2010年7月20日火曜日

アマゾン、Kindle本の販売数がハードカバーを上回る―目立つ日本の立ち遅れ?!

アマゾン、Kindle本の販売数がハードカバーを上回る(この内容すでにご存知のかたは、この項は読み飛ばしてください)


kindleで読書する女性

売上自慢はアップルのプレゼンでお馴染みの光景ですが、アマゾンも得意なものです。19日、同社は電子ブックブランド Kindle の売れ行きについてプレスリリースを発表しました。いわく、Kindle本の売行きはハードカバー本を冊数ベースで凌駕したとのこと。具体的に言えば、過去3か月ではハードカバー本が100冊売れるあいだにKindle本は143冊売れ、この1か月では100対180とその差がさらに広がっています。また2010年上半期におけるKindle本の売行きは、2009年上半期の3倍に拡大。五人の作家(Charlaine Harris、Stieg Larsson、Stephenie Meyer、James Patterson、Nora Roberts)については、50万冊以上のKindle本を売り上げたとアピールしています。

加えてKindle端末は値下げの効果もあって、売行きが三倍に増加。Jeff Bezos CEOは「Kindleの新価格により、我々はティッピング・ポイントに到達した」と宣言しています。CEOの読みが正しければ、あとはKindleがまだ持っていない人の手元へと行き渡っていくだけ。なんだか勝利宣言のようにも聞こえる発表ですが、そうなると次はいよいよ多言語化でしょうか。

売上自慢はアップルのプレゼンでお馴染みの光景ですが、アマゾンも得意なものです。19日、同社は電子ブックブランド Kindle の売れ行きについてプレスリリースを発表しました。いわく、Kindle本の売行きはハードカバー本を冊数ベースで凌駕したとのこと。具体的に言えば、過去3か月ではハードカバー本が100冊売れるあいだにKindle本は143冊売れ、この1か月では100対180とその差がさらに広がっています。また2010年上半期におけるKindle本の売行きは、2009年上半期の3倍に拡大。五人の作家(Charlaine Harris、Stieg Larsson、Stephenie Meyer、James Patterson、Nora Roberts)については、50万冊以上のKindle本を売り上げたとアピールしています。

加えてKindle端末は値下げの効果もあって、売行きが三倍に増加。Jeff Bezos CEOは「Kindleの新価格により、我々はティッピング・ポイントに到達した」と宣言しています。CEOの読みが正しければ、あとはKindleがまだ持っていない人の手元へと行き渡っていくだけ。なんだか勝利宣言のようにも聞こえる発表ですが、そうなると次はいよいよ多言語化でしょうか。

目立つ日本の立ち遅れ?!
kindle本の売上、もちろん、PC向け、iPhone向け、iPad向けのものも含んだ数字だと思います。それにしても、以前にもこのブログに書いたように、iPhoneでの読書はなかなか快適だし、無論"Kindle for iPhone"もなかなかのものです。Kindle for PCよりははるかに使いやすいです。Amazon KindleでiPhone用のもので、ドラッカーの著作を購入したことは以前にもこのブログに掲載しました。


上の写真は、iPhoneとKindleの比較をしてみたものです。やはり、Kindleのほうが、画面が大きく読みやすいといえば、読みやすいのですが、iPhoneの場合は、電話をはじめてとして、他の機能も豊富で、なにしろ毎日持ち歩くものですから、便利この上ないです。

PC用のものも、購入はしませんでしたが、サンプルがダウンロードできるので、やってみました。これも、iPhoneよりは使い勝手は、良くはありませんが、それなりに使えます。最近の、電子書籍、iPadや、iPhone向けばかりがクローズアップされていて、PC用はあまりないようですが、やはり、現状ではiPad、iPhoneよりもPCのほうがはるかに多いわけですから、やはりPC用もあったほうが良いと思います。

それにしても、アメリカではKindle本が売れているのに、日本では売れているどころか、日本の出版しやのものは一冊もありません。どうなっているのでしょうか?やはり、著作権などの問題なのだと思います。日本も、さっさとしないとどんどんおいてきぼりをくってしまうと思います。

せっかく、書籍が売れるチャンスが到来したというのに、いまのままでは、このチャンスを利用できません。とにかく、iBookでも、Kindleでも一冊も日本の出版書の書籍はありません。これは異常事態だと思います。

うえの記事で、
Jeff Bezos CEOは「Kindleの新価格により、我々はティッピング・ポイントに到達した」と宣言しています。CEOの読みが正しければ、あとはKindleがまだ持っていない人の手元へと行き渡っていくだけ。なんだか勝利宣言のようにも聞こえる発表ですが、そうなると次はいよいよ多言語化でしょうか。
というくだりがありましたが、もし、アメリカのKindleが多言語化して、日本語にも対応して、まずは、アメリカの出版社が持っている日本語の著作などの書籍を電子書籍かした場合、日本の作家や、著作権保持者など、紙にこだわる日本の出版社などスルーして、Amazon.comあたりで、出版するようにしたら良いのではないでしょうか?

