海上自衛隊の名誉のために述べますが、山上容疑者は護衛艦の見習の砲雷科員、その後、術科学校の練習船で勤務したといいます。銃の射撃訓練は年1回程度あるも、銃や弾丸を作る訓練など存在しません。このテロ事件と自衛隊との関係を強調し過ぎることには、問題があります。
きわめつけは、以下の写真です。安倍元首相の暗殺の大手新聞の第一報が、全部一字一句違わず「安倍元首相撃たれ死亡」です。
大規模な災害や事件など、マスコミの報道によって世の中を乱す可能性がある場合は、警察は「報道管制」という方法を用いて混乱を回避することもあるとされていますが、これも「報道管制」ではないかとみなしても不自然ではないと思います。
大規模な災害や事件など、マスコミの報道によって世の中を乱す可能性がある場合は、警察は「報道管制」という方法を用いて混乱を回避することもあるとされていますが、これも「報道管制」ではないかとみなしても不自然ではないと思います。
安倍首相へのヤジに対する、警察官の「実力行使」が「違法」と判断された判決は、北海道警、警察庁に衝撃を与えました。
「闘う政治家」だった安倍氏に対しては攻撃もまた激しかったのですが、中には「許さない」とか「死ね」「お前は人間ではない、叩き切ってやる」とか明らかに常軌を逸したものもありました。
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判決を受けて札幌地裁前で心情を語る原告の大杉雅栄氏(右端)と紙を掲げる原告の桃井希生氏(右から3人目) |
たとえ明らかに演説妨害に見えるヤジであっても「表現の自由」であるならば、街頭演説における警備というのはやりにくくなるでしょう。あの判決以来、現場で警官による職務質問が減っているという話を聞いたことがあります。 今回も容疑者がふらふらと近づいてきた時に、なぜ現場の警官が職質しなかったのか不思議でした。もしそういう「空気」があるとしたらこれは極めて危険なことです。
私自身は、この判決は異常だと思います。街頭演説で演説している人の話の内容が聞き取れなくなるほどをヤジを飛ばせば、これは明らかに演説を聞きたいと考えている人の権利を侵害していることになると思います。
実際2017年には、同じ札幌で当時の安倍総理が応援演説をしているとき、ヤジが飛んだのですが、札幌市民がそれをしている人を叱って止めたということもありました。
学校などで、たとえば校長先生が話をしているときに、その話が聞こえなくなるほどヤジを飛ばした生徒がいたとして、この行為は「表現の自由」として認められるのでしょうか。そのようなことが許されて良いはずがありません。
このような表現など、一般社会では到底許されるものではありません。大企業や役所の中でも派閥や、組合の違いがあったとしても、ここまでひどい罵声を浴びせることはないでしょう。
私自身もこのプログを書いていますが、たとえば民主政権時代においては、民主党政権をかなり強い調子で批判したりしたことがありますが、是々非々で批判したものであって、総理大臣に向かって、「許さない」「死ね」ましてや「叩き切って」やるなどという罵声を浴びせかけたことはありません。というより、そんなことできません。これが平気でできる人は、精神が病んでいると思います。
こうしたことの流れの延長として、「保育園落ちた日本死ね!!!」発言が出てきたのだと思います。マスコミはこの言葉を褒めそやしました。それどころが、この言葉が「流行語大賞」を受賞しました。これ自体信じがたいことです。私は、この言葉到底容認できません。日本が本当に死んだらどういうことになるでしょうか。
こういうことが許容されてしまい、安倍晋三氏への個人攻撃が当たり前となってしまい、安倍晋三氏になら何を言っても構わないという雰囲気が醸成され、ヤジを表現の自由とする判決が出たり、様々な要因が重なり、安倍元首相の暗殺に結びついた面は否めないと思います。
裁判においては、このあたりも含めて明らかにしていただきたいものです。
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