2011年3月7日月曜日

Google開発の自動運転車両は悲劇から生まれた―【私の論評】世の中を変えよ!!社会を変えよ!!

Google開発の自動運転車両は悲劇から生まれた


昨年ABCニュースで報道された、Google開発の自動運転車両

2月28日から3月4日の日程で米カリフォルニアで開催された「テクノロジー・エンターテイメント・デザイン(略称:TED)」カンファレンス。学術やテクノロジー、デザインなどの各界の著名人が講演をするとあって、今年も世界中から注目を集めた。

会場のロングビーチでは、様々な催し物が用意されており、その1つにGoogleが開発している自動運転車両の、試乗体験会が行われていたようだ。未来の車と呼ぶに相応しいハイテク車両なのだが、実は開発者の悲しい経験が引き金となって誕生することとなった。

試乗について報じているのは、アメリカのテクノロジー系ブログ「サーチ・エンジン・アイランド」だ。同サイトのダニー・サリバンは、TEDイベント会場の駐車場に設けられた試乗スペースを訪れ、実際に車両に乗り込んだ。

車内は普通の車とほとんど変わらない。前方に据えられたカメラと、フロントパネルに設置されたモニターがあるだけで、一般車両とほぼ同じ。しかし、走行中にハンドルに触る必要はないようだ。

操作は非常にシンプル、目的地を指定するだけで自動運転で走行を開始する。体験会では、短いトラックを周回するだけであったが、その走行速度は想像よりもずっと速い。手放しで動いていると思うと若干不安ではあるが、もしも市道を走れたら、かなり快適なのではないだろうか。

この車のソフトウェア開発の責任者、セバスチャン・トゥラン氏によれば、彼の18歳のときの経験に基づいて開発されているとのことだ。その経験とは、親友を交通事故で亡くしたことだ。

「運転ミスを根絶することによって、1年に100万人の命を救うことができる。そのために自分を捧げる」と、使命として開発を続けている。

一般車両に実装されるには、きっとまだまだ時間がかかることだろう。しかし、トゥラン氏の強い決意が、必ず実を結ぶ日が来る。

【私の論評】世の中を変えよ!!社会を変えよ!!


このGoogleの試作品素晴らしいですね。私は、実はこの車に近い構想を持っていました。そうして、トヨタが実現してくれれば良いなどと思っていたことがあります。それに関しては2008年12月にトヨタの記事の中に以下のように掲載しまた。
それこそ、映画「マイノリティー・レポート」にも出てきたような、車でありながら、公共交通のようなものでもある乗り物の開拓なども良いかもしれません。街中では、電車のようにリニア・モーター・カーのように走り運転もしないですむが、郊外に行くと車としても単体で走れるような車とか。しかも、街中では、いままでだと全く個人の思いつきで走っていたのが、全体の経済合理性にもとづいた運用ができるようになっているとか。 
これを実現するために、月々街中の運用のための使用料を個々の顧客から聴取し、全体の都合に合わせると使用量が安くなり、個人の都合を優先すると使用量が高くなるなどの運用システムを構築し、全体としてエネルギーを効率を飛躍的に高めながらも、個人の考えをも反映できるようなシステムを構築するなどです。エコ・カーを個人個人で活用するよりも、もっと全体のことを考慮して、はるかにエネルギー効率を良くするシステムを構築するのです。今までだと、スーパーに買い物にいくのも、消費者の好きな時間に行って帰ってくるとか、頻度も消費者まかせでしたが、全体の都合を考え、少しずらしただけで交通渋滞や無駄を省くことが出来ると思います。 
これは、単にに素人の私が思いついただけのものですが、トヨタの素晴らしい頭脳を結集すれば、もっと素晴らしいものも開発できるでしょう。考えてみれば、私たちの車社会は、相当昔から変化していません、今こそ変化をするチャンスなのかもしれません。
このようなことは、トヨタのようなメーカーが行うべきものと、思っていたら、もうおそらく、上の文章など書いている頃より前から、Googleでは研究を進めていたのだと思います。ドラッカー氏は、どの産業分野であっても、今や新たな技術は全く異なる分野からやってくるということを著書で語っていたことがあります。その例として、製薬の分野をあげていたことを思いまだします。要するに、かつての製薬といえば、化學ん生化学によるものがほとんどでしたが、今では、全くことなるバイオテクノロジーが製薬の世界で、大きな技術確信になっているということです。

この事例も、交通の分野といえば、土木や、車のメーカーからやってきたというのではなく、全く関係のないようにみえる、検索エンジンの会社がとりくんでいるということで、先の事例と似ているように思います。

だから、経営者などは、自分の産業分野だけに注目していれば、いずれ、革新からとり残されることということになると思います。

これは、次の例からも、良く理解できます。そうです、これも以前ブログに掲載したように、IBMは、DNAの自己組織化を活用した回路形成技術を開発しています。これなども、回路といえば、電気、電子、半導体の分野でしたが、次世代の技術は、バイオテクノロジーから発展していくかもしれないのです。

それから、ドラッカー氏は、本当のイノベーションは、技術的なイノベーションではなく、社会的イノベーションであることを力説していました。社会を変えてしまうことが、本当のイノベーションであるということです。

となると、この新たな車は、本当に社会を変革しそうですから、本当のイノベーションになる可能性が高いと思います。そうして、本当に交通事故がなくなれば、良いと思います。

企業の本当の使命は、こうした社会の変革だと思います。この、研究の発端が、友人の交通事故死だったということは、今回はじめて知りました。こうした、使命が、人を突き動かしていくのだと思います。

