちなみに、あの経営学の大家である、ドラッカー氏は、あの当時の世界中で興隆した学生運動に関して、「数が多かったため」として、いわゆる人口統計学上の問題であるとしています。まあ、はっきりいえば、その価値など認めていないということです。

学生運動をしていた人たちも、その多くが就職する時期がくれば、その多くは民間企業に就職しました。そうして、その後共産主義革命などからは縁遠い存在となりました。やはり、企業に入つて現実に対峙せざるをえず、現実を見据えることになったからでしょう。

しかし、この年代思い出すことはありませんか?そうです、現在の政治の指導層です。民主党でいえば、鳩山さん、小沢さん、菅さんはすべて60歳台ではありませんか?それに、彼らは無論大卒です。まあ、日本では、政治家というと、ある一定以上の年代でないと指導層にはなかなかなれないというところがありますが、それにしても、現在の与党の指導層、60歳台の人多いですね。

この60歳台の人、特に大学まで行けた人たちは裕福な人たちです。民主党の指導層も結局そうです。菅さんなど、市民運動家で庶民をきっどっていますが、父親は医者です。大金持ちとはいえないかもしれませんが、決して貧乏ではありません。他党でも、革新政党は似たようなものです。公明党も今は違いますが、前の代表太田昭宏氏は、60歳台です。鳩山さんにしても、菅さんにしても、従来だったらあり得ないような、振る舞い、やっぱり、妄想60台ということでしょうか?

これら、独特のメンタリティーをもった人たち、青春の頃の妄想を今になって現実のものとしようとしているのかもしれません。かつての大学生が妄想で、日本で今にも共産主義革命が起こると信じて学生運動を展開していたのと変わらず、マルクス・レーニン主義により、日本国解体法案などを通じて、日本を解体したいと考えてるのだと思います。そんなことをしても、結局はソ連のように崩壊したり、ユーゴスラビアのようになり、紛争が絶えなくなるだけです。それよりも、何もよりも、実質上、中国の一つの自治区や、省になってしまうでしょう。そんなことは絶対にさせるべきではありません。

最近の選挙の結果で、民主党は惨敗しました。マスコミは未だに、今回の選挙の争点が、消費税や財政再建などとしています。しかし、皆さんもご存じのように、多くの国民は、あの民主党の強行採決の連発にノーを出したのです。そうして、そのノーの中には、いわゆる日本国解体法案の強行採決をノーとする声も相当含まれているものと思います。

現在、惨敗した民主党について、連立の話が言われています。その中でも、公明党との連立がかなり危険だと思います。なぜなら、公明党は、日本国解体法案に賛成だからです。これらが、連立を組めば、日本国解体法案などいとも簡単に強行採決で通されしまいます。

いずれにせよ、これからの日本は、現代の若者の日本ということになります。老人でも、正常な老人ならいいでが、重信房子ばりの、大妄想で、新しいの世代の日本を失うことさせてはいけません。当時は多数派であったかもしれませんが、現在では、少数派となった妄想老人の暴走をゆるすべきではありません!!すべての世代の良識派は、これに反対しましょう!!

民主党と、公明党の連立には大反対しましょう!!

日本国解体法案は真っ平御免です!!


少数派妄想老人の野望を阻もう!!

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2010年5月24日月曜日

カップヌードルのあの肉が今も食べられる!?―カップヌードルは社会変革の一つであり立派なイノベーションだった!!

カップヌードルのあの肉が今も食べられる!?(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)



謎肉、ダイスミンチの入ったコープ・ヌードル

まさしく“あの肉”!?
日清「カップヌードル」が「新・うまい! カップヌードル」をコンセプトにリニューアルされ、従来の肉から新開発の角切りチャーシュー「コロ・チャー」に変わったのは、昨年4月。

通称「謎肉」とも呼ばれる独特のお肉、正式名称「ダイスミンチ」に別れを告げて1年以上の時が経つわけだが、今もなお、「あの肉が食べたい!」と切望するファンはけっこう多い。

そんななか、「あの肉が今でも食べられる」として、ネット上などの一部ファンの間で注目されている商品があることをご存知だろうか。
それは日本生活協同組合連合会の「コープヌードルしょうゆ味」だ。

名前からわかるように、コープで売られている商品なのだが、「日清カップヌードルに比べて、麺が少しやわらかい」などと、当然ながらその差異を指摘する声は数あるものの、「肉」に着目すると、確かに従来の日清カップヌードルの「謎肉」と呼ばれていたものにかなり近い気はする。
ちなみに、かつてはミンチ状のあの肉がまだ食べられた日清「カップヌードルビッグ」「シーフードヌードルビッグ」「カップヌードルカレービッグ」のBIGシリーズも、今年4月26日のリニューアルにより、「コロ・チャー」版に変更されている。それだけに、いま、余計に「コープヌードル」の存在が注目されているようなのだ。

実際に「コープヌードル」を食べてみると、繊維が見えないミンチ状のかたまりは、見た目的に「あの肉」そのもの。噛んだときにジュワッとくる食感、得体のしれないジャンク感も、懐かしい。

「コープヌードル」のパッケージをよく見ると、小さくこんな説明もある。
「COOP コープヌードルしょうゆ味は日清食品株式会社との共同開発商品です」
また、日本生活協同組合連合会のサイト上の「コープ商品詳細情報」で「コープヌードルしょうゆ味」を調べてみると、「製造者 日清食品株式会社」とある。
つまり、そのまんま従来の「日清カップヌードル」のあの肉だということ? 同じ製法なの?
日本生協連に聞いたところ、「製法などに関しましては、非開示とさせてください」とのこと。

