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2007年3月14日水曜日

オーブン調理の参入障壁の高さ?!

先にオーブン調理や、オーブン・レンジを含むシステムキッチンは日本のホーム市場の最後のフロンティアになるというお話をさせていただきました。本日はこの市場に対する脅威をあげさせていただきます。

オーブン・レンジはいまだ日本の家庭に馴染んでいません。リストランテ・ル・ブォンでは過去にオーブンレンジを用いた料理教室を開催した際に、アンケートもとりましが、その結果は、オーブンレンジを自宅に設置している人のうちほぼすべての人が、1週間に一度以上のオーブン・レンジを用いた料理をしていないことが判明しました(ただし、既存の料理を温めるなどのことは料理を実施したことに含めていません) 。これはヨーロッパなどに比較すると驚くべき結果であると思います。

オープン文化に慣れ親しんでいない日本では、自分の母親や祖母でも全く扱った経験がなく、結局扱い方が分からず、利用しようという気持ちにはならないものと推察します。さらに、ロースト・ビーフ・ポーク・チキンなどの作り方は塩コショウと他の香辛料を肉につけてタコ糸を結んで形を整えて耐熱容器に移してオーブンの中に所定温度で所定時間入れておけば自然に出来上がり簡単であるにもかかわらず普及していません(欧米では子供にやらせて、母親はもっと手の込んだ料理をしていることも多い)。さほど難しいことでもないのにチャレンジすることなく、最初から諦めているため参入障壁が高いものと推察できます。


現状のままでは、オープンを利用するのは海外生活の長い人、料理にかかわる業務に携わっている人、たまたま母親などから教えてもらった人、特別料理に興味があって研究熱心な人などに限られてしまかもしれません。

現在日本ではたとえば、ステーキなどは家庭で作ってもローストビーフを作っているという家庭はまれです。カレーライスも、ステーキも最初は誰も分からなかったはずです。ステーキを焼くことを難しいと思う人はいないはずです。しかしステーキなども考えてみれば、自分の親も祖母もしたことがない、周りの人もしたことがない、テレビなどでもほとんど見たことがない、スーパーなどの小売店に行ってもステーキ用にカットしてある肉がなければ、今のように誰でも簡単にできるでしょうか?

きっと無理だと思います。確かにただ焼くだけで簡単かもしれません。しかし、肉はどのくらいの厚さが良いのか、どの程度焼けばいいのか、味付けはするのかなど、いろいろな問題が生じてくるものと思います。さらに、一度やってしまえば、あるいは何回か失敗すれば、結局は誰でもできる。ただ、焼き具合やちょっとしたコツでうまく焼けたり駄目になると気がつくでしょうが、一度もやらならなければ、煩雑さだけが頭に残り結局はやらないと思います。

このような状況を打破するためには、やはりメーカー、小売業、その他多く産業がコラボレーションしていく必要があると考えます。

2007年3月5日月曜日

ローストチキン教室

リストランテ・ル・ブォンでは昨年の12月には、クリスマス時期にあわせて『ローストチキン料理教室』を開催しました。今回はそのときの様子を掲載します。


料理教室では、当日見本のチキンを焼成するのに、家庭用のオーブンレンジを使用しました。家庭用のオーブンレンジでも十分美味しく焼くことができます。 (今回は東芝製のものを使いました。東芝製は特別なスイッチがあり、ピザ焼成用などが決まっており非常に楽に使えます)





ローストチキンを焼く前の下ごしらえをしているところです。

































当日は、グレイビー・ソースをつくる工程をリストランテ・ル・ブォンの厨房を用いて行いました。厨房の人もはりっきていて、予定外のフランベ(ソースなどをつくる際に、アルコール分を飛ばすのに炎をあげること)も実演していただきました。





ロースト・チキンやロースト・ビーフなど、自宅にオーブンレンジさえあれば、誰でも簡単にできます。これらは、焼成して冷ました直後で食べると非常に美味しいです。皆さんも是非チャレンジして見てください。男性でも簡単にできます。
イタリアなどでは、メインはオーブンによる調理が普通であり、フライパンによるものは珍しく、わざわざ区別するために「炎の料理」というほどです。オーブンによる調理は、油が飛ぶこと、味が凝縮されて濃くなることから、塩分が少なくなるなど、非常にヘルシーです。
それにしても、日本では家庭ではオーブン料理は滅多にしませんね。欧米では、冷凍ものを使ったオーブン料理は、怠け者でもできる簡単な料理として普及しているのですが・・・・・・・。日本ではなぜか、皆さん難しがる?
このへんの違いは、はっきりしているので、次回からはその話を掲載したいと思います。


2008年1月27日日曜日

反捕鯨の背景とは?-世界への指針

世界を駆け巡る日本料理


最初に皆様に文書が長大になってしまったことを謝罪させていただきたいと思います。言い訳になってしまいますが、捕鯨に関して調べれば調べるほど、現在のアメリカ型自由主義経済に関して疑問を感じざるを得ず、これを皆様に理解していただくためには、いわゆるワンワードポリシーのようなやり方は、通用しないと思い敢えて長文のまま掲載させていただきました。

■食べ物としての鯨

最近日本料理が世界を席捲しています。現代フランス料理はもともと、江戸時代から日本の影響を受けていますが、それが最近では、さらに日本の味を取り入れ ています。アメリカでも、日本酒を飲み、なれない手つきで箸で日本料理を食べる人が増えています。醤油、味噌は普通のスーパーで売れています。日本料理の 中には、勿論美味しい鯨肉を使ったものも沢山あります。鯨の種類にもよりますが、鯨の尾の身 など、はっきりいって、マグロのトロより美味しいですから・・・。

最近では長い間捕鯨をしていなかったので、日本人の中にも、美味しい鯨肉があることを知らない人も増えてきています。同じ鯨肉でも、赤身、尾の身、コロ、サエズリ、バラ、ハラミ、上ミノ、テッチャン、生セン、テールなどいろいろ種類があること、さらには鯨の種類などによっても違うということを知らない人も増えてきています。まあ、細かいところまで、知らなくてもいいですから、少なくとも、同じ鯨肉でも、部位や鯨の種類によって美味しいものから、不味いものまでさまざまあるということくらいは知っておいてもらいたいと思います。近海で捕獲される、ツチクジラなど肉の色がどす黒くて、見た目も不味そうですし、食べても不味いです。まあ、最近では牛肉の部位ですら知らない人もいるので仕方ないところもあるかもしれません。

最近では、中国人がマグロを食べるようになりました。日本人が美味しいというものは、世界でも美味しいとの評価を受けた事例だと思います。数年前までは、火を通していない料理など中国人が食べるなどということは考えれませんでした。中国四千年(1000年前は食べていたこともあるそうです。ただし、食文化としては断絶したものと思います)の食の歴史の中でも始めてのことだと思います。

今や、欧米でも、刺身や鮨など全く当たり前になっていますから、欧米でも鯨肉を食べ始めるかもしれません。欧米では食文化が違うので、なかなか普及しないかもしれませんが、韓国ではすでにその習慣があります、中国でも意外と抵抗なく受け入れられるようになる確率は高いです。人口が爆発的に増えている国など、贅沢は言っていられないから受け入れるようになるかもしれません。