現在日本は、デフレの真っ只中です。昨日も、テレビでWBSをみていたら、海江田さんがでていて、TPPの導入について話をしていました。私自身は、TPPの導入に関しては、いずれは良いだろうとは思っていましたが、今の時期は非常に不味いと思います。民主党は、あいかわらず順番を間違えているようです。今のままTPPを導入してしまえば、さらにデフレが加速されることは明らかです。

現在の政治家、何が何でも、デフレを加速することしかやらないようです。全く困ったものです。私は、こんなことをする前に、まずは、デフレを収束させることが日本国内の最優先課題だと思っています。それには、自民党政権がインフレの最中にやっていた、大規模な公共工事などがもっとも手っ取り早い方法です。自民党政権は、バブルの最中にこれをやったということで、本来この時期は、増税するなどして、バブルを収束させるべきでした。しかし、逆のことをしてバブルを崩壊させました。

そうして、バブル崩壊後は、バブルをおそれるために、歴代の政権がやってきたことといえば、結局緊縮財政です。そうして、「公共工事=箱モノ行政=悪」という図式が成り立ち、過去20年間公共工事が削減され、気がついてみれば、現在は公共工事がGDP比で先進国中では最低レベルになってしまいました。これに関しては、本日は具体的数字などあけませんが、気になる方がいらっしゃったら、統計数字を調べてください。

はっきりいうと、現在は緊急措置として、箱モノ行政をやっても良いくらいの状況です。どんどん実施すべきです。しかし、本当に箱モノ行政をやってしまえば、やった時には、デフレ対策になって良いのですが、後でまったく無駄になってしまいます。だからこそ、有意義なものを実施すべきです。

そこで、上記のGoogleが実施しているような、新交通システムなど有望だと思います。おそらく、こうした自動走行をする車にあうような道路環境などがあると思います。そうした道路に作り変えるだけでも、莫大な投資が必要です。さらに、既存の自動車すべてにセンサーをつけることでもかなりの投資が必要です。

そのセンサーからの情報を車を自動走行させるだけではなく、クラウドに集め、瞬時に分析フィードバックし都市の交通全体の適合性を図ったり、全体としてエネルギーの節減をはかったりすることも可能になると思います。また、こうした情報を分析することにより、バス、路面電車などの効率的な運行も図ることができるようになるでしょう。このような新たなインフラを整備するのには、きっと莫大な投資が必要だと思います。

これは、車がクラウド・デバイス化することを意味します。これについては、以前のブログで、私は以下のように掲載しました。
これから、テレビは無論のこと、車、時計、電気・水道・ガス、炊飯器、オーブン、体重計、医療機器、ゲーム機器、インターフォン、メガネ、湯沸かし器、冷蔵庫などありとあらゆるもの、がスマート化され、クラウド・デバイス化されるのです。もう、パソコンや、iPhone、iPadの世界だけのことではなくなるのです!!
Googleがこのような自動走行の車両を開発するのには、ただ車を自動走行させるのではなく、背後にこのような意図があるのだと思います。そうすることによって、自社のクラウドへのトラフイックを増すことを考えているのだと思います。

今は、日本では余計なことはせずに、たとえば、このような新交通システム体系を構築し、それに向けて投資を進めるべきと思います。無論、Googleのクラウド使うのか、使わないのかはまた別の話です。

政治家などの本当の役割は、政治家なりのやり方で、社会を変革していく事だと思います。何も考えずに、制度を導入するとか、法律をつくることだけが仕事ではありません。もう、直近でデフレを加速させて多くの国民をゲンナリさせることばかりするのでなく、まともなことをやっていただきたいものです。

しかし、どうも最近の政治家はそうではないようで、政局ばかり追いかけています。そんなことばかりしているちに、革新から取り残され、上のイノベーションの事例のように、全く異なる分野から新たな技術(政治システムなど)が導入され、現在の意味での政治家がいらなくなる時代がくることになるでしょう。いずれにせよ、使命がなく、政局だけの政治家などには、去っていたただきたいものです。

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2011年3月6日日曜日

前原外相が公邸入り 辞意伝達か―【私の論評】カンニング受験生を偽計業務妨害で逮捕するくらいなら前原を禁固刑に処せ!!?

前原外相が公邸入り 辞意伝達か

4日、記者会見を終えうつろな表情だった前原誠司外相=外務省

前原誠司外相は6日午後6時半すぎ、首相公邸に入った。菅直人首相に辞意を伝えるものとみられる。前原氏は、政治資金規正法が禁じている在日外国人からの献金受領が問題とされていた。会談には午後7時すぎ、枝野幸男官房長官も加わった。

政治資金規正法22条は、日本の政治や選挙が外国の影響を受けることを未然に防ぐため、「何人も、外国人、外国法人から、政治活動に関する寄付を受けてはならない」と規定している。違法に献金を受けた政治団体の担当者は、3年以下の禁錮、または50万円以下の罰金が科せられる。

前原氏は、民主党政権発足後の平成21年9月に国土交通相に就任。22年9月、外相に横滑りしていた。

【私の論評】カンニング受験生を偽計業務妨害で逮捕するくらいなら前原を禁固刑に処せ!!?
私は、前原に関しては、例の永田メール事件のときから、考えが浅はかなお粗末な人間だと思っていましたので、今回の出来事驚くに値しないと思います。一度あったことは、二度あるということで、いずれまた、似たようなボロを出すと思っていました。やっぱりという感じです。こんな人間に、もともと総理大臣はおろか、閣僚などもってのほかだったのです。

それに、民主党の体質にも問題があります。そうです。皆さんもご存じのように、民主党の隠れ党是は、日本国解体法案の導入です。そのなかでも、外国人参政権問題は、特に今回のこの問題とも関係が深いと思います。

