2008年6月30日月曜日

燃えろアタック-排球女将

排球女将 小鹿纯子 由佳利 EP1 0:00 TO 3:00 主题曲


70後(1970年代生まれの世代のこと)感動再び
日本初期のアイドルドラマ「燃えろアタック」(中国名:「排球女将」)は多くの人にとって今もなお記憶に新しい。当時、このドラマにはまっていた視聴者は最初の「哈日族」(日本の流行文化に関心がある若い世代のこと。親日派。)と言えるだろう。ここ最近、多くのテレビ局がこのドラマを再放送し、高視聴率をあげている。浙江テレビでは、同じ時間帯の視聴率で全国第2位を記録した。「重慶華竜網」が伝えた。

80年代、女子バレーボールの選手が主役のドラマ「燃えろアタック」が中国で初めて放映された。その頃、中国の女子バレーはちょうど最盛期に入り、バレー人気が中国を席巻。そして、多くの視聴者が「燃えろアタック」から目が離せなかった。ドラマの中で、小鹿ジュンを代表とする活気溢れるバレー部の乙女たちは視聴者に青春と活力を感じさせた。


画像が少し黄ばんだこのドラマを再び目にすると、70年代にこのドラマを見て育った視聴者はその頃の感動が蘇ってくる。陳さんは「この主題歌を聞くと懐かしさが込み上げるんだ。子供の頃、テレビの前で『燃えろアタック』が始まるのを心待ちにしていたのを思い出すよ。画面や役者の化粧は古臭いけど、小鹿ジュンはきれいなままだ。僕らの世代でジュンに憧れない人はいないよ」と少し興奮気味に話す。

張丹さんは当時、熱烈な「燃えろアタック」のファンだった。「『ひぐま落とし』や『UFOサーブ』など必殺技の名前なんて全部覚えていたわ。あと、彼女たちの動作を真似て、うちでバレーボールの練習もしてた。当時はほとんどの女の子が小鹿ジュンの髪型を真似て、『ひぐま落とし~』なんて叫んだものよ。このドラマをまた見て、当時の青春時代を思い出したわ」と懐かしそうに話す。



80後(1980年代生まれの世代のこと)への新鮮感
80年代生まれの周囲には様々なドラマが溢れている。人気スターとなるとさらに多い。日本や韓国の俳優、それに中国台湾のドラマ。主役が病死する悲劇ドラマや、「王子様とシンデレラ」が登場するパターンのドラマには飽きてしまい、80年代の世代も日本のドラマ「燃えろアタック」に夢中になり始めているようだ。

ドラマ好きの張さんは「今のドラマは制作技術も優れているし、バックの景色もきれいだし、役者も目鼻立ちも整っているけど、ありきたりの愛とか恋ばかりで『栄養分』がないのよ。『燃えろアタック』は制作技術の上では今のドラマに劣るし、表現もちょっとオーバーだけど、とっても新鮮。小鹿ジュンが毎回、『ひぐま落とし』を繰り出す時には、わたしまで緊張してしまうわ。実際にはバレーボールにそんな必殺技なんてありえないのはわかっているけど、すごく感動してしまう。彼女たちの必死な姿が視聴者を元気付けているんだと思う」と専らこのドラマに夢中のようだ。
「人民網日本語版」2008年6月25日

今中国で受けるわけとは?
このドラマ、今の日本でも新たに放映されるなど、隠れた人気番組のようです。典型的な70年代のドラマです。日本の景気が相当良かった時代です。それに、当時はスポ根ものが受けていた時代で、ドラマの中では、なんでもかんでも、誰も彼もがスポーツをやっているのが当たり前、スポーツをやっていれば健全というような感じでした。何でも頑張ればいずれ報いられるという、屈託のない時代の典型的なドラマだと思います。

第一次オイルショックなどがありましたが、まだまだ高度経済成長のなごりがあり、明るく、将来に希望を持てた時代だったと思います。

このドラマ今の発展途上の中国には丁度良いのかもしれません。それに、現在の日本のものだと完全には理解しにくい面もあるかもしれませんが、この時代だとかなり理解しやすいのだと思います。また、収入面などもこの当時なら、今の中国とかけ離れているということもありまん。

それに、韓流ドラマなど、恋愛が主体で、男と女がついたり、離れたり、それに交通事故にあったり、記憶喪失になったり、偶然に偶然が重なるという無理な設定が多すぎるので、見ているうちに嫌になってくるというのがありますが、燃えろアタックに関しては確かに「ひぐま落とし」など少し荒唐無稽なところもありますが、落ち着いて見られるというところがあると思います。なんとか、今のドラマには少ない一つの目的に向かってひたむきに努力しようという姿勢が共感を呼ぶのだと思います。

いずれにせよ、このようなドラマによって、70後はもとより、特に80後の世代にもっと日本を理解してもらい多くの人に「哈日族」になってもらいたいものです。このドラマの主人公のようにひたむきに努力を続ける姿は、素晴らしいし、どの世界の国の人にも理解できるものだと思います。このようなドラマ、海外にどんどん輸出して、世界中に日本を理解してもらうきっかけになれば良いと思います。

燃えろアタックとは?
「燃えろアタック」は1979年から1980年にかけて朝日放送系で放映されたバレーボールをテーマにしたスポ根ドラマ。原作は石ノ森章太郎、制作は東映。五輪を目指すドラマで、ちょうどこの時期に放映された「小ぐまのミーシャ」が日本のモスクワ五輪ボイコットを受けて不幸な目にあったのだが、モスクワ五輪独占放映権を獲得した朝日放送で放映していたことと、スタートの時期が早かったこと、主役の荒木由美子さんの人気もあって4クールを越える70話が放映された。
 ヒロイン小鹿ジュンに荒木由美子、ジュンの父小鹿幸太郎に小林昭二、ジュンの母小鹿民に河内桃子、夏川ゆかに中原歩、千恵子に三原順子、リカに小山セリノ、アーヤに大槻純子、キャプテン藤田陽子に舟倉たまき、他に南条豊、青木純、岡本プク、三谷晃代、今村恒美、成瀬静江、小川エレナ、中島千里、横田ひとみ、青野直美、池田信子、木下和佳、渡辺恵美子、萩谷道子、加瀬尚恵らが出演。友情出演で荒木由美子と同じホリプロの榊原郁恵、ナレーターは納谷悟朗さん。

母親は死亡したと聞かされて育った北海道の小鹿ジュンは牧場で子馬のミニ、子牛のモーモの世話をしながら父親と暮らしていた。小さい頃から木の枝に吊り下げられたバレーボールへ向かってジャンプするジュンは高校生になって陸上部のハイジャンプの選手に。その甲斐あってとうとう、ボールを叩き落とすことに成功する。そのボールの中から「東京」と書いたメモが出てきた。そしてよく事情がのみこめないまま母の母校「白富士学園」へ転校させられ、バレーボールをやらされることになる。最初は拒絶するジュンだったが母がかつて学園バレー部のエースだったことを知りバレーボールに挑戦する。そこからはいじめや嫌がらせを含むスポ根ドラマらしい展開が続く。石ノ森章太郎さんの原作らしく特撮を駆使しての必殺技もたくさん登場する。中でも有名なのが「ひぐま落とし」。ジュンが北海道出身ということで名付けられたのだろう、「サインはV」以上に演出の濃い必殺技がたくさん登場する。


オープニングは「燃えろアタック」で石ノ森章太郎作詞、京建輔作・編曲、歌は堀江美都子さんとザ・チャープス。原作者の的を射抜いた素晴らしい歌詞に堀江美都子さんが熱唱する名曲。

ボールになって とんでくる
悲しみが 苦しみが
でも今ならば 今ならば
青春コートの ド真ん中

エンディングは「お元気ですかお父さん」で八手三郎作詞、京建輔作・編曲、歌は日高美子さん。こちらは東京へ出たジュンがお父さんに語りかける曲で、オープニング以上に毎週この曲を聞くのが楽しみだった。子馬のミニや子牛のモーモが登場するさわやかだが、力強い曲。

えぞ松の林の中を
子馬のミニと かけたことを
北風が吹きぬける駒ヶ岳
なつかしいあの山につたえて下さい
今 私の胸は燃えています

挿入歌「春の妖精」を荒木由美子さん自身が歌った。こちらは阿木燿子作詞、宇崎竜童作曲、萩田光雄編曲。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■中国海軍の日本に対する傍若無人な態度は何を意味するのか?-中国の軍隊は脆弱?

■<北京五輪>空からのテロに備え、地対空ミサイルを配備か-異常行動の中国?

■厳戒のラサで聖火リレー-チベット暴動から3ヶ月-中国の五重苦をどう解消するつもりなのか?

■「おから工事」批判で国家政権転覆罪-確定した中国分裂の筋書き?
■「80後」は車を買うべきか?-世代をひとくくりにする愚かさ?
■中国核爆発か-高まる情報開示の圧力
■自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安全保障会議でも話題に―結果的には日本外交の勝利か?

■自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色-幻の日本軍支援は歴史上の転換点?
■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞
■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?
■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの
■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?
■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水
■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
■中国"義歯"から鉛「安全に問題」
■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名
■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?
■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年6月29日日曜日

中国海軍の日本に対する傍若無人な態度は何を意味するか?-中国の軍隊は脆弱?


中国海軍の傍若無人な振る舞い
6月28日付の読売新聞の解説欄に「海自艦 初の訪中」と題し、今回の日中防衛交流における中国の海自に対する儀礼を欠いた要求の数々が書かれていました。

その要求を挙げますと、まず昨年11月中国の駆逐艦が訪れる際に中国側は入港地を東京の晴海ふとうを指定し、海自トップの海上幕僚長が出迎えに来るよう要望したそうです。さらに、事前了解も得ずに中国の駆逐艦は予定より一日早く東京湾に入り、千葉・館山沖の領海内に停泊したとのこと。

いくら交流が目的であっても、他国の了解も得ずに領海内に入るなんて非常識も甚だしいです。これに対して海自の幹部は「儀礼を欠いた行為だが、親善ムードに水を差したくなかった」と話したそうです。
親善ムードを先に壊しているのは中国側であり、それに対して日本が壊さないように気を使うというのは、少しおかしいです。

そして、今回海自が中国に入る際に中国側は、早々に北京から遠い南部の湛江と決め、入港後の27日には海自幹部を北京まで出向かわせたそうです。中国側が訪日した際は、海自幕僚長出迎えに来るよう要望しておきながら、、日本側が訪中した際は、海自幹部を北京まで呼びつけるだなんて、一体何様なんでしょう。

また、海自の護衛艦は中国の要望で護衛艦のマストの右に中国国旗を掲げ、左側に日本の国旗を掲げたそうです。しかし、中国の駆逐艦が日本に来たときには日本の国旗など掲げていなかったとのこと。

防衛交流の基本は相互主義なのだそうですが、これだと中国の無茶な要望だけが
目立ち、それに日本が事を荒立たせないように唯々諾々と受け入れているように
見えます。

今回、中国軍が自衛隊と協力して~とありますが、最近の中国側の友好という名の下の急接近は何らかの意図があるように見えてしまいます。先の無礼な要求から見ても、中国側が本当に日本と友好関係を結ぼうと考えているようには到底思えません。

また、中国は日本の領空、領海侵犯を繰り返しているような国であり、日本にとって警戒すべき国の1つです。むこうがいくら友好だ親善だのと言っても、言うべきことやるべきことを相手が「嫌がる」という理由で控えていては、本当の友好など築くことなど出来ないと思います。

中国海軍日本に対してしっぺがえしか?
さて、中国海軍の日本への寄港に際しての不手際ないしは傍若無人さは、おそらく中国側の非常識と考えて差し支えないと思います。なぜなら、中国海軍は歴史が短く、何が儀礼なのか、何が傍若無人なのかわからないまま行動した結果なのだと思います。おそらく、意図的に海軍側が実施したものと思います。

ご存知のように、後でも述べますが、中国という国は一枚岩ではなく、事実上分裂しています。中国の中央政府ですら派閥があり、日本では考えられないほどの分裂状況です。さらに、地方政府があり、これも分裂しています。さらに、中国人民解放軍も分裂しています。ただ、分裂しているだけでなく、人民解放軍もそれぞれいくつかに地方で分裂しています。普通の国の政府や、軍隊ではありません。普通の国であれば、政府が日本に自国の海軍が寄航することを約束したとすれば、海軍は政府の命令によって寄航するわけで、自分たちの考えを差し挟む余地はありません。

しかし、中国は違うのです。人民解放軍は、地方共産党の配下にあり、今回寄航した海軍の管轄する地方共産党と中国中央政府とは良くコンセンサスが図られていなかったのだと思います。だから、今回寄航した中国人民下方軍の駆逐艦からすれば、仕方なしに来てやったという感覚があるのだと思います。こう考えると中国海軍の傍若無人は考えやすいと思います。ただし、先進国の軍隊であれば、そんなことはありえません。他国にやってきたのならば、とにかく、国を代表して来ているという意識でものごとを進めます。ここが、中国の特殊事情で、他国では考えられないことです。

さて、先月の末頃に、日本の自衛隊機が中国に支援目的で行くことになりましたが、結局は取りやめになりました。このことに関して、日本の報道機関や、専門家などがいろいろ行っていましたが、私はそのほとんどが外れていると思います。あれは、結局は中国が大規模な地震などの国家的な脅威に対しても、一枚岩で動けないことの査証であったと思っています。あの出来事によって、中国は未曾有の危機のときでも、リスク管理ができず、一枚岩で動けないことが、はっきりしました。というより、世界に向かってさらされたというべきでしょう。中国の他国には見られない、特殊性、脆弱性が日本の交渉によって明確になったといえます。このことに関しては、私が以前に書いたブログの記事『自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安保会議でも話題に-結果的には日本外交の勝利か?』を参照してください。

私の考えでは、今回の日本の自衛艦訪問に関しては、前回の自衛隊機派遣のにのまいにならないように、中国中央政府、地方政府、人民解放軍などで、議論してコンセンサスを図った受け入れそのものは統一的意思によって決定したのだと思います。ただし、やはり人民解放軍としては、前回の件で頭の悪さなど世界に向かってさらされたため、喜んで受け入れるというのではないのだと思います。だからこそ、受け入れはするが、積極的にではないという意思表示、平たくいえば「しっぺ返し」をしたのだと思います。普通の国なら、海軍は国の受け入れしたがって最大限の儀礼をもって迎えるのが当然です。ここでも、結局は中国の特殊性が世界に向けてさらされてしまったということです。

先回の自衛隊機派遣中止の不手際、そうして、今回の不手際などみていると、結局中国は統一した意思では動けないのだと思います。こうしたことを見ていると、中国は昔からリスク管理などは行えないし、これからも無理なのだと思います。周辺の小さな国の暴動の鎮圧などは別にして、この能力の低さから、いくら軍備に力を費やしたとしても、強い軍隊はつくれないと思います。実体は、核兵器など配備していたり、いろいろな最新兵器をそなえていながら、本当に大国とある程度の大きさ以上の戦争になった場合、坂道を転がり落ちるように負け続ける弱い軍隊しか持てないような気がします。それよりも、何よりも、何か本格的にまずいことが起こったら、分裂して、中華人民共和国自体を分裂するために寄与することになるのではないかと思います。私は、かねてから中国の分裂を主張していましたが、今回の中国海軍の行動を見ているとますます、それを確信せざるを得なくなってきました。

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2008年6月28日土曜日

功奏した対北制裁 絶対に安売りは禁物-テロ支援国家解除でも有利になるよう立ち回る12の方法!

功奏した対北制裁 絶対に安売りは禁物 西岡力・東京基督教大学教授(すでに読まれた方、内容を熟知している方は読み飛ばしてください)
北朝鮮の核計画申告を受け、拉致問題が未解決にもかかわらず、米国がテロ支援国家の指定解除を表明したが、日本にとって決戦の時はまさにこれからだ。国内には「拉致被害者家族らは米国に依存し過ぎではないか」とし、対北朝鮮問題膠着(こうちやく)の一因とする意見もあるが、膠着状態にあったわけではない。腕相撲は双方の力が均衡しているときは動きがないように見える。対北制裁が効いているから北朝鮮は我慢する。そして、これを続ければ相手は動く。

制裁を受けた北朝鮮は2006年に慌ててミサイル発射と核実験を実施し、中国に助けを求めたがさらに追い込まれた。最終的に米国に近づき日米との交渉を選んだのだ。彼らの目的は代価を安くし制裁を解除したうえ、できるだけ日本やアジア開発銀行(ADB)などから金を取ることだ。日本は今後も絶対に制裁の効果を安売りしてはならない。

拉致問題をめぐって今後、北朝鮮は対米アリバイ工作に出ることが予想される。拉致被害者の再調査を約束したが、まともな調査をせず時間稼ぎをする。さらに日本を6カ国協議の中で孤立させる。テロ支援国家指定解除を達成し、米朝関係を先に進めるという考えだ。

また、日本の世論に「残りの拉致被害者は死んだかもしれない」と思わせるような隠し球を持っているかもしれない。家族会を遺族にしてしまうような国民情緒を作るのが狙いだろうが、その工作をいかに跳ね返すか。状況次第では日本にとりチャンスにもなる。

核問題で米国がやっていることは中途半端だ。北朝鮮に対するハードルをどんどん下げており、日米同盟への重大な脅威だ。こうした中にあっても日本は核と拉致の完全解決まで妥協してはならない。それが国益を守るうえでの最低ラインだ。



米国テロ支援国家指定解除でも有利になるように立ち回ることはできる12の方法!
上記の西岡力、国際基督教大学教授の見解、もっともです。私も基本的にこの立場に賛成です。
さらに、北朝鮮に対する米国テロ支援国家指定解除でも日本に有利になるように立ち回ることはできるということを中心に補っておきたいと思います。それには、目的を達成するためなら何でも許されるという北朝鮮の方式を見習い、悪魔のようなやり口を知恵の限りだして全知全能で徹底的に闘争することです。交渉相手を徹底的に不安や焦燥感にかりたてるのです。これが北朝鮮のやり方です。これを見習うのです。日本にとっては、失うものはほとんどありませんが、北朝鮮にとっては場合によっては、数百万の人の命を失うことになるかもしれません。悪魔には悪魔の手法を持って、のぞむべきだと思います。

まず第一に、指定解除の開始の発行までにはまだ少しですが時間があることです。期待感を持っているいる北朝鮮に対して、拉致問題の解決がなければ、日本はこれからも制裁を続ける旨を再徹底することができます。

第二に、アメリカのテロ支援国家指定解除が施行された後では、逆にその取り消しをアピールすることだと思います。一度手に入れたものを引き剥がされる恐怖は、いままでないものを得るよりもかなりインパクトがあります。それこそ、日本の役人が、既得権をなかなか譲りたがらないのと同じです。日本の銀行が中小企業に対して行ったように、徹底的な貸し剥がしの恐怖を与えるとか。日本は他国で貸し剥がしをした国とは有効関係を保つが、貸し剥がししない国とは関係を見直すとか・・。