日本でも、江戸時代にはいわゆる四足の動物は食べていなかったのに、明治維新とともに、肉食の習慣はあっという間に広まり、すき焼きや、肉じゃが、芋煮などの新たな牛肉の和風調理方法も開発され、今では全く違和感なく日本人に受け入れられています。捕鯨をしているロシアなど、意外と抵抗なく受け入れるかもしれません。

美味しいものは世界共通ですから、いろいろなところで、鯨肉は受け入れられるかもしれません。そうなると、巨大産業である牛肉の消費が落ち込むこともありえます。牛肉には、BSEの 問題や、大量の穀物などを必要とするという問題があります。もしそうなったら、アメリカなどの食糧による覇権構造は崩れてしまいます。

Authors@Google: Masaharu Morimoto

■環境問題としての鯨

以上は、誰にも親しみやすい食べ物としての捕鯨に焦点をあててきましたが、もっと違った環境問題としての鯨に焦点を当ててみます。

実は、日本を含む世界全部の捕鯨国が獲りたいとしている量をとったとしても、資源問題にも環境問題にもほとんど影響を与えません。日本の捕鯨、いや世界の捕鯨に関しては、すでに狭義の意味(広義の意味での環境問題は後で述べます。ここでは、狭義の環境問題=環境問題として受け取っていただいて結構です)では、環境問題とは関係ありません。これは、この世界の専門家である科学者の間では、十分コンセンサスが取れています。ここでは、細かい数値などは掲載しませんが、確かめたい方は信憑性の高い、日本の数字や、各国の専門家のデータをあたってみてください。

では、なぜ環境問題に関して、いろいろな国があれほど反対して、日本も食文化の問題だと反論して、この問題に決着がつかないのでしょうか。それは、はっきりしています。それはマスコミなどによる情報操作と、捕鯨の問題に関して決着せずに長引いた方が、得をする、お金儲けをできる人達がいるからです。それは、たとえば、今回調査捕鯨に対して妨害活動をしているグリーンピースやシーシェパードのような自然保護団体とそれを支持する人達です。

たとえば、グリーンピースであれば、年間の歳入は200億円以上にのぼります。日本の東証に上場している一部上場企業でさえ、これほどの売上高のあるところは、そんなに多くありません。グリーンピースのような団体は、最初は本当に自然保護などを目指して設立されたのでしょうが、規模が大きくなるにつれて、当初の目的よりも存続を続けることに力点が置かれるようになりました。いつも世界に対して自らの存在価値を示し続けなければ存続の危機にさらされます。これが、アメリカの海兵隊のように、いつも組織変革を遂げて、その時代、時代で海兵隊の存在価値を示すことができればよかったのでしょうが、よからぬ方向に向いてしまい、弊害の多い官僚型組織のように既得権を主張する集団に変質してしまいました。このような団体にとっては、捕鯨の問題が片付いてしまえば、大きな資金源が断たれてしまいます。だからこそ、手を変え、品を変え、いろいろと問題があるように人々を煽り立てます。資源、環境、情感、マスコミ、人種の問題など総動員します。だから、多くの人が惑わされて、反捕鯨派、捕鯨賛成派に分かれて、なかなか決着がつかなくなっています。

■食糧戦略や覇権構造からみた鯨

さて、食料戦略や、各国の覇権構造からも焦点をあててみます。ここでは、鯨の問題は広義の環境問題として関わってきます。

現在、原油が値上がりし、バイオエタノールの問題などで、穀物相場も上がっています。テンフォーなどのピザ宅配業に関わりの深いチーズの相場も上がっています。また、牛肉などの肉の相場も上がっています。これらが、私たちの生活に直接影響を及ぼしつつあります。

この中で、特に牛肉に焦点をあててみます。牛肉は、特にオーストラリアや、アメリカにおいては巨大な輸出産業に育っています。もし、ここで捕鯨などが全面的に解禁になり、かなりの量の鯨肉が日本やロシア、中国、韓国、その他の国々になだれこんだとしたらどうなるでしょう。特に、日本はオーストラリアからの最大の輸入国です。これらの畜産農家は大打撃を受けるに違いありません。だからこそ、これらの国々や、畜産で成り立つ国々はおいそれと捕鯨反対の立場を崩すことはできないのです。

アメリカに関してもう少しみてみると、小麦やトウモロコシはアメリカの覇権を強めるための戦略物資でもあります。日本などの自給率の低い国は、アメリカなどの国から、これらの物資を輸入できなくなったり、量を減らされたら大変なことになります。

ご存知のように、アメリカでは牛肉を穀物で育てています。さらには、穀物でつくるバイオエタノールもアメリカの戦略物資として積極的に推進することをブッシュ大統領も認めています。こうしたときに、捕鯨が解禁になったらどうなるでしょうか?捕鯨国に関しては、あるいは鯨肉を受け入れる国にとっては、穀物を多量に用いて育てる牛肉を全部とはいわないまでもかなりの部分を輸入しなくてもすむようになります。そうすると、捕鯨は長期の環境問題にも寄与するとは思いませんか?

そうすると、国家戦略にもある程度狂いが生じてくるとは思いませんか?そうです、オーストラリアにとってもこれがあてはまります。覇権を強める道具としての、牛肉や穀物の価値が下がってしまいます。これは、ひいてはアメリカ国内で巨万の富を求める一部の人達(誰とはいいませんが、巨大ファンドを操る人達もその一派です)の権益にも関わることです。せっかく手塩にかけて育てあげた、戦略物資による富を生み出すシステムの一角が崩されることになります。だからこそ、おいそれと反捕鯨の立場を崩すことはできません。

■富製造システムの創設者にとって最も怖いのは、調査捕鯨を含めた海洋資源の開発

さてここで話はがらっと変わります。皆さんの中には、文化(culture)という言葉がラテン語(だったかな?)の耕作するという言葉が語源になっていることをご存知の方も多いでしょう。実際どの文明も、耕作するという技術、農業という技術がなかったら存在しえなかったと思います。

現在世界は、いろいろな面で、行き詰っています。政治のシステム、金融システム、エネルギーシステム、経済システムなどさまざまです。これらのシステムはいずれ変えていかなければなりません。このシステムを直すためにはどうするかなどについてはここでは述べません。その前には、多くなりすぎた人口を養うだけの食料、飲料水の十分な確保が重要となってきます。

そうでなけば、新たなシステムを構築することは不可能です。これを成し遂げるためには、ちょうど文明を発生させるのに必要だった農業のような新たなシステムを創設する必要があります。しかし、そんなことは可能でしょうか?世界中の農業が今まで、ものすごい勢いで生産性をあげてきていて、今もあげています。ただし、アフリカは遅れています。アフリカの農業生産性をアジアなみにしただけで、世界の食料の問題は完全に解決するという説もあります。ところが、現在では気候変動などにより、飢饉が発生したり、不安定な部分も多すぎです。新たなシステムを生み出すためには、安定したエネルギー、食料の供給は不可欠です。特に現在では、バイオエタノールにより、食料の安定供給は危険にさらされています。