もっといえば、以前にもこのブログに掲載しましたが、民主党代表選は、外国人も選挙権を持ち、実際に投票もしており、完璧に憲法違反です。したがって、これをもって、代表となった菅総理も無効であり、菅さんが指名した、前原氏を含む前閣僚も、憲法に照らせば全員無効です。これひとつ、とっても、民主党はとんでもない政党であり、表面だけあたかも自民党とあまりかわりなく、二大政党も成り立つように装っていますが、とんでもない似非欺瞞政党です。

もともと、民主党は外国人とも関係の深い党であり、そのような体質が、前原氏の今回のような問題を招いた背景にもなっているのだと思います。前原氏痩せてもかれても、閣僚です。閣僚がこのざまでは、調べてみれば、外国人から直接献金を受け取っている議員が他にもいると思います。こちらも、徹底的に追求していただきたいものです。無論、民主党も自民党も、その他の党も!!

以前このブログには、例の京大でカンニングをした受験生について偽計業務妨害などで犯人扱いするのは間違いであることを掲載しました。この事件に関して、警察もマスコミも勘違いをしていたのだと思います。この問題は、そんなに大きいことではなく、受験生が携帯電話で、単純に問題を投稿したというものでした。私自身、最初からそう思っていました。しかし、警察やマスコミはそうは捉えていなかったようで、もっと大規模な組織的犯罪と捉えたようです。だから、あの大騒ぎです。私も、少し読み違いはしましたが、Yahoo知恵袋など、以前は自分で使ったこともあり、最初から単純なカンニングであることは、容易に類推できました。

私が、読み違えたのは、この受験生が時間つぶしでそのようなことをした程度にとらえていましたが、どうもそうでもないようでした。本人は、本当に合格するつもりで、カンニングをしていたようです。その後の報道で模擬試験のときにも、投稿していたようですから、本当に合格するつもりで、意図して、意識してカンニングは無論のこと、模試でもカンニングの予行練習をしていたのかもしれません。

しかし、これとて、単純なカンニングであり、参照したのが、インターネットのサイトであるというだけです。このような単純な犯罪を偽計業務妨害で逮捕するくらいなら、明らかに憲法違反であり、政治資金規正法にも違反している前原容疑者を逮捕して取り調べをするべきではないでしょうか?こちらのほうが、カンニングよりもよほど重大な事犯だと思います。

こうした、民主党の外国人まみれの体質を考えた場合、明らかに憲法違反をしていますが、それに対応した法律がないため、逮捕することも、裁判にすることもできません。小沢氏のことも考えあわせた場合、小沢氏に関しては、検察が何回調べても立件に足る証拠が見つけられなかったのと比較して、前原の場合は、明らかに政治資金規正法という法律に違反しているわけです、本人もそれを認めているわけですから、前原を逮捕して禁固刑にすべきではないでしょうか?そう思うのは私だけでしょうか?

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2011年3月5日土曜日

<中国人の本音> 日本の対中ODA削減に、「GDP粉飾の結果」―【私の論評】中国には元借款を要求せよ!!

<中国人の本音> 日本の対中ODA削減に、「GDP粉飾の結果」

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【大紀元日本3月5日】中国の国内総生産(GDP)が世界2位になったことを受け、前原外務大臣は3月2日、対中ODAの削減を決めた。中国政府の報道官は「意外ではない」と冷静に受け止めながらも、削減の理由について「もっと詳細な理由があるはずだが」と不満を口にした。

北京紙・新京報に掲載された記事は「GDPが日本を超えたことを言い訳にした」と削減決定を批判し、外交学院日本問題専門家の周永生教授のコメントを紹介した。同教授は、「ODAが形を変えた戦後賠償だと思っている人が多いが、両者を同一視してはいけない。両国政府はこれまで、そのような見方を示したことはない」と強調し、「日本の援助は中国の経済発展に多大な貢献をしてきた。中国政府も正式な文面で幾度となく、感謝の気持ちを示している」と述べた。

この記事が大手ポータルサイト網易に掲載されると、3000を超えるコメントが寄せられた。なかに戦後賠償を持ち出して対中ODAの削減を批判する感情的なコメントもあったが、「援助の事実を知らない」や「GDP粉飾の結果」との声が少なくない。

―日本人がわが国を援助していた?(国から)それを享受したことはないが。(重慶市在住者)

これは、日本のODA政策を中国人が知らなかった、と漏らすコメントで、1万7千人を超えるネット利用者がこのコメントに「支持する」をクリックした。

―日本人のお金はどこに使われてしまったのか。(米国在住者、ID:林副総帥威武)

―中国はここまで金持ちになったのに、何で援助が必要なの?日本外相の提案を支持。(オーストラリア在住)

―何だ、日本はずっと援助してくれてるんだ。日本人を罵る人を恥に思う。(遼寧省在住)

―日本は中国に無償援助していた、これは聞いたことがない。もしかしてこれも国家機密?(黒龍江省鶴岡市在住者)

―母校である湘西州民族中学校の科学技術館の建設とトヨタのマイクロバス2台は当時、日本から援助されたものだと聞いた。いずれにしても、中国を援助した国に感謝すべきだ。(インド在住者)

―調べてみて分かったが、1979年から現在まで、日本は毎年、中国の高速道路、教育、砂漠化防止、環境、医療、貧困と農業に多額の無償援助と無利子円借款を提供してくれた。新聞はこれらの事実を載せないで、恨みや誇張された歴史ばかりを掲載していた。(湖北省武漢市在住)

―もう援助しないでください。市民はそれを見たことも使ったこともない。どこに行ってしまったのだろう。もしかして幹部らに使われたのではないか。(広東省東莞市在住者)

―(GDPを)粉飾した結果、援助までなくなってしまった。(湖南省長沙市在住者、ID:浩奇)

―「GDPが日本を超えたことを言い訳に」と書いてあるが、日本が援助してくれていることが当たり前になってしまい、そのうえ、援助を打ち切るのに日本が「言い訳」をしただなんて、なんて恥知らずな政府なんだろう。(江西省在住者)


【私の論評】中国には元借款を要求せよ!!



