2010年3月3日水曜日

内需刺激、効果は未知数 10年度予算案、衆院を通過―マクロ経済音痴が景気浮揚を遅らせている!!

内需刺激、効果は未知数 10年度予算案、衆院を通過 (この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてたください)(Sankei Bizより)

2010年度予算案は、2日夜に衆議院本会議で可決されて参議院に送られます。予算案 は憲法の規定によって30日後に自然成立するため、年度内の成立が確定します。

2010年度予算案は2日、衆院本会議で可決され、衆院を通過した。予算案は憲法の規定により、参院送付後30日で自然成立するため、年度内成立が確定した。政府は先に成立した09年度第2次補正予算と合わせ「切れ目ない景気対策を実行する」(鳩山由紀夫首相)考えだが、10年度予算では公共事業が大幅削減され、子ども手当の多くが貯蓄に回るとの指摘もあり、景気浮揚効果は小さいとの見方が支配的だ。

「観光や林業、介護分野も地方経済のテコ入れになる。従来型の公共事業から中身は変えていく」。同日の会見で菅直人副総理・財務相はこう語ったが、地方経済の実態は甘くない。10年度予算では、地方経済を支えてきた道路などの公共事業費が18%減と過去最大の削減幅となり、「GDP(国内総生産)で0.5%の押し下げ要因」(ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎主任研究員)との声もある。回復が遅い地方経済への悪影響を懸念する声は尽きない。

1月の完全失業率が改善するなど一部の経済指標に明るさが出ており、市場は「景気の二番底は遠のき、緩やかに回復する」との見方を強める。しかし、主因は中国・アジア経済の好調や米国の回復によるもの。子ども手当など家計支援を通じた内需拡大を目指す鳩山政権だが、景気回復を牽引(けんいん)しているのが外需とは皮肉だ。

予算案は、景気回復の重荷であるデフレ対策も明確に示せていない。菅氏は同日の衆院財務金融委員会で、「(予算は)中身も大事だがある程度の規模が必要」と述べた。景気回復が「踊り場」に差し掛かれば、政府・与党は今夏の参院選をにらみ、再び景気対策をちらつかせる局面もありそうだ。

マクロ経済音痴が景気浮揚を遅らせている!!
このブログを購読していただいている方々は、もう十分ご理解いただけるものと思いますが、この予算案では内需刺激にならず、下手をするとまた失われた10年が始まるかもしれません。この原因は、亀井静香氏を除く民主党の幹部がマクロ経済音痴であるからに他なりません。

景気を浮揚するためには、民主党の幹部のマクロ経済音痴を直すことです。そのためには、菅さんあたりがもっと謙虚になり、亀井さんの考えや意見を良く聞いて理解することです。もう、このことに関しては過去に何回も書いてきましたので詳しくは下の【関連記事】に譲るものとして、本日は亀井さんが、「日本に財政破綻危機があるというのは、フィクションである」と言ったときに、たとえ話として「日本は金のあり余る国、右のポッケに入っているか、左のポッケに入っているだけの話」と言ったことに少し解説を加えることにとどめます。

この話を判りやすくするため、日本の国のお金を、平均的なサラリーマン(日本国)のポケットの中身そのものにたとえてみましょう。背広の右ポケットが政府の借金(借用証が入っているものとします)、左ポケットが政府の金融資産、背広の胸ポケットが国民のお金です。さらに、ズボンにはポケットがありますが、尻ポケット以外の二つの前ポケットの右には対外債権(ここではサラリーマンが他人に貸付たお金の貸付証)、左ポケットには対外債務(ここではサラリーマンが他人から借りたお金の借用証)が入っています。さらに、背広の内ポケットに政府や国民の金融資産以外の銀行などの金融資産とします。さらに、ワイシャツのポケットはその他の民間企業などの金融資産とします。