では、人類は新しいシステムを作り出すために、宇宙開発など待たなければならないのでしょうか?いえ、実は本当に身近なところに、莫大な資源が眠っています。そうです。それは海洋資源です!!
海洋資源については、すでに漁労や、養殖などいろいろやっているではないかという意見もあるかもしれません。しかし、農業と比較するとまだまだ未知です。海洋資源となると、陸上の資源と比較すれば、まだ手つかずといってもいいくらいです。海には、魚、鯨、海老、海洋プランクトン、さらに深海にはマリンスノーという海洋プランクトンの死骸が手付かずで今でも蓄積され続けています。最近の研究では、このマリンスノーが石油の原料になっているらしいことも判ってきています。さらには、植物プランクトンはバイオエタノールの原材料として使えるかもしれません。ご存知のように、地球では海の面積の方が、地上の面積よりはるかに広いし、深さも地上ではエベレスト山の高さが一番ですが、海にはその何十倍も深いところがあります。その他に、レアメタルなどの資源も豊富です。海は宝の山です。しかも、昔は技術的に不可能だった海洋への取り組みは、現代のテクノロジーの発達でどんどん可能になりつつあります。

経営学者の故ドラッカーは、海は人類にとって地球最後のフロンティアだと語っています。特に海洋牧場の重要性について語っていました。「陸上で放牧をしているように、将来は大規模な海洋牧場が出来上がることだあろう」と語っていました。

この海洋牧場では、魚などの資源のほかにも、鯨やシャチなども育てるべきでしょう。資源としての、海洋資源を守るためにも、一定以上魚が増えすぎたり、減った場合の調整に必要になることでしょう。鯨なども安定した資源になる可能性が大です。いずれにせよ、こうした海洋資源にしても、無限ではありませんから、持続可能な開発を行うべぎです。昔欧米諸国がやったように、鯨を工業製品のように扱い、油をとったら捨ててしまうという考え方では、海洋資源も枯渇してしまうでしょう。古の日本人がやってきたようには、一度獲った鯨は、すべてを大事に使い尽くすこと。また、鯨を生活の糧として大事に、敬う姿勢が必要になります。

しかし、この海洋資源の開発に関して、今どこの国もあまり大きな声では発表しません。なぜでしょうか?穀物によるバイオエタノールより、海洋植物や植物プランクトンによるもののほうが、良いと思います。さらには、大量のマリンスノーの使い道を考えるべきだと思います。この海洋牧場や海洋資源の開発は何も空想の産物ではありません、日本でも実際に小さな規模で稼動しています。こちらは、函館ですが函館の近くの上ノ国町にも海洋牧場があります。ここは、私自身も訪れたことがあり、水産関係の方からお話をうかがったこともあります。

アメリカなどの一部の巨万の富を得るためのシステムを作り出した人々、それを真似てアメリカのシステムを利用する他国の一部の人々、あるいは自分の国でこの種の新たなシステムを作り出そうとする人達にとっては、これは邪魔なのです。最近何かと話題のサブ・プラムローンも彼らの富製造の一つだったと考えられます。しかし、このツールは彼らの予想を裏切り、役立たずになってしましました。産油国の一部の富める人々にとっても、こうした海洋開発が急速に進めば、都合の悪いことはいうまでもありません。エネルギー、食料の安定供給に関して、常に世界中人々の中に不安感を植えつけておくことができなければ彼らの富製造システムはうまく機能しません。

調査捕鯨は、これら一部の人達にとって脅威です。調査捕鯨や、捕鯨解禁だけだったらまだ、先のシステムもたいした被害は蒙りません。その一角が多少崩れるだけですみます。しかし、蟻の一穴という言葉もあります。わずかのほころびが、大災厄につながる場合もあります。オランダで堤防の小さな穴を必至に腕でふさいだ勇敢な少年の話は皆さんご存知でしょう。今、アメリカなどの国の一部の巨万の富を求める人々は、この少年のように必至になって崩壊を防ごうとしています。彼らは、無論、グリーンピースやシーシェパードなどの有力な資金源となっているでしょう。賢い彼らですから、無論間接的に供与しているでしょう。しかし、この捕鯨に世界人々が冷静になって、無駄な対立をやめ、協調するようになり、これをきっかけにして海洋資源に眼が向くようになり、本格的な開発が始まったらどうなるでしょうか?彼らにとっては、崩壊の序曲の始まりです。だからこそ、調査捕鯨に対しておいそれと反対の立場を崩すことができないのです。

■終わりに

日本は、国 家戦略として調査捕鯨は続けるべぎですし、今世紀最後のフロンティアとしての海洋資源を最大限に活かしつつも、持続可能なエネルギーと食糧の生産の獲得を目指した、鯨を 含む海洋資源の養殖事業、海洋植物のエネルギーへの転用などを目指すべきと考えます。日本にはそれだけの力と知恵があります。今でも日本は省エネに関してはトップクラスの力を持っています。しかし、省エネだけでは限界があります。海洋資源の開発は私たにとって緊急の課題であると考えます。

また、日本は国民全体、いや世界のために貢献するという姿勢が求められると思います。一部の人達の富製造システム、アメリカ流自由主義経済に飲み込まれることなく、世界を救う真のリーダーとしてリーダーシップを発揮していくべきと考えます。


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2007年3月3日土曜日

簡単なローストチキンの作り方

以前リストランテ・ル・ブォンの調理教室でロースト・ビーフの内容を掲載しましたが、今回はやはりリストランテ・ル・ブォンで実施したものと同じロースト・チキンの作り方を掲載します。
1.ローストチキンとは?
 ニワトリを丸ごと焼いた料理で、肉料理のひとつです。オーブンやグリルで焼いたもの、串に刺して焙り焼きにしたもの、専用の焼き機(ロースター)で焼いたものなど調理法としてはさまざまである。またダッチオーブン(野外料理用の重厚な鉄鍋)を使って作る方法もあります。丸焼きであるため旨味が逃げにくく、皮の焼けた香味も加わります。
 代表的なクリスマス料理のひとつですが、北米では食卓の人数が多い場合は鶏よりも大きな七面鳥のローストが好まれます。またヨーロッパでは、ガチョウのローストも好まれます。

2.簡単なローストチキンの作りかた
 (1)ローストチキンの焼き方
 ガスオーブンレンジか電気オーブンレンジをご使用ください。オーブントースターで焼くのは、おやめください。火事の原因になります。
 焼く前に、塩・こしょう(20g うち小さじ1は、中抜きにしたお腹の中に入れます)をすりこんで、20~30分、常温に戻してください。塩は自然塩のほうがよりおいしいです。また小さなお子さまのおられるご家庭では、自然塩のみで、こしょうはひかえた方がいいでしょう。竹串で指して形を整え、さらに凧糸でお腹の開口部などを縛って閉じます。さらにグレイビーソース用に人参、玉葱などの野菜を切っておきます。
 お好みで、中抜きにしたお腹の中に、サフラン・ライス、パターライス、ジャガイモなどいれて、付け合せにするなどをしても良いです。
 250℃で焼き色がついたら120℃に温度を切り替え、中までじっくり焼きます。焼き上がる時間は、オーブンの種類により異なりますので、オーブンレンジの説明書をよくお読みください。
※ポイント きつね色に焼き色がついたところで、オーブン内の温度が下がらないように、オーブンを開かないままで、120℃に切り替えてください。