第三に、アメリカだのみだけではなく日本でも、テロ支援国家指定を行い、その指定を受けた国とは、関係を一切絶つ旨を公表し、世界に向けて発信することです。

第四に、韓国やフランスなどでも、拉致された人がいるので、これらとも共同戦線をはることです。外国の拉致被害も徹底的に報道すべきです。アメリカ、ロシア、アフリカからなども、拉致された人がいるという話をまことしやかにでっちあげるとか・・・。

第五に、最終的には拉致問題がいつまでたっても解決しない場合には、北朝鮮が民主化されて国体が変わった場合を除き未来永劫にわたって制裁を続ける旨をはっきりと伝えるべきと思います。中国のまねをして、日本が中国の一部になる地図のように、北朝鮮が韓国や日本の領土になるような怪文書を発信する。

第六に、韓国などに対して、拉致問題に努力をみせるなら、格別の援助などすべきです。中国、ロシアなどに対しても実際に拉致問題に努力をすれば、格別の援助などすることを約束して実施すべきです。とにかく、周辺諸国に対して徹底的に拉致問題に向かわせるよう仕向けることです。オリンピックや、洞爺湖サミットなどでも、人さらいの破廉恥ぶりをアピールするとか・・・。

第七に、世界各国語に翻訳した拉致問題の内容などわかりやすく解説した動画など、どんどんYouTubeなどに投稿して世界中の人々に知ってもらう努力をすべきと思います。まあ、常識的に言って人さらいは重罪ですから、誰もが理解してくれることでしょう。wikiabdaction.com(拉致問題のウィキペディア)などつくるのも良いでしょう。北朝鮮のサイトにサイバー攻撃をしかけて、拉致問題を掲載するとか。

第八に、日本の商社などとも組み、北朝鮮の物産を大量に買うと見せかけて、交渉成立の直前に政府が横槍を入れて、意気消沈させるようなことを繰り返し行うことです。実際には商社も最初からわかっていることなので、実害はこうむりません。
政府レベルでも実施すべきです。たとえば、米を無償で数千万トン提供する旨約束しておきながら、ドタンバでキャンセルするとか、医薬品を提供すると確約しておきながら、ドタンバでキャンセルするとか。原油を提供するとみせかけて、ドタキャンするとか。福田スマイルで、その他もいろいろ確約しておきながら、ドタンバになってキャンセルするとか。
さらに、キャンセル続きだったのが、本当にあげて期待させておきながら、次の約束は破棄するとか。とにかく、日本の援助を徹底的にあてにさせるようにして、翻すようなことを数回繰り返し、抗議してくれば、拉致問題の進展がないと応えれば良いのです。ドタキャンによって、北朝鮮の人々が飢えることになり、そのために数百万人が餓死するかもしれないような状況に追い込むなど・・・。
トラックや、自家用車を供与するが、電子部品の中に誰にもわからないようにプログラムを潜ませておき、ある一定の時間がおこると、交通事故がおこるようにするとか。事故が起こる直前にそのプログラムは完全消去され、あとからチップや記憶装置を調査してもわからないとか。
悪魔のような手口がいくらでも考えられます。

第九に、北朝鮮への金品、物資などどんなルートからもできないようにします。おそらく、闇ルートがたくさんあると思います。それらを徹底的にカットし根絶やしにします。日本にある北朝鮮と関係のある金融機関の資産の凍結や、闇金融の徹底的な摘発を行います。さらに、北朝鮮系の企業や産業など、北朝鮮に対して物資や資金その他便宜をすると、何らかの規制がかかり、事業継続がしにくくなる法律や、規制を導入するとか・・・。
その後に、この切断した、ルートを回復する約束を確約し、北朝鮮の役人を日本に来させて、徹底的にいびるとか。たとえば、交渉には、日本側は多数の人間が交代であたる、向こう少人数、のらりくらり、のらりくらりと実施する、イギリスのチャーチを見習い(チャーチルはこれが得意で、アメリカの外交責任者がいやになって耳をふさぎうなだれるというシーンがよくみられたそうです)、雄弁な演説を数十人がぶち、2ヶ月も、3ヶ月も会議を毎日実施して、あげくの果てにご破算にして北朝鮮側の役人を発狂させるなど。さらには、日本側が徹底的にあることないことこの役人のことをあげつらい、交渉がうまくいかないことをこの役人のせいにして、この役人が北朝鮮に戻ると死刑になるように仕組むけるなど。(これは本当にありえます、北朝鮮では本当に食料を調達できなかった農林水産次官のような人が死刑になったことがあります)。
これを何回も繰り返し行い、北朝鮮の役人が日本に来るときは、死を覚悟しなければならないようにするとか。あるいは、日本に滞在したことのある役人が来た場合には、麻薬でも何でも、罪をでっちあげ、その役人を徹底的にいたぶって、半狂乱にしてから母国に帰すとか。もし、日本側が逆にそうされそうになったら、徹底的な貸し剥がしをすると脅すとか。やり口はまだまだあります。

第十に、日本の教育の場でも、小学校のから高等教育まで教科書にはっきり掲載する形式で、拉致の不当性を徹底的に追求する内容の教育を開始すべぎです。どんなに酷いキャンペーンをはっても、人さらいは重罪であることには変わらず、日本が非難を受けることはないでしょう。朝鮮系の学校でもこれを教育することを強要するとか。破廉恥国家北朝鮮を日本に在住する北朝鮮系の子供達にも教育しなければ、学校法人は存続できないようする。

第十一に、最近自衛艦も訪れた中国、それから韓国、ロシアなども含めた、北朝鮮を仮想敵国とする軍事演習を頻繁に実施します。これは、中国の艦船が日本を訪れたり、日本の自衛艦が中国を訪れたりしたため、あながち荒唐無稽でもなくなりつつあります。最初は、洋上での避難訓練とか、簡単な事から始めてなしくずしにして実質的な演習をします。日本で自衛隊が訓練するときは、仮想敵艦、仮想的部隊は、全部北朝鮮にするとか。日本の領海や、領空を侵犯した北朝鮮の船や飛行機があった場合には、1回警告しただけで、確実に撃沈、撃破するとか。

第十二に、脱北者に対する徹底支援です。日本で、職業訓練など手厚く行い。立派に生活できるようにしてあげて、北朝鮮に対してその事実を伝えます。いかに、北朝鮮が異常な国であるのかがわかり、日本で生活することの自由さ、楽しさを伝えるものとします。本当に頭の良い子供には、教育費も無償で提供して、留学などさせて、北朝鮮の実情を全世界的に公表させるとか・・・・。

これだけやれば、北朝鮮もいずれ屈服すると思います。屈服しなければ、日本にとって北朝鮮は拉致家族の問題を除きこの世に存在しない国ということになります。いずれにせよ、徹底的に制裁を継続し、目的を達成すべきです。まあ、上で述べたうち、ほとんどテロに近いものは別にしても、いろいろなことが考えられると思います。日本も北朝鮮の上前をはねるくらいの悪魔ぶりそれも、合法的な悪魔ぶりを発揮すべきと思います。ソ連のKGBの連中ですら、北朝鮮には手を焼き、交渉していると頭がおかしくなりそうなので、ヤツらを構うのはやめようとしめしあわせていたそうです。今度は、日本が逆に北朝鮮の交渉者を発狂させるくらい頑張るべきだとおもいます。

ところで、内輪の話で申し訳ないですが、西岡力・東京基督教大学教授って、うちの会社(オーディンフーズというより、今は子会社のC&C)の櫻井さんに異常に似ていると思うんですが、知っている方どう思いますか?ほとんど、瓜二つですね。

ところで、このブログでは北朝鮮に関するものを掲載したのは、今回が初めてです。これからは、時々掲載していきたいです。ただし、過去のブログで一言でも『北朝鮮』という言葉が出てきた記事は以下からご覧になることができます。以下の反転文字をクリックしてください。当該記事に飛ぶことができます。北朝鮮に関して直接は書かれていませんが、自分でいうのも何ですが、結構面白い意外なものがひっかかってきました。

→→→北朝鮮←←←


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2008年6月27日金曜日

グッドウィル・グループ<4723.T>、7月末に子会社グッドウィルの全事業を廃止することを決議-社会問題を含む分野こそNPOの出番か?

グッドウィル・グループ<4723.t>、7月末に子会社グッドウィルの全事業を廃止することを決議(すでに読んだ方、内容を知っている方は読み飛ばしてください)
[東京 25日 ロイター] グッドウィル・グループ(4723.T: 株価, ニュース, レポート)は25日、7月末をめどに子会社グッドウィルの全ての事業を廃止することを承認決議したと発表した。

禁止されている労働者の二重派遣で、グッドウィルが罰金の略式命令を受けた。これにより、厚生労働省がグッドウィルの派遣事業許可を取り消すことを見越して決めた。

日雇い派遣そのものに対し、舛添要一厚労相は原則禁止の方針を示している。グッドウィルはこれまでも違法派遣を繰り返していた。派遣事業取り消しは妥当な措置だ。廃業に際し、グッドウィル・グループは、派遣労働者七千人と従業員四千人の受け入れ先を、責任を持って探さなければならない。

日雇い派遣は「ワーキングプアの温床」と言われる。労働者は派遣会社に登録し、仕事があるときだけ派遣会社と契約する。仕事があるかどうかは直前まで分からない。雇用が不安定な上、賃金も低い。派遣先企業としては、必要な時だけ労働力を手軽に調達できるという“利点”があろう。一方、日払いで給料を受け取れるため、日雇い派遣から抜け出せない労働者もいる。

舛添厚労相が原則禁止の方針を打ち出したのは、日雇い派遣は構造的に、多くの問題を抱えるからだ。二重派遣以外にも、港湾運送など禁止業種への派遣といった違法派遣が相次いでいた。安全対策がおろそかになりやすく、労働災害が多い。派遣会社がマージンを過大に取る「ピンハネ」も横行するという。

日雇い派遣を認めた労働者派遣法が一九八六年に施行された当初、派遣対象は通訳など専門性の高い十三業種に限られていた。その後、規制緩和の流れの中、企業側の要請で、派遣の自由化が進んだ。安易に対象業種を拡大し、問題を放置してきた責任は政府にあるが、企業も安価な労働力確保のため、問題から目をそらしてこなかったか。

厚労省の審議会が昨年、労働者派遣法の改正に向けて議論した際、労働側が日雇い派遣の禁止を求めたのに対し、企業側は継続を訴え、議論が中断したままだ。あたかも使い捨てのような労働力の流動化は、社会全体の不安定さにつながる。企業は社会的な責任をもっと自覚すべきだろう。

厚労省は次期臨時国会に、特定の専門業種を除き、日雇い派遣の原則禁止を盛り込んだ労働者派遣法改正案を提出する構えだ。単に禁止するだけでなく、ワーキングプアを生まないための仕組みづくりを十分に検討してほしい。なによりも、これまでの日雇い派遣労働者が働き先を失うようなことがあってはならない。

社会問題を含む分野こそNPOの出番か?
今回の派遣の問題のまえに、同じグッドウィル・グループの介護事業会社のコムスンも今年3月で清算されたことは、皆さんの記憶にも新しいと思います。

グッドウィル・グループに関する最近の一連の出来事は、介護事業や、今回の派遣事業などの社会問題に対処する事業について民間セクターが実施すと失敗しやすい格好の見本になったと思います。私は、グッドウィル・グループの問題については、ただ、創業者の前社長が悪かったなどといって簡単に済ませられる問題ではないと思っています。

実は、このグッドウィル・グループなどの出来事と根は同ですが、それよりも、はるかに大きくて、損失も果てしなく、世界経済を停滞させるような出来事がありました。それは、サブプライムローン問題です。この問題一見今回のグッドウィル・グループの出来事などとは全く関係がないようにみえます。

しかし、根は同じです、サブプライム・ローンのもともとの趣旨は、低所得者層に立派な住宅を提供するというのが趣旨です。私は、以前もこのブログで述べましたが、サブプライム問題は、民間セクターが社会問題などに手をつけると失敗しやすいことの格好の見本になったと思っています。このような事業に関して、政府がやれば、役人天国などに象徴されるようにもっと酷いことになるのは目に見えています。やはり、第3のセクターであるNPOが重要になってくると思います。

なぜそのようなことを言うかというと、デトロイトでは昔からNPOが都市計画を実施していて、高齢者向け住宅や、低所得者層の住宅を提供していて大成功していて、特にサブプライムローンのような問題は発生していないからです。

デトロイトでは、昔からNPOが盛んに活動しています。ありとあらゆる分野に進出して社会問題を解決したし、今でも解決しつつあります。市の真ん中には、NPOタワーと呼ばれる大きなタワー型ビルがあり、そこにありとあらゆるNPOが入居しています。

その中には、デトロイトの都市計画を受け持つNPOも入居しています。市の都市計画は実質上このNPOが受け持ち、市役所は全体を管理するだけで、担当する人もごく少数です。こうした、NPOには、無論有給の正職員もいれば、無給のボランティアの人々もいます。正職員は、民間企業でながく活躍してきて、それなりの成功を収めた人達が多く、ただし、民間企業の株主のための経営ということに限界を感じて、本当に社会のために働きたいと思い、民間企業を辞めた人などが勤めています。

これら、NPOと、先の民間セクターの大きな違いは何でしょうか?NPOは、手弁当で集まる善意の人たちだから、時間も限られているし、管理は甘くなって当然などということはありません。有力なNPOは、通常の民間企業よりも管理は厳しいくらいです。民間企業は、経済的成功を収めていればそれで良しとするところがありますが、NPOは社会的貢献をしていなければ、いつ補助金や、寄付金など打ち切られるかもしれないため、常に社会貢献をするだけではなく、自らの存在価値を補助金や寄付金を寄せてくれる人たちの団体や個人を納得させなければならないからです。

有能なNPOがグッドウィル・グループのような事業を展開したとしたら?
まず、人材派遣業は、デトロイトのNPOでも実施しています。このNPOでは、ただ人を派遣するだけではなく、教育・訓練まで施します。ある事例では、アフリカからできてきた少女で言葉もできず、特に手に職もなく路頭に迷っていましたが、NPOの職業訓練プログラムに入りました。数年間訓練を受けて、その少女はデトロイトの優良企業に就職することができました。それから十数年を経て、その少女は立派な女性・立派な従業員に育ち、今ではその企業の副社長になっています。このプログラムに参加しなかったら、彼女は今でも路頭に迷っていたことでしょう。

このNPOでは、市内の複数の企業と提携していて、プログラムに参加した人で優秀な人を提携企業に斡旋します。企業とNPOでは、あらかじめ定めてあった、評価基準によって、斡旋した人のグレードを定め、そのグレードにしたがって一人当たりいくらという斡旋料をNPOに支払います。これによって、企業側は採用や教育訓練の手間を省き、しかも優秀な人材を獲得できます。NPO側は、斡旋料を組織の運営に用います。こうした、NPOには無論ボランティアの人たちも多く参加しています。技術を持っているひとは、技術を教える役をかったり、教えられるような技術を持たない人は、街頭でプログラムに参加しそうな人達をスカウトしてくるなどの仕事をしています。

こうした、例はデトロイトのNPOの活動のごく一部を紹介したものです。他にももっとはるかに巨大なプログラムなども存在します。

日本では?
残念ながら、日本ではNPOの歴史が短く、大きな社会事業に取り組むものなどまだほんの一握りです。日本でコムスンなどのような事業をNPOが実施するとしたら、いろいろなことが考えられます。まずは、無給のボランティアも採用して、専門の福祉士でなければできないような介護、介護計画の立案などは社会福祉士に任せ、それ以外のことはボランティアが実施するなどです。これによって、少ない介護士でも、十分多くの人たちの介護ができるなどのメリットがあります。さらに、NPOであれば、経済的利益を得ることが絶対条件ではなく、社会的使命を遂行することと、組織の存続が絶対条件となるため、様々な利点があるし、小回りもきくようになります。

介護に関しては、あるNPOでは介護預金なるものを作り出し、介護を細かく分類して、たとえばボランティアが家事の買い物の手伝いをすると何点という点数を付与します。自分のできる範囲のことでも、手伝いをすれば点数表に加点されます。その点数がたまって、自分がある程度の年齢になって介護が必要になったら、その点数分は無料でNPOから介護を受けることができます。

このような仕組みはいくらでもできると思います。NPOだからやりやすいという点もたくさんあります。日本も、はやく有力な社会事業家が排出して、グッドウィル・グループの実施しているような社会事業に取り組んでいただきたいと思います。

それに、最近では、第一次産業、第二次産業の生産性が飛躍的に高まり、従来ほどあまり人を必要としません。第三次産業もネットワークが発展してきたため、同様に従来ほどは人の手を必要としなくなってきました。生産性が高まった結果、多くの産業で従来ほど人手を必要としなくなってきました。こちらは函館ですが、前に農林水産業の人口構成比はどのくらいなのかと調べてみたら、何と、わずが2%ほどで、2%セントもきっていました。函館市というと水産物が有名ですが、就労する人の人口は2%にもみたないのです。函館の人口は30万程度ですから、ほんの数千人です。このようなことか全国各地で起こっているのです。

ところが、社会問題に関する人手の必要性は年々高まってきています。派遣労働の問題、介護の問題、それだけではなく、自殺者の増加、この世の中にはあらゆる形の社会問題が山積しています。これを解決するには、行政セクターでも、先にあげたように民間セクターでもなかなか難しい面があります。これを解決しやすいし、するべきは第三のセクターであるNPO(非営利団体)だと思います。このNPOも、手弁当的に、半分お遊び程度、時間つぶし程度に行うのならそうでもありませんが、本格的に取り組むのなら有償で働く正職員が必ず必要になってきます。こうした背景を考えると、やはりNPOも雇用の受け皿となるべきと考えます。

特に、9世紀、20世紀のようなジャングルのような混沌とした都市ではなく、21世紀には都市を文明化するために、このような多種多様なNPOが多数排出することが、必要不可欠だと思います。また、そうならなければならないと思います。

NPOに関する、当ブログに掲載された過去の記事は以下の反転文字列をクリックして、是非お読みください。

       →→→NPO←←←        


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2008年6月26日木曜日

Invitation For Jazz-Joe Henderson

Joe Henderson - Once I loved

ジョー・ヘンダーソン(1937.4.24~2001.6.30)・・・”テナー・タイタン”の異名をとり、暖かい独特の音色とスリリングな演奏スタイルが魅力のテナー奏者。アメリカ、オハイオ州リマ生まれ。ケンタッキー州立大学、デトロイト・ウェイン大学に学んだ後、プロ活動を開始。軍役を終えた62年にニューヨークに進出。