このブログでは、たとえ中国が日本のGDPと同等になったか追い越したとしても、一人当たりで換算すると、1/10未満であること、さらに、中国の政府が発表するGDPの統計数値そのものが出鱈目であることを掲載してきました。

中国がなぜこんなことをするかといえば、それは簡単なことです。今までも発展したし、これかも、大いに発展することを国外の投資家などに印象づけて、中国に対する投資を促すためです。中国は確かに発展は続けていますが、現状はまだまだの水準です。これからどうなるかなんて、判ったものではありません。私は、現在の共産中国はいずれ成り立たなくなって、崩壊すると思います。これに関して、このブログでも何回も掲載してきました。

今のままの体制のままの中国が、そのまま発展して拡大していくとは考えにくいです。しかし、そんなことは無論中国はおくびにもだしません。これに対して、日本のマスコミなども、なぜか中国の真の姿を報道しようとはしません。

それに、中国の高官など発言がまちまちです。あるときは、中国は先進国であるようなことをいい、またあるときは、中国は後進国であるような物の言い方をします。

日本のマスコミもおかしいです。中国が世界の経済大国になったことをまともに信じているのなら、ODAを削減どころではなく、撤廃すべきことを訴えるべきでしょう。それに、過去に貸してある分など、すぐに返していただき、それを日本のデフレ対策に使用すべきだと主張すべきでしょう。

私としては、中国が世界第二の経済大国であると主張するというのなら、当然のなりゆきでこうしたことをしていくべきと思います。

実際に援助国がその動きに出ています。英国は年60億ポンドを国際援助予算として割り当て、115カ国への援助を行ってきましたた。2006〜2011年の5年間で、対中支援額は1億500万ポンドを占めました。しかし、これらを管轄する英国国際開発省(DFID)が現在出している計画草案によると、中国・ロシア・イランを含む16カ国への援助は打ち切られ、「女性や子供の多くが生存の危機に瀕している国家」に援助の対象は絞られるといいます。

同様に、米国やカナダ、ドイツでも政府関係者や専門家らの間から、対中支援内容に関する再検討を求める声が挙がっており、こうした動きに追随すると見られています。

さらに、日本国内では、日本の財務省の国際収支統計によると、すでに08年度の時点で日本の直接投資額はインド向けが8090億円の純増で、中国向けの6793億円を上回っていました。この前の年の07年度は中国の7015億円に対してインドは1890億円にとどまっていました。

直接投資とは、株式の購入などの間接的な投資ではなく、実際に、中国現地で投資して、人を雇用したり、原材料を購入したりとか、事業活動を行うことを意味しています。

外務省など、今頃になって、ODAの削減などと呑気なことを言っていますが、民間企業はさすがに行動が速いです。すでに、2008年の時期で、中国には投資を控え始めたということです。

日本として、尖閣の問題もあるし、いわれのない反日運動や、教育などしてきとこともあるし、中国が世界の第二の経済大国になったというのなら、円借款ならぬ、元借款を要求すべぎではないでしょうか?無論く借りた金は、全部日本政府が自由に使うということで実施すべきでしょう。戦後数十年にもわたって、円借款をしてきた日本としては、当然の事だと思います。中国幻想に酔っているマスコミ諸氏の方々は、こういう報道をすべきと思います。そう思うのは、私だけでしょうか?

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2011年3月4日金曜日

動画:人型ケータイアンドロイド「エルフォイドP1」―【私の論評】iPad、iPhoneはこれからでてくるデバイスのほんの一形式でしかない!!

動画:人型ケータイアンドロイド「エルフォイドP1」



さて、本日は、昨日iPad2の発表があったので、それを掲載しようとも思ったのですが、昨日早速発表会の動画をみたのですが、結局、速いとか、軽いとか、カメラがついたこと、そうしてカバーがついたことなどをやっていて、結局は新味はありませんでした。

そうして、動画は、これらの説明が終わったあとでも、ビデオ編集アプリとか、楽器アプリのことを長々とやっていて、私は、そこでビデオを見るのはやめました。ただし、スティーブ・ジョブズCEOの元気な姿を見れたのは良かったです。

同じ日に、この「エルフォイド」の発表がありましたので、本日はこれについて掲載します。


ATR(国際電気通信基礎技術研究所)と大阪大学が開発した「エルフォイドP1」は携帯型の遠隔操作アンドロイド。独特なフォルムが記憶から拭えない「テレノイドR1」を小型化したような雰囲気で、もちろんATR客員室長 / 大阪大学教授の石黒 "不気味の谷を越える者" 浩氏の研究プロジェクトとして生まれたものです。テレノイドR1はミニマム化された人体をモチーフとすることで人の存在感を遠隔に伝えるものでしたが、エルフォイドP1も目指すところは同じ。「遠隔地の人が互いの存在を感じながら対話できる革新的な通信メディア」と表現されています。文学的なプレスリリースからさらに引用すれば、

携帯電話の機能は日進月歩で、特に最近では優れたインタフェースデザインを持つスマートフォンが注目を集め、豊かな付加機能と共に利用が広がっています。しかし、通話そのものの機能は携帯電話普及当初と同じで、通話相手の存在を確認するのは声に頼るのみです。従来の携帯電話を変革し、新たな通信メディアを創出するには、より大胆な発想が必要となります。