できあがりの確認は、もものところを竹串で刺し、透明な汁がでてきたらOKです。赤い血が出たら、もう少し焼いてください。さらに、竹串で中心部までさしてみて、唇の下などの敏感な場所につけてみて温かみが伝われば十分焼けています。
 焼いてからすぐにソースをかけるなどせずに20分程度は、室内に置いて、熱をさまします。また、この過程で皮がパリパリになり美味しくいただくことができます。




3.カービング(切り分け)の仕方
背中に切れ目をいれておきます









ひっくりかえしてお腹の方を2分割します









脚を切り取ります 










胸肉を取り去ります










手羽先をとります          










詰め物を取り出します








カービングしたローストチキンをお皿に盛り付けます

以上で出来上がりです。折角美味しく焼いても、カービングが不味ければよくありません。写真だけでは判りにくいので、書籍やインターネットなど参照してください。なお、ヨーロッパでは古くは、母親が焼いて、家長が切り分けて銘々の家族に皿に入れて渡していました。特に男性の方は、このように父親の威厳を示すためにも身に付けていただきたいものです。



次回はロースト・チキンを焼いた天板に残った、野菜やロースト・チキンの煮汁を活用したグレイビー・ソースの作り方を掲載します。


2007年3月9日金曜日

オーブン調理が普及する欧米(4)ホーム関連市場の最後のフロンティア?!

数年前から都内などのハイグレードマンションにはオープンキッチンシステムは当たり前で、大容量のアメリカ製のオーブンやガステーブルはもとより、アメリカ製の冷蔵庫が最初から備え付けられるようになりました。

アメリカ製のオーブンや冷蔵庫の最大の魅力は容量が大きいことです。冷蔵庫は日本製のファミリー世帯用冷蔵庫の平均容量が概ね300L~400Lであるのに対し、アメリカ製の容量600L~700Lが標準でありその大きさの違いは明らかです。

ハイグレードマンションの住人は、よく友人やお客様を招待してホームパーティを開きます。その際、大容量の冷蔵庫はその威力を大いに発揮してくれます。次に魅力として挙げられるのがアイスディスペンサーです。欧米製の大型冷蔵庫には必ずといっていいほど付いている。アイスディスペンサーは、普通の氷だけでなく、クラッシュアイスや冷水も自動的に作くる。氷や冷水の利用頻度の高い欧米人にとっては必須の機能といえます。

洗濯機・乾燥機も欧米の製品は大容量が大きく大量の洗濯ができることと、ビルトインにより見た目を美しくコンパクトに収納できるため、新築のハイグレードマンション取り入れられています。数年前からハイグレードマンションに居住する日本人の富裕層が、自宅に料理人を出張させてパーティを開いているという話をよく聞きます。グローバル化の時代、欧米製のキッチン機器は富裕な日本人の生活にも必需品となりつつあり、もっと下の層にも浸透しつつあります。

しかしながら、この浸透は遅々として進んでいません。なぜでしょうか?富裕層は別にして、もっと下の層ではせっかくシステムキッチンがあったとしてもそれを使いこなせい家庭も多いからだと思います。富裕層に関しては、自分で調理せずにケータリングをしたりするの使いこなせなくても何とかなるのでしょう。

最近は普通のマンションでもシステムキッチンが導入されています、システムキッチンには必ずといっていいほどオーブンがついています。これを使いこなせない人が意外と多いのです。ですから、せっかくのシステムキッチンのオーブンで何を調理するかといえば、冷凍ピザを焼くとか、フライパン等で調理した料理を保存しておきそれを温めるとかが多いようです。

新築のマンションに入って、初めてシステムキッチンを使う機会に恵まれた新婚の奥さんが冷凍ピザを焼いて真っ黒焦げにしているなどの話はよくききます。さらにやっかいなのは日本では元々システムキッチンを活用するようなライフスタイルがなかったことなどが多大な影響を与えていると思います。

しかし、こうしたギャップがあるからこそホーム関連市場の最後のフロンティアになる可能性が大きいと考えます。

次回は元々システムキッチンを活用するよう習慣のない日本の元来のライフスタイルに焦点をあてたいと思います。

2013年3月26日火曜日

「マルチタスク習慣」は日常生活にどう影響するか―【私の論評】レストランはマルチタスクの一大決戦場だ!!これなしに成り立たない!!

「マルチタスク習慣」は日常生活にどう影響するか:



心理学の研究ではこれまで、マルチタスク人間を肯定する結果が出ていませんでした。ほとんどどんな場合でも、2つのことを同時にやろうとすればパフォーマンスが低下します。例外とされているのは、音楽を聴きながら別のタスクをするケースですが、その人の性格や音楽の種類によっては、やはりほかのタスクの妨げになるようです。ところが最新の研究で、場合によってはマルチタスク派が実生活で有利になる可能性が浮上しました。

この記事の続きはこちらから!!



【私の論評】日本のレストランはマルチタスクの一大決戦場だ!!これなしに成り立たないし、心理学のマネジメントへの適用は弊害のあることもある!!


上の記事、結びに「例えば、書類作成の最中などであっても、音に気がつきやすい傾向のある人がいたとしましょう。この人は、騒がしいオフィス環境であっても、メールの受信音を聞き逃す可能性が低いでしょう。また、運転中に、警察車両のサイレンやランプに気づきやすいのではないでしょうか。このような仮説は成り立つものの、筆者の知る限りでは、それを検証した実験はまだ行われていません」とありますが、検証した実験はないというのは本当でしょうか?これは、実験で実証されていないというだけで実は世の中にゴマンとあるのではないかと思います。

上の記事ある意味、はっきり言ってつまらないです。マルチタスクについては、以前からライフハックにはいろいろな形で掲載されてきました。そのたびに思ったのですが、本当のマルチタスクは百害あって一利なしです。しかし、実質上のマルチタスクが効果をあげている場合もあるし、マルチタスクなしには、競争に勝てない現場もあります。心理学者はもとより、こんな当たり前のことになぜ多くの人々が気づかないのかとかねてから思ったので、本日はそのことについて掲載させていただきます。

ものを考えるときは、一度に二つ以上のことを考えるのは不可能です。考えているように思っても、そうてはありません。しかし、ものを考える以外の事柄、特に作業については複数を並列して行うことは十分可能です。それをマルチタスクと呼ぶことができるなら、その典型事例は、レストランです。

リストランテ・ル・ブォンの厨房

以前、私は100席以上もあるレストランを担当していたときもあります。このブログの昔からの読者の皆様であれば、イタリアン・レストランである、リストランテ・ル・ブォンのことは覚えていらっしゃると思います。そのレストランを担当していたときの経験から、レストランはマルチタスクで動いているということができます。というより、マルチタスクでなければ、成り立ちません。競争に負けてしまいます。