そうなると、どんどんAmazon.comで日本語の本が売られて、日本の出版業界もあわてて、対応するようになるのではないかと思います。まさに、Amazonはそれを狙っているのかもしれませんね。でも、考えて見れば、電子書籍ですから、同じようなことはどこの国でも、どの言葉でやってもできるわけですから、この動きどんどん加速化して、他の国でも実施して欲しいものです。そうして、日本語の本の電子化を推し進めて欲しいです。

日本ではあまりにも電子出版化が遅れているため、個人で自分の紙の書籍をスキャナーで読み込んで電子書籍化する人も大勢(?)いるそうです。私も、少しやってみましたが、そのあまりに無意味な作業にうんざりして今はやっていません。スキャンするくらいなら、その場で片端から読んでしまってほうが速いような気がして、バカバカしくなってきます。書籍をスキャンする人って、きっと、読むのが遅い人なのだと思います。そうでなければ、あの作業はバカバカしくてやっていられません。

まあ、せいぜいやるとすれば、書類レベルだと思います。これなら、すぐにスキャンできますし、かさばる沢山の書類を持ってあるかなくてもすみます。ところが、最近これを専門に請け負う業者がでてきたそうです。そうです。本・スキャン代行サービスです。日本の出版社ではこれも著作権法違反だとして、さわいでいるそうですが、代行業者のほうは、お客さんが所有してる書籍をスキャンしてそのお客だけが読むのが何が悪いと居直っているそうです。

電子書籍なら、紙の本のようにあまりうれなくても出版できるのではないかと思います。そうなれば、絶版になった本などまた日の目をみる書籍がたくさん出てくるのではないかと思います。それに、そういう書籍がでてきたら本当に面白いことになるのではないかと思います。

たとえば、会田雄次さんもう、随分前にお亡くなりになりました、未だに書籍は売れています。これらの書籍紙で手に入るのですが、あまり購入する気になれません。しかし、電子書籍化されれば、購入したいです。なぜかといえば、そんなに複雑な理由ではなく、やはり、紙の本だと、新刊の本なら買いたいですが、古い本だとそんな気になれないからです。特に、書籍は、重いですし、場所をとるものですから、いざ買おうとおもうとなかなか気が進まなくなります。こんなとき、電子書籍で安くでもしていただければ、結構購入するような気がします。

特に今の時代、このブログにも掲載していますが、極左政権が政権を担うという状況になってますから、知らず知らずのうちに、考え方が左側に偏っている人がたくさんいると思います。そんなときに、会田さんの書籍では、鋭い洞察と、歴史にもとづいた厳しい意見で、一見正しいような考えをズバズバと斬っていくあの語り口、なんともいえず爽やかで今なら大部分の人がかなり新鮮な感じを受けるのではないかと思います。今の若い世代の人たちに是非読んでいただきたいです。

アメリカの大学などでは、Kindleをすべての学生に与えて、書籍は全部のkindleで安く配布するようにしているところもあるそうです。日本も、はやく電子書籍化して、このようなことをどんどん実施して欲しいです。専門書など、低価格で、だまっていても、内容が最新のものに更新されるようになれば、これは、絶対に紙の書籍よりも良いと思います。

いずれにせよ、これからしばらくは、洋書ばかり買うことになりそうです。そうです、これも簡単な理由からです。電子書籍が和書にはほとんどなく、洋書は豊富だからです。もうすでにに、私のiPhoneは、8冊くらい購入した洋書が入っています。和書は一冊のみです。日本の出版社の皆さん、皆さんがあまり著作権にこだわってると、このようなことになるかもしれないですよ!

最近、シャープが電子書籍に本格的に参入する旨報道されていました。どこまで、やるつもりなのかは詳しくはわかりませんが、とにかく、日本国内でもアメリカなみに日本語の書籍が読めるように、はやくしていただきたいものです。このままでは、日本、文化的にも遅れをとってしまいます。



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8 件のコメント:

mr.xz さんのコメント...

こんばんは~(^^)

これからは、電子書籍の時代ですね。iPadとiPhoneとKindleいろいろな媒体があると、どれを使ったらいいのか迷ってしまいますよね。私は、英語の本が苦手なので読みたい本が電子書籍化されるまで、しばらく待つことにします。

インターネット電子図書館 青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/

青空文庫が読める電子辞書 EX-word
http://casio.jp/exword/

山田 豊 さんのコメント...

mr.xz様 コメント有難うございます。電子書籍で、英語の本を読むことには、もう一つメリットがあります。それは、単語などすぐに調べられることです。特に、iPhoneやiPadで、マルチタスクができるようになってからは使いやすいです。
単語を調べて、調べた内容を書籍のメモなどとして保存することもできます。これに関しては、日本語の本でも、気になることがあれば、メモを書き留めておくこともできます。私は、こうしたメモなども出版の価値があるのではないかと期待しています。たとえば、有名著名人や書評家に、サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」など読んで、随所にメモを入れてもらう。そのメモは、メモ自体も役にたちますが、いろいろURLもいれてあって、そこからいろいろな書籍や、資料にも飛ぶことが出来るようになれば、いろいろ世界が広がってくると思います。さらには、書籍の販売にもつながるようになると思います。このようなメモつきの出版もなされても良いのではないかと思っています。
これなど、紙の書籍ではなかなかできないことだと思います。それから、もし、古典が電子書籍化されれば、たとえば、枕草子で「いとおかし」の「おかし」が著作の中でいくつ用いられているのかがたちどころにわかります。

ねこまた さんのコメント...