ジャック・マクダフ、ケニー・ドーハム、ホレス・シルバー、フレディ・ハバード、ハービー・ハンコックらとの活動を経て、自己のグループを結成。71年にはジャズ・ロック・グループ”ブラッド・スエット・アンド・ティアーズ”にも在籍しました。


70年代半ばにはカリフォルニアに移住、音楽教育にもカを注いだ。85年には”ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート”コンサートに出演。90年代に入るとヴァーヴと契約。ビリー・ストレイホーン、マイルス・デイヴィス、アントニオ・カルロス・ジョビンのトリビュート作品をリリースしたほか、ガーシュウィンのオペラ作品に取り組むなど、ユニークな活動を展開しました。


しかし、 98年10月に肺気腫の発作で倒れると活動の中断を余儀なくされ、その後は闘病生活を送っていましたが、01年6月30日、復帰を願うファンの願いもむなしくサンフランシスコで帰らぬ人となりました。

彼の暖かいテナー・サックスの演奏は今でも多くの人を魅了し続けています。

過去のInvitation。反転文字列をクリックすれば、当該記事に飛びます。

■Charlie Haden-チャーリー・ヘーデン
■DANIEL SCANNAPIECO-ダニエル・スカナピエコ
■ANDREA SABATINO-アンドレア・サバチーノ
■DAVID BENOIT-デビッド・ベノア
■JOSE JAMES-ホセ・ジェイムス
■Lizz Wright―リズ・ライト
■MARICA HIRAGA-平賀マリカ
■SCOTT HAMILTON-スコット・ハミルトン
■ROY HARGROVE-ロイ・ハーグルーブ
■Taylor Eigsti-テイラー・アイグスティ
■Frank Sinatra-フランク・シナトラ
■TAIHEI ASAKAWA-淺川 太平
■NARUAKI KIKUCHI-菊地 成孔
■TOROPICAL JAZZ BIG BAND-熱帯ジャズ楽団
■Quincy Jones-クインシー・ジョーンズ
■DAVID SANBORN-デビッド・サンボーン
■JOHN PIZZARELLI-ジョン・ピザレリ
■BERARDI JAZZ CONNECTION-ベラルディ・ジャズ・コネクション
■HARVIE HANCOCK -ハービー・ハンコック
■TOKYO ZAWINUL BACH-東京ザビヌルバッハ
■SADAO WATANABE-渡辺 貞夫
■TOM SCOTT-トム・スコット
■LOIS ARMSTRONG-ルイ・アームストロング
■JOHN COLTRAIN-ジョン・コルトレーン
■THE JAZZ INVADERS-ザ・ジャズ・インベーダーズ
■KEITH JARRET-キース・ジャレット
■ELECTRO DELUXE-エレクトロ・デラックス
■TRIBAL TECH-トライバル・テック
■MARK MURPY-マーク・マーフィー
■NORMAN BROWN-ノーマン・ブラウン
■TONY MONACO-トニー・モナコ
■DAVE KOZ-デエィブ・コズ
■ROOM ELEVEN-ルーム・イレブン


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2008年6月25日水曜日

<北京五輪>空からのテロに備え、地対空ミサイルを配備か―異常行動の中国?

写真は、駆逐艦「シンセン」に掲載されている『HQ-7』。これと同型のものが、オリンピックメイン会場の『鳥の巣』に配備されたという。

<北京五輪>空からのテロに備え、地対空ミサイルを配備か―中国(レコード・チャイナより、すでに知っている人、読んだ人は読み飛ばしてください)
2008年6月23日、香港「星島日報」の報道によると、オリンピック期間中の空からのテロ攻撃に備えるため、メイン会場「鳥の巣」付近に地対空ミサイルが配備されたという。「新華網」が伝えた。

この様子を目撃した人は「21日の早朝、オリンピックセンターを横切った際に迷彩服に身を包んだ多くの軍人を発見。さらに前進すると数台のレーダーとミサイル搭載車両が2台あった」と証言。

また軍事情報を伝えるあるサイトには、フェンスの手前から写したミサイル弾とミサイル搭載車両などの写真6枚が掲載され、その中には遠方に「鳥の巣」の姿が確認でき、フェンスに「軍事管理区域につき進入禁止」の看板が掲げられている写真もある。

軍事専門家によると、掲載されているのは「HQ-7(紅旗7)」と呼ばれる中国国産の短距離地対空ミサイルで、このタイプは車両や船舶への搭載が可能で、射程距離は500mから12km、命中率は80-90%とされているという。

なお、地対空ミサイルの配備に関して、オリンピック委員会の安全保障部門および軍関係機関のいずれも今のところ正式なコメントは発表していない。

なぜ鳥の巣付近なの?
近くには配備されたとは、どの程度近いところなのか?それにっても違ってきますが、通常の軍事上の常識からいえば、もっと離れたところに配備すべきだと思います。少なくとも、2km以上は離すべきだと思います。まあ、写真に掲載したように、駆逐艦などであれば、ミサイルが駆逐艦に搭載されていて、守るべき部分と、攻撃するミサイルが隣あわせにあるということは、仕方のないことで普通のことだと思います。しかし、陸上では常識を翻すものです。

その理由として、まず、このミサイルが何かで攻撃されたとき、爆発などを起こせば、あまり近くに守るべき対象があれば、その対象自体に爆発の影響が及ぶからです。

それから、守るべき対象に関して、遠くから俯瞰できるところに配置したほうが、相手を狙いやすいということもあります。ただし、そうなるとすべてを俯瞰できるように複数箇所にミサイルを配置する必要がある場合もありますが、それにしてもすぐ近くだとかえって不味いような気がします。

また、すぐ近くに配置しようと、少し遠くに配置しようと、攻撃対象に届くまでの時間はたいした変わらず、近くに配置することにはあまり意味がないと思います。

ありえないような非常事態に対処することが目的か?
このミサイル配置には、どうも疑念を感じざるを得ません。いままで、どこの世界に近くに配置したなどという事例があるでしょうか?テロなどの備えるつもりなのでしょうが、それなら、兵隊が背負うタイプのものでも、今なら十分破壊力もありますし、到達距離もながくなっています。軍事的な常識を無視して、ある意味危険を冒してまで、オリンピックというお祝い事の会場の近くに、このような配備の仕方をする必要があるのでしょうか。

いろいろと、考えてみて、はたと思い当たりました。恐ろしいことですが、これは、実は「鳥の巣」を守るためではなく、むしろ「鳥の巣」を攻撃するために設置したのだと・・・・・。

予想されることとして、まずは、オリンピック開催中に非常に不味いことが起こったときに、諸外国に対して、「鳥の巣」に人質をとっているという脅しをかけるためかもしれません。実際に攻撃をすることはないとは思いますが、実際にミサイル配置によって人質をとっているのと同じ効果があります。このミサイルちいさいですが、核兵器ほどの破壊力は期待できませんが、一発でも鳥の巣を完全に破壊する威力くらいは、搭載できます。ただし、この場合遠くにミサイルを配置しても同じことなのであまりありえないかもしれません。ただし、近くに配置しておけば、実際にミサイル攻撃をしたとしても、テロリストが自爆テロをして、ミサイルごと吹っ飛んだなどと発表して逃げることができます。

さらに、過激派などが、核兵器を持ち込んだ場合、その核兵器が中国のかなりの部分を破壊するおそれがあった場合、有無をいわざす、相手が核爆弾を爆発させる前にミサイル攻撃をし、すべてをまとめて吹き飛ばすとか?そうなった場合には、核爆発は防ぐことはできますが、世界中に多くのからきたオリンピックの観客や、オリンピック選手も死にます。その場合は、テロリストが、ミサイルを自爆させたなどの発表して逃れるつもりかもしれません。

まあ、上記の2点に関しては、半分冗談ですが、誤射の危険はありそうです。アテネオリンピックでも、パトリオット・ミサイルが配備されましたが、そのときは、今回のように近くではなくもっと遠いところに配備していたと記憶しています。二重、三重の備えをしておいて、それでも漏れた場合には、機関砲で退治するというのが常道だと思います。空からの脅威に身近で備えるなら、機関砲でも十分だと思います。機関砲といっても、最近のものは命中率もかなり高いですから。仮にミサイルを発射して命中したとして、それが「鳥の巣」の真上だったとしたら、ミサイルや対象物の残骸がもろに「鳥の巣」に降りそそぐことになります。それに、爆発による振動波ももろに伝わると思います。これが機関砲であれば、ミサイルよりは打撃が少なく、ジェット戦闘機なら離れたところに墜落すると思います。ミサイルなど誤射して、付近に落ちたらどうなるのでしょうか?誤射しなくても、発射したミサイルが対象に命中しなかった場合は、地上に落ちて爆発する可能性もあります。本当にミサイル配備は不自然です。勘ぐりたくもなります。中国では過去にロケットを打ち上げて、それが墜落して付近の民家に甚大な被害を与えたこともあります。だから、こうした危機には無頓着なのかもしれません。

中国宇宙開発の暗部

中国では、ロケットの打ち上げに失敗、残骸が民家に対して甚大な被害を与えたこともある。

いずれにしても、これが単なる私の杞憂であることを願いたいです。何か現在の中国中央政府ならありそうで、怖いです。やはり、北京オリンピックは行かないほうが良いかもしれません。

中国のこのミサイル配備私の意図どおりとすれば、今のままでは、中国の民主化などは永遠に訪れないかもしれません。そうなると、今後10年で不味いことが多く発生し、私がかねてから主張しているように、ベルリンオリンピックや、モスクワオリンピックなど開催後に、ナチスドイツや、ソビエト連邦が崩壊したのと同じように、北京オリンピック後、現代中国も崩壊するかもしれません。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■厳戒のラサで聖火リレー-チベット暴動から3ヶ月-中国の五重苦をどう解消するつもりなのか?

■「おから工事」批判で国家政権転覆罪-確定した中国分裂の筋書き?
■「80後」は車を買うべきか?-世代をひとくくりにする愚かさ?
■中国核爆発か-高まる情報開示の圧力
■自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安全保障会議でも話題に―結果的には日本外交の勝利か?

■自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色-幻の日本軍支援は歴史上の転換点?
■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞
■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?
■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの
■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?
■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水
■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
■中国"義歯"から鉛「安全に問題」
■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名
■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?
■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年6月24日火曜日

クジラの個体数は回復していない、専門家らが指摘-IWC総会向けのデモンストレーションか?

調査捕鯨の主な捕獲地である南氷洋

クジラの個体数は回復していない、専門家らが指摘(もうすでに読んだ方、内容をご存知の方はよみとばしてください)
【6月23日 AFP 2008年06月23日 11:32 発信地:パリ/フランス】1986年に商業捕鯨の一時禁止(モラトリアム)が実施されて20年以上が経過するが、専門家らはクジラの個体数はほとんど回復していないと指摘する。

23日からチリのサンティアゴ(Santiago)で開催される国際捕鯨委員会(International Whaling Commission、IWC)の総会では、モラトリアム導入後のクジラの個体数が1つの焦点になる。

モラトリアム導入後も、日本、ノルウェー、アイスランドは、ミンククジラやザトウクジラなどを年間2000頭以上捕獲してきた。これら捕鯨国はIWCに対し捕獲枠を要求してきたが、反捕鯨国はこれを拒否。モラトリアムの順守を訴えている。

■個体数が増えていても注意が必要

一方で、一部の種類が絶滅の危機に瀕しているというのは各国の一致した意見だ。鯨類保護団体(Whale and Dolphin Conservation Society)によると、セミクジラ、北大西洋セミクジラ、コククジラは、過去70年の保護活動にもかかわらず数百頭にまで減っているという。アイスランドの海洋研究所は最近、ミンククジラが2001年以来「激減」したという2007年の調査結果を発表している。日本とノルウェーが2007年に捕獲したミンククジラは 1600頭を超える。

さらに、個体数が数千頭にのぼり毎年3-8%増加している種でも危機を脱しているわけではなく、本来の個体数に戻すには数十年が必要だと指摘する科学者もいる。パリの国立自然史博物館の海洋生物学者でIWCフランス代表団の1人、Jean-Benoit Charrassin氏は、シロナガスクジラの個体数は1970年代の400頭から2200頭に回復したが、これでも本来の個体数の1%に過ぎないと言う。

科学者や反捕鯨団体は、個体数が回復しつつあるクジラについても商業捕鯨には反対している。

■「クジラは精神的に疲れている」

クジラが直面している問題は商業捕鯨だけではない。鯨類保護団体は、漁船との衝突、漁網に絡まる危険、汚染や生息域の環境破壊なども考慮に入れるべきとしている。気候変動の影響も無視できない。温暖化による海洋の酸性化は、クジラの主食であるオキアミを激減させる。甲殻類が酸性化を食い止めてくれるとしても、養魚場の増加によりオキアミはトン単位で消費されている。

1986年のモラトリアムを推進したフランスの動物学者Yves Paccalet氏は、数世紀にわたる人類の攻撃により、クジラは精神的に疲れていると指摘する。個体数が少ないと、じゃれ合ったりふざけ合ったりする仲間を見つけることができず、憂鬱になって交尾もしなくなるという。「クジラを放っておいたらクジラは増えない。手を施さなかったら減少傾向は加速するだろう」(c)AFP/Marlowe Hood

IWC総会開催に向けてのデモンストレーションの一環か?
第60回国際捕鯨委員会(IWC)総会が23日、チリの首都サンティアゴで始まった。捕鯨支持国と反捕鯨国に二分され、非難の応酬となるのが常だった近年のIWCが、「正常化」に向けて一歩を踏み出せるかどうかが、今回の最大の焦点となります。先、報道は完全にこの総会に向けてのデモンストレーションの一環です。

さて、これに関連して、日本ではずっと調査捕鯨を継続していますが、調査捕鯨の内容を以下に掲載します。

「調 査捕鯨は、鯨の生態や資源量を科学的に調査・管理するために日本政府が(財)日本鯨類研究所に許可を与え、毎年、北西太平洋(1994年~)及び南極海 (1987/88年~)でおこなっているものです。具体的には、船上からの目視調査による資源量の推定や、全長や重さなどの計測の他、年齢、性別、内臓か らのサンプル収集、胃の内容物の調査など100項目以上を調査しています」

では、調査捕鯨ではどのくらい捕獲することが認められているのでしょうか?

「現 在の南極海での捕獲頭数は、ミンククジラが850頭±10%、ナガスクジラが50頭、ザトウクジラが50頭です。一方、北西太平洋における捕獲頭数は、ミ ンククジラ220頭、ニタリクジラ50頭、イワシクジラ100頭、マッコウクジラ10頭となっています」

20年間の調 査の結果、鯨のエサの種類や行動範囲、寄生虫や汚染物質の蓄積度合いなどのデータが集まり、論文も発表されているとのこと。しかし、反捕鯨国や反捕鯨団体 からは“希少種”である鯨を殺す“調査方法”のものへの批判も。対立はエスカレートし、昨年の国際捕鯨委員会(IWC)総会でも議論が前に進みませんでし た。

「一昨年12月に日本政府がザトウクジラの調査捕鯨延期を発表したのも、IWC副議長国として、IWCの正常化をまず考えたからです」

鯨が希少種かどうかというデータひとつとっても、意見が食い違っている捕鯨問題。すぐの解決は難しそうですが、理性的な議論が行われるためには、IWCの会議正常化がまず望まれます。

今年の総会を最終結論とすべき?
先のニュースの科学者は、オーストラリアのカンガルーも疲れているというのでしょうか?最初から予見を持って調査や実験などすると真実とはかけ離れたものになりかねません。記憶に新しいものでは、韓国の人間のクローン胚を作成することに成功し、さらにその中から胚性幹細胞(ES細胞)を抽出したと発表した、黄教授の例などがあげられます。少なくとも、鯨が疲れているとの、科学的論拠はあるとは思えません。鯨が疲れているなどと予見を持った調査は、本当に信頼に足るものなのでしょうか?。

今年の総会は一体どうなるのでしょうか。いい加減、一定の結論が出て欲しいものです。狂牛病問題や、食料の高騰などから、鯨肉は世界的に重要な資源になりつつあります。もう、くだらない論議には、日本人は疲れています。結論がでなければ、日本は、脱退すべきだと思います。

最近思うのですが、反捕鯨活動をする連中は、世界中で中国の聖火リレーの応援に繰り出した中国人と大差のない連中だと思います。資金援助を得ているか、判断能力が極度に低い連中だと思います。これらに、惑わされることなく、まともな総会になることを期待します。

以下に、当ブログで掲載した、反捕鯨関連の記事を紹介します。反転文字をクリックすると当該記事に飛びます。

■一位長崎、上位に旧拠点地 調査捕鯨の鯨肉推計消費量

■捕鯨に関する最近の話題―鯨はこれからも重要な資源であり続ける

■調査捕鯨にまた薬入り瓶―抗議船妨害、警告弾で応酬

■鯨の肉は牛肉より環境に優しい―ロイターニュースから確信したパクスマリーナの正当性

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(5)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(4)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(3)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(2)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(1)

■IWC総会反捕鯨国の偽善―昨年のニューズ・ウィークの記事(昨年6月13日号)

■アーサー C. クラークの海底牧場―21世紀は鯨の時代?

■反捕鯨の背景―世界への指針

2008年6月22日日曜日

厳戒のラサで聖火リレー チベット暴動から3カ月-中国の五重苦をどう解消するつもりなのか?


 中国チベット自治区ラサのノルブリンカ前をスタートし、民族衣装を着たチベット民族の女性たちから声援を受ける北京五輪の聖火リレー(左端)=21日午前9時12分(共同)

厳戒のラサで聖火リレー チベット暴動から3カ月(内容をご存知の方、既読の方は、読み飛ばしてください)
【ラサ(中国チベット自治区)21日共同】3月に大規模暴動が起きた中国チベット自治区ラサで21日、北京五輪の聖火リレーが行われた。中国政府の暴動鎮圧に対する批判が世界各地で聖火リレー妨害や抗議につながったことを受け、新疆ウイグル自治区で行われた聖火リレーに続きラサでも一般住民を締め出すなど厳戒態勢が敷かれた。リレーは混乱なく終了したとみられる。

沿道は商店の営業が禁止され、約5メートルおきに武装警察官らが立った。見学できるのは許可証を持つ人のみで、周辺の道路は二重の有刺鉄線が張られ、人や車の出入りを厳しくチェックした。

聖火は歴代ダライ・ラマの夏の離宮だったノルブリンカ前の広場を出発。ダライ・ラマの宮殿だったポタラ宮前の広場までのルートで、156人の走者は75人がチベット民族、77人が漢民族、回族が2人など。ゴール地点で、先月チョモランマ(英語名エベレスト)に登頂した聖火と合流。民族服を着た学生らの踊りなどで「民族融和」を演出した。

この内容は、今朝のNHKのニュースでも報道されていましたが、インタビューアーが聖火リレーのイベントに参加しているチベット民族を着た女性にいろいろ、聞いていましたが「私達は、聖火リレーに応援ししなさいといわれいるから、いわれたとおりやっているだけです」と応えていました。男の人にもインタビューしていましたが、この人は困ったような顔をしてインタビューには一切答えていませんでした。

不透明な現在の中国の状況

現状の中国は、チベット問題が北京オリンピックを目の前にして顕在化し、人権問題などまずは、情報開示などの圧力が一気に高まった。ところが、例の四川大規模地震が発生したため、注意がそっちの方に向いてしまい。一時的にチベット問題などかき消されたかのような状況にある。中国政府は、何とか無理やりにでも、チベットなどでの聖火リレーを成功させ、さらには、オリンピックも成功させ、国威発揚の機会としてこれらを最大限に利用しようとしてい。しかし、今回のチベットの聖火リレーの警備のものものしさを見てもわかるように、この問題は消えたわけではない。

中国では、都市部と農村部の格差問題もあまりに大きく、そのまま放置しておけば、分裂の危機に陥る危険性もあったが、8年ほどまえから熱心に西部開発を行ってきた。それに関する記事を下に掲載する。

■「西部大開発が進む中国内陸部」だったのだが?