昔、タイに長期滞在していた同僚が、その頃のタイのマクドナルドのことを語っていたことがあります。それは、タイのマクドナルドの従業員はそれこそ、完璧にシングルタスクをしていたということです。たとえば、コーラなど清涼飲料水を注ぐ係りの人は、そればかりやっていて、レジ係はレジ係で、常に同じ行動を繰り返していたというものです。その同僚も当時レストランを担当していましたが、その光景は実にコミカルに見えたことを語っていました。

タイのマクドナルド
その頃のタイは、人件費も安かったので、そのようなことができたのだと思います。現在では、そのようなことはないと思います。そうして、その同僚が語っていたことの背景には、昔から日本のレストランの厨房はマルチタスクであったことがあったと思います。

私自身もレストランを担当したときに、厨房の中を点検したときなど、まさにマルチタスクができなければ、レストランは成り立たないことを身を持って知りました。そんなこと当然ですね。1人や、1卓だけのお客様のためにだけコックが料理を作っていたら非効率この上ないことになります。

注!!リストランテ・ル・ブォンにはこんなセクシーなウエイトレスはいませんでした(笑)!!以下同じ

複数の卓の料理を数人で一度につくることはいうまでもありません。厨房では、仕込み作業がありますが、それを開店前に実施して、とにかくお客様がきたらすぐに、料理ができる状態にしておきます。ローストビーフなど、早いうちに大量に焼成しておいて、保温器に入れるなどのこともします。それに、スープのもととなる、フォンド・ボーなど一日中に煮込んでいます。そうして厨房にも役割分担がありますが、洗い場などは別にして、役割分担をしていても、注文が立てこんでくれば、全員が複数の作業を並行して行うのは当たり前になります。

こんなことは、家庭でも同じだと思います。たとえば、ご飯を炊いたり、オーブンで何かを焼きながら、フライパンで他の付け合せなどを調理したり、サラダを作ったりと同時並行でマルチタスクで料理をするのは全く当たり前のことと思います。


レストランで、こうしたマルチタスクを行わなければ、レストランそのものが成り立ちません。これは、厨房のことなのですが、ホール係だって同じことです。余程の最高級レストランの個室でのお客様などは別にして、普通のレストランなら、複数の卓を担当します。コースメニューの場合は、複数の卓の水を出したり、ワインを出したり、皿を下げたり、新たな料理を出したり、最後にはデザートを出したりと、複数の卓の複数のお客様の様子をうかがいながら、肉の焼き加減などのお客様の要望を厨房に伝えなければなりません。これって、立派なマルチタスクではありませんか?

このようなマルチタスクは、別レストランでなくても、宅配ビザでも同じことです。店舗のチーフは、作業しつつも、現在の宅配車がもどってくる時間も計算にいれながら、各方面の注文をまとめます。同じ方向の注文をいくつかまとめて、車両に搭載できるようにすれば効率的です。しかし、それにも限界があります。その限界を計算しながら、注文をまとめて作成します。そうして、2件、3件とまとめてドライバーが配達します。こうすることによって、効率の良い宅配が可能になります。

リストランテ・ル・ブォンのロースト・ビーフ調理教室の一コマ
また、うちのビザ宅配テンフォーでは、ピザを作る人、配達する人、受注をする人(ただし、受注は現在は、コールセンターがすべて行なっています、コールセンターから店に伝票が発信される仕組みになっています)というような役割分担はしていません。誰もがどの作業もできるように教育訓練しています。だから、手が少しでも手が空いていれば、何かの作業をします。そう考えると、ピザ宅配だってマルチタスクです。

ライフハック系の、心理学関係の記事はつまらないことも多いです。最近心理学で、発見されたことなどが発表されたりしますが、わざわざ実験しなくても、常識的に判ることが多いです。それに実証されていなくても、マネジメントでは、大昔から経験上知られていることも多々あります。場合によっては、マネジメント上悪い心理学の応用もあります。


心理学とマネジメントというと、有名なのが、「X理論」と「Y理論」です。これは、ダラス・マクレガーという人が、提唱したものです。これについては、詳細は、以下のURLをご覧になってください。

ダグラス・マグレガーX理論とY理論


この理論の詳細は、上のURLをご覧いただくものとして、以下に簡単に説明します。
X理論では、人間は本来仕事をするのが嫌いであり、強制や命令がないと働かないと捉える。Y理論では、仕事をするのは人間の本性であり、自ら設定した目標に対しては、その報酬により積極的に働くと捉える。

現実的には、この2種類のどちらかにすべての人を明確に分類することは難しく、この両極端のX-Yを結ぶ範囲のどこかに、すべての人が位置していると考えるべきである。

自己尊厳欲求の強い部下組織に対しては、リーダーの部下に対する認知や信頼、つまり、Y理論に基づく意識や行動が大きな魅力となる。

リーダーとしては、部下組織の自己尊厳欲求に対応して、意識的にY理論型行動を実践することが、X理論・Y理論の現実的な活用法となる。 
 ドラッカーは、この理論をマネジメント的な側面から否定しています。
X理論は人を未熟な存在とし、Y理論は人を成熟することを欲する存在であるとする。 エターナルコレクション版『マネジメント』(1973年) P.286
X理論は、人は怠惰で仕事を嫌い、自らの責任を負うことのできない存在だとします。したがって仕事を強制させるためにアメとムチによるコントロールが必要だとします。これに対してY理論は、人を働く欲求を持ち、仕事を通じて自己実現と責任を欲する存在だとします。そのために必要なものは、主として動機づけです。

以下非常に理解しやすいので、「ドラッカー図解」というサイトから引用させていただきます。
ドラッカーは、ダグラス・マグレガーのX理論とY理論はどちらもマネジメントではなく、「支配」が基礎になっていると言います。

X理論とY理論とはどんなものか、それから、それらに代わるものは何なのか、図解してみます。

図39: 人と労働のマネジメント

ドラッカー「マネジメント」図解39

ドラッカーはY理論は「心理操作による支配」だと言っています。
極端かもしれませんが、Y理論は「人は意欲的」と定義することで、人を心理的に追いつめます。「機会」を与えたのだから、それを活かせないのは君の問題だよ、と。
たとえば、ある人に権限や予算を与えたなら、あとは良い方向に進めてくれるはずだ、悪い方向に進むとすればそれはその人に欠陥がある、マネジメントは悪くない、と思えるのがY理論で、ドラッカーはY理論の見方は「根本において人をばかにしている」と表現しています。
X理論も同様で、「人は怠惰」と定義し、人を「ばか」にしています。
そこでドラッカーは人を「ばか」にするのではなく、「尊敬」を基礎とすべきだと述べています。
仕事のうえの人間関係は、尊敬に基礎を置かなければならない。

図40: 尊敬に基礎を置いたマネジメント

ドラッカー「マネジメント」図解40
Y理論との違いは、「尊敬」と「責任の組織化」です。
上の図から「尊敬」が抜けたり、「責任の組織化」ではなく「権限の組織化」を目指したのであれば、「Y理論」よりも不完全なものとなります。
 そもそも、ドラッカーは、X理論、Y理論は、心理的先制であり、病理心理学の応用であり、マネジメントの対象である健康な労働者を最初から弱者として扱っているとして否定しています。