電子書籍はひとつの媒体として面白いとは
思いますが、持ち歩くには、どれだけ
軽量なハードが提供できるかが争点ですね。
家庭で使うなら、iPadでも十分使用できるとは思いますが、電車の中、吊革を持ちながら片手で持つにはちょっと重い。
個人的には書籍の電子データ化よりも
新聞を電子配信してくれるほうが嬉しいですね。
廃品回収の手間もありませんし。

mr.xz さんのコメント...

こんばんは~(^^)

電子書籍がメモを保存したりURLを入れたりして発売されたら、ブログの発展型がそのまんま出版されたような感じでとてもいいですよね。マルチタスクでストレスなく動画とも連動したらインターネットの世界と区別がつかなくなる恐れもあるけれど、著作権の問題をクリアしながら、将来は価値のある電子書籍の時代がきて欲しいと思っています。いとおかし。

山田 豊 さんのコメント...

ねこまた様 コメント有難うございます。kindleの小さめのであれば、携帯と変わらないくらいですから、十分だと思います。電車の中などで読むなら、やはり、iPhoneあたりがベストですね。
その他、電子書籍には、もう一つ利点があります。それは、メモリの容量が許す限り、何百冊持ってあるいても、重くはないということです。これは、素晴らしいと思います。昔、高校生のあたりに、古典の授業と、英語の授業などが重なった日は悲惨でした。辞書を2冊いれると、鞄はパンパンだし、思いし大変だっです。でも、今なら電子辞書などあるからいいですね。
新聞は、産経新聞が配信しています。iPhoneで見ていますが、確かに楽でいいです。
これかも、お気軽にお立ち寄りください!!

山田 豊 さんのコメント...

mr.xz 様、コメン有難うございます。
あんまりやり過ぎると、書籍なのか普通のサイトなのかわからなくなってしまうかもしれませんね。Amazonは、iPhoneや、iPad向け、kindleでは、動画を見られようにしましたが、自社のkindleでは見られるようにしていません。何らかの意図を感じてしまいますね。

fuminchu さんのコメント...

こんにちは!

yutakarlsonさんは英語書籍でも問題なく読めるのですね~、うらやましいです。
私も洋書が読めるのであれば、米Amazon.comから購入したいところですが…。
もっぱらiPhoneからApp StoreやiTunes経由で日本語の書籍を購入する程度です。

書籍のSCANについては、私はまだ興味ありますけど、スキャナーを買うよりも、代行サービスを利用した方が、時間と手間の省略のような気がしています。
SCANして自己満足できるならばそれでもいいかもしれませんがね。
※ちなみに私は自己満足しちゃいそうです(笑)

私は紙の書籍も電子書籍も両方肯定派ですが、iPhoneくらいの大きさだと、外出先でも立派なブックリーダーになると考えていますので、多くの書籍を持ち運べるという点が、最大の利点だと考えています。
自宅では紙の書籍があればいつでも取り出せますし、電池残量を気にしなくてもいいですし、双方で使い分ければいいのかなと思います。
ただ、Kindle用とiBooksにおいて、日本語の書籍が増えた場合は、KindleかiPad購入したいとも思います。

いずれにせよ、2つに1つではなく、ペーパーもデジタルも2つとも共存出来ると思うのですがね~。

日本は色々利権やしがらみが多いので、出版社が持つ書籍の電子化は、まだまだ時間がかかると思います。

山田 豊 さんのコメント...

fuminchu様 コメント有難うございます。文学書を読むということになれば、まだまだ知らない単語があるので、ちょっと大変ですが、経営・歴史・PC関係の書籍なら、まあ、あまり辞書を見なくても読めます。

Kindleは、残念ながらまだ日本の書籍が販売されていないですが、便利ですよ。iPhone用で購入しても、PCにKindle for PCをいれれば、iPhone用に購入した書籍が読めます。
iPadでも同じく読めるようです。とにかくどれか一つのデバイスで購入すれば、登録すれば、どのデバイスでも読めるようになっています。

紙と、電子書籍はどちらも利点がありますから、共存するでしょうね。誰でも、本当に気にいった書籍は、ハードカバーで保存しておきたいと思うと思います。

雑誌、新聞、その他教科書、資料などは電子書籍がいいですね。

これからも、お気軽にお立ち寄りください!!

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