ゼレンスキー大統領 |
ロイター通信は関係者の話として、ウクライナのゼレンスキー大統領がG7広島サミットに出席するため、サウジアラビアのジッダからフランス政府の専用機で日本に向かう予定だと報じました。
ゼレンスキー氏は現在、19日に開かれるアラブ連盟の首脳会議に出席するため、サウジアラビアに向かっているということです。
日本は、ゼレンスキー大統領がG7広島サミット出席のため、来日するというニュースでわいていますが、私自身は、これにはさほど驚きはしませんでした。
なぜなら、岸田文雄首相は今年3月、ウクライナの首都キーウでゼレンスキー氏と会談した際、広島サミットへの出席を要請し、ゼレンスキー氏はオンライン参加の意向を示していたとされています。(産経新聞)
そうして、さらにゼレンスキー大統領は、先進7か国首脳会議(G7サミット)に出席するため、来日することが伝えらました。ゼレンスキー氏の来日は、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、初めてのアジア訪問となります。
ゼレンスキー氏の来日が決まった経緯については、まだ詳細は明らかにされていません。しかし、G7首脳がロシアによるウクライナ侵攻への対応を協議する中で、ゼレンスキー氏の出席が重要と判断されたと考えられます。
ゼレンスキー氏は、これまでもオンラインでG7首脳会議に出席し、ロシアによるウクライナ侵攻への支援を求めてきました。今回の来日では、G7首脳に直接会って、ウクライナへのさらなる支援を訴えるものとみられます。
また、ゼレンスキー氏は、被爆地である広島を訪問することも伝えられています。広島は、1945年にアメリカが原子爆弾を投下した都市であり、核兵器の恐ろしさを世界に訴える場所です。ゼレンスキー氏の広島訪問は、核兵器のない世界への思いを示すものとみられます。さらに、ロシアが核を使うことを牽制する意図もあるとみられます。
ゼレンスキー大統領は、核兵器の惨禍を目の当たりにした広島で演説を行うことで、ウクライナの人々がロシアの侵略に苦しんでいることを世界に訴える機会を得ることができます。また、G7首脳にウクライナへのさらなる支援を求めることもできます。
G7首脳会議は、ロシアのウクライナ侵攻後、ロシアに対する制裁やウクライナへの支援について協議する予定です。ゼレンスキー大統領の演説は、G7首脳にウクライナへの関与を継続するよう促す重要な機会となるでしょう。
また、ゼレンスキー大統領のG7首脳会議への出席は、ウクライナに対する国際社会の連帯を示すことも意味します。G7首脳はゼレンスキー大統領の演説を聞いて、ウクライナを支援し続けることを約束するでしょう。
ゼレンスキー大統領のG7首脳会議への出席は、ウクライナにとってもG7首脳にとっても重要な機会となります。ゼレンスキー大統領は世界にウクライナの人々の声を届けることができ、G7首脳はウクライナへの支援を継続することを約束することができます。
ゼレンスキー氏は現在、19日に開かれるアラブ連盟の首脳会議に出席するため、サウジアラビアに向かっているということです。
【私の論評】国際的行動に制限のあるプーチンを尻目に、ウクライナ存在感を世界に再び強く訴求するゼレンスキー(゚д゚)!
日本は、ゼレンスキー大統領がG7広島サミット出席のため、来日するというニュースでわいていますが、私自身は、これにはさほど驚きはしませんでした。
なぜなら、岸田文雄首相は今年3月、ウクライナの首都キーウでゼレンスキー氏と会談した際、広島サミットへの出席を要請し、ゼレンスキー氏はオンライン参加の意向を示していたとされています。(産経新聞)
岸田首相は、広島サミットへの出席を要請していたわけですから、元々来日する可能性はあったといえます。
ゼレンスキー氏は14日、前日のイタリア訪問に続いて、ロシアの侵略開始後初めてベルリンを訪れた。会談したショルツ首相との共同記者会見で、ドイツが13日に発表した過去最大規模となる4000億円相当の追加軍事支援などに謝意を示した。
反転攻勢に関し、「成功への準備がほぼ整った」と述べつつも、兵器が不足しているとの認識もにじませた。ショルツ氏は「必要な限り支援を続ける」と応じた。
14日にはフランスに移動し、マクロン大統領と会談した。共同宣言でマクロン氏は、数週間以内に「軽戦車」と呼ばれる「AMX―10RC」を含む装甲車数十台を提供し、兵器供与を継続する方針を示した。
反転攻勢に関し、「成功への準備がほぼ整った」と述べつつも、兵器が不足しているとの認識もにじませた。ショルツ氏は「必要な限り支援を続ける」と応じた。