確かにそうだと思います。労働者をすべからく最初から精神的弱者であるという論理は成り立ちません。そのように見る経営者は尊大だと思います。X理論、Y理論という考え方ではなくても、性悪説、性善説を語る経営者もいます。これも、同じ間違いを犯していると思います。

フーターズのウエイトレス

これに対して、性弱説をとる経営者もいます。要するに、人間は、悪くも良くもないが、弱い存在であるという見方です。しかし、これも間違いです。そもそも、最初から自分は強い存在であり、労働者を弱い存在とみているからです。 やはり、「仕事のうえの人間関係は、尊敬に基礎を置かなければならない」のです。責任にもとづき、現場に職務を編成させることにより、マネジメントが成り立つのです。

それをしないで、X理論、Y理論や性悪説にもとづきマネジメントをしても、マネジメントが育たないか、混乱をもたらすだけです。

以上のように、心理学の適用が間違うと、かえって現場に混乱を招く場合もあります。心理学関係の記事を読むときには、このことを念頭に置き、取り入れるものは取り入れれば良いですし、そうでなければ、取り入れないようにすべきです。私は、そう思います。皆さんは、どう思いますか?

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2011年5月10日火曜日

食の事件二題「団子」と「ユッケ」―【私の論評】なぜ、はっきりと危険性を発表したり、報道しないのか?

食の事件二題「団子」と「ユッケ」


山形の団子など食中毒で25人入院 5人からO157検出




山形県は10日、山形市七日町の菓子製造業「佐藤だんご屋」の団子などによる食中毒で、入院者が25人に増え、うち5人の便から腸管出血性大腸菌O157が検出されたと発表した。

県によると、入院した25人のうち10人が10歳未満。発症した人は計118人に上ったが、いずれも命に別条はない。

発症したのは、2日にかしわ餅を食べた保育園児や、3日に市内のイベントで出た団子を食べた客などで、7日ごろから腹痛や下痢の症状を訴え始めた。O157は3~4日の潜伏期間がある。

県によると、同店では、菓子の製造に当たりビニール製の手袋などを着用せず、素手で作業していた。

県は、7人が入院したことが判明した8日付で、同店を3日間の営業停止処分とし、施設の清掃や調理器具の消毒などを指導。10日に立ち入り検査した。



「ユッケ280円」安過ぎないか 「消費者は疑うべき」との声


   焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」のユッケ食中毒事件をめぐり、運営会社「フーズ・フォーラス」と食肉卸業者「大和屋商店」が責任をなすりつけ合う状況が続いている。

   そんな中、「ユッケ280円はさすがにありえない安さだ」という声が大きい。ここまでの安さは本来、実現可能なのか。

「A3クラス和牛のモモ肉なら安くても700円以上」

   有名チェーンのユッケの価格を見ると、「安楽亭」は1皿750円、「牛繁」は690円、「牛角」では表面に火を通した「タタキ風」が590円となっていた。いずれも事件後に販売を自粛している。それらに比べると焼肉酒家えびすの280円は圧倒的に安い。

   各社の報道では、細菌を取り除くために肉の表面を削る「トリミング」作業を行わず、細菌検査もしていなかったなど、フーズ・フォーラスの不十分な安全管理、過剰なコスト削減が指摘されている。

   5月10日放送のフジテレビ系「とくダネ!」では、えびす関係者の「ユッケは和牛だけど乳牛のを使っていると聞いた」という証言を紹介。また、大和屋商店が食中毒直前の4月中旬、ユッケなど生食には適さない「廃用牛」を仕入れていたという仕入れ先の話も併せて紹介している。

   5月20日号の週刊ポストには、次のような食肉流通業者の話がある。

「中堅以下やチェーン店ではモモ肉を使うケースが多い。(標準的とされる)A3クラス和牛のモモ肉は卸価格で1kg当たり2000円程度ですが、肉の表面部分は菌が付着しているので捨てなければならず、実際に使える部分は少ない。一皿(60~80g)なら、安くても700円以上になる。280円で出していたとしたら大赤字」

「値段で疑うのは難しい」

   ネット上では、安すぎる生肉には「疑ってみるべき」という声が相次いでいる。

「280円じゃ怖くて食べられない」

「安すぎじゃない?その値段に不信感持たなきゃだよー」

   しかし、一方で、

「安過ぎる生肉の刺身は今考えると怪しいだろと思うけど、店入ってメニュー開いたら、頼むんだろうな」

「あまり値段を見ないで注文することもあるし、値段で疑えというのは難しい」

など、消費者目線では疑いにくいとする嘆きも見られる。

【Jキャストニュース】

【私の論評】なぜ、はっきりと危険性を発表したり、報道しないのか?
つい最近、ユッケの事件があったばかりなのに、またまた、団子で食中毒です。しかも、O157が発見されています。ちなみに、ユッケの事件についても、新たな動きがありました。今回、ユッケを食べて、食中毒をおこして、死亡した人々の大腸菌のO111のDNAの型がすべて一致したそうです。であれば、店に運びこまれる前の、どこかの時点で、肉が菌で汚染されていた可能性が高いです。現在、警察が発生源をしらみつぶしに調査しています。

食べ物といえば、それこそ、口蹄疫、狂牛病、メラミン、毒餃子、ミートホープの食肉偽装、白い恋人、うなぎ産地偽造、こんにゃくゼリー、メタミドホス米、中国産毒餃子、中国地溝油など、ちよっと思いついただけでも、ここ数年で、このような問題があります。無論、国民の安全のため、国が規制するなどのことは必要だとは、思いますが、これだけ危険が溢れているということがわかっている以上、まずは、自己防衛が大事だと思います。なお、これら過去の事件について、下の【関連記事】に掲載してあります。読まれていない方は、是非ご覧になってください。

これら、食べ物事件に、また、新たな1ページが付け加えられることになってしまいました。団子といえば、しかも、山形のだんごですから、日本の伝統的なものであり、作るには、熱を用いますから、普通は、ビニール手袋など仮にしていなくとも、普通は、食中毒などありえません。何か他にも原因があるのではないかと思います。しかし、これは、本当に驚きです。まさかというところです。でも、団子のようなものでも、場合によっては、食中毒がおこることもあり得るということです。

次は、ユッケについて掲載しておきます。ユッケの定義をあげると以下のようなものです。

「原語読みでは「肉」はユク(육、Yuk)、「膾」はフェ(회、Hoe)の発音で、連音化して「ユッケ」と聞こえる。「膾」は獣や魚の生肉を細かく刻んだもの(「なます」や刺身の一種)の意味である。

この名前が示す通り、生肉を使った韓国式のタルタルステーキ様の料理である。生の牛肉(主にランプなどのモモ肉)を細切りにし、ゴマやネギ、松の実などの薬味と、醤油やごま油、砂糖、コチュジャン、ナシの果汁などの調味料で和え、中央に卵黄を乗せて供することが多い。ナシやリンゴの千切りを添えることも多く見られる。食前にはよくかき混ぜるのが良いとされる。

ユッケをビビンバに乗せたものは、ユッケビビンバ(육회 비빔밥)と称される。晋州市の郷土料理は特によく知られており、ご飯やナムルの上に乗った赤い牛肉を花に見立ててファバン(화반、花飯)とも呼ばれている。」