(2005年9月 掲載 中小企業国際化支援レポート 国際化支援アドバイザー 梶田幸雄)
中国政府が西部大開発計画を策定・実施してから6年目に入っています。この間に西部地区はどのような発展を遂げたのか。そして、なお残された課題は何か。外資の投資対象地域としての魅力と留意点を解説します。

課題のひとつは外国投資の不足

都市化が急ピッチで進む成都市

 1999年から、中国政府は12省市区から成る西部地区に約1兆円を投入し、交通網、電力網、通信網、水利施設などの基礎インフラ整備を進め、科学技術・教育などの社会インフラの整備にも努めてきました。

 この結果、四川省成都市を例に挙げると、1人当たりGDPは2万元に近づき、コンピュータ売上げは北京市中関村に次ぐ中国2位、自家用車保有量は北京、広州に次ぐ3位にまで成長しました。

 ただ、表1のように東部と西部の産業構造の比較をした場合、(1)地理的なハンディキャップとインフラの未整備、(2)産業リンケージの発達の遅れ、(3)偏った産業構造、(4)外部からの投資の不足といった課題も指摘できます。

 このうち(4)を克服する条件として外国企業が四川省に求める政策は、(1)優遇税制、(2)土地利用優遇政策、(3)輸出入優遇政策であるといわれています。

表1 東部と西部の産業構造の特徴


西部地区

東部地区

産業構造 鉱業、素材産業、重工業、軍事産業が主要産業。貿易能力、資本集積能力が欠如 軽工業、消費財産業、貿易が中心産業。産業構造転換能力が高い。
所有形態 1.国有企業・重工業、軍事産業が主導、地域経済への波及・拡散効果が乏しい。
2.私営企業は規模が小さい。
1.非国有形態は既に72%に達し、市場経済が発達
2.産業間の相互関連が強く、地域との関係が密接
(出所)JICA『中華人民共和国西部地域中等都市発展戦略策定調査進捗報告書2』2004年7月、I-4頁

「遅れ」は確かだが、活性化の動きも

 西部地区に進出する企業の狙いはどこにあるのでしょうか。表2にみられるとおり、市場開拓が圧倒的多数を占めています。

表2 西部に進出した東部企業の主な動機

西部進出の動機

生産コスト削減

西部市場開拓

資源開発

国家の方針に従う

企業比率(%) 10.0 74.0 12.0 4.0
(出所)JICA『中華人民共和国西部地域中等都市発展戦略策定調査進捗報告書2』2004年7月 V-35頁

 外資誘致に対する政府の熱心さに対して、外資はまだその熱意にこたえられずにいるのですが、その理由はどこにあるのでしょうか。西部進出に当たって東部企業が最も危惧する要素(表3)、つまりさまざまな面での「遅れ」という課題が浮き彫りになっています。

表3 西部進出に当たって東部企業が最も危惧する要素


企業が最も心配する障害要素

回答企業の割合(%)

1

都市化水準が低く、社会サービスが不十分、インフラ整備の遅れ

47.41

2

現地政府の干渉過多

43.7

3

地方保護主義

39.26

4

金融支援が足りなく、資金運転がスムーズに行かない

33.33

5

地元の人が排他的で、良好な発展雰囲気が確立できない

25.93

6

西部の劣悪な自然環境は東部からの人材導入を妨げている

25.19

7

国有企業の改革が遅れ、多くの分野で公平な競争環境の未確立

15.56

(出所)JICA『中華人民共和国西部地域中等都市発展戦略策定調査進捗報告書2』2004年7月)V-38頁(出典)陸立軍ほか『東部企業の西部進出モデルと行動』中国経済出版社、2004年

成都市の中心街。携帯電話需要も予想以上に旺盛である。

しかし、マイケル・E・ポーター氏(ハーバード・ビジネススクール教授)のクラスター論を想い起こせば、まさに今、西部地区に進出するメリットがあるといえるのかも知れません。

グローバル時代におけるイノベーション創出のメカニズムとしてクラスターを捉えるポーター氏は、クラスターの形成は中位の所得レベルから先進経済に 移行する過程に起こるといっています。このとき、教育とスキルの水準向上、テクノロジー分野の能力構築、資本市場の開放、制度面などの整備が始まるからで す。企業はこのクラスター形成期に当該クラスターに参入するのが望ましいといわれています。

まだ西安・成都両市に集中している感がありますが、西部地区では、IBM・モトローラ・HPといったグローバル企業と聯想・金蝶など国内有名企業 の双方が、ソフト開発、e-ビジネス、R&Dにかかわる事業を行っています。すでに多くの大学・研究所・科学技術者が存在していることから、さら に頭脳指向型企業が設立される可能性もあります。

「泛珠三角区域」(広東省、福建省、江西省、湖南省、広西壮族自治区、海南省、四川省、貴州省、雲南省、香港、マカオ)は、自らの資源、労働力、 資金力および技術を活用して広域連携を強め、経済を一層活性化しようという議論をしています。このような協働の仕組みが確立されれば、西部地区への投資に も拍車がかかるのではないでしょうか。

■地震による西部大開発の頓挫と中国が抱える五重苦

さてこのまま、オリンピックを開催するということになると、これらの地区の整備は後回しになると思われます。せっかく整備してきたことが、全くの台無しになってしまったことになります。

いや、それどころか、せっかくよくなりつつあったものが、地震で不意になり、しかも、チベットでの聖火リレーにも見られるように、国威発揚のためには、何でも弾圧・抑圧するという姿勢が明らかになっており、事実先日も「おから工事」に関して、インターネット上で批判した四川省の教師が勾留されるという事件も起こっています。「おから工事」による小学校倒壊によってなくなった子供達が、役所に抗議していたというニュースに関して、その後の報道は全くなされていません。おそらく、これなども圧殺されているのだと思います。

そのほかにも不安材料はたくさんあります。このような時期に、原油高、それにともない食料品も値上がりして、中国国内はインフレ基調にあります。湖錦濤主席が訪問する、少し前に温家宝首相が、「中国は未曾有の経済的にある」と発言しています。

さらに、中国内に聖火リレーへの世界各国による妨害による、偏狭なナショナリズムの勃興などもあります。これは、中国人民が自ら行っているというよりは、国威発揚や、国民の目をそらすといった中国情報筋の誘導によるものと思われますが、出所は別にして、実際に勃興しています。

現在の中国は、

1.未曾有の経済的危機(これから本格的なインフレがはじまる。バブル崩壊はもう始まっている、賃金が上昇し世界の工場の座はバングラディシュなどに奪われる、しかし、中国のエンジニアリングの水準は急激には高められない。WTOに加入した中国は、国際経済と深く結びついており、これを国内問題として片付けることはできない。最悪のシナリオでは、米国の経済植民地になる可能性すらある)

2.地震からの復興(湖錦濤主席もある報道で完全復興には10年くらいはかかると語っていた、地震よりも人災による被害に関して国内外からの非難が高まる)

3.オリンピックの開催と開催後の対策(オリンピック後には地方から来た労務者の職が大量に消える、外国からの人の流入で中国の実情が外国に、外国の真の姿が中国人に広まる)

4.チベット問題による外国からの人権問題に関する圧力(WTOに参加した中国は、国内問題として片付けるには無理がある)

5.偏狭なナショナリズムの勃興(中国共産党が他国へと注意をそらすという意味で自ら誘導してつくりあげたものだが、これが一歩間違えると矛先が共産党自体に向く可能性がある。

まさに紙一重ともいうべき状況)という5重苦に悩まされています。このような状況にあるにもかかわらず、膨大な軍事費を計上しています。普通の国なら、もうすでに手をあげているかもしれません。

やはり分裂の筋書きが始まるしかないのか?

こうした五重苦について、中国政府はどうしようとしてるのでしょうか?どの問題一つとっても深刻です。中国は2001年12月11日にWTOに加盟しています。昔の中国のように、いざとなれば、国内でもドンパチやって決着をつけ、ご破算にしてしまうということもできません。特に経済問題に関してはそのようなことはできません。しかし、未だにこれらに対する答えは報道されず、不透明なままです。

普通の常識人であれば、もはや現代中国の国体を維持していること自体が無理であると断じていると思います。しかし、中国はそのようなことはおくびにも出しません。この状況は前に一度見たことがあります。それは、崩壊直前のソビエト連邦であり、その頃の東欧の社会主義国家です。

さて、やはり、現代中国は旧ソビエト連邦のように分裂・崩壊するしかないのだと思います。今後、10年間にわたって、中国分裂崩壊のドラマが展開されていくのだと思います。北京オリンピックは共産中国の分裂崩壊の最期のレクイエムになるのではないかと思います。皆さんはどう思われますか?

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■「おから工事」批判で国家政権転覆罪-確定した中国分裂の筋書き?
■「80後」は車を買うべきか?-世代をひとくくりにする愚かさ?
■中国核爆発か-高まる情報開示の圧力
■自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安全保障会議でも話題に―結果的には日本外交の勝利か?

■自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色-幻の日本軍支援は歴史上の転換点?
■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞
■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?
■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの
■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?
■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水
■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
■中国"義歯"から鉛「安全に問題」
■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名
■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?
■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年6月21日土曜日

橋下知事、労組と徹夜バトル 人件費削減案巡り-公務員だけ例外ということでは済まされない!

橋下知事、労組と徹夜バトル 怒号も 人件費削減案巡り(内容を知っている方は、読み飛ばしてください)
大阪府の総額345億円の人件費削減案をめぐり、橋下徹知事は20日夜から21日午前にかけての約12時間、府労働組合連合会(府労連、約1万8千人)と府関連労働組合連合会(府労組連、約2万1千人)との団体交渉に臨んだ。交渉は決裂し、人件費を含む財政再建の議論は7月臨時議会に移ることになった。

交渉決裂は府労連は1950年、府労組連は89年の結成以来初めて。ただ、地方公務員法上、労組側はストライキなどの手法はとれず、府は議会に人件費を削減する条例改正案を提案する。府では通常、総務部長が最終交渉にあたり、知事が正面に出るのは極めて異例という。府労連とは20日午後10時から21日午前5時すぎまで約7時間、府労組連とは同6時半から同10時半まで約4時間に及んだ。

橋下知事の人件費削減案は一般職の基本給4~16%カット、都道府県で初めての退職手当の5%カットなどが柱。団交で労組側は「生活を破壊する案だ」として削減案の撤回を要求。橋下知事は「いまの財政状況ではやむを得ない」と理解を求めた。

橋下知事は団交後、「職員の生活に重大な影響を与える決定なので、これぐらいの時間で決めてしまうことに納得できない声もあると思う。議会での議論で最終判断を下したい」と語った。

◆「ふざけるな!」
「財源もないのに給料をくれくれと言われても困る」「私たちの首よりイルミネーションの方が大事なのか」
20日から徹夜で続いた橋下知事と職員労組の団体交渉は時折、怒号が飛び交う激しいやりとりになった。

府労連との交渉は20日午後10時から府庁の会議室で始まった。新居晴幸委員長が「職員にも家族がいる。生活がある」と人件費削減案の撤回を迫ると、橋下知事は「府財政を立て直すためには避けて通れない」と反論。空調が切れ、蒸し風呂のような会議室で交渉が続いた。

府労連は給与明細を示して組合員の生活実態を訴えたが、橋下知事は「財源がない。どこを削ったらいいんですか」と逆質問。平行線の議論に「ふざけるな!」とのヤジが飛ぶと、橋下知事が「『ふざけんな』という言い方、いいんですか。これが世間の労使交渉なのか」と憤る一幕もあった。午前4時を回り、人事室長が「時間も時間ですし」と水を向けても、新居委員長は「帰りません」とはねつけ、議論を続けた。

新居委員長は団交の最後に立ち上がり、「7時間、誠実に対応されたことを感謝したい」と橋下知事に謝意を表明しつつ、「府労連の歴史の中で初めて交渉が決裂したと表明せざるを得ない」と無念さをにじませた。

◆「世間を知って」
一方、府労組連は午前6時半前から団交に入った。

教務事務補助員など約350人の廃止問題に批判が集中。業を煮やした女性が御堂筋のライトアップを目指す橋下知事に「イルミネーションより、私たち350人の首の方が下ってことですね」と詰め寄ると、橋下知事は「私の責任でそう判断しました」と発言、怒号が渦巻いた。

橋下知事が「民間では破綻(はたん)すれば路頭に迷う。世間を知ってください」と迫ると、組合側も「破綻していないのに路頭に迷わせようとしている」と切り返し、「民間なら理不尽な提案があればストライキできるが、我々はお願いするしかない」と訴えた。

一連の団交で橋下知事は「私は選挙の洗礼を受けている。世論調査でも削減案は支持されている」と強調。組合側の反論に「それなら、そういう代表者を選んだらいい」と言い放ち、紛糾することもしばしば。橋下知事は午前9時からの民主党国会議員への予算要望をキャンセルし、最後まで団交を続けた。

現実を認識せよ
労働組合側としては、賃下げ交渉には容易には応じられないことはわかります。しかし、日本の大きな構造改革のうねり中で、民間企業や、銀行、それに一部の公務員ですら、出血を伴う痛みわけをおこなってきました。大阪府職員だけが例外ということは絶対に許されないでしょう。現在大阪府は、国でいえば、平時ではなく、戦時下にあるといってもいいくらいです。平時には有効だった方法も、戦時下では有害であることもあります。民間企業に在職すればわかることですが、業績が悪化すれば、たとえその業績悪化を招いた直接の責任のない取締役の報酬でも減額されます。さらに、社員でも、減法になったり、ボーナスがなくなったりすることもあります。一時減額されても、企業には残って存続してもらいたいというのが、経営者および従業員の望みですから、その望みのために、その企業の人は耐え忍ぶのです。

■夕張市の事例
夕張市の破綻を知らない人は、ほとんどいないでしょう。しかし、その後どうなったかは北海道では良く報道されますが、大阪ではあまり報道されていないのかもしれません。その実体を手短に掲載します。
破綻してしばらくしてから、皆さんご存知のように、多くの市役所職員が解雇されました。しかし、残っている職員も大変です。

まず、市長の月給は27万円です。ある中堅社員の月給は16万円です。残業も結構あるそうです。でも、残業代は出ません。休日出勤もよくあるそうです。無論休日出勤手当てもでません。

市立病院では、財政難のために、診療科目が大幅に制限されるようになりました。人工透析も以前は実施していたのですが、今は実施していません。そのため、患者さんは隣町にまでいかなくてはなりません。ある患者さんの例では、透析のために自宅を出て、家にもどってくるまで、実質半日程度かかるそうです。それだけではありません、診療科目が廃止されてしまった他の患者さんも、隣町までいかなくてはならなくなりました。

ご存知、夕張は雪の多いところです、今年の1月あたりには、累計で7mもの雪が積もりました。しかし、従来のように雪かきもままなくなりました。成人式は、ことしも何とかできましたが、前のように市からの補助があるわけではなく、当の成人や、周りの人たちが寄付をつのるなどしてようやっと挙行することができました。

地方自治体が破綻するということは、こういうことです。大阪府も今のままでは、こうなります。しかし、規模が大きいだけに、とんでもないことになると思います。地震や火事になっても、救援活動ですらままならなくなるかもしれません。そんなことでいいのでしょうか?

しかも、夕張の場合は、銀行からの融資が受けられなくなるなどの理由から、実質破綻状態にあることをひた隠しに隠してきました。北海道が調査に入ったときには、もう完全に取り返しがつかないくらい悪化していました。その意味では、破綻直前の夕張市長は非常に罪深いと思います。大阪府の場合は、すべて明るみさらして、何とかしようとしているわけですから、まだ望みがあります。先延ばしにしても何にもならないと思います。もし、破綻したとしたら、大阪府は全国の笑いものになるかもしれません。ツッパリ通した、組合も歴史上の愚者として、永遠にその名を刻むことになるでしょう。

■銀行の事例
銀行も今では、不良債権処理も一巡して、コンプライアンスを遵守するという一点を除いては、平時に戻ったようです。しかし、10年くらい前までは、まさに戦時の様相を呈していました。当時、あるメガバングの人が言っていました。平時ならば、誰がが「辞めるとか、辞めたい」などと言い出すと、誰かかれかが、慰留していたが、今では人事部の人が喜んで退職のために必要な書類を持ってくる。以前は、人が多く辞める部署の評価は下がったものだが、今で逆でよくやったと評価が高まるとも言っていました。銀行でも、相当な痛みわけが行われていたといえます。

さて、大阪府はこのような痛みわけなしで、難局を乗り切り、改革ができるというのでしょうか?そんなことができるはずがありません。

■北海道の事例
北海道では、ご存知のように北海道拓殖銀行が破綻してから、今年で11年になります。北海道では、拓銀が破綻した後、道債を発行し(借金をし)、北海道内の企業に対して対策を実施してきました。しかし、結局北海道の企業の構造改革をすることはできず、不合理な仕組みを長期間温存するだけの結果となりました。10年間で道債償還の期限が過ぎましたので、今年から道債発行によって企業を助けるということはできなくなりました。そのため、拓銀破綻10年以上を経て、もろに北海道企業にその影響が及ぶことになりそうです。

さて、大阪府、現在実質上の賃金カットなどして、応急措置をして、その後も対策を打つ必要があります。いま、実施しないとどうなるのでしょうか?結局後でつけがまわってくるだけで、事態を深刻にさせるだけです。大阪府職員の皆さんはそれで良いのでしょうか?無論定年間際の人には、どうでも良いことかもしれず、自分だけがよければいいのかもしれません。しかし、40歳台までの方々は、将来さらに深刻な問題になることが予想されます。それで本当に良いのでしょうか?