14日にはフランスに移動し、マクロン大統領と会談した。共同宣言でマクロン氏は、数週間以内に「軽戦車」と呼ばれる「AMX―10RC」を含む装甲車数十台を提供し、兵器供与を継続する方針を示した。
この会談のときに、ゼレンスキー大統領とマクロン大統領は、ゼレンスキー大統領が、訪日してG7に参加するなら、フランスの航空機を手配する旨を約束したかもしれません。
その目的は何といっても、いわゆるマクロン大統領の「台湾発言」による失地回復だと考えられます。
マクロン仏大統領は、4月上旬に中国を国賓として訪問した後、フランスへの帰国の飛行機の中で一部メディアとのインタビューに応じ問題発言をしていた |
訪仏後の15日には、ロンドン郊外で英国のスナク首相と会談しました。スナク氏は、ウクライナが求める米国製F16戦闘機の供与実現に向けた協力を約束し、ウクライナ空軍パイロットへの飛行訓練を今年夏に開始すると伝えました。
伊独仏英は北大西洋条約機構(NATO)の主要国で、先進7か国(G7)のメンバーでもある。ゼレンスキー氏の訪問は、広島でのG7首脳会議を前に各国と認識を共有する狙いもありそうです。
伊独仏英は北大西洋条約機構(NATO)の主要国で、先進7か国(G7)のメンバーでもある。ゼレンスキー氏の訪問は、広島でのG7首脳会議を前に各国と認識を共有する狙いもありそうです。
そうして、さらにゼレンスキー大統領は、先進7か国首脳会議(G7サミット)に出席するため、来日することが伝えらました。ゼレンスキー氏の来日は、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、初めてのアジア訪問となります。
ゼレンスキー氏の来日が決まった経緯については、まだ詳細は明らかにされていません。しかし、G7首脳がロシアによるウクライナ侵攻への対応を協議する中で、ゼレンスキー氏の出席が重要と判断されたと考えられます。
ゼレンスキー氏は、これまでもオンラインでG7首脳会議に出席し、ロシアによるウクライナ侵攻への支援を求めてきました。今回の来日では、G7首脳に直接会って、ウクライナへのさらなる支援を訴えるものとみられます。
昨年10月G7のオンライン会議に参加したゼレンスキー大統領 |
また、ゼレンスキー氏は、被爆地である広島を訪問することも伝えられています。広島は、1945年にアメリカが原子爆弾を投下した都市であり、核兵器の恐ろしさを世界に訴える場所です。ゼレンスキー氏の広島訪問は、核兵器のない世界への思いを示すものとみられます。さらに、ロシアが核を使うことを牽制する意図もあるとみられます。
G7首脳会議は、ロシアのウクライナ侵攻後、ロシアに対する制裁やウクライナへの支援について協議する予定です。ゼレンスキー大統領の演説は、G7首脳にウクライナへの関与を継続するよう促す重要な機会となるでしょう。
また、ゼレンスキー大統領のG7首脳会議への出席は、ウクライナに対する国際社会の連帯を示すことも意味します。G7首脳はゼレンスキー大統領の演説を聞いて、ウクライナを支援し続けることを約束するでしょう。
ゼレンスキー大統領のG7首脳会議への出席は、ウクライナにとってもG7首脳にとっても重要な機会となります。ゼレンスキー大統領は世界にウクライナの人々の声を届けることができ、G7首脳はウクライナへの支援を継続することを約束することができます。
ゼレンスキー大統領の日本訪問は初めてではありません。19年10月にも来日。天皇陛下の即位礼正殿の儀に参列し、当時首相の安倍晋三氏とも会談しました。
安倍総理(当時)とゼレンスキー大統領 |
安倍晋三元首相の訃報を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は昨年7月8日、「残忍な暗殺事件だ。この憎むべき暴力行為にはいかなる口実もつけられない」とし、遺族と日本国民に心からの哀悼をささげるとツイッターを通じて表明しました。
プーチンは以前このブログにも示したように、国際司法裁判所から指名手配を受けており、日本は、プーチンが来日した場合、逮捕して引き渡す義務を負っています。プーチンは日本にはもうこれません。ゼレンスキー氏はこれも意識したかもしれません。
国際的な行動には制限があるプーチン氏を尻目に、ゼレンスキー国際的な檜舞台であるG7で歴史に残るような大演説し、長引く戦争により忘れ去られがちになりつつあったウクライナの存在感を世界に再びアピールすることができます。考えてみれば、抜け目のないゼレンスキー氏がこの機会を逃すはずがありません。
岸田政権によっても、今回G7はゼレンスキー大統領の参加ということで、さらに注目を浴びるものになるでしょう。
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