生牛肉と、生卵ということで、これは、最初から危険な食べ物だと思います。まずは、卵です。卵を生で食べるのは、世界でも日本と韓国だけではないかと思います。

たとえば、アメリカ人は卵料理が大好きです。料理だけでなく、卵のたっぷり入ったお菓子やアイスクリームなど、とにかく卵なくして、アメリカの食生活は考えられないと言って良いでしょう。ですが、卵との付き合い方で、日本とは決定的に異なる点が1つあります。

それは「生卵」に対する警戒心です。社会常識として「生卵は危険」というのが一般的になっており、事実、そのものズバリの生卵を使った料理はあまりありません。また、州によって多少規制が異なりますが、基本的にレストランでの生卵の提供は禁止されている地区が多くあります。私の住んでいるニュージャージー州でも、レストランでの「生卵」は禁止です。

卵に関しては、たとえは、焼いたとしても、夏には危険なことがあります。焼いた卵ですら、夏など、特に半熟の部分があったりして、わずかの時間に腐敗してしまい、直中毒をおこしてしまうことがあります。それが、生ということであれば、ほんのわずかの時間で腐敗することは十分あります。

次に、生肉についてですが、これも、かなり危険です。

とりわさ、レバ刺しなどによる食中毒の原因菌である「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O157など)」は、少量の菌で食中毒を起こします。新鮮であっても、菌が付いている食肉を生で食べれば、食中毒になる可能性があります。

また、カンピロバクターによる腸炎は、子どもに多く発生します。また、腸管出血性大腸菌(O157など)による食中毒では、合併症で溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症する率が子どもにおいて高く、腎機能障害や意識障害を起こし、死に至ることがあります。子どもも含めて、カンピロバクターによる食中毒の後、手足の麻ひ、呼吸困難等を起こすギラン・バレー症候群を発症することがあります。

さて、この生卵と、生牛肉のリスクのあるユッケは生肉を食するものであるため、動物の腸などから付着した腸管出血性大腸菌やサルモネラなどに感染する可能性が大きいです。このため旧厚生省は「生食用食肉の衛生基準」(1998年(平成10年)9月11日生活衛生局長通達)により生食用食肉の規格や衛生管理について定め、これに沿った食肉に限り「生食用」と表示することとしています。しかし、これに基づく生食用食肉の出荷実績があるのは馬肉とレバーのみで、牛肉の出荷実績のある施設はなかった(2008年(平成20年)、2009年(平成21年))。この基準が遵守されず、多くの加熱用食肉が飲食店の自主判断で生のまま提供されているといいます。

毎年、20件ほど食中毒が発生しており、広く知られたものでは2008年に炭火焼肉店でカンピロバクターによる食中毒が発生した事例がある。しかし消費者の支持は根強く、東京都が2009年に実施した意識調査では、過去3か月間に生肉を食べた約400人中、29人が体調不良になったがその後も生食を続けたと回答した。マスコミ報道されない食中毒事例も多数に上るものとみられます。

もともと、ユッケは、日本の料理ではありません。韓国のものであり、韓国は、日本と異なり、大昔から肉を食べる習慣がありました。日本では、肉を食べるようになったは、明治以降ということで圧倒的に短いです。

韓国ではニンニクとゴマ油を混ぜて冷蔵庫で1~2時間熟成、殺菌してから出すのが一般的であり、韓国食品医療品安全庁では過去に大規模な食中毒事件の報告はないそうです。またユッケ取り扱い店への抜き打ち検査等の検査体制もあり、毎年、数店舗~数十店舗が指導を受けているそうです。

それに、おそらく、肉の食文化ということで、韓国では、上記のような取り扱いのほかにも、流通面とか、肉の取り扱いそのものについても、日本とは異なるところがあります。たとえば、O111などほんの僅かの菌でも、感染するそうです。だから、トリミングをしたからといって安心ではありません。トリミングをしたとしても、すべての面を同じまな板で行った場合、トリミングで切った肉を置いたところに、菌が付着して、それが結局トリミング後の肉に移ってしまいます。だから、本来は、トリミングするたびに、包丁もまな板も、洗う必要があります。トリミングでも、このような細心の注意が必要です。他の工程や、流通の過程においても、細心の注意が必要なのだと思います。

日本では、食文化も、その他も、もともと生肉を前提とした食文化や、流通もないという事だと思います。であれば、わざわざ、危険なユッケを食べる必要はないのではないと思います。おそらく、ユッケをおふくろの味と思うような人は、日本人の中にはいないと思います。もともと、食べる人が極少数だったということで、流通も生肉に向けて、整備されていなかったということです。魚などとは根本的に異なります。

日本人が、外国産のこんな危険性のあるものをわざわざ食べる必要はないです。特に、小学校にあがる前の子供に、食べさせるべきではないと思います。

ユッケも最近の韓流ブームの一環ではないかと思います。ここ、特にここ10年以内に食べるようになって来たのだと思います。わざわさ、食べる必要はないです。

私自身は、団子のように通常は安全なものでさえ、場合によっては、深刻な食中毒になるのに、ユッケは、動考えても、現在の日本では危険です。なのに、政府など、食べるなとか、控えよとか、現状では、危険だと、はっきりとした声明を発表しません。それは、マスコミも同じことです。先日も、あるテレビで、「ユッケそのものが危ないわけではないです」などと、念を押していました。

これは、いわゆる、在日の方とか、日本に在住している韓国人などに配慮したものなのでしょうか?しかし、どう考えても危険は、危険です。もし、はっきりさせなければ、在日の方や、日本に来た韓国人の方にとっても、危険です。もし、はっきりさせれば、確かにユッケなど売れなくなるかもしれませが、それは、焼肉店で販売されている商品のごく一部でしかありません。さほど、影響があるとはおもえません。もし、配慮のつもりではっきり、政府が危険性を声明を発表しないとか、マスコミも右にならえであれば、いちじるしい勘違いといわざるをえません。そう思うのは私だけでしょうか?

しかし、上の記事の消費者目線とは、誰の目線のことなんでしょうかね?別に誰とも書いていないし、そういうことをいう人の数や、割合もわからないし、かなり無責任な表記です。とても、日本国内の多数派の意見塔とは、思えません。これでは、まるで、世論操作です。困ったものです。

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2008年10月29日水曜日

ダイエーの全国駅弁イベント-お弁当のイノベーションはできないものか?