■公務員だけ別という考え方は成り立たない
現在日本の民間企業や、銀行は、大体構造改革が一巡して、何とか自立して運営できる状態にまでなりました。しかし、国家公務員とか、地方公務員だけはまだ、従来のままの状態を引きずっています。そんなことで済むはずはありません。組合側としては、賃下げ交渉にホイホイとすぐにのるというのは、できないことだと思います。しかし、ここで、かなり譲歩するべきではないでしょうか?もしかなり譲歩をしたといことになれば、府民も、いや日本国民もかなり高く評価すると思います。

私はも、応急措置が終わったあとに、様々な手を打てば、大阪府はまた復活して、十分自立できるようになると思います。しかし、このままの状態を続けていれば、破綻するのは目に見えています。たとえ、橋下知事でなくても、誰がやっても、避けて通れない道だと思います。破綻するのか、一時痛みわけをしても、大阪府を存続させるのか、二者択一が迫られているのだと思います。

以下に関連記事を掲載します。反転文字列をクリックすると当該記事に飛ぶことができます。

■橋下知事の自衛隊研修に関して考えた大阪府改革

■秋葉原通り魔事件があばくお役所仕事の実体とは?-やはりNPOに任せるべきか?

■橋下知事を糾弾した女性は、中核派?-日本のマスコミとコメンテーターの多くはKYか?

■年金問題福田総理大臣があやまり、マスコミが突付くと役人がぬか喜びする!!-政治家に対するヒント「歴史に学んで役人退治を!!」

■北海道滝川市「介護タクシー」による詐欺事件-誰に責任があるのか?


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2008年6月20日金曜日

「おから工事」批判で、国家政権転覆罪?-確定した中国分裂の筋書き?

【中国】相次ぐ災難"8"の呪い! その背景は? 20080617(前半)




「おから工事」と批判、国家政権転覆罪に 四川の元教員(6月19日、朝日新聞)(読んだ方、ご存知の方は読み飛ばしてください)

【香港=奥寺淳】四川大地震で倒壊した学校の建築手法を「おから工事」と批判した元大学教員(56)が国家政権転覆扇動の容疑で公安当局に逮捕されていたことが18日わかった。香港の人権団体「中国人権民主運動情報センター」が伝えた。今回の地震をめぐる言論が同罪に問われたことが明らかになったのは初めて。

逮捕されたのは四川省の西南科技大学の元教員・曽宏玲さん。曽さんは海外のウェブサイトに政府批判の文章を3度掲載し、「香港人が建てた校舎は問題なかったのに、なぜ政府が建てた校舎は全壊したのか」と問題提起。豆腐のように簡単に崩れるおから工事が「私たちの子供の未来を奪った」「政府の教育予算が少なかった」と指摘した。

同センターによると、曽さんは9日夜に公安に連行され、家族が刑事勾留(こうりゅう)の通知書を受け取った。学校の倒壊問題を巡っては、当局は政府批判の封じ込めを強めている。

中国やはり分裂か?!
中国、地震が発生してから、役人の不正でテントをきちんと配布しなかつた市の役人が、人民に土下座して謝るシーンが放映されたり、おから建築に関して、なくなった子供親たちが、市役所に抗議に訪れたりして、市長が会見に応じ、事実関係を調査すると釈明する様子が放映されたり、いろいろと報道されるようになり、一昔前とは随分変わってきたと期待していました。インターネットでも、かなりいろいろ動画が掲載されるようになりました。無論、放射性物質に関するもの、各施設に関するもの、ダムに関するものなど、まだまだ隠し続けている部分はありましたが、人民の根幹に関わるようなことに関してて、昔とは随分変わってきたとの印象をもっていました。

しかし、最近また揺れもどしがきたようです。いろいろと報道にも制限が加えられようになってきました。今回のこの記事のように、完全な言論の弾圧です。というより、中国共産党政権においては、リスク管理体制がきちんとできおらず、地震発生直後は報道統制・管制ができず、地震が収まって少し落ち着いてから本格的な統制・管制に入ったというのが実体かもしれません。中国が今回の地震のような大災害などのときのリスク管理体制ができいなく、一枚岩で動いていないことは、先月日本が巧妙に行った実証実験でも明確になっています。

これが、間近にオリンピックを控えるいる国のやり方でしょうか?地震という形で、人災、不正が誰の眼にも明らかになったわけですから、それに対して、論評した人を逮捕というのでは筋が通りません。おそらく、地震でなくなった親たちの抗議も、いまや完全に圧殺されているのだと思います。

しかし、こんなことが長く続くでしょうか?おから建築で亡くなった子供たちの親は、たとえ圧殺されたとしても、このことは終生忘れないと思います。この憤りをどこにぶつけろというのでしょうか?

このように中国内外から妥当と思われるような、言論まで弾圧すると、どうなるのか?しかも、オリンピックを控えている国でこのようなことを続けているとどうなるのか。

私のブログでは、過去何回にもわたって、中国分裂の危機について掲載してきました。過去全体主義国家でオリンピックを開催すると、ナチス・ドイツ(ベルリンオリンピック約10年後崩壊)、ソビエト連邦(モスクワオリンピック開催後10年後に崩壊)のように、必ず崩壊しているということから、中国も例外ではないだうと力説してきました。しかし、最近の情報の開示状況からひよっとして事態が変わり、分裂することなく一つの国として、将来もやっていける可能性もあるかもしれないと思っていたのですが、考えが甘かったです。中国共産党の中身はそう簡単に変わるものではありませんでした。おそらく、これから10年間にわたって、中国の壮大な分裂のドラマが展開されることになると思います。北京オリンピックは、現代共産中国崩壊の壮大な最後のレクイエムになるものと思います。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■「80後」は車を買うべきか?-世代をひとくくりにする愚かさ?
■中国核爆発か-高まる情報開示の圧力
■自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安全保障会議でも話題に―結果的には日本外交の勝利か?

■自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色-幻の日本軍支援は歴史上の転換点?
■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞
■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?
■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの
■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?
■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水
■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
■中国"義歯"から鉛「安全に問題」
■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名
■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?
■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年6月19日木曜日

橋下知事の自衛隊研修に関して考えた、大阪府改革について

大阪府 職員給与12%↓? 大阪市「バラ欠」条例改正?

夕張では、多くの職員が退職に追いこまれ、残ったほうでも、市長の月収でさえ27万円、ある職員の月給は16万円。それでも、残業はあるし、休日出勤もしなければならないことも多々あるという。大阪府職員はこの現実を理解しているのだろうか?

橋下知事「一緒に自衛隊体験入隊を」幹部「死んでしまう」(アサヒコム、2008年6月18日10時2分)(すでに知っている方、読んだ方は読み飛ばしてください)

「一緒に体験入隊しましょう」――。自衛隊への職員の体験入隊に意欲を見せた大阪府の橋下徹知事は17日午後、部長会議で副知事や部長ら幹部19人に体験入隊を呼びかけた。「チーム力、団結力を養い、次の一手に備えたい」と誘ったが、幹部は「死んでしまう」と弱り顔だ。

部長会議は非公開。参加した複数の幹部によると、橋下知事が職員研修に自衛隊の体験入隊を利用できないかと切り出した。人事担当の部長が「抵抗のある職員もいる」と否定的な見解を示すと、代わりに「このメンバーで8月にでも泊まり込みの体験入隊ができないか、検討してください」と提案したという。

ある部長は会議後、「60歳近くの人もいる。この年で真夏に訓練をすれば死んでしまう」。別の部長は「我々はそんなに団結力がないと思われているのか」とぼやいた。

橋下知事はこの日朝、陸上自衛隊信太山駐屯地(同府和泉市)を視察し、「あいさつや姿勢などを学ばせたい」と語り、職員の体験入隊を検討する意向を示していた。

橋下知事の狙いは?
大阪府は、皆さんご存知のように、大変な状況にあります。橋下知事が前に言っていたように、民間なら破産会社、大阪府職員は破産会社の社員のようなものです。

国でも、平和時と戦時の時の体制は違います。臨時立法など駆使して、平和時には違法とされることでも、戦時ならできるように、戦争に勝つために万全の体制を整えます。平和時と同じことをしていては、戦争に負けてしまいます。

船が沈むときに、乗組員や乗客が船長と議論をして、それから行動を決めるということでは、行動する前に船が沈没するということになってしまうかもしれません。やはり、船長が速やかに指示し退避などの措置をとらせるべきであるし、そのような権限があります。

現在の大阪府の状況を招いたのは、府職員のせいもありますが、前任者を選んだ府民の責任もあります。だから、府改革に関してはなるべく知事の言うとおり進めるべきと考えます。橋下知事の責任のもとに、大きな権限を持たせるべきであると考えます。

今回の橋下知事の自衛隊での研修に関しては以下のような知事の三つの意図があると思います。

まず第一に、大阪府の現状は平時ではなく、戦時下にあたるような異常な状況にあることを府職員に木がつかせること。戦時下には、平和時のような手ばかりでは何も進まないことを職員に理解させたいのだと思います。

第二は、府政改革のために、へどもど屁理屈ばかりいう人間よりも、素直に指揮に従い実行する兵隊が欲しいということ。船が沈むときに、船長に議論をふっかけるようなものは除外して、さっさと改革を進めたいのだと思います。

第三は、通常の民間企業では考えられないほど、府職員に、いわゆる「躾け」がされていないので、当たり前のレベルに戻したいということ。特にこの点に関しては、民間では考えられないほど公務員は緩んでおり、綱紀の粛正が重要になると思います。序列とか、「身の丈を知る」ということが全くできていない職員もかなり見受けられます。こちらは、函館ですが、今はいるのかどうかは知りませんが、少なくとも5、6年前までは、50歳台にもなるというのに、上司にも部下にも一切挨拶をしない正職員が存在したそうです。民間企業なら、とっくに姿を消していなければならないような職員だと思います。序列や「自分の身の丈」を理解できない要員が多く存在する組織では、何もできません。クリエーティブな仕事がどうのこうのとか、効率がどうのこうのという次元ではありません。まずは、序列、「身の丈を知る」ということを根付かせる必要があります。それができなければ、組織にはいられないということを周知徹底すべきと思います。

自衛隊研修などというと、効果があるのかとか、いまさらとか思われる方もいらっしゃるのかもしれませんが、改革の最初の段階では、まずは以上3つの観点から、私は橋下知事の自衛隊研修の件は、支持します。

大阪府の改革の方向性
私の持論は、国や地方自治体は、国や自治体のインフラ(基盤)を整備することが主要業務であり、そのインフラの上に立って何かをするのは、民間企業であり、NPOであると思っています。これを、国や民間企業が実施するとおかしなことになってしまうのだと思います。

先日のブログにも書いたように、秋葉原事件のように、犯人が犯行予告した場合、それをすばやく感知して、警察に通報するようなシステムに関して、政府がやるととんでもない金額と非効率が生じてしまう可能性が多いのですが、NPOがやれば効率的にできる可能性が高いです。

また、アメリカのデトロイトなど、NPOの先進地では、都市計画などほとんどすべてが、NPOによって推進されています。大規模な都市計画を推進しています。デトロイトの都市計画に関わるお役人は、せいぜい2~3人で、それも全体の管理をするのみです。役所でやっていたときよりも、はるかに効率的で、費用もかからず、大改革を次から次へと実現しています。今では、当たり前のことになったので、特に話題にものぼらず、しかたがってニュースにもなりません。大昔から、低所得層・高齢者層の住宅の整備にも成功を収めてきました。無論、サブ・プライム問題のようなことは、発生していません。サブ・プライム問題は、低所得者用の住宅を整備するというような、社会福祉的な事業に民間企業が手を出すと、失敗しやすいという格好の見本になったと思います。

デトロイトの例はほんの一握りのものであり、世界の先進国では、NPOが大きな力を持って、どんどん社会変革を実現しています。ただし、アメリカでは貧富の差の増大など日本の格差社会などよりももっと酷いことになっていますが、これはNPOがどうのこうのというより、国によるインフラ整備が不十分なのだと思います。こういった、最中ですら、大きな成果を収めつつあるNPOがたくさんあります。イギリスやアイルランドでも、経済発展の裏側でNPOが大活躍しています。いわゆる年金に関しても、政府が最終的な責任を持つことには日本と変わりがないのですが、実質的にNPOがかなりの部分の仕事をしています。

日本とは違い、欧米諸国はソビエトが台頭する前までは、社会福祉のほとんどをNPOが実施していたという歴史があります。学校、教育、保健衛生、医療、その他、様々の分野で活躍していました。それが、ソビエトが成立して、台頭してから風向きが変わりました。ソビエトが大きな政府を標榜して、国民の面倒は全部国家がみるとして、大きな社会変革に国家レベルで取り組むことを宣言しました。この取り組みに関しては、反共産主義的な立場をとる、いわゆる自由主義陣営もかなり脅威を感じ、その対抗措置としてイギリスでいうところの「ゆりかごから墓場まで」という福祉政策を国で実施するようにしました。そのため、NPOはだんだん国の事業にとってかわられ、ソビエトが崩壊するまでは、一部のNPOが細々と活動を続けるという程度のものに縮小されました。

しかし、ソビエト崩壊に象徴されるように、共産主義陣営であろうが、資本主義陣営であろうが、大きな政府を標榜して、国家がすべての「社会政策」を実施するという試みは、大失敗に終わりました。もともと、国という大きな組織では、特に20世紀中に隆盛を極めた都市の知識労働者の多様なニーズには応え切れないのにです。こうしたこともあって、これを機に多くの国でNPOがまた息を吹き返してきています。イギリスでは、ブレア政権の時代に、社会政策の中に占めるNPOの位置づけを法律の中に明確に規定しました。日本では、ほとんど認識されていませんが、イギリスの経済発展の中には、こうしたNPOの大きな働きもかなり寄与しています。

ひるがえって、日本というより、アジアでは特に近代では、どちらかというと貧乏だったため、ソビエト成立直前までに、社会政策の実施主体としてのNPOは成立していませんでした。歴史がないために、NPOのことを理解していないというのが実情だと思います。

日本では、マスコミもNPOに関してあまり報道せず、国が社会政策の主体であり、社会政策がうまくいかないのは、国が悪い、役人が悪い、福田総理が悪い、政治家が悪い、だから、福田総理が辞めて、正治家も悪い人がやめて、大天使のような善意あふれるような人が、善意をもって政治にあたれば、国民皆が幸せになれるというような論調で報道しています。しかし、これは幻想であり、上記のように日本を含めた先進諸国では、ソビエト台頭より、60年の歴史をかけて、壮大な失敗をしました。60年間いろいろな人(中には大天使もいたかもしれない)がいろいろなことを実施した結果の成れの果てが、大きな政府、国家による福祉政策の大失敗の連続です。そのため、欧米では政治に特に福祉政策に対して誰も国に過度な期待はしていません。日本だけがまだこの幻想から抜け出ていません。だからこそ、NPOが見直されているのです。無論、政治の本質である基盤作りに関しては、関心もあるし、しっかりやってもらいたいとの認識がありますが、国が丸抱えで何もかもできるなどとは誰も思っていません。私は、この日本独特の政治に期待する態度を「日本人の政治対するないものねだり」だと思います。それに私は、どんなに安心であっても、経済的に豊であっても、それは個々人の幸せとはあまり関係なく、個々人の幸せはあくまで個々人で追及すべきものだと思います。そのためにも、多様なNPOが必要不可欠になると思います。

さて、長々と書いてきましたが、大阪府の改革に関して、やはり、多くの世界の先進国が失敗の果てに学んだ、「社会政策」に関しては、基盤は国や地方自治体が、その基盤の上で何かを実施するのは、場合によっては民間企業、場合によってはNPOというように、NPOをうまく運用できるように組織に生まれ変わらせ、経費もあまりかからず、にも関わらず、大阪圏に在住する多様な知識労働者(現在では、どのような労働にも知識労働が含まれているので、労働者としても良いのですが、労働者とはっきり書くと、肉体労働だけで、頭を使わない人というイメージが強いので、知識労働者としました)の多様なニーズに応える組織に生まれかわって欲しいと思います。どのような、道をとるにせよ、これからの地方自治体や、国であっても、NPOと連携する、NPOを前提として社会政策を実施するというようにしなければ、うまくはいかないと思います。

無論こうしたことには、自己の存在理由を主張できなくなる、お役人は大反対でしょうが、これも時代の移り変わりです、橋下知事は、どんなに反対意見があっても初志を貫徹していただきたいと思います。

このブログに掲載された、関連記事です、反転文字列をクリックすると当該記事に飛ぶことができます。

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■フランス大統領選挙


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2008年6月18日水曜日

Invitation For Jazz - Charlie Haden

Charlie Haden on Nightmusic


二十歳の頃にロスに単身で赴き、アート・ペッパーのグループに入ってデビュー、後ハンプトン・ホーズ(p)やエルモ・ホープ(p)等と共演。この周りの連中・・・そう、ドラッグですよ。麻薬癖で病院送りにとどまらず何度か刑務所にもブチ込まれた連中ばかりです。もっともペッパーの場合はキチンと療養所に入り、復帰後は以前にも増す活躍で更なる人気を得たのですが、アート・ペッパーのことをキッチン・ペッパーとは誰も言いません。・・冗談はさておき、やはりご想像通りこの人チャーリー・ヘイデンもキチンと療養所に入って復活した人のひとりです。オーネット・コールマンとの親交が長く、その後リベレーション・ミュージック・オーケストラを'69年にカーラ・ブレイ等と結成したことがヘイデンの大きな仕事。同名のアルバムが代表作と言われています。後にもキース・ジャレットやドン・チェリー他多くのミュージシャンと共演して名演を残し、'86年にカルテット・ウエストを結成しました。


'82 年にこのリベレーション・オーケストラは再編成されるが、ちょうどその頃バンドのドラマー・ポール・モチアンとベースを抱えてマンハッタンを歩くヘイデンに会った事がある。ニューヨークの街ではこうして楽器ケースを携えて行く人をたびたび見かけるけれど(殊にデッカいだけにベースは目立つ。)時にはアッと言うミュージシャンに出会う事もある。明け方までのギグが終わって、早モヤのタイムズ・スクエアをベースを抱えて歩くミュージシャン、たぶん'60年代に撮影されたデニス・ストックの有名な写真を思いながら、ブロードウエイを歩くチャーリー・ヘイデンにカメラを向けた。

最近、「ノックターン」を良く聴きます。本当にお洒落な大人の音楽です。あまりに、静かな、奥行きのある音に驚くとともに癒されます。ジャズ・バイオリン好きな人も多いと思います。このCDには、ところどころ、バイオリンが登場します。皆さんにもお奨めです。まだ聴いたことのない人は是非聞いてください。下のウィジェットをとおして、アマゾンドット・コムから購入できます。





過去のInvitation。反転文字列をクリックすれば、当該記事に飛びます。

■DANIEL SCANNAPIECO-ダニエル・スカナピエコ
■ANDREA SABATINO-アンドレア・サバチーノ
■DAVID BENOIT-デビッド・ベノア
■JOSE JAMES-ホセ・ジェイムス
■Lizz Wright―リズ・ライト
■MARICA HIRAGA-平賀マリカ
■SCOTT HAMILTON-スコット・ハミルトン
■ROY HARGROVE-ロイ・ハーグルーブ
■Taylor Eigsti-テイラー・アイグスティ
■Frank Sinatra-フランク・シナトラ
■TAIHEI ASAKAWA-淺川 太平
■NARUAKI KIKUCHI-菊地 成孔
■TOROPICAL JAZZ BIG BAND-熱帯ジャズ楽団
■Quincy Jones-クインシー・ジョーンズ
■DAVID SANBORN-デビッド・サンボーン
■JOHN PIZZARELLI-ジョン・ピザレリ
■BERARDI JAZZ CONNECTION-ベラルディ・ジャズ・コネクション
■HARVIE HANCOCK -ハービー・ハンコック
■TOKYO ZAWINUL BACH-東京ザビヌルバッハ
■SADAO WATANABE-渡辺 貞夫
■TOM SCOTT-トム・スコット
■LOIS ARMSTRONG-ルイ・アームストロング
■JOHN COLTRAIN-ジョン・コルトレーン
■THE JAZZ INVADERS-ザ・ジャズ・インベーダーズ
■KEITH JARRET-キース・ジャレット
■ELECTRO DELUXE-エレクトロ・デラックス
■TRIBAL TECH-トライバル・テック
■MARK MURPY-マーク・マーフィー
■NORMAN BROWN-ノーマン・ブラウン
■TONY MONACO-トニー・モナコ
■DAVE KOZ-デエィブ・コズ
■ROOM ELEVEN-ルーム・イレブン


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2008年6月17日火曜日

秋葉原通り魔事件が暴くお役所仕事の実体とは?-やはりNPOに任せるべきか?

