2007年4月1日日曜日

ピザテンフォー春のサンクスセール

A.テイクアウト(お持ち帰り)全品30%off
 対象:ピザ全種 Mサイズ、Lサイズ

B.春のおためしセット
 1,500円以上のご注文に
  300円で下のメニューからお好きな2個
       アイス1個、ラップス1本、
       ササミフライ6ピース、
       スパイシーチキン2P、プリン1個
 
  500円で 上のメニューからお好きな3個
           又は
       グラタン・ドリア(Sサイズ1個)

上の企画1日より実施しています。4月30日(月)までです。

2007年3月31日土曜日

プレスリーはボボだ!?

エルビス・プレスリーが死んでからもう30年もたっていしまいまいましたが、未だに大きな影響を与え続けています。ボボズ達にもプレスリーの愛好者は多いようです。
プレスリー自身もある意味では、ボボズの先駆者だったかもしれません。カウンターカルチャーの旗手であることには間違いありません。













さて、BOBOsそのもについてあまり解説してきませんでしたので、ここで少し掲載します。日本では、出生率が下がっていることはご存知だと思います。 しかし、ここ数年フランスでは回復してきたいます。
フランスの出生率の回復には、育児に価値観を再発見した「BOBO(ボボ)」と呼ばれる新しいタイプの消費者が登場したことと関係しています。

「BOBO(ボボ)」と呼ばれるニュータイプの消費者が子育てに参入し始めました。ボボ(ボボの複数形がボボズです)とはブルジョア・ボヘミアンの略語で、ブルジョア(金持ち)になったボヘミアン(自由人)や、ボヘミアン的スタイルのブルジョアを指します。20代後半から30代の成功したクリエーター、ネクタイを締めない起業家を想像すれば良いと思います。

金ぴかの装身具は嫌うがスニーカーには出費を惜しまない彼らが、グルメやファッションなど一通りの遊びを終え、子育て(という創作活動)の楽しさに目覚めたといいます。キーワードはおしゃれ、知的、ナチュラル。「健康に(またはセンスが)良いが価格も高い」子ども向け商品やトレンドスポットを生み、支えていまいす。

彼らが「子どものいる生活の楽しさ」を享受する様子を見た若者も積極的に子どもを作ります。非婚カップルの出産も多いことから、伝統的価値観の復活よりボボのような新しいライフスタイルが出生率を押し上げているとの見方も生まれています。

見栄のためにブランド品に浪費することよりも、自分がこだわる実用品に大金を投じるといった、ボボの価値基準を例示すると、次のようになります。
  ■好きなもの
    子ども
    オーガニックフード
    ボサノバ
    ワールドミュージック
    カフェのテラス席
    リベラシオン(新聞)
    MUJI        

  ■嫌いなもの
    シャンゼリゼ通り
    金のネックレス
    純フランス料理
    ブランド服
    MTV
    ハリウッド映画
    マクドナルド
    ほとんどのテレビ局


昔のコンピューターの宣伝です。一番左が若かりしころの、ビル・ゲイツ氏です。あきらかに、従来の経営者とは違います。ボボスの先駆者の一人といえます。





















下の写真はご存知ジョニーディップ夫妻。彼も典型的なボボズといえるでしょう。

下は、i-podの新作発表の時の、スティーブ・ジョブズ氏です。ジーンズ姿で発表するなど、従来の経営者にはありえなかったことです。また、このようなことをしても、全く違和感がありません。やはり、ボボズの典型例といえます。


現在日本で注目を集めている、ライフスタイル提唱型のマーケティング・キーワードは、健康と環境に優しいライフスタイルを表す LOHAS(Lifestyles of Health And Sustainability、日本語ではロハス、またはローハス)です(LOHASの登録商標からライセンス収入を目論むのは「のまネコ」の二の舞?)。
ロハスに比べれば、ボボスがマスコミで取り上げられる機会は、ほとんどないと言っていいでしょう。しかし、ボボズのコンセプトも最初に日本に紹介されたタイミングで、ロハスに大きく遅れをとったわけではありません。情報源は、『日本版BOBOSの登場――柔らか頭の新富裕層』(2005年11月25日 日経流通新聞MJ 4面)です。
フランスでBOBOの名が普及したのは01年。最近もモロッコ式サンダルがBOBOS族の支持でヒットしたといいます。韓国でも02年時点ですでに普及しました。日本でも同書の邦訳が02年「ボボズ」の題で出版され、書評でかなり話題になったが、一般に広まるまでには至りませんでした。