ダイエーの全国駅弁イベント
最近、近所の(自宅より歩いて3分)のところで「全国駅弁イベント(正式名称は失念)」がありましたので、ためし、二つお弁当を購入してみました。その写真が下の2枚です。両方とも神戸のお弁当です。左は、「トーマスランチ」のお弁当です。右は、「牛塩タン弁当」です。価格は両方とも1,100円です。

さて、「牛塩タン弁当」のほうは、まずは、お弁当の前の方についている紐を目いっぱい、引っ張ります。そうすると、お弁当容器の下の方にはいっているカイロのような発熱装置が発熱してお弁当全体が温まります。

4~5分待つってから、お召し上がりということで、下の写真は約5分待ってからお弁当の蓋を開けたところです。中のプラスチックの容器の蓋にコショウ、塩が乗っています。お弁当を食べるときに、これらを牛タンに振り掛けます。お新香もほんの少しついています。なお、コショウはあら引きで香りの非常に良いものでした。
以下は、紙の箱から取り出して、プラスチック容器の蓋をあけたところです。

さて肝心の味はというと。私自身は、仙台にも数年いたことがあり、仙台は牛タンを幾度も食べたことがあるので。まあ、普通という感じでした。しかし、こちら函館にきてからは、なかなか美味しい牛タンに出会ったことはなかったので、地元の人とか、牛タンの本場で食べたことのない人は美味しいと思うのではないかと思いました。ただし、この牛タン弁当、もし温めることが出来ないとすれば、味は相当落ちると思うので駅弁としては売れなかったでしょう。でも、セブンイレブンなどのお弁当を食べていると、量やおかずなど少し物足りない気がします。やはり、容器代にお金がかるので、中身は多少落とさざるを得ないのだと思います。

さて、次は「トーマス・ランチ」です。これ、トーマスの顔のあたる部分は、小物入れ(おそらく、マヨネーズやソース、おしょうゆを入れる)になっています。中身は空だったので、これは明らかにお弁当を食べた後、再利用をすることを意識して作っているのだと思います。
これは、お弁当箱をあけて、すぐそのままいただきます。特に何の仕掛けもありません。さて肝心の中身は、チキンライス、玉子焼き、ウィンナー、ハンバーグなど、小さいものが入っています。まさに、お子様のランチという感覚で、特に美味しくも、まずくもありませんでした。味を売り物にするというよりは、お子様に人気のキャラクターで容器を売り物にしているのだと思います。

小学校低学年くらいまでのお子様なら、きっとこのお弁当箱くらいで十分おなかがいっぱいになるのだと思います。大人では少ないと思います。このお弁当箱、きっとお子様が幼稚園や学校にもっていくのに使われたり、あるいは遠足のときなどに使われるのだと思います。

お弁当のイノベーションはできないものか?
さて、上はセブンイレブンの「がっつり炭火焼ステーキ弁当」です。このお弁当に限らず、セブンイレブンの炭焼きシリーズは本当に炭火焼をしているそうで、やはり他のお弁当とは一味違います。特にこのステーキ弁当は660円とお値段もお手ごろで大満足です。
さて、上はデパ地下で購入した比較的高い(1800円くらい?)中華のお弁当です。デパ地下ではいろいろな種類のものが売られていて、これよりもはるかに高いものも今では珍しくありません。

さて、ここで三種類のお弁当の種類をあげたと思います。もう一度整理すると。

1.セブンイレブンなどのコンビニの低価格お弁当で、味を追求するもの
この炭焼きのように、低価格の中でもなんらかの形で味を追及するもの。電子レンジで暖めることを前提としている。

2.駅弁に何らかの付加価値をつけたもの
牛タン弁当のように、温められたり、容器を再利用できるなどの付加価値をつけたもの。列車内では、暖めることができないので、冷めたまま食べるか、なんらかの工夫ので暖める。

3.デパ地下、ホテイチなどで販売する高級お弁当
価格が1,500円以上のお弁当。味を追求しているが、お弁当ということで、冷めることを意識して作っていると思われる。和風のお弁当だと、冷めたまま食べることを前提としているものもあるが、たいていは結局電子レンジなどで暖める。

さて、1~3などのお弁当、ここ10年くらいいろいろと方法・素材など研究されてきました。それなりにお客様の満足に応えてきたと思います。しかし、もうそろそろ限界で何かイノベーションが欲しいところです。しかも、最近は社会も変わってきていて、まずは、アメリカ型自由主義経済の破綻により、アメリカでも個人の消費をあおるような考え方はだんだん影を潜めてきています。日本国内でも実感なき経済成長などということがいわれ、最近では金融危機にともない個人使用費などがさらに消費が低迷しそうです。

そんな中にあって、家庭が見直される、家庭の団欒などが見直されるという社会の変化があると思います。ここにイノベーションの種があると思います。

ここしばらく私は金融危機に関連して、金融危機後には「変わってしまった異質な社会」に対応する、インフラ革新、システム革新が必要だと述べてきました。そうして、具体的なことは特に何も書いてはきませんでした。社会に対応というと、皆さんの中には大仰なことを考えるかもしれません。しかし、上記のような新たなお弁当の開発ができれば、立派なシステム革新になると思います。ただし、基本的なものでもあるので、実際に実行するとすれば、かなり大きなシステム革新であり、市場もかなり大きいと思います。


■セブンイレブン:弁当の包装簡易化でコスト削減-コスト削減につながらないものは環境問題に寄与しない?

セブンイレブンでは、昨年から簡易包装に取り組んでいます。その内容を掲載してあります。

■あつエコ宅配 ―ピザ・テンフォーが世に問う環境対策とは?
ピザテンフォーでは、磁器のお皿でピザを宅配しています。そのため、味も格段に上昇しました。その内容を記載しています。

■オーブン調理の参入障壁の高さ

■オーブン料理が普及する欧米 (1 )炎の料理!?

■オーブン料理が普及する欧米(2)オーブンをあまり使わない日本の家庭

■オーブン料理が普及する欧米(3)-日本でのオーブン向け商品の少なさ

■オーブン調理が普及する欧米(4)ホーム関連市場の最後のフロンティア?!

■ファスト・カジュアルって?!テンフォーは?

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ピザテンフォー今年の10月4日に生誕20年!!

今年の成人を迎えた方々には、もうお知らせしましたが、ピザテンフォー今年の10月4日をもちまして、創業20周年(こちらで、スマイルズ・ザ・プライスのプロモーションビデオを是非ご覧なってください)を迎えることができました。これも皆様のおかげです。

テンフォーのピザは楽天デリバリーからも購入できます!!

ピザテンフォー昨年の楽天デリバリーの「ファミリーへのおすすめ」部門で、堂々の2位となりました。ますます、便利になったテンフォーを是非ご利用ください。

YUTAKARLSON、USA 市長からのお願い

ランキングは、ありきたりのは面白くないので、私の街に是非投票してください。この私の街は、サイバー上のアメリカ国内に設置してあります。街の名前は、YUTAKARLSONと いいます。この街は、皆さんからのアクセスがあれば、アクセス数が街の住民数となり発展していきます。職場整備、交通の整備などはひと段落していますので、今度は人口を増やす必要があります。せびポチッと一つお願いいたします。


ロシア1~3月GDP 去年同期比+5.4% “巨額軍事費で経済浮揚”―【私の論評】第二次世界大戦中の経済成長でも示された、 大規模な戦争でGDPが伸びるからくり

ロシア1~3月GDP 去年同期比+5.4% “巨額軍事費で経済浮揚” まとめ ロシアの今年1月から3月までのGDP伸び率が去年の同期比で5.4%と発表された。 これは4期連続のプラス成長で、経済好調の兆しとされる。 専門家は、軍事費の増加が経済を一時的に押し上げていると分析。 I...