とのこと。大胆な発想を自称するだけのことはあります。

見た目ばかりが目を惹くエルフォイドP1ですが、これまでのアンドロイドとは異なるのは、クアルコムの3Gユニットを内蔵しているため、FOMA端末と利用できるという点。まさにアンドロイドケータイです。ボタンなどが見当たらないのは、画像・音声認識で操作できるから。開発にはドコモも協力しており、まさに「ひとりと、ひとつ」状態です。プレスリリースからもうひとつ引用すれば「エルフォイドという存在感を伝達するメディアから生まれる新しいコミュニケーションの形態は、我々の生活にさらなる変革をもたらすものと考えています」。たしかにこの端末が普及すれば、生活のさらなる変換は避けられなさそう。続きにはサイエンスライター森山和道氏による動画を掲載しています。


news.com.euの記事

【私の論評】iPad、iPhoneはこれからでてくるデバイスのほんの一形式でしかない!!
さて、上の記事でははっきりかかれていませんが、「エルフォイドP1」は、人間のように体が動き、頭のスピーカーから通話相手の声が聞こえてくるとのことです。しかも、口がしゃべっているように動くらしいです。通話相手が身近に感じられるように工夫されているようです。

開発は、ロボット研究で知られる大阪大学の石黒浩教授が関わっているうえ、通信機能の確認にはNTTドコモが協力し、FOMA回線が使われています。

無論これは、まだ研究段階のため、このまま登場することはないとは思いますが、まったく新しい端末の可能性を見せてくれたということです。

この端末、実際に操作したことはないので、何ともいえませんが、おそらく、体が動くということで、それで、いろいろな表現も出来るのだと思います。たとえば、体を激しく蠕動させることによって、駄々を捏ねている感じをだすとかも出来るのだと思います。

まずは、こうした実験的な試みで、何人かの人に持ってもらい、これからいろいろと研究して行くことになるのだと思います。将来どのように発展していくのか楽しみです。

私は、以前このブログに、iPadやiPhoneは、これから出てくる、クラウドデバイスののほんのいち形式に過ぎないということを述べたことがあります。

無論、その時は、「エルフィドP1」のようなものを想定していたわけではありません。どちらかというと、たとえば、冷蔵庫とか、オーブン、湯沸かし器など、すでにあるものがクラウドデバイス化することを掲載しました。その部分を以下にコピペしておきます。
これから、テレビは無論のこと、車、時計、電気・水道・ガス、炊飯器、オーブン、体重計、医療機器、ゲーム機器、インターフォン、メガネ、湯沸かし器、冷蔵庫などありとあらゆるもの、がスマート化され、クラウド・デバイス化されるのです。もう、パソコンや、iPhone、iPadの世界だけのことではなくなるのです!!
この「エルフィドP!」もちろん、クラウドにつなぐことも出来るのだ思います。そうなると、クラウドの大量の記憶容量を使用しつつ、これによって、いろいろな動きができ、それを記録にとって、さらには、受け取った人の感じも、記録などにとり、様々な研究ができるに違いありません。

このエルフィドに限らず、たとえば、もうすでに、香りを出す機械も研究されているそうですから、こうしたものとも組み合わせると様々な試みが可能ですね。私は、最近あまりホノグラムの新たなものをみていないので、こうしたものの組み合わせで、すごいことができるかもしれないと期待しています。

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2011年3月3日木曜日

日本の全自動犬洗い機に海外から批判の声 導入店に危険性はないか聞いてみた(ネタりか)―【私の論評】犬の身になってみれば、やはり、怖いは怖いのでは?

日本の全自動犬洗い機に海外から批判の声 導入店に危険性はないか聞いてみた



愛犬を洗うのに一苦労。そんな悩みを抱えている飼い主には便利(?)な「ドッグウォッシュマシン」が、海外メディアに取り上げられるなど、ネットを中心に話題になっている。このマシンは、全自動で愛犬を洗えるのが大きな特徴だが…。百聞は一見にしかず、まずは動画をご覧いただきたい。

動画には、外国人ユーザーを中心に「とてもクールだ」「日本を愛してる」といったコメントも寄せられる一方で、「その犬、ひどく怯えているように見える」「犬が傷つけられている」「これは残酷だ。彼はおぼれている」などと、否定的なコメントも多数見受けられた。

動画内でマシンについて説明している女性は、「私も入って、すごく気持ち良かったので…」と、安全性を強調しているが、本当に大丈夫なのだろうか。マシンを導入している「ジョイフル本田」内のペットショップによれば、スタッフがマシンに入って安全性を確かめているのは事実とのこと。犬がパニックを起こしてしまった場合は途中で止めることもできるので、危険性はないと判断しているようだ。

一回の所要時間は35分。シャンプー、すすぎ、ドライなどの行程を経て、無事“洗濯完了”となる。水温、温風は共に35度に調整され、シャンプーも低刺激なものを使用しているという。同店での料金は1,000円。

賛否両論分かれるところだが、愛犬が神経質でなければ、試してみたいと考える飼い主も多そうだ。それにしても、実際に洗われたスタッフはマシンの中でどのようなことを考えていたのだろう。犬の気持ちと合わせて、知りたいものだ。

【私の論評】犬の身になってみれば、やはり、怖いは怖いのでは?
犬を洗うのは大変ですね。特に、大きな犬だと大変だと思います。トリミングに出せば、洗ってももらえますが、頻繁にトリミングしてもらうわけにはいかないので、やはり、自分であらわなければならないときもあると思います。

夏だと、外でも良いのですが、冬はやはり、家の中ということになります。そうなると、お風呂場くらいしかない場合もあります。でも、やはり、犬の場合は、衛生面のこともあるし・・・・・・・。などと考えるとこのような装置は非常に便利ですね。