邦訳は少し早過ぎたかもしれません。帯の宣伝文句は「仕事は遊びで遊びが仕事 気がついたら億万長者」と書かれています。当時この本を読んだ私の知り合いは、「何かピンと来ない本だった」と評していました。この本に出てくる例はアップルコンピュータの創業者スティーブ・ジョブズ氏です。しかし当時の日本のIT成功者は孫正義氏、成毛真氏、鈴木幸一氏などネクタイを締めたビジネスマンでした。若者層は成功者以前の段階であり、いずれもジョブズ氏と重なりませんでした。最近ではホリエモンがイメージリーダーになる可能性があったのですが、例の事件で表舞台からは姿を消しました。イメージリーダーが不在では新語も広まりません。これからも日本ではなかなか浸透していかないかもしれません。

さらに、アメリカの場合だと、年収が1千万前後でも、ボボズと自覚できるのですが、日本ではこのくらいの年収であっても、土地が高いとか、養育費が高くつくとかで、以前にも掲載したようにいわゆるリッチ・プア層になってしまい消費行動などがプア層と一見ほとんど変わらないように見えます。ただし、マスコミもとりあげる華やかなトレンドにはなり得なくても、日本国内でもこのような動きは浸透していくものと思います。

2007年3月29日木曜日

番外編「歌詞ISM」

番外変です。インターネットで手に入る、商品やサービスを掲載します。



(画像はシステムの事例であり、必ずしも「歌詞ISM」のシステム一般を示すわけではありません。)

「歌詞ISM」とは?
歌詞ISMは、まったく新しい歌詞配信サービスです。
『歌詞ISM PLAYER』はあなたの音楽に歌詞をがっちゃんこして、さらに音楽に歌詞を同期させてシンクロ表示できる、まったく新しい音楽プレイヤーです。ダウンロードは無料です!いますぐ体験!歌詞ISM をクリックしてすぐにダウンロードしちゃおう! カラオケの練習や、自分の好きな曲の歌詞をこころいくまで、何回でも繰り返しリピートできます。しかも、音と歌詞を両方ともです。
『歌詞ISM』は、音楽でむすびつく出会いとコミュニケーションの場を提供します。大好きなこの曲、話題のアノ歌、気になったCMソング.. などなど、想い出や想い入れやうんちくまで!歌詞についておおいに語ろう!
『歌詞ISM』であなたの想いはたくさんの人につたわります♪ここからはじまるコミュニケーションをお楽しみください!

2007年3月28日水曜日

ボボズ画像特集2


左はフランスのボボズの典型的な幼少時代の写真。ボボズのカップルの中には、最初に出会ったのは子供時代のエジプト冒険旅行の時なんてのが、結構ある。
この子供たちはそうではないが、20歳代前後のボボスはヒッピーのような格好をして世界を放浪したなんていう人も多い。

下の写真はフランスのボボズ向けのコマーシャル。ボボズもいまや子育ての年代にさしかかっている。ボボズにとって子育ては価値の高いものであり、かけがいのないものである。そう! 彼らにとっては、子育ては最新のファッションのように、価値があり、格好の良いものなのだ。
出生率の低い韓国や、最近の日本とはぜんぜん違うのだ。このへんは、日本もフランスを見習う必要があります。貧乏国家の韓国や、今後20年間今の経済成長率が続いたとしても、一人あたりのGDPが、日本の10分の1にしかなならいない貧乏国中国や、金持ち国になった歴史の浅い日本とは決定的に違うのだ(これは私の偏見か?)!