お役所めぐりズコー!


「0億円、2時間で作った」(【情報源:itメデア・ニュース】読んだ方、内容を知っている方は、読み飛ばしてください)
秋葉原通り魔事件に関連して、「総務相が、ネット上の犯行予告を検知できるソフトの開発費を来年度予算の概算要求に盛り込むと発言した。費用は数億円」という報道を受け、開発者の矢野さとるさん(26)は、犯行予告収集サイトを1人で2時間で構築・公開しました。

予告.in ネット開発者で構成するベンチャー企業・ロケットスタートの矢野さとるさん(26)は6月12日、ネット上の犯行予告を集約するサイト「予告.in」を公開した。フォームから犯予告情報を投稿してリアルタイムで共有できるほか、2ちゃんねる(2ch)やブログ、はてなブックマークから犯罪予告関連の書き込みを自動収集。犯罪防止に役立ててもらう狙いです。行予告情報を投稿する掲示板や、警視庁匿名通報フォームなど通報先をまとめたリンク集、犯行予告に関する情報をまとめるWikiも設置しました。犯行予告のブックマークを共有でき「通報ブックマークレット」も実装する予定です。「ブックマークの多いURLのランキングを作れば悪質なものが上に上がってくるのでは」とみています。

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ネットの良心活用 ゼロ円で犯罪防止を矢野さんは11日夜、「増田寛也総務相が来年度予算の概算要求に、ネット上の犯行予告を検知できるソフトの開発費を盛り込む。費用は数億円かかる」という内容の報道を見て、「インターネットの仕組みを使えば、0億円で数時間でできる」と考え、実際に1人で2時間で作ったといいます。

報道にあったような、犯行予告を自動で検知するソフトの場合、関係ない情報を大量に収集してしまったり、検知をすり抜ける隠語が利用される――といった可能性があり、精度を高めるのが難しい。

矢野さんは「2chで犯行予告を探し、通報しているボランティアは多い。そういった“ネット上の良心”をリソースに、人手で探す人海戦術のほうが、より精度が高いだろう」と考え、CGM(Consumer Generated Media)型防犯システムを発案したという。

矢野さんは、「最近は、ネットの悪い部分ばかり取り沙汰され、いい部分があまり出てこなくて悲しい。2chの住人の地道な活動などが、こういうツールやサービスを通じていい方向に使われれば」と語っているそうです。

お役所が考えると?
増田寛也総務相は、「来年度予算の概算要求に、ネット上の犯行予告を検知できるソフトの開発費を盛り込む。費用は数億円かかる」と語ったそうですが、この中身はどのようなものか検証してみなければわかりませんが、きっとかなり大掛かりなことを考えたのだと思います。

きっと、まずは、各界から横断的に集めた優秀な5人~10人の調査グループなどを設置して、基礎調査に半年、おそらくは、巨大データベースなど構築し、そのデータベースの、サーバーを格納する堅牢なウェアハウスなども構築するのだと思います。地震が起こっても何があっても大丈夫なようにとか・・・・。

そのほか、そうしたデーターベース運用し、警察に知らせるための要員も含んだような、「財団法人 ネット犯罪情報収集・蓄積・通報総合開発機構」のような名前の組織を作るのだと思います。きっと、その組織図中には「ネット犯罪防止情報システム委員会」という大仰な名前の委員会もあって、NTT、富士通、NEC、ソフトバンクなどのネット関連企業の中の技術者であるとか、大学教授、医師、心理学者、精神病理学者その他関連の社団法人などの人々の名前がずらりと並ぶと思います。

常勤職員は十数名、開発機構理事長や主だった理事は、総務庁などから天下りです。そうして、技術的な問題を扱う大きなデータウェアハウスを受け持つ別団体も構築されることでしょう。そうして、機構自体は、霞ヶ関あたりの素晴らしい、最新型オフィスに収まることになると思います。華麗なコンベンションセンターで、年に少なくとも一度、「委員会」の会合が開かれると思います。この委員会会合のために必要な印刷物は、これまた、お役所に関連の深い出版関係の団体が受け持ち、素晴らしい内容のフラカラー・オフセット印刷の資料が作られることでしょう。印刷代の他に、編集・編纂指導料などとして、少なくとも普通の出版社の数倍の代金が支払われることになるでしょう。

さて、機構が軌道にのってくると、さすがに一見真面目に働くこともあり、残業が続くことがあります。そうなると、勿論今流行の居酒屋タクシーということになると思います。さらに、残業が続くと機構の職員のストレスがたまり、やはり社会正義という素晴らしい使命を遂行するために、ストレスを和らげるために、お茶室をつくります。皆さん少なくとも1週間に一度ほど、お茶でくつろぎ、ストレスを癒します。さらに、機構の華々しい活躍と、委員会の結束を高めるために、毎年回りもちで、20人単位で海外視察旅行に出かけます。行き先は無論、風光明媚な、防犯情報・収集・蓄積・発信先進地です。監視カメラによりプライバシーがないとまで言われるロンドンなどは最有力候補です。

犯罪未然防止という崇高な使命のためには、いくらお金をかけても惜しくはありません。この組織、成果をあげるとますます巨大に、貪欲になっていきます。ある時点からは、技術的にほとんど人や設備がいらなくったとしても、組織を存続させるということが目的となり、日々いろいろな方面に侵食を続けていきます。多大な功績をあげた、理事長の退職金は、5,000万円はくだらないでしょう。そうして、10年後、20年後には、関連のいろいろなお役所の有力天下り先となっていることでしょう。そうして、潰そうと思っても簡単には潰れない、一大組織となることになると思います。秋葉原通り魔事件は減ったものの(この組織がなくても本当はへっているのかも・・・)、毎年数百億円を吸い取る一大リッチ・セレブ・エンターテインメント・パラダイス組織(意味不明か?ただし、お役人にとってはピッタリくるか???)になるかもしれません。

S'wonderful - American in Paris(スワンダフル:パリのアメリカ人より)

新たなパラダイスを見出したお役人、パリのアメリカ人の中の一場面のように軽やかに「スワンダフール、パラダース」と歌い、踊り出すかもしれません。それだけ、この話はお役人のイマジネーションを膨らます、寝耳に水の素晴らしいお話なのです。

やはりNOPなどに任せるべきか
さて、半分冗談交じりに書きましたが、お役所がこのようなことを実施すると、ここまではひどくなくても、似たり寄ったりのことになってしまうと思います。だからこそ、増田寛也総務相の口から「数億」という言葉が即座にでてきたのであり、この情報の発信元は無論お役人だと思います。お役人の頭の中には、もう一つ予定外のパラダイスがあったと思います。

では、こうしたことを防ぐことはできないのでしょうか。結論から言いますと、勿論できます。それが、NPOです。私は前から主張していますが、政府が関与すべきは、もっと大きな基盤をつくることです。もし、その基盤の上で政府が物事を実施したとしたら、本当にニーズに応えるどころか上で書いた冗談のようなことになってしまいます。政府は、あくまで管理することに徹して、この仕事に関しても、NPOを公募して実施させる。そうして、お金は出してもやり方自体には口は出さない。ただし、成果に関して厳しく問うという形で進めるべきだと思います。ここで、NPOということに唐突感を感じた方は、このブログに以前コメントした「再発防止へ閣僚会議会合=秋葉原通り魔事件-NPOは注目されるか?」をご覧になってください。あわせて読んでいただければ、なぜNPOなのかということが良くわかっていただけると思います。

もし、NPOにやらせるということになれば、広告inを作った「矢野さとる」さんなど、最右翼候補になりそうです。無論、広告inだけではあまり成果をあげられないでしょうが、矢野さんがNPOを作ったとして、矢野さん以外の社会運動家なども入ってそのNPOで役所がやる仕事を引き受けたら、おそらく1/2~1/5くらいの経費でできるのではないでしょうか。他にもたくさん候補はありそうです。この複数から選んで、最も優秀そうなNPOに補助金など出して実施してもらい、もし、成果を出せなければ、補助金など打ち切りにして、すぐに他のNPOに業務を依頼できます。補助金などいつ打ち切られるかもと思いながら実施するNPOの業務は、お役人のそれと比べれば飛躍的に成果をあげることと思います。以前私がこのような事件の再発防止のためには、政府などの既存組織では駄目でNPOなどにさせるべきだと述べたことが、今回の記事を読んでいただければ、良くお判りになると思います。

さらに、学校や親などに任せるというのもなかなか難しいです。良き意図、善意をもっていたとしても、こうした社会問題は具体的に活動しなければならないからです。

下にこの記事の関連記事を掲載します。こちらも是非ご覧になってください。

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■「アッコにおまかせ」の初音ミクの報道をどう見るか?-声なき人の声が大声になりつつある

■フランス大統領選挙

2008年6月16日月曜日

Invitation For Jazz -Daniele Scannapieco

Mimmo Campanale with Daniele Scannapieco and Giuseppe Bassi


High Fiveを聴いてファブリッツィオ・ボッソのファンになり,あらためてイタリアン・ジャズの凄さ,懐の深さを知ったJazz Fanは,ここ2,3年の間に急増したのではないでしょうか。何かといえばボッソ,ボッソと,だれもが口々に賞賛するボッソですが,High Fiveや他のボッソ参加アルバムを聴いていると,とっても気になる人がボッソの隣にいるんですね。彼の名はDaniele Scannapieco (ダニエル・スカナピエコ)。

決して派手ではないけど,ボッソの隣に不可欠な存在。ボッソの女房役でしょうか。スピード感抜群で,キュートな,超絶技巧の ボッソに対して,野太い滑らかなトーンで,優しく包み込むスカナピエコ。対照的なふたりの作り出すハーモニー,このカウンター・バランスは,Blue Note時代のリー・モーガン=ハンク・モブレーを彷彿させます。

スカナピエコの音はモブレーよりは音域があり,エッジも立っていて,どちらかというと ジョー・ヘンに近いかな。ロリンズ的にブローするところもあって,なんとも表現が難しい。でも凄く色気があって,饒舌すぎないところが愛着が湧くな~。単 純に<好き>と言いたい音です。どんなに上手くてもエリアレには感じたことのない近距離感が感じられる吹き手だと思います。


往年のハード・バップ・ファンもニヤリ、フロアでニコラ・コンテwith High Fiveで踊りまくるクラブ世代のハートもつかむこと間違いなしの全方位型の今時ハード・バップ・ジャズ!皆さん、是非聴いてみてください。

残念ながら、アマゾンドット・コムでは最新作の、"Life Time"がまだ販売されていないようです。販売されるようなったら、すぐ掲載します。皆さん是非聴いてみてください。

左は、最新作のCDカバーの画像です。ハイ・ファイヴ・クインテッドのメンバー“スカンナピエコ”のリードアルバム。パワー、スピード、ドライヴ感あふれるハード・バップ・ジャズです。

ハードバップ、ジャズの歴史の中で、ある一時期盛んに演奏されましたが、私は、まだまだ新しい感覚のものいくらでもできると思っていました。そうした、ことを最近のフレンチ・ジャズや、イタリアン・ジャズが実現してくれたのだと思います。







過去のInvitation。反転文字列をクリックすれば、当該記事に飛びます。

■ANDREA SABATINO-アンドレア・サバチーノ
■DAVID BENOIT-デビッド・ベノア
■JOSE JAMES-ホセ・ジェイムス
■Lizz Wright―リズ・ライト
■MARICA HIRAGA-平賀マリカ
■SCOTT HAMILTON-スコット・ハミルトン
■ROY HARGROVE-ロイ・ハーグルーブ
■Taylor Eigsti-テイラー・アイグスティ
■Frank Sinatra-フランク・シナトラ
■TAIHEI ASAKAWA-淺川 太平
■NARUAKI KIKUCHI-菊地 成孔
■TOROPICAL JAZZ BIG BAND-熱帯ジャズ楽団
■Quincy Jones-クインシー・ジョーンズ
■DAVID SANBORN-デビッド・サンボーン
■JOHN PIZZARELLI-ジョン・ピザレリ
■BERARDI JAZZ CONNECTION-ベラルディ・ジャズ・コネクション
■HARVIE HANCOCK -ハービー・ハンコック
■TOKYO ZAWINUL BACH-東京ザビヌルバッハ
■SADAO WATANABE-渡辺 貞夫
■TOM SCOTT-トム・スコット
■LOIS ARMSTRONG-ルイ・アームストロング
■JOHN COLTRAIN-ジョン・コルトレーン
■THE JAZZ INVADERS-ザ・ジャズ・インベーダーズ
■KEITH JARRET-キース・ジャレット
■ELECTRO DELUXE-エレクトロ・デラックス
■TRIBAL TECH-トライバル・テック
■MARK MURPY-マーク・マーフィー
■NORMAN BROWN-ノーマン・ブラウン
■TONY MONACO-トニー・モナコ
■DAVE KOZ-デエィブ・コズ
■ROOM ELEVEN-ルーム・イレブン


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2008年6月15日日曜日

2009年函館開港150周年です!!

なっちゃんRera 函館港入港


函館開港150周年とは
函館市は2009年に開港150周年を迎えます。これは、米・英・仏・蘭・露との修好通商を定めた「安政の5カ国条約」の発効から数えて150年目に当たります。このブログでも、「函館開港150周年事業」の公式バナーを、左縦長のレイアウトの一番上に設置しました。これをクリックすると、函館開港150周年事業の公式サイトに飛びます。函館の情報や、事業の情報、その他イベントなどの情報も豊富です、皆さん是非クリックしてください。

安政の5カ国条約とは、鎖国状態にあった日本が5つの港(函館、新潟、横浜、神戸、長崎)を開港しそれらの港において自由貿易を行うと定めた条約のことです。

この条約は1859年(安政6年)に発効し、函館(当時は箱館)港はその年の6月2日に国際貿易港として正式に開港しました。函館市ではこの日を新暦に当てはめた7月1日を「開港記念日」と定めているため、2009年7月1日が函館開港150周年の記念日に当たります。

函館市ではこのため2009年を「開港150周年」と位置付け、2008年から2009年にかけて記念イベントを挙行いたします。



「函館とみなと」のあゆみ 略年表

1793年(寛政5年)

ロシア使節ラックスマン、エカテリーナ2世号で入港(函館港への初めての外国船の入港)

1854年(嘉永7年・安政元年)

ペリー、浦賀に2度目の来航。日米和親条約が結ばれ、下田と箱館の開港が取り決められる。
ペリー箱館来航
、箱館港の測量や上陸しての買い物などを行う。

1855年(安政2年) 和親条約に基づき、外国船に対する薪水・食料等の供給などのため和親開港
1857年(安政4年) 続豊治、日本初の洋式船「箱館丸」を建造
1858年(安政5年) アメリカ・オランダ・ロシア・イギリス・フランスとの修好通商条約締結
1859年(安政6年) 前年の修好通商条約締結に基づき、長崎・横浜・箱館を我が国初の国際貿易港として開港
1868年(慶応4年・明治元年) 榎本武揚ら旧幕府勢力、艦船8隻を率いて品川沖から脱走。箱館に上陸して五稜郭を占拠。松前を攻略して蝦夷地を平定、軍事政権を樹立する。
1869年(明治2年) 明治新政府軍の総攻撃により榎本武揚以下全員降伏。五稜郭を開け渡す
1873年(明治6年) 函館・青森間に定期航路を開設
1903年(明治36年) 函館船渠株式会社(現函館どつく)に乾ドック完成
1908年(明治41年) 青函連絡船「比羅夫丸」就航、国鉄青函航路がはじまる
1935年(昭和10年) 7月1日を開港記念日と定め、第1回港まつりを実施
1945年(昭和20年) 米軍艦載機の空襲を受け、青函連絡船全船壊滅
1951年(昭和26年) 函館港が重要港湾に指定される
1952年(昭和27年) 北洋鮭鱒漁業再開(戦後の初出漁)
1964年(昭和39年) 函館・大間間に初のカーフェリー就航
1980年(昭和55年) 人工島「緑の島」建設開始
1988年(昭和63年) 青函トンネル津軽海峡線開通、青函連絡船が80年の歴史に幕を閉じる。青函トンネル開通記念博覧会を開催
1992年(平成4年) 開港記念館(旧イギリス領事館)開館
1996年(平成8年) 「緑の島」一般公開
1997年(平成9年) 函館湾岸大橋(ともえ大橋)開通
2002年(平成14年) 港町ふ頭岸壁(-14m)供用開始、
2005年(平成17年) 函館・釜山間定期コンテナ航路を開設
2007年(平成19年) 函館・青森間に高速フェリー「ナッチャンRera」就航
2008年(平成20年)

高速フェリー「ナッチャンWorld」就航、高速フェリー2隻体制に。
開港150周年プレイベント「開港5都市麺フェスタ」開催(10月)

2009年(平成21年)

函館開港150周年。記念式典開催(7月1日予定)。
記念イベント開催(8月予定、詳細は検討中)。


150周年と開港5都市


安政の5カ国条約において開港されたのは5都市ですが、2009年を開港150周年と明確に位置づけて各種の取り組みを進めているのは横浜と函館の2市のみです。

開港5都市は「日本開港5都市観光協議会」を構成して各種の親善・有効・PR活動を行ってきましたが、開港150年については残る3都市には見解の相違があるようです。

そもそも安政の5カ国条約の期限であった1859年に実際に開港したのは函館・横浜・長崎の3港でした。神戸と新潟は準備が遅れたことと攘夷運動の高まりなどから、開港の延期を諸外国に要請するなどし、実際の開港は9年後の1868年までずれ込みました。したがって両市は2009年を開港150周年とは認定していません。ちなみに神戸は2007年に開港140周年を祝っています。


では「函館・横浜・長崎」は間違いなく開港150周年を迎えるのかと言えば、そうでもないよう。長崎市では1571年にポルトガル船の寄航を承認したのをもって「開港」としており、すでに開港436年を経ていると主張しているとのこと。

それぞれのお家の事情やいままでの経緯から、開港5港が2009年にこぞって150年の祝賀ということにはならないようです。

ところで、伊豆の下田は日米和親条約(1854年)が同市の開港という認識のもと、2004年に開港150周年を大々的に祝賀しました。米国もどうやらこの1854年(ペリーの2回目の来日)を日本の「開国」ととらえているようで、同国では同年に日米修好150年の祝賀の行事が行われたようです。

ちなみにペリーの来航によって締結された日米和親条約で開港されたのは下田と函館の2港です。というわけで、本来は「開港5都市」の前に「開港2港」があり、函館も下田と同じく2004年に“開港150周年”を迎えているのですが、函館市ではこの時の開港は「薪水の提供に過ぎず、厳密な意味での通商の開始ではない」という解釈をしており、開港150周年の基点とはみなしていません。

何はともあれ、函館市は2009年に間違いなく開港150周年を迎えます。函館というまちの成り立ちに「開港」は不可欠の要素でした。150年という節目を次の世代への一里塚として、函館にとっての「開港」と「国際化」の意味を再度検証しましょう。そして、函館市民としてこうした貴重な機会に巡り会えたことを存分に活用して函館の新しい魅力を発見し、創出し、発信していきたいものです。

函館から新しい食文化の発信をする?