しかし、上の装置だと、やはり、犬の身になってみれば、やはり、怖いは怖いのではないかと思います。慣れというのもあるとは思いますが、ただし、みていれば、やはりモノ扱いのような気がします。いくら、安全とはいえ、自分の子供をああいうところに入れたいと思う、親はいないのではないかと思います。

今の時代、犬をペットというよりも、家族という位置づけの家が多いと思います。そうなると、家族の一員として犬を洗ってあげるという感覚だと思います。であれは、上の装置は、抵抗があるに違いありません。そのため、動画の海外のユーザーのコメントのうち、ネガティブな意見も最もな事と思います。

しかし、ご安心ください。実は、犬を洗うマシンでも、全く違うものがありました。それが、「ドッグシャワー・ハウス」です。これは、コイン式の犬を洗う施設です。これは、上のように機械に全部お任せするのではなく、あくまで、人が犬を洗うことを前提としたものです。

言葉で説明しても、なかなかご理解いただけないと思いますので、まずは、下の画像をご覧ください。


1.入室
1.入室
受付カウンターで入室料金を投入すると入口が開きます。

2.洗犬台
2.洗犬台
愛犬の大きさに合わせて洗犬台を調節できます。

3.シャワー
3.シャワー
○シャワー1出ボタンを押すとお湯がでます。
出止何回でも可。
※一定時間カウントは止めておけます。
3.シャワー
シャワー・ドライヤーの追加は…

2分以内を目安に、追加料金を投入してください。
●コインを追加しない場合2分後に
警報音が鳴り、その後まもなく入口がロックされて室内自動洗浄が始まります。退室はお早めに! 

4.ドライヤー
4.ドライヤー
タオルドライをしっかりしてから、ドライヤーをお使いください。
●ドライヤーオススメ方法
乾いたタオルを濡れた部分に当てて、その上から温風をかけるのがオススメ! 
4.ドライヤー
愛犬の大きさに合わせて洗犬台を調節できます。

○モーター音を抑えたやさしい設計。
○温冷切替可。

※ドライヤー2本同時使用可能。
4.ドライヤー
仕上げは…

冷風でさっぱり!大型犬のボクはシャワーが10分ドライヤーが15分かかったよ!(2本同時使用で

5.退室
5.退室
ありがとうございます。
またお越しくださいませ!
退室は3分以内を目安でお忘れ物なく。

いかがですか?カンタンなのでまず使ってみてね!



これだと、犬も安心です、犬のオーナーさんも大満足ですね。それに、犬とオーナーさんのコミュニケーションも深まると思います。

さて、こうしたコミュニケーションを重視するタイプの犬を洗う装置に関しては、以下のURLをご覧になってください。

http://www.dogshowerhouse.jp/dog_howto/index.html(動画もごらんいただけます)

実は、これ、うちの会社で実際に、運用もしていますし、販売もしています。無論、特許も取得しています。この商品、やりようによっては、かなりのヒット商品になると思うのですが?皆さんは、どうお考えですか、何かお考えがあれば、是非コメント願います!!

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2011年3月2日水曜日

入試投稿、仙台の浪人生が関与か―【私の論評】犯罪とはいえないかもしれないが、合格していたら、取り消しとか何年か受験できないようにするなどの措置は必要か?

入試投稿、仙台の浪人生が関与か


京都大学など4つの大学で、入試問題がネット上に投稿されていた事件で、事件に関与した疑いがある受験生は、山形県の高校を卒業した仙台市内の予備校に通う19歳の浪人生であることがわかりました。

この事件は、京都大学や早稲田大学などの4つの大学で、試験中に入試問題がネット上に投稿されたものです。

警察当局は、偽計業務妨害の疑いもあるとみて調べを進めていましたが、投稿に使った携帯電話の利用者が、山形県の高校出身で仙台市内の大手予備校に通う19歳の浪人生であることがわかりました。また投稿に使われた携帯電話は、浪人生の親族名義だということです。

警察当局は今後、この浪人生らから事情を聴くなどして、調べを進める方針です。

【私の論評】犯罪とはいえないかもしれないが、合格していたら、取り消しとか何年か受験できないようにするなどの措置は必要か?
この浪人生もう、ほとんど特定されていると思います。前にも、このブログに掲載したように、インターネットを使えば、必ず、IPアドレスという痕跡が残ります。それに、携帯でも、パソコンからでも、メールを送信したり、どこかのサイトにコメントなど書きこめば、たとえ消去したとしても、携帯や、パソコンの記憶装置を破壊しない限り、ほとんどを再現することができます。サイトへのコメントも同じです。たとえ、消すことができて、消したとしても、ほとんと100%再現することができます。

意外とこういうことが知られていないようです。いままでのニュースなどでは、似たような事件は発生したとても、IPアドレスという言葉がでてくることはなかったと記憶しているのですが、今回は、どこの報道でも、この言葉でてきて、結構詳しく説明していたのは良かったと思います。この受験生も意外とこういうことは知らなかったのかもしれません。

しかし、それにしても、実際の手口は一体どんなものだったのか、まだまだ、疑問が残ります。携帯で発信するにしても、一体どのようにして、問題文を入力したのでしょうか?しかし、意外と簡単なことかもしれません。机の下に隠してブラインドタッチで入力したのかもしれません。ただしし、わずかの隙間から、少しは内容を確認したかもしれません。いずれにせよ、実際の現場での手口がどのようなものだったのか、知りたいところです。