フランスのボボズの奥様たち。彼女たちにとって、キャリアウーマンより、子育て中の母親の方がステータスは、はるかに高いのだ。これを単なる過去への回帰なのか、余裕があれば人間の自然な姿と思っている私の考え方があたっているのか?それはこれから作られる歴史が証明することでしょう。

(注)独断と偏見が散見されますが、私は特にフランスは好きではありません。特にエリート官僚のはなもちないならいな態度、行動、言動は大嫌いです。でも、ボボズの子育てへの回帰は評価しています。

おわびと画像特集1.

ここしばらく、HTMLの記載の仕方のトラブルで2~3日間投稿できない状態にありました。お詫びいたします。
トラブルはようやっと解決できたようなので新たに投稿を開始します。本日はボボズの画像です。ゆっくりお楽しみください。
なお、内容はフランス語なので、簡単に説明すると、ボボズのファッションの内容です。フランスのボボズの最新ファッションをお楽しみください。ファッションの他親子の様子も出てきて、ボボズが育児に価値観を見出していることが良くわかります。

2007年3月25日日曜日

団塊の世代ジュニア・リッチプア層への期待

先回団塊の世代ジュニアのファミリー層で比較的裕福だが、家や車のローン、養育費がかさむので、これよりも経済的に以下の層と似ている層がひよっとするとこれから日本人の価値観全体を具現するような新たな層に生まれ変わる可能性があることを述べました。
























本題に入る前に、言葉の定義づけを行っておきます。そうでないと話をしても、内容が入り組んで分からなくなってしまいます。従来この層に近い層をリッチプア層と呼んでいたことがあるので、ここしばらくは団塊の世代ジュニア・リッチプア層と呼ぶことにします。この世代に属するが経済的に上流の層は団塊の世代ジュニア・リッチ層と呼ぶことにします。同様にこの世代に属するが経済的に下流の層は団塊の世代ジュニア・プア層と呼ぶことにします。(ただし、1~2人程度の子供のいるファミリーということでは共通とします)。

さて、定義づけはさておいて、本題に戻ります。団塊の世代ジュニア・リッチプア層は裕福ではあるが、子育てを行っている、家族と住むための家を確保しているがゆえの住宅ローンなどがあり経費がかさみプア層に近い消費行動をとります。しかし、これは近いというだけで本質は非常に異なっています。リッチプア層は、本質的には豊なのですから、自分があるいは子供達や家族にとって本当に価値が認められるモノやサービスに関しては多少価格が高くても購入します。

プア層ではあれば、そもそも余裕はないわけですから、何でも安く済ませようとします。自ら価値観を認めたものに対する消費はゼロではないものの、相対的にかなり低くなります。リッチ層であれば、それこそ相当余裕があるため、どのようなものでも多少高いくらいなら価値を認めようが認めまいが購入してしまいます。結婚をしない単独生活者も可処分所得は高くなるため、これに近い行動をするでしょう。このようにして、モノやサービスに関してリッチ・プア層は自分や家族にとっての価値観に関して他の層よりもはるかに感覚が研ぎ澄まされていくこととなります。

だからこそ、これらの層が選んだ商品やサービスはただ安いだけとか、ただのブランド品ということではなく、本質的に価値を認めた者だけが判る良質の商品やサービスということになります。だからこそ、長い期間をかけ(彼らが40歳に到達するまでの10年間)のうちには、日本人全体の価値観を変えるような存在になっている可能性が大です。彼らライフスタイルそのものが、日本人全体の価値観を変えるかもしれません。
日本ではこれらの人々を呼ぶ呼称もはっきりしておらず、あまり表だって報道されることもありません。どちらかというと、目立たない存在でプア層に埋没して一般大衆の一部と思われているようです。おそらく、町の中を歩いていても、レストランなどで食事していても、目立たぬ存在であり、プア層も自分達と同じような存在だと思っていることでしょう。リッチ層にも、自分達以外の層の中の一部と映っているでしょう。企業のマーケティングやマーチャンダイジングを担当している人達も気づいていないかもしれません。しかし、この層こそ現在目立たなくても、将来的に日本人の価値観を代表する価値観を持つ人々になる多いなる可能性を秘めています。

欧米などでは、この層に似たような人々の層の呼称がはっきりつけられてます。全く同じではありませんが、似たような層の人々をヨーロッパやアメリカではBobosと呼んでいます。フランスでは、Bobosが子育てに関して高い価値をみいだしたため、少子高齢化に一定の歯止めがかかったとも言われています。冒頭の絵はBobosの典型的なファッションを示したイラストです。2番目の写真は、Bobosを主題としたデビッド・ブルックスの著書の表紙の写真です。さて、次回はBobosも含めて、これらの層のさらなるポテンシャルをひもといていきます。

2007年3月24日土曜日

最後のフロンティアホーム関連市場のターゲット像?