以前もこのブログに掲載しましたが、函館は150年前から開港し、日本でははじめて、コーヒーが入ったとか、ジャイモなども一番最初でした。横浜などのように外国人居留地も存在せず、外国人とその当時の函館市民は互いに入り混じって住んでいました。これが後の函館に大きな影響を与えました。

このような函館には、食文化も早い時期に入っており、日本で一番最初のフレンチレストラン、雪河亭もできました。この雪河亭は今でも、五島軒に引き継がれています。

こうした、函館には、もともと海の幸に恵まれていたことも、あいまって独特の食文化を持つに至りました。そのため、レストランなどの全国チェーンはなかなか、入ってくることができません。そのためか、未だ大手のファミリー・レストランなど函館市内にはありません。ピザハットも最初は函館にピザ・レストランを出店しましたが、撤退し今から5年ほど前に宅配ピザとして再進出しました。マクドナルドも一度撤退した後に、再チャレンジで入ってきたものがいまは継続できています。ちなみに、モス・バーガーは一度も撤退することなく現在に至っています。

ピザテンフォーは、函館発祥ですが、やはり函館の独特の食文化にはぐくまれてきたのでしょうか。他のピザ宅配と比較すると、独自のコンセプトといっても良いコンセプトのピザです。独自のコンセプトとはいいながら、今でいうところのファストカジュアルに近いものでした。ただし、海外から輸入したものではなく、独自で開発していますので、私は敢えて「元祖和風ファストカジュアル」と呼んでいます。

ビザテンフォーの本部である、オーディンフーズは、いずれこうした函館の地の利を活かした、独自の事業を展開することになると思います。ここには、詳細を掲載できませんが、おそらく、日本人の食文化を変える革新的なものになると思います。かつて、ダイエーが先発でGMS(General Merchandise Store の略:イオン、ダイエー、イトーヨーカドーのように、幅広い品揃えをするスーパー)が取り組んできた、「日本のどの家庭にも牛肉を食べられるようにする」といったような試みにも相通ずるイノベーティブ(革新的)であり、日本最後のフロンティア(手付かず)市場の開拓ということになると思います。それも、函館という特殊な地域で最初の事業が生まれたということに大きく影響されていると思います。いずれ、皆さんにも発表できる日が来ると思います。その日を楽しみに待っていていただきいと思います。

以下に関連記事を掲載します。

■MooMooタクシーに乗りました-派手で目立つ!

■函館はイカではない?-『根ぼっけ』こそ函館名物?

■函館クリスマスファンタジー終了-チャナの任務も終了!!

■函館クリスマスファンタジー-今日から25日まで毎日開催です!

■ファストカジュアルって?-テンフォーは?

■函館・渋谷の人口比較など

■ビジネスモデルのターゲット(渋谷で飲食店を出店する場合)

■ビジネスモデルのターゲット(2)

■ビジネスモデルのターゲット(3)

■函館の少し違う食文化

■函館の少し違う食文化(2)


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2008年6月14日土曜日

秋葉原通り魔殺人事件の犯人から学べること-その時々で自分の身の丈を知る努力をせよ!

知ってるつもりエンディング

「身の丈」に関する動画を探してみましたが、結局みあたりませんでした。そのかわりに、テレビ番組の「知ってるつもり」の動画がありましたので、それを掲載します。懐かしいです。そうしてなかなか良い番組だったと思います。自分の身の丈に関しては、「知ってるつもり」程度ではいけないと思います。熟知しなければならないと思います。

秋葉原事件の犯人象がいろいろと、明らかにされています。それまで、報道されていなかったことで、明らかになってきていることが多くあります。

犯人に一番足りなかったものは?
その中で、一つ、高校時代には「北海道大学」を目指していたこともあったということがあります。私は、卒業したのはもう随分前ですが、北海道大学出身なので、ここでも思うことがありましたので掲載させていただきます。いままで、秋葉原通り魔事件の犯人について、このようなことが起こらないようにするにはという観点でいわゆる中身にはふれず、方法論ばかり論じてきたと思います。しかし、本日は、私の思うその中身をはっきりさせたいと思います。そうでなければ、秋葉原の件を掲載した、責任を果たしたとはいえない気がしていました。

結論を先にいいまず、まずは何をさておいても、「その時点時点での自分の身の丈を知れ!!」ということです。人間身の丈にあわないことをずつと続けようとしようとすると、必ずつぶれます。また、身の丈を低く評価することは、成長する機会を失うもととなります。

身の丈に関して大学時代の回想

私が、大学に入ったときに、ある地方都市の一応進学校といわれているIH高校からも一人入った人がいました。何か、メガネをかけていて、秋葉原通り魔事件の犯人とも似ていなくもない容貌だったと記憶しています。私も、札幌のいわゆる進学校出身でした。北海道大学あたりだと、医学部、歯学部以外だと真ん中以上の成績をとっていれば、確実に入れるといわれていました。真ん中よりも、下であっても運がよければ入ることもあるし、一浪覚悟であれば確実に入ると言われていました。

自分は真ん中程度の成績であったため、北海道大学を志望するということは、特にだいそれたことでも何でもなく、ごく普通の進路でした。また、自分のことを特に優秀だと思ったこともありませんでした。

さて、大学初日のことです。配属された、クラスの顔ぶれを見ると半分くらいは同じ高校の出身で、なんとなく大学に入学したという感慨がありませんでした。その中に半分くらいは、見慣れない顔の人間がいたので、私は見慣れた連中とはあまり話しはせずに、、見慣れない連中とばかり話しをしていました。

その後、その連中とも言葉をしょっちゅう話すようになりました。出身地はそれぞれ違い、東京、横浜、新潟、山口、それから北海道の地方都市出身者が一人というものでした。年も浪人した人もいたので、バラバラでした。北海道の地方都市の人は現役でした。この中で、北海道出身者以外の人が今でも何とはなしに付き合いのある、いわゆる仲間のような存在です。

この北海道の地方都市出身者というのが、先ほど述べたある地方都市の一応新学校といわれているIH高校出身者でした。この彼、入学してからしばらくの間良く、「大学って言うのは勉強するところだよ」と自信たっぷりに語っていました。今では忘れてしまいましたが、そのほかにもいろいろと「哲学めいた?」ことをいろいろと言っていました。私や他の人達も、こういう彼に関して特に何とも思いませんでしたが、ただし、あれだけのことを言うんだから、何かわけがわからないが「きっとたいした奴」なんだろうぐらいに思っていました。

この仲間とは良く飲みに行ったり、遊びに行ったりしたものです。そんなことをしているうちに、大学でもいよいよ、最初の試験の時がやってきました。IH高校出身の彼はどうか知りませんが、私達はほとんど一夜漬けでした。特に数学とか、英語、理科系の科目などは、高校の延長みたいな内容で、さほど勉強しなくても何とかなるものばかりでした。さすがに、社会系の科目など、ある程度は勉強しなければならなったのですが、授業に出ていなかったりしたことも多かったため、他の知人からコピーさせてもらい一夜漬けで暗記しました。また、自分の得意なことは逆に教えたりしました。

テストが終わってみると、どの科目もそこそこで、こんなものかと思いました。私の先ほど掲載した私の仲間も同じようなものでした。ところが、くだんのあのIH高校出身の彼だけが、赤点をいくつもとって、再試を何回も受けていました。

その後、試験が2回、3回と続きましたが、同じことの繰り返しでした。そうこうするうちに、IH高校出身の彼は、私達の仲間にはだんだん近づかなくなってきました。次の年には、私達仲間に出会うと、挨拶するくらいの仲になったと思います。きっと最初にいろいろ偉そうなことを言った手前、私達とは付き合いづらくなったのだと思います。他の仲間と付き合っていたようです。私達としては、彼をバカにしたりするつもりはなく、特に彼を遠ざけるようにしたとは思えません。

現在の北海道大学は違いますが、当時の北海道大学は大学に入ったからといって、自分の進みたい学科に進むことはできません。教養部時代の成績と本人の希望 によって振り分けられます。そのため、人気学部学科はかなりの競争率になります。私の仲間はすべて自分が行きたかった学科にいけたと思います。IH高校出 身の彼はどうなったかわかりません。しかし、どこかに行って、何とか卒業してそれなりの企業に就職したようです。彼は、私達と付き合わなくなったころから、自分の身の丈を知るようになったのだと思います。

その時々で身の丈を知ることの重要性
私が思うに、きっと彼は地方都市のIH高校では、「優秀だ、優秀だ」と先生や周りの人に言われていたのだと思います。それどころか、中学時代も今回の秋葉原通り魔事件の犯人のように、「優秀だ、優秀だといわれて、褒められていたのだと思います」そこで何か勘違いをしていたのだと思います。それに比較すると、私や私の仲間も、そんなことはなく、自分の身の丈をわきまえていたと思います。世の中には、いろいろな人間がいて、もちろん勉強の面などでも、特定の分野に関してかなり秀でた人間の存在を紙っていました。その他、スポーツができる人間、音楽ができる人間、女の子に異常にモテるやつなど様々です。

人間の身の丈は、その時々できちんと把握しておく必要があると思います。勿論、身の丈が一生そのままというわけではありません。努力すれば、伸びることもあります。人間の身長と違って、ここでいうところの「人の身の丈」は年をとってからでも本人の努力によりかなり伸びる余地があります。特に得意分野に関してはそうだと思います。しかし、自分の得意な分野であろうとなんであろうと、その時々で自分の身の丈を把握しておくことは重要なことだと思います。これは、簡単なようでいて難しいことです。不当に高く評価してもいけませんし、不当に低く評価してもいけません。それに、身の丈を図る評価軸はなるべくたくさん持っておいたほうが良いと思います。いくつたくさんある評価軸で評価した、多くのものを総合したものが「身の丈」というものだと思います。そのためには、ある程度世間を知らなくてはなりません。自分ひとりだけで考えていたとしても、評価はできません。いろいろな人とコミュニケーションを図ったり、情報を集めることも必要になると思います。

私は、思うのですがこの犯人、自分の「身の丈」を全くわかっていなかったのだと思います。中学校で勉強が出来ましたなどといっても、そんなものは何ほどのことでもないと思います。進学校に進むことができたといっても、言っては悪いですが、青森の進学校と他の大都市とでは、雲泥の差だと思います。この、犯人自身が自ら身の丈を知ろうとしなかったこともさることながら、犯人の親や学校の先生、身の丈を知る術を与えなかったというのが最大の大間違いだったのではないかと思います。

世の中にエリートとか、勝ち組とかいう言葉がありますが、このエリートや勝ち組といわれる人々の中にも、身の丈の大きい人とそうではない人がいます。司法試験を合格したからといつて、その人たちが全部優秀というわけではありません。法曹界に入ってから、その違いは明らかになります。若い女性の上司にへいこら頭を下げている頭の悪そうな熟年の部下もいます。実際にそんな姿をいきつけの居酒屋で何回も目にしました。

東京大学を出た人がすべて優秀かといえば、そんなことはありません、はっきりいって下の2割は優秀ではありません。大手企業といわれる中でも、下の2割はお荷物です。人事面からいっても一人の優秀な技術者を雇おうとしたら、5~6人の技術者を雇えといわれています。残念ながらこれが、厳然たる事実です。どこの世界に行っても選抜はあり、良い悪いは別にして、競争もあります。たとえば、町工場に行ったとしても、町工場の中でさえ、いろいろな面から選別はされると思います。優秀ではない人がいるので、優秀な人が光るという面があると思います。

一昔前に話題になったあのオウム真理教の指導層も同じことだと思います。マスコミはエリート集団としてとらえ、さかんに報道しました。しかし、私はあの指導者たちはすべて落ちこぼれだったと思います。自分の身の丈を知らず、普通の社会に入ると不満ばかり感じるどうしようもない落ちこぼれ連中だったと思います。だからこそ、あのような破滅の道に突き進んで行ったのだと思います。無論私は、オチこぼれは切って捨てろと主張しているわけではありません。でも、組織の中で、オチこぼれがいたとして、そのオチこぼれが、全く自分の「身の丈」を知らなかったらどうなるでしょうか?大変だと思います。オチこぼれであっても「身の丈を知る」人は、救いようがあると思います!また、救ってあげたいと周りの人も思うでしょう。そういうところから、組織の連帯感などが生まれてくるのだと思います。そうして、組織の本当の役割「凡庸な人間をもって非凡なことをさせる」ということが、可能になるのだと思います。

すべての組織がまずはその構成員に身の丈を知るように教え導く必要がある
その時々で自らの身の丈を知らない人はどうなるでしょうか。自分の努力の方向も見出せない、その努力はどの程度のものなのか、意外と簡単にできるものなのか、あるいは全く不可能なのか、それすらも理解できなくなることでしょう。また、不当に高くあるいは低く評価していることにも気がつかないと思います。たとえば、この秋葉原通り魔事件の犯人、全く身の丈を図れなかったのだと思います。よほど難しい大学は例外としても、希望の大学に入る人と入らない人との差はそんなに大きくはないと思います。ごく簡単なことです、入れる人は日々きちんとある程度時間をかけて勉強をしているということです。入れない人は勉強していないということだけだけだと思います。この犯人、中学時代は自分の身の丈を不当に高く評価し、高卒後は不当に低く評価していたのだと思います。

ひるがえって、現代人はどうなのでしょうか、すべての人が自分の身の丈を正確に知っているとは思えません。まずは、現代人は、自分自身を厳しくみつめて、身の丈を知る術を持つべきではないでしょうか?身の丈を捕らえて、その中でも得意分野、不得意分野をはっきりさせるべきだと思います。身の丈を知るためには、自分の一人の考えではどうにもなりません。回りの人とコミュニケーションをとることと、自分自身を客観的に見る眼を養わなければなりません。

自分の身の丈が足りなければ、足りない分を補えるなら、補う努力をするべきです。特に自分の長所といわれるところは、どんどん伸ばす努力をすべきです。自分の短所といわれるところは、それが障害とならないい程度に改善できるものはしていくべきだと思います。たとえば、業務の都合で数学ができないとだめだとしても、高等数学がダメでも、算術程度のことはできると思います。でも、その前に現時点での自分の身の丈を知らなければなりません。おそらく、先日秋葉原通り魔事件に関して書いた中に既存の組織では、無理であり、いろいろな種類のNPOの興隆が必要不可欠だと書きましたが、NPOでもこの犯人のような人間が相談に行ったとしたら、様々の技法があったとして、専門用語も違うかもしれませんが、まずは本人が本人の「現在の身の丈」を認識させることから開始すると思います。

また、既存の組織である学校や、企業も、親も、勉強や業績がどうのこうのという前に、生徒や従業員ががその時々の自分の身の丈を知るように教え導くことこそ重要なのだと思います。

以下このブログに過去に掲載した関連の記事を掲載します。反転文字列をクリックすると当該記事に飛びます。

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■Web2.0的話題-未来社会への変革

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2008年6月13日金曜日

Invitation For Jazz-Andrea Sabatino

今のところ、日本で販売されているCDは上の"Pure Soul"だけみたいです。アマゾンドット・コムでは販売されていないようです。日本では、まだまだ認識されていないようです。そのうち、いろいろと出すと思います。日本国内でもどんどん売れていくと思います。注目してください。
一部視聴はこちらで!!