それに、わざわざ、多くの人の目につく、Yahoo知恵袋に投降するという手口を使ったのかも不明です。普通だったら、もっと隠蔽すると思います。

しかし、いろいろ、考えていくと、思い当たるフシもあります。おそらく、この浪人生に関しては、実は、京大などの受験に当落線上にあるというわけではなく、ほとんど合格する見込みがない人なのかもしれません。

だから、答案用紙を半分も埋められないのかもしれません。そのため、時間つぶしにやったというのが、真相かもしれません。試験の時間は、長くても90分というのが多いです。そうすると、まともに、問題を解いているとあっと言う間に時間が過ぎます。しかし、もともと、答案を半分も埋めることができない人にとっては、暇つぶしをするなどのこともできず、苦痛なものです。

私も、覚えていますが、最初に受けた模試に関しては、全然勉強していなかったので、勉強をしていなかったところからの出題も多く、書けないところが多く、退屈で退屈で仕方ありませんでした。おそらく、この浪人生も模試の時にでも、退屈を紛らすつもりで、Yahoo知恵袋に投稿してみたら、どこの誰とも知らない人から、返事がかえってきたので、本番のときにも暇つぶしとしてやってしまったというのが真相ではないかと思います。

もし、当落線上にいたら、はっきりいって、携帯電話で答えを見ているよりも、できるとこを確実に得点するということで、できないところは後回しにして、解答するのと確認するのに時間がかかって、とても、そんなことをしている余裕はないと思います。大学を受験して、そうして、特に合格した方なら、応用力を問われるような問題でも、わずか90分の間では、全くの白紙から考えていたのでは、時間がなく、過去にやった問題の中で似た様なものを必至で思い出して、解答するのが普通だと思います。似たようなものを一切見た覚えのないような問題は後回しというのが普通です。

カンニングに関しては、上の動画にもあるように、道徳的には悪いことですが、犯罪とまでできるかどうかは疑問です。皆さんのうち、あの「坂の上の雲」を読まれたり、あるいはNHKのテレビで「坂の上の雲」で、あの正岡子規がカンニングをしていたということを知っている人も多いのでないかとか思います。

正岡子規は、東大予備門入試の時に、法官という英語がわからずに、秋山真之に試験中にその意味をたずねたところ、秋山が「ほうかん」と答えたので、幇間だと思い込み、答案用紙に書き込んだそうです。夏目漱石も数学の問題をカンニングしたそうです。これらの話が、後からでも、多くの人に伝わったというのですから、かの時代はおおらかといえば、おおらかです。正岡子規に関しては、結局間違った解答をしても、合格したわけです。夏目漱石のカンニングもどの程度のものだったかは、わかりませんが、似たようなものだと思います。

だから、この浪人生に対しても、罪は問わないほうが良いと思います。ただし、道徳的には良いことではないので、厳しくお灸をすえることと、不正を働いた大学に関しては、試験の成績は別にして<不合格にすること、そうして、1~2年くらは同じ大学は受験できないようにするなどの措置で十分だと思います。それ以上の措置は必要ないですし、犯罪としてしまうことには反対です。

それから、カンニングというと思い出すのが、ある保険会社の課長さんです。その方、いつも夜、おそくまで仕事を精一杯していたそうで、昇進試験の勉強がほとんどできなかったそうです。ある日、郵便受けに大きめの封筒が入っていたので、何だろうと思い、開封してみると、昇進試験用のテキストが数冊入っていて、そのテキストの中身を見てみると、ところどころ、マーカーでマークを施してあっので、そこの部分だけ、ほとんど一夜漬けで勉強して試験を受けたら、まさにその部分が出題され、無事合格したそうです。本人は、未だに、誰がそのようなことをしたのかわからないそうです。

私としては、大学とか、会社の昇進試験もそうですが、いわゆる情報を暗記するだけの試験ではどうにもならないと思います。今は、政治改革も必要ですが、教育改革も必要ではないかと思っています。

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2011年3月1日火曜日

バカ女が「夫婦別姓」支持する理由「通帳の名義変更メンドクサイから」 ―【私の論評】夫婦別姓の行き着く先は地獄か?

バカ女が「夫婦別姓」支持する理由「通帳の名義変更メンドクサイから」

アメリカではもう随分前にライフスタイルとしての夫婦別姓が破綻している
非モテの皆様、夫婦別姓についてはどうお考えでしょうか。 非モテタイムズに以下のような記事があって、面白かったので、下にそのまま引用します。
結婚なんて夢のまた夢だよ、とお嘆きの方たちも「もしあの子と結婚したら俺の苗字になるのか」「私の名前が真澄だから、桑田さんとは結婚したくないわ」等、妄想にふけることは多々あるのではないでしょうか。 
先日東京地裁で行われた夫婦別姓に関する裁判の結果が、ネット上で話題になっています。 
時事ドットコム(参考リンク参照)によると裁判の概要は以下のとおり。 
■訴訟内容
事実婚を続けるカップルが「2004年以降、3度に渡って別姓のまま婚姻届を提出したが受理されなかった。夫婦別姓を認めない規定は憲法違反だ」として婚姻届の受理を求めました。要するに「苗字を変えないと結婚できないなんておかしい、違憲だ。苗字変えないまま結婚させろ」ということですね。 
■判決
東京地裁はこの訴えについて、却下する判決を言い渡しました。要するに「夫婦別姓は認めねえよ」と突っぱねたわけです。 
■ネットの反応
この判決に対し、2ちゃんねるでは、
「すまん、正直地裁をバカにしてたw。まっとうな判決も下せるんだねぇ…」
「姓を変えたくなけりゃ婚姻届ださなきゃいいじゃん。自分達が嫌だから制度が変われってどんだけのエゴだよ」
「仕事では旧姓使ってるけどそれで不便はないな。別姓推進の人は何の利権がほしいんだろ」
など、概ね判決に肯定的な意見が多くなっています。
たしかに、法律上は、同姓結婚をして、日常では、そのままの名前で生活もできます。 
■結局のところ、夫婦別姓制度は必要なのか 長年議論されていますが、世論調査では反対派のほうが多い状況です。法律の改正には至っていません。しかし核家族化が進み「家系」という概念が薄れる中、苗字にこだわる若者は減ってきているように思います。よって「別姓だ、いや同姓だ」という議論自体、時代にそぐわない、古いものになりつつあるのではないでしょうか。
■非モテ男子は現在の婚姻制度を活用すべし!?
冒頭で紹介した事例とは違いますが、難しい話を抜きに、苗字を変更するにあたって「通帳の名義変更とか面倒くさい」という理由から夫婦別姓に賛成する女性も。ただ、ご存知の方も多いと思いますが、現制度では、必ずしも、妻が夫の苗字に変更しなくてもいいのです。夫が妻の苗字になってもいいのです。
「僕が苗字変えるから」という口説き文句、意外と使えるかもしれませんよ?(ネタりかより)
(参考リンク)
時事ドットコム:婚姻届受理の訴え却下=夫婦別姓訴訟で一部判決-東京地裁