私が提唱する日本最後のフロンティアであるホーム関連市場、たとえば、家庭でシステムキッチンであるとか、これに含まれるオーブンレンジなどを使いこなせるようにする商品・サービス群に関しても一昔前の大衆相手のマスマーケティングはまったく成り立たないことを掲載しました。それではどうしたら成り立つのでしょうか?

それは、的を絞るということです。最早現代では大衆は存在しません。現在30歳前後の団塊の世代ジュニアの彼ら、彼女らを一まとめにして語ることはできません。これらジュニアでもいろいろなタイプがいます。

それこそ、ファミリー層、一人暮らしの層、経済的にも下流から上流まで様々です。これらの人々に等しくヒットする商品やサービスでは現代ではありえません。特にシステムキッチンや、オーブンレンジなどで新たな食文化や、ホームパーティなどの文化を取り入れるには、ターゲットを絞らなければなりません。

私の考えでは、まずは数の多さからいってご主人が団塊の世代のジュニアで、奥さんと子供一人から2人で、経済的には比較的裕福で(世帯年収900万円から1500万くらいまで)くらいが良いのではないかと考えています。特に、車や住宅ローンや養育費などがかさむので、比較的裕福であるのに、それ以下の層とあまり変わらない消費行動をする層がぴったりとあてはまるような気がします。

特に経済的には、これ以上裕福であれば、レスランやケータリングを頻繁に活用するようになるでしょうし、これ以下であれば、新たな食文化やホームパーティーなどの文化はなかなか取り入れないと考えるからです。

さらには、今言った層がひよっとするとこれから日本人の価値観全体を具現するような新たな層に生まれ変わる可能性があるからです。これについては、次回述べます。楽しみにしていてください。

2007年3月23日金曜日

団塊の世代と団塊の世代ジュニア(第2次ベビーブーマー)との違い

前回第一次ベビーブーマーである団塊の世代と、そのジュニア世代とには明確な差異があるということを掲載しました。今回はその内容を詳しく掲載します。

現在60歳くらいの団塊の世代が30歳から40歳の人生で最も消費が旺盛な年代だったころとは、今から30年~20年前ということになります。つまり、1977年~1987年ということになります。


この時代は高度成長の余波が続き、経済が順調に伸びて拡大していった時代にあたります。ここからしばらくすると、不況に見舞われいわゆる失われた10年という時代、さらにデフレの時代が続きます。いずれにせよ、マス・生産、マス経済、マスマーケティングが通用した時代であり、小売業ではダイエーやイトーヨーカドーがどんどん業績を伸ばしていた時代にあたります。


この時代のいわゆる団塊の世代の人々の時代は、マス経済の申し子であり、安くて品質の良いものであれば、誰にでも受け入れられる時代だったといえます。この時代だと、たとえば、チラシに目玉商品を入れて販促をすると必ず売れるとか、菓子類なども宣伝をすると売れる時代でした。
上の写真は、堺屋太一氏の30年前の著書です。団塊の世代とは堺屋氏がこの著書で述べてより、日本でよく使われる言葉になりました。


イトーヨーカドーなどでは、変化への対応も重要ではありましたが、いわゆる基本の徹底を行えば確実にモノが売れた時代でした。いわゆる大衆という人々が存在し、大衆向けの商品は確実に売れる時代でした。


ところが、この人々の子供にあたる、団塊の世代ジュニアの時代には、もはやマスの時代ではなく、モノやサービスが充足され、ただ安くて品質が良いだけでは売れない時代に入っていました。ダイエーやイトーヨーカドーの大型店などにかげりが見えてきて、従来のようなやり方では物が売れない時代に入りました。