ちなみに、「あの肉」によく似ていると言われているのは「コープヌードルしょうゆ味」に入っている肉だが、コープヌードルの他の味については、使用していないとのことだった。

コープヌードルが誕生したのは、1994年。近年の売り上げの状況などを聞いてみると……。
「発売後15年経過し、コープ商品縦型カップ麺の中では、ダントツの人気商品となっています。また、2007年秋の小麦価格の高騰による、即席麺全般の値上げの影響で、今までPB商品であるコープヌードルを買ったことがなかった方にも手に取っていただく機会が広がり、さらに供給数量が伸びました」
参考小売価格118円という安さと美味しさで、「あの肉」によく似たものが食べられる「コープヌードル」。あの肉のファンはぜひお試しあれ。


※「コープヌードル」の取り扱いや価格は各地の生協によって異なります。
購入のお問合せはお近くの生協(宅配または店舗)へ→http://jccu.coop/aboutus/coopmap/ *全国の生協案内ページ

カップヌードルは社会変革の一つであり立派なイノベーションだった!!
さて、以前このブログにもカップヌードルのことは何回か掲載しました。「今日は何があった日かご存知ですか?」では、カップヌードは今から、38年前の1971年の本日(9月18日)に発売されました。ちょうど、日本が高度経済成長期にあたったことで、現在のいわゆる団塊の世代が、働き盛りにあったころでした。

大阪万博が開催されたばかりのころで、その頃のGDPの伸びは毎年年率20%近い伸びてした。まさに、日本が世界第二の経済大国になるのが、確定的になりつつあった時代です。そんなときの、カップヌードルの発売は、まさに大量生産、大量消費を象徴するものだったといえます。

そうして、これは、まさに消費者に近いところでの、社会変革であり、立派なイノベーションでした。とくかく、今までない商品の登場でした。良い悪いは、別にして、その後、これだけ日本国内でも、海外でも、売上が伸びたということで、やはり、顧客に支持され時流に沿った商品だったということができます。

カップヌードルは、発売されてから、無論いろいろ新商品が開発されたり、改良・改善も行われたそうですが、それにしても、肉が今回のようにかなり変わったということはありませんでした。変わったということだけでは、そんなに驚きはしないですが、上記のように、他の商品であるコープ・ヌードルの肉が、変更前のカップヌードルの肉と味がほとんど同じということが、話題になるということには驚きました。この商品は、日本人にかなり普及し、肉を変えたことにより、前の味のものが郷愁をよんでしまうまでになってしまったということです。

さて、もう一つは、「ミルクシーフードヌードル、塩キャラメル、カレー鍋-ピサテンフォーの???とも共通する味のコラボレーション?!?!」ということで、その当時、食品でトレンドになっていたものの中のの一つとして掲載しました。これに関しては、先のイノベーションとは異なりますね。そうです、先のかっプヌードルの誕生は、それまで、世の中になかったものの誕生です。

しかし、ミルクシーフードヌードルは、すでにあったカップヌードルというものの改良・改善にすぎないということです。最近のいわゆる新商品といわれるもの、ほとんどがこれです。今でも、いわゆるカップヌードルが

真のイノベーションとは、カップヌードルのように、それまでなかったものを作り出し、見たことのない全く新たな需要を喚起して、日本人のライフスタイルを変えてしまうようなものだということです。

昨日は、レナウンが中国企業の傘下に入ってしまったことを掲載し、その中で、「顧客ニーズがどうのこうのと」ばかり言って、イノベーションを行わな企業は軒並み業績不振であることを掲載しました。

そうです、最近では、従来の延長線上での新商品開発ばかり行われていて、カップヌードルの開発のような、それまで、みたことも聞いたこともないような商品開発が、あまり行われなくなりました。

現在はデフレでものがなかなか売れない状況ですが、本当の意味でのイノベーションがあまり行われなくなったということもあると思います。

日本は、実は、昨年のエコノミスト誌によるイノベーションランキングでは世界一でした。そうして、確かに素晴らしい技術開発などかなり行っています。しかしながら、カップヌードルに見られような、最終消費者向けの商品などでの、イノベーションがあまりみられなくなってきたと思います。

そういわれてみれば、最近、私たちの身の回りで、それまでにない全く新しい商品・製品というと、探すのが大変です。ごく最近で思い出すのは、iPadくらいのものではないでしょうか?iPad確かに、既存の技術などの組み合わせという側面もありますが、iPadd自体は、それまでは見たこともないものであり、明らかなイノベーションです。しかしながら、残念ながらアメリカの企業によるものです。

最近は、デフレです。デフレは、現在の民主党は逆のことばかりしているようですが、財政支出して経済対策を行えば、いずれ克服できます。しかし、克服したとしても、多くの企業でも、個人でも、従来の延長線上でのみ、物事を考えていれば、すぐにもとに戻ってしまいます。

だからこそ、いまこそ、最終消費者向けのイノベーションが重要なのだと思います。多くの企業が知恵を絞て、いくつものイノベーションをおこせば、そこには、今まで見たこともきいたことのない需要が生まれます。イノベーションを起し続ける企業は、不況もデフレも関係なく存続できるのだと思います。逆に、それを起し続けなければ、いずれ限界的な存在になり市場から消え去るしかなくなるのだと思います。

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