結婚・恋愛ニュースぷらす「夫婦別姓を認めないのは違憲」婚姻届受理の訴えを却下

【私の論評】夫婦別姓の行き着く先は地獄か?
この判決、今の法律では、敗訴するのが当然です。しかし、法律が改正されたら、そうです、夫婦別姓法案が成立したら、こうはいかないかもしれません。夫婦別姓法案をはじめとする、いわゆる日本国解体法案を国会で成立させることは、実は、民主党の隠党是といっても良いものです。

夫婦別姓に関しては、このブログでも、再三わたって掲載してきました。ご存じの方は、良いですが、ご存じないかたは『夫婦別姓』とキーワードを入れて、検索してみてください。よく検索すれば、恐ろしいことが一杯でてきます。

上の記事を見ていても、よくわかりますが、おおかたの人は反対ではあるようですが、その反対の理由もそんなに深いことのようではないようです。でも、夫婦別姓の災厄はそんな単純なものではありません。

ここでは、災厄の細かなことまでは述べませんが、簡単にこのブログに掲載したことを掲載しておきます。

夫婦別姓に関しては、アメリカで法制化ではなく、ライフスタイルとして導入されましたが、離婚率50%以上などというとんでもない結果を招き大失敗したことが明らかになっています。しかし、このようなこと、マスコミも報道せず、政府も公表しません。これには、隠れた意図があると断定せざるをえません。

すなわち、戦後60年にわたり、アメリカの日本弱体化政策による家の破壊により、日本の家庭はほとんど核家族化されましたが、今度はそれに続き、家族の破壊です。これによって、日本の国民国家を破壊することです。

「ゆとりの教育」は、日本で導入時には、アメリカでは随分前から導入されていて、大失敗したことが明々白々になっていて、世論は「若いうちに詰め込めるだけ詰め込んでおけ」というように変わっている時でした。無論アメリカでは、ゆとり教育はすぐにやめました。日本は、ご存知のように導入して思ったとおりの大失敗です。夫婦別姓も現在導入すれば、大失敗どころか、大きな災厄をもたらすことははっきりしています。

あの大阪の幼児死体遺棄“鬼母”下村早苗については、何がなんでも、絶対に許すことが出来ないと多くの方が思われると思います。どんな事情があっても、置き去りにするとは、もう地獄に堕ちるしかないと思います。

しかし、この問題の社会的背景は考えてみる必要があります。日本国内でも最近では他にも幼児虐待が頻繁におこっていますが、このようなことが最近とくにおこるのは、戦後の誤った民主主義教育による個人主義的な風潮がこうしたことを助長していることは否めないと思います。戦後どんどん、進んだ成れの果てが、この事件ということではないかと思います。

日本国解体を推進すれば、さらに誤った個人主義というより、本質的には、利己主義が助長され、こうしたことをさらに推進することになります。こうしたことによる、損害・実害はとても、数字に表すこともできないことも含めて、甚大なものになることでしょう。戦後の誤った民主主義教育や、個人主義的な風潮のなかには、日教組をはじめとする左翼思想が多大影響を与えています。

特に、民主党が推進する選択的夫婦別姓に関しては、このようなことに拍車をかける可能性が濃厚です。アメリカでは、さきほども述べたように、いわゆるリベラリストの中でもフェミニストという連中が、積極的にライフスタイルとしての実質的な夫婦別姓を主導してきました。その挙句の果てに、アメリカでの、離婚率は現在50%以上です、今日結婚したカップルの実に半数以上が確実に離婚します。そうして、子供を虐待したり、ネグレクトしたりすることもかなり増えた時期があります。

現在では、アメリカなどでいわゆる働く母親にアンケートをとると、80%以上が、「仕事より家庭が大事」と答えるまでになっています。アメリカが体験したこのような災厄を日本で、わざわざ再現する必要はないと思います。


私のブログでは、夫婦別姓をはじめ、日本国解体法案の危険性に関しては、再三掲載してきました。その中でも夫婦別姓に関するもののURLは下の【関連記事】に掲載しておきます。ご覧になっていない方は、是非ご覧になってください。また、上の動画は夫婦別姓論に関する4つの典型的嘘がわかりやすく解説されていると思います。これも、あわせて御覧ください。

関連記事の中には、多少内容がグロなものもありますが、夫婦別姓など強力に推し進めていって、しばらくすれば、このような事態になることは十分に予見できます。皆さんも、これに関する認識を深めていただきたいと思います。

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