もはや大衆は存在しない時代となりました。ただモノが売れないだけではなく、大衆が存在しないことから、大衆に対してモノを売っていたのでは、多くの人にそっぽを向かれなかなか買ってもらえない時代に突入したのです。


団塊の世代が30歳だったころには、日本も格差が少ない社会で、日本の景気がよくなれば、全体がよくなりました。しかし、いまでは、景気が回復したからといってすべての人がうるおう時代ではなくなりました。格差社会といわれてから、久しく、景気がよくなってもすべての人が恩恵にあずかれる時代ではなくなったのです。


そのため、私が提唱する日本最後のフロンティアであるホーム関連市場、たとえば、家庭でシステムキッチンであるとか、これに含まれるオーブンレンジなどを使いこなせるようにする商品・サービス群に関しても一昔前の大衆相手のマスマーケティングはまったく成り立たないことになります。では、日本最後のフロンティア市場に関してどのような視点を持てばよいのでしょうか?それに関しては次回掲載します。



2007年3月22日木曜日

最後のフロンティアであるホーム市場の機会

さて前回と前々回は別としてここしばらくは、最後のフロンティアであるホーム市場の脅威を掲載してきしまたが、今回は機会になることがらをあげます。

第2次ベビーブーマーが30歳台に

人口の構成比率が団塊の世代に次いで高い第2次ベビーブーマー(団塊の世代ジュニア)が30歳台に入っています。この年代はライフステージの中で最も消費が旺盛な時期(30歳~40歳)に入っています。第2次ベビーブーマーは人口が7,505千人存在しており、これは全人口の5.9%を占めています。今後10年間はこれらの世代の消費力が経済を力強く牽引していくでしょう。グラフをみると明らかなように、2010年には、これらの世代が35歳のピークを形成しています。その時代にはいわゆる団塊の世代は、60歳程度でピークとなっています。

この世代については、かなり期待が持てるものと考えられます。イトーヨーカドーなどの小売業態の新業態「アリオ」など完全にこれらをターゲットとしていると考えられます。高齢化社会といわれて久しく、福祉などに参入する会社が多かったため、現在高齢者向け福祉の業態などは過当競争気味です。

現状では新たなホーム関連市場を狙うためには、これら第2次ベビーブーマーをターゲットとすることが、最も良いことが理解できると思います。

子供一人当たりの養育費の増大
さらに少子化で子どもの数は減っているが、子ども1人あたりの養育費は増大傾向であり、養育費のうち3割は選択的消費に対するものです。特に年収の高い層程養育費が高くなる傾向があります。(厚生労働省の外郭団体「こども未来財団」調査)。先の第2次ベビーブーマーの数の多さと、子供一人あたりの養育費が高まっていることから、第2次ベビーブーマーのファミリー層は完全に狙い目であることがわかります。2007年からは夫婦と子供からなる今まで通常といわれていた世帯より単独世帯が増えいてきますが、単独世帯や高年齢者の世帯よりは、これらファミリー層がもっと良いターゲットであることは、容易に想定できます。

日本の住宅の構造変化


20年くらい前までの大都市の住宅は狭く、海外から「ウサギ小屋」などと揶揄されたものですが、最近の住宅は従来よりは広くなりアメリカのように10人以上のパーティは無理だが、5~6人程度のパーティは十分可能になりました。またダイニングルームにも変化が見られ、新しい住宅では開放感溢れる明るいオープン・キッチンシステム+ダイニング・ルームが主流となってきています。
しかしながら、こうしたダイニングルームの変化に対応して、新たなライフスタイルを提唱する業態は存在せず。リフォームの業者はリフォームだけ、テーブルの業者はテーブルだけ、食材に至っては食材だけをしかもバラバラに販売しており、新たなライフスタイルを提唱するには至っていません。
こうした現実をみるにつけ、最後のフロンティアであるホーム市場での商品の提供方法やサービスの提供方法がおぼろげながら明確になってきます。