サラリーマンは、このお金をあちこちに移動することができます。また、お金を刷って、あちこちのポケットにお金を入れることができます。さて、その中で最も注目しなければならないのは、どこでしょうか?まともな人であれば、ズボンの二つの前ポケットのバランスでしょう!!すなわち、他人に貸し付けたお金の貸付証と、他人から借りたお金の借用書のバランスです。まともなら金銭感覚のある人なら、まずこれを一番と考えることでしょう。このバランスが崩れていて、借金のほうが増えていたら大変なことです。

後のポケットのお金は、サラリーマンの意図次第で、あちこと移動したり、さらには、どうしてもお金が足りなくなれば、お金を刷って足すこともできます。だから、あまり気にする必要はないですが、あまりにも一つのポケットだけが、いっぱいになってしまえば、下手をすればポケットが破れてしまうかもしれません。それにどこか一箇所だけが、膨れ上がっていたら、サラリーマンが行動するのにも支障をきたすでしょう。だから、バランスをとる必要はあります。

さて、現状の日本の話に戻ります。日本は対外対外債権と対外債務のバランス(サラリーマンのたとえで言えば、ズボンの前ポケットのバランス)はといいますと、かなりアンバランスです。対外債権の方がかなり大きいのです。要するに、サラリーマンのたとえでいえば、なんと、昨年時点では、18年間連続して世界一なのです。こんな、国がお金のことで心配する必要があるのでしょうか?

ところが、現在民主党や、日本のマスコミがやっていることといえば、上のサラリーマンの事例でいえば、背広の右ポケットにだけ、すなわち、政府の借金にだけ注目しているのです。それで、借金、借金と大騒ぎしているのです。愚かなことですね。さて、いわゆる赤字国債を刷るというのは、上のたとえでいうと、どういうことになると思いますか?背広の胸ポケット(国民のお金)を背広の左ポケットに(政府の金融資産)に移しているだけのことです。このサラリーマンのたとえが、マクロ経済的な身見方ということです。

そうして、最近の経済が停滞しているのは、上でいうところの、サラリーマンがなぜか、お金をあちこち移動しなくなくなっているということが原因です。そうして、胸ポケットにお金がいっぱいたまりすぎていることが原因です。その胸ポケットのお金たるや、いわゆる金融資産(1400兆円)のうち流動性の高いお金、現金・預金(いわゆる貯蓄)たるや、世界の半分を占めるほどです。

特に胸ポケットのお金がサラリーマンの各ポケットに順繰りと程よく回れば良いのですが、今は、それができていないので、景気が停滞しているのです。これを順繰りまわせば、不景気は克服できるのです。

しかし、ただ胸ポケットのお金を回せといっても、なかなか簡単にはいきません。なぜなら、現在はいわゆるデフレといわれている状況にあるからです。デフレで、モノの値段が下がったり、給料が下がったりということになれば、なかなか胸ポケットからはお金がまわりません。

それを打開するためには、いわゆるきっかけづくりが必要です。このきっかけ作りの常套手段がいわゆるデフレギャップを克服です。



現在、日本は、デフレで上のグラフのような状況になっています。これを埋める必要があります。この37兆円を埋めることは十分可能です。なぜなら、先ほども述べたように、ズポンのポケットのバランスは良いどころか、ありあまりほどですから。それには、国が有用な公共工事などを実施するが、一番の早道です。上記のギャップを埋めることにより、景気が浮揚して、胸ポケットのお金がどんどん市中に出回ることになります。そうすれば、税収もあがります。

ギリシャなどの財政危機を理由に日本も危ないなどということが、いかに「トンデモ理論」であることが上記のたとえでお分かりになったことと思います。ギリシャは、そもそね、ズボンの右ポケット貸付証はほとんどなく、左ポケットの借用証ばかりたくさんあったということです。日本は根本的に違います。世界で一番お金を貸しているのです。

以上の観点から、現政権には、追加経済対策を大々的に実行していただきたいものです。こんなに空前絶後の金余りの国でも、失われた10年などというものがありました。それを繰り返しもらっては困ります!!そのためには、民主党の幹部の皆さん、是非マクロ経済を真摯に学んでください!!マスコミも、マクロ経済に関する認知症的な報道はやめて、まともな報道をすべきです!!

【関連記事】
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