さて、いままで提示した事実から、こうした第2次ベビーブーマーに対しての最後のフロンティアであるホーム市場の機会を訴求することは最も効率の良い事業になりうると判断できます。

ただし、一つ忘れてはいけないことがあります。それは、第一次ベビーブーマーである団塊の世代と、そのジュニア世代とには明確な差異があるということです。
これについては次回以降掲載していきます。

2007年3月21日水曜日

函館の少し違う食文化2

先回は函館の少し違う文化について、飲食店のナショナルチェーンが函館にはなかなか進出してこないか、進出してもなかなかうまくいかなかったことを掲載しました。今回は、函館の少し違う食文化の2回目を掲載します。



これについては、明治維新までさかのぼります。函館は1854年に横浜などとならんで、開港し、欧米各国とあいついで通商条約が結ばれ急速に国際化していきました。開港は庶民の生活にも多大な影響を与えました。ストーブ、アイロンが導入され、洋食屋さんも開業しました。現存する函館の五島軒の中にある雪花亭は日本で一番最初に開業したフレンチレストランであるといわれています。また、函館は他の横浜などの開港地のように外国人だけが住む居留地というものは存在せず、外国人は住みたいところに函館市民と入り混じって住んでいました。



上は、現存する金森用品店です。この建物に限らず、函館にはいまなお明治の面影を残した、和洋折衷の建物が多く残っています。

さて、無論食文化も輸入されました。開港後、コーヒ、男爵イモ、西洋カボチャなどが輸入され、函館から全国に広まっていきました。ジャガイモはすでに栽培されていた人参や玉葱などともに、函館ならでのシチューが作られました。

当時の市民はコーヒーやワインなどもたしなみ、五稜郭のお堀から氷を切り出し、シャーベットにするなどまさに、函館はまさに洋食の先進地だったのです。

こうした、歴史的背景もあって、函館は他と少し違った食文化が残ったのだとも思われます。

2007年3月20日火曜日

函館の少し違う食文化

函館には他の地方都市とは少し違う食文化が存在すると思います。どこがどう違うのかと言われると、特にどうだとか、郷土料理で他とは明確に違った何があるとかいえませんが、確かに違います。その第一として、飲食店のナショナル・チェーンがなかなか根付かなかった街であるということです。
以下に思いついた飲食店の写真を掲載しましたので、その写真とともに、説明します。


吉野家に関しては日本中どこの町にいってもありますが、函館に進出してきたのは、確か2~3年前ほどです。人口約30万人の町にしては遅すぎるような気がします。


ロイヤルホストは、函館にまだ進出してきていません。その計画もないようです。

マクドナルドは一度20年前くらいに進出してきましたが、一度撤退し、10年くらい前に再進出してきて今も継続しています。

ピザハットも15年ほど前に一度進出してきて、テイクアウト業態の店をオープンしましたが、撤退して5年ほど前に宅配ピザとして再進出してきました。

ラッキーピエロは、地元のハンバーガー、カレー屋さんですが、もう20年くらいはやっているはずです。函館市内にだけ展開しています。現在、ファスト・カジュアルという業態がはやっていますが、オープン当初からそれに近い業態で、函館ではマクドナルドよりはるかに人気が高いです。


ガストやスカイラークなどのいわゆるファミリーレストランはいまだ進出してきていません。

これは、ピザ・テンフォーです。だいぶ前の写真です。今は、商標など変わっています。函館では20年ほどまえから営業している老舗です。テンフォーは全国で200店舗ほど運営していますが、発祥したのは函館です。函館市内では、宅配ピザではシェアはダントツで一位です。

上記でみてきたように、函館ではいわゆる全国に展開している大手のナショナル・チェーンはなかなか進出してこないか、進出してきても失敗する確立が高いようです。

確かに、函館に限らず地方都市においては、どちらかというという排他的なところがありますから、ナショナルチェーンがなかなか進出してこられなかった理由は、それだけでは説明がつかないことがあります。さらに、テレビなどで放映されるいわゆる「海産物」の美味しさだけではなく、他にも理由があります。それに関しては、次に掲載します。

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