プロフィール

エンリコ・ラヴァ,パオロ・フレス,そしてファブリツィオ・ボッソと,数々の素晴らしトランペッターを輩出さ せてきたイタリアから,また1人,才能豊かな若き新星が登場しました。1995年発足のイタリアの新興レーベル,DODICILUNEからデビューした, その名は Andrea Sabatino (アンドレア・サバティーノ)。3曲だけですがファブリツィオ・ボッソがゲスト参加しているということにつられて買ったのですが,これがボッソなどいなく ても十分素晴らしい作品でした。ボッソとの競演では流石にボッソに軍配が上がりますが,Blue Note 4000番台はじめの頃のフレディー・ハバードやドナルド・バードを髣髴させるファンキーで哀愁感の漂うフレーズは,ボッソには決して出せない魅力ではな いでしょうか。これからおそらくは知名度を上げてくるトランペッターだと確信しましたが,なにしろネットで検索をかけても全く彼の情報がありません。とい うことで,唯一のイタリアン・ジャズの情報源であった Jazzitalia から,彼のBiography を紹介したいと思います。

アンドレア・サバティーノは1981年11月5日,イタリアのガラティーナで生まれました。彼は5歳の時にトランペットのトレーニングを始めたという早熟 ぶりで,9歳の時に父親の奨めでレッチェにあるティート・シェッパ音楽学校に進み,ピエトロ・ディ・ミティスに師事しました。

17歳を目前にした1999年に,トランペット科を主席で卒業し,その後,数々のコンテストに参加,クラシック・トランペットのソリストとして,国内外の 批評家から絶賛されました。一方で,アメリカ人トランペッターであるマイケル・アップルバウムのレッスンも時々受けていました。

ところが,雑誌「MUSIC JAZZ」において2000年の優秀トランペッターに選ばれた-あの有名なファブリツィオ・ボッソに2000年に出会い,サバティーノはジャズに目覚め, クラシックの世界に別れを告げることになったのでした。ジャズへの愛により彼は別の人生を歩むことになったのです。

「 2001年ウンブリア・ジャズ祭 」の夏季セミナーに参加し,そこで賞賛され,更にはイタリアのラジオ局 Radio Capital の協力のもと,『 Quintetto Jazz 』のヴィデオ収録にも参加しました。(ウェブ・サイトwww.umbriajazz.com で観れます。)

2002年夏の「 シエーナ・ジャズ祭 」では,パオロ・フレス,ブルーノ・トマソ,ジョヴァンニ・トマソ,マッシモ・マンジ,その他と競演し,豊かな才能を披露しました。

2003年には「 国際マッシモ・ウルバニ賞 」にノミネートされ,最終選考まで勝ち残り,「 ヌーオロ・ジャズ2003 」の奨学金を獲得しています。

2003年の夏には,トランペッター,パオロ・フレスが設立したヌーオロのセミナーに参加。「セミナー参加の最優秀学生6人から結成されたグループ」に選ばれました。

2004年には(クラシック・トランペットを学んだ)ティート・シェッパ音楽学校のジャズ科を卒業しています。

そして,その頃から有名なジャズ・ミュージシャン達と共演する機会が増えました。例えば,ファブリツィオ・ボッソ,パオロ・ディ・サバティーノ,ジュゼッ ペ・バッシ,サルヴァトーレ・ボナフェデ,ダニエル・スカナピエコ,などなどです。一方では,「サンレモ・オスカー・TV 」のようなイタリア国営放送局(RAI)の番組のオーケストラでの仕事もこなしていました。

2005年には,マルコ・レンジが指揮を務める「 イタリアン・ビック・バンド 」に参加し,ソリストを務めました。

2006年5月には,ついに Dodicilune Records からデビュー・アルバム 『 Pure Soul 』を発表しました。そのアルバムには偉大なる教師であり,また親友でもあるファブリツィオ・ボッソもゲスト参加しています。

彼の最新録音は2006年の夏の,セルジオ・カンマリエーレ(vo)の新作『 Il pana, il vino e la visione 』への参加です。

ふー,疲れた。どうですか。吃驚仰天ですね。25歳という年齢にも驚きますが,ジャズをはじめてまだ6年足らずというから驚きです。いくらクラシックの基 礎ができていたからとはいえ,そんな短期間にどうしてあれほど巧くジャズを語れるのでしょうかね。しかもファンキー路線の作曲能力も素晴らしいし。この作 品,絶対のお薦めです。本当に最近のイタリアジャズ元気です。


過去のInvitation。反転文字列をクリックすれば、当該記事に飛びます。

■DAVID BENOIT-デビッド・ベノア
■JOSE JAMES-ホセ・ジェイムス
■Lizz Wright―リズ・ライト
■MARICA HIRAGA-平賀マリカ
■SCOTT HAMILTON-スコット・ハミルトン
■ROY HARGROVE-ロイ・ハーグルーブ
■Taylor Eigsti-テイラー・アイグスティ
■Frank Sinatra-フランク・シナトラ
■TAIHEI ASAKAWA-淺川 太平
■NARUAKI KIKUCHI-菊地 成孔
■TOROPICAL JAZZ BIG BAND-熱帯ジャズ楽団
■Quincy Jones-クインシー・ジョーンズ
■DAVID SANBORN-デビッド・サンボーン
■JOHN PIZZARELLI-ジョン・ピザレリ
■BERARDI JAZZ CONNECTION-ベラルディ・ジャズ・コネクション
■HARVIE HANCOCK -ハービー・ハンコック
■TOKYO ZAWINUL BACH-東京ザビヌルバッハ
■SADAO WATANABE-渡辺 貞夫
■TOM SCOTT-トム・スコット
■LOIS ARMSTRONG-ルイ・アームストロング
■JOHN COLTRAIN-ジョン・コルトレーン
■THE JAZZ INVADERS-ザ・ジャズ・インベーダーズ
■KEITH JARRET-キース・ジャレット
■ELECTRO DELUXE-エレクトロ・デラックス
■TRIBAL TECH-トライバル・テック
■MARK MURPY-マーク・マーフィー
■NORMAN BROWN-ノーマン・ブラウン
■TONY MONACO-トニー・モナコ
■DAVE KOZ-デエィブ・コズ
■ROOM ELEVEN-ルーム・イレブン


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2008年6月12日木曜日

「80後」(中国若者世代、80年台生まれの若者のこと)は車を買うべきか?-世代をひとくくりにする愚かさ?!

Chery Tiggo 6 Chinese car



中国若者論から見るモータリゼーションの行方
中日両国で語られる車に関する若者論
日本では最近「新ニッポン人」というということがいわれ、最近の若者は、「車を買わない、酒を飲まない、海外旅行に行かない、貯金する」などと言われています。日本では、若者が車を買うのが当たり前。買わないのはおかしいというようないわれ方です。私は、この新ニッポン人報道は、若者としてひとくくりにしているという点と、現在の日本の世相を考慮に入れていないという点で低レベル報道だと思います。私のブログでもその旨を解説しています。

ところが、最近中国のネットで、80後世代が車を買うことについて、その是非などが、掲載され話題を呼んでいるそうです(その内容については、この文章の後ろの方に引用)。これは、ネットで交わされている話題ですが、この話題も「新ニッポン人」の報道と同じように、低レベルだと思います。ただし、マスコミで正式に報道されている話題ではないので、単なる井戸端会議として受け取るべきものと思います。

この論議、次の2点で全く意味がなく、中国の現状を把握するには妨げになるだけだと思います。

まず、1点目。通常の先進諸国なら話題にもなりません。車を購入するしないは、若いものであるとか、若くないということとは、全く関係なくその人の経済状態、その人の住むところなど、個人の状況によって決まるべきもであり、年齢は全く関係ありません。やはり、中国は発展途上国であり個人あたりのGDPが100位前後(政府統計を素直に信じて)の国だからでしょう。中国ではまだまだ、貧乏なのでこのような話題になるのだと思います。先進国、いや、中進国あたりでもありえない話題です。若者が車を買う買わないは個々の人の状況によるのであって、80後はどうだなどというのは、全くの余計なおせっかい以外のなにものでもないと言わざるを得ません。

次に2点目。中国80後世代とはいっても、中国全土で2億人にもいます。私は、中国の80後世代を語るには、三つに分類しています。2億人をひとくくりにして話しをするには、あまりにも大雑把すぎます。やはり、あらかじめ少なくとも三つくらいには分類し、実際に商売や調査などするときは、先進国と同じように、もっと細かい分類をして、自分達が狙う層を明確にすべきだと思います。経済面だけをとってみても、80後世代の中にも、年収2000万円以上の人もいれば、200万円以下という人もいると思います。これらを、同一次元で話をすることなど出来ないと思います。2000万以上収入がある人がなぜ、車を買うことの是非を問われなければならないのでしょうか。意味が不明です。また、本人が貧乏であったとしても、どうしても購入をしなければならない理由があれば、親が援助できる余力があるのであれば、援助するのは異常なことではなく、当たり前のことだと思います。

いよいよ中国もモータリゼーション化の波が?
以上の観点から、若者が車を買うことの是非など問うのは、非常に珍しい特異なことであり、中国以外の国では話題にもならないことだと思います。でも、これを裏返しに読み取ると、いよいよ中国でも、若者も含んだ購買層が広がり、いよいよモータリゼーションの拡大が広まる前兆かもしれません。いずれにせよ、将来性のある市場であることには変わりないと思います。

私の中国80後世代の分類は以下のようなものです。

■メインターゲット-ゼリー層(推計人口2000万人以下)
まずは、少なくとも日本の一般世帯収入の数分の一以上の世帯収入がある家の出身である こと。高学歴であること、北京大学などやそれに順ずる大学の大学生、大学院生で、卒業生であること。海外の有名大学院の院生や卒業者を含みます。卒業生の 場合では、官僚になっているか、有名企業などに就職しているか、家業をついでいます。ほとんどの人が携帯電話を持っていて、ほとんどの人が平均的な若者の賃金の一ヶ月分を越える価格で購入できる「手写筆携帯(入力がペンタッチ式の携帯)」を持っている。

■サブ・ターゲット-イチゴ層(推計人口5000万人前後)
さ て、この層は、メイン・ターゲットには近いですが、いわゆる有名大学出身ではないですが、大学行っているかその卒業生です。いわゆる、知識層ではありませ ん。長野オリンピックなどで騒いでいた連中はこの層です。経済的には比較的恵まれていて、ゼリー層より少し下のレベルです。知的能力は低いですが、さりと て、韓国に留学するほどの頭の悪さではありません。ほぼすべての人が携帯電話を持っているが、「手写筆携帯」を持っている人は少ない。

■ボリューム・ターゲット-80後世代多数層(推定人口1億3000万人前後)
経 済的にも、 知的にも一昔前の中国人とあまり変わりない層です。ただし、インターネットを使ったり、若いことから、通常の中国人からみれば、変わって見えますが。思考 も行動様式も以前の中国人とほとんど変わりませ。彼らが変わって見えるとすれば、彼らの特性ではなく世の中の変化です。携帯電話を持っているはいるがすべての人が持っているとは限らない、「手写筆携帯」など持っている人はいない。持とうとも思っていない。

自家用車を販売する事業を中国で展開すとしてたら、ゼリー層には、高級乗用車を、イチゴ層には、普通の乗用車を、80後世代多数層には軽自動車を。というような戦略が成り立つと思います。ただし、実際に販売することになれば、地域ごとにもっと細かな分類を行う必要があると思います。ただし、根底にはこのような分類をしておき、いろいろバリエーションをつけて細かく分類していくなどの方策が重要になってくると思います。

中国に見える飛ばし現象はモータリゼーションでも起こるか?
中国の本格的なモータリゼーションは現在その途についたばかりといえます。本格的になるには、今後5年から10年を要するでしょう。

中国に限らず、発展途上国では、先進国が少しずつ発展してきたのとは違い、いわゆる飛ばし現象ともいえる状況がみられます。たとえば、携帯電話です。中国では、固定電話が普及する前に携帯電話が普及してしまいました。Lpなど普及する前に、カセットが普及し、今はCDがほとんどです。このような、現象いろいろなことにみられます。

さて、モータリゼーションでもそのようなことが起こるかもしれません。今後ガソリンが高騰することは、目に見えています。たとえ一時下がったとしても、高値基調が続くと思わせます。そうなると、中国の大多数の人達にとって車を所有することは非常に難しくなります。

しかし、今後ハイブリットカーとか、水素自動車などの技術開発が進みます。先進国では、既存の乗用車が普及してしまっているので、爆発的に売れることはないですが、中国あたりであれば、かなり大きな需要が最初から見込めるかもしれません。需要があれば、これらの車も安くできます。おそらく、中国が最初のハイブリットカーや水素自動車の大市場となり、その次に先進国が従来の車との逐次置き換えという形で進んでいくことが予想されます。

このモータリゼーションに関する飛ばし現象、私は今後中国で急速に進むと踏んでいます。皆さんは、どう思われますか。


「人民網日本語版」 2008年06月11日 より引用(すでに内容を知っている人、読んだ人は読み飛ばしてください)
ネット利用者の議論
「80後(1980年代生まれの若者)」とはある世代を表す特殊な表記で、かつては無知な少年を表す代名詞だった。徐々に成長したこうした「80後」世代は社会に入り、消費の主流になっている。自動車消費の位置づけにおいてもこうした「80後」世代のニーズが一層重視されている。しかし社会的には、「80 後」の自動車消費を贅沢で中国の伝統的な消費の概念に背くと見る意見が多い。「80後」は本当に車を買うべきではないのだろうか。「国際金融報」が伝えた。

甘粛省蘭州のあるインターネット利用者は次のように述べている。現在の「80後」世代で車を買った者は確かに少なくないが、その 99.5%は親が資金援助して買ったものに違いない。自分の給料で買ったとしても、その人の住居や子供、仕事などをみな家族が手配してくれ、両親などに毎月生活費を援助しなくてもいいような人間であることが予測される。こうした人は自分が成功者だと考えるべきではない。もし父母の援助がなかったら車を買えたかどうか考えてみるとよい。

別のインターネット利用者tianweibo198さんはこう語る。「80後」を見くびらないでほしい。自分は1982年生まれで今年シボレーのEPICAを購入したばかりだ。費用は手数料を含めて17万元以上だが全部自分で稼いだお金だ。努力さえすれば自分の夢を実現することができるのだ。

河北省の利用者は次のように語った。自分は1981年生まれで車を購入した。自分で頭金を払い、ローンは給料から差し引かれるが、1カ月に5000元余りの月給だが、車を維持するのは問題ない。一部の人が車を買わないからといって、全ての「80後」世代が自分の力で車を購入することができないというわけではない。

80後の考え方
■「80後」の考え方その1:好きならすぐ買う
1982 年生まれの安さんは、どのブランドの車を買うかをたった3分で決めた。理由は簡単だ。安さんはその車のステレオの効果がよく、車を運転しながら自分の好きな音楽を大音量で聴くことができると考えたのだ。この決定は彼女の両親にとってはとんでもない理由だが、安さんは自分のセンスと判断を信じている。

■「80後」の考え方その2:ブランド意識
ブランド意識が強いのも多くの「80後」の共通点だ。1982年に生まれた魏さんも典型的な例だ。魏さんは小さい頃から車、特に自動車レースが好きで、レースでの優れたパフォーマンスからプジョー206を「崇拝」している。仕事を始めて2年半後に魏さんはついに自動車購入という夢を実現した。

「80後」の考え方その3:享楽主義
北京のある大学で学ぶ高さんは次のように語っている。「大学を卒業したら、仕事の最初の数年は貯金に励んで車を買いたい。住宅については今の値段は高すぎるから、賃貸の方がよい。私は北京出身ではなく、いずれ地元に戻って生活するのだから、北京で車を買って楽しむに越したことはない。住宅の事はもう父親と相談済みで、父親が貯金して頭金を払ってくれることになっている。」

80後はパラサイトか
それより前の世代から見ると「80後」は幸福な世代だ。「80後」世代の多くの消費概念は「自分の快適さのためにお金を使わないのなら、何のために稼いでいるのか」といったものだ。車の購入も以前の世代の人にとっては慎重に考慮すべき事だが、「80後」にとっては大きな玩具を買うのと同じように簡単なことなのかもしれない。「80後」は一般的に、何年もかけてお金を貯めてから車を買うというのは、遅れた消費概念だと考えている。こうした見方こそ、以前の世代が「80後」を未成熟で、考えが幼いと見る原因だ。

「80後」世代の消費は一般に両親の援助を受けている。これは幸福だが、インターネット利用者から批判される点でもある。「パラサイト」というレッテルが「80後」に使われることが多いが、こうしたレッテルは「80後」の若者にとっては不公平だ。実際「80後」世代の中にも既に夫、父親となっている。こうした人々は家庭を支える能力を持ち、逆に自分の父母を養う役割を担っている。自分の能力で車を購入した「80後」も一般的となっている。中国の父母の多くは自分の経済状態に余裕があれば、自主的に子供を資金援助して子供がよりよい生活を送れるようにするのだが、これは外国の父母の意識とは異なるとも言える。(編集YH)

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■中国核爆発か-高まる情報開示の圧力
■自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安全保障会議でも話題に―結果的には日本外交の勝利か?

■自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色-幻の日本軍支援は歴史上の転換点?
■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞

■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?
■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?
■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの
■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?
■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水
■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄
■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?
■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択
■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権
■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?
■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩
■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実
■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない
■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史
■中国"義歯"から鉛「安全に問題」
■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名
■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?
■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情

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2008年6月11日水曜日

再発防止へ閣僚会合=秋葉原通り魔事件-NPOは注目されるか?

さて、昨日も秋葉原事件について書きましたが、本日はこのような事件を二度と起こさないようにという意味合いでその補足をしてみたいと思います。

再発防止へ閣僚会合=秋葉原通り魔事件

2008/06/11-13:31 再発防止へ閣僚会合=秋葉原通り魔事件  政府は11日午後、東京・秋葉原で7人が死亡した通り魔事件を受け、再発防止策を協議する関係閣僚会合を首相官邸で開いた。ナイフの所持規制や、インターネット上の犯罪予告に対する通信事業者からの情報提供のあり方などをめぐり意見交換した。
  会合には町村信孝官房長官や泉信也国家公安委員長、増田寛也総務相、鳩山邦夫法相、甘利明経済産業相らが出席。町村長官は「ナイフ規制や派遣労働のあり 方、インターネットの問題など政府としての対策を幅広く議論したい」と表明。増田総務相は「犯罪予告は通信事業者団体から情報が提供されているが、漏れる 情報もあるので対策が必要だ」と述べた。

既存の組織だけでは無理か?
さて、上記で政府の会合をもたれましたが、抜本的な解決は図られるのでしょうか?おそらく、いままでの通り、学校だとか、企業、政府機関だけに頼っていては今までとそうは変わらないと思います。いままでも、このような事件が再三にわたって起こってきて、それに対して上記のような会合はそのつど行われてきたはずです。でも、何も解決するに至っていません。

マスコミも連日連夜いろいろ報道していますが、結局犯人の希望どおりに、犯人をワイドショーの主人公に奉っているだけです。各界の人がもっともらしく意見を述べていますが、何の助けにもならないよです。出てくるコメンテーターも、月並みの社会病理や、犯人像の解説などして、何にも役に立ちません。大方の番組も、私はこう思った、ああでもない、こうでもないという知的レベルの低い水準の話ばかりであって、はっきり言って井戸端会議の域をでません。それよりも、マスコミの報道ぶりは、結局は視聴率をあげるためだけのようで、結局不安を煽るだけの役割しか果たしていません。愚かです。ある意味では、この事件は凄惨なものであるだけであって、本質的には、昨年の初音ミク騒動と変わらず、そこから一歩もでていないというのが実情です。

さて、当の秋葉原の商店街では、今回の無差別殺傷事件は、多くの人でにぎわう歩行者天国が“標的”となったため、大勢の人を集める一方で、不審者を排除するのは難しく、実際、秋葉原では中止を求める声も出始めているそうです。集客か安全か。首都圏で歩行者天国を実施する各商店街にも動揺が広がっているそうです。今回の事件は、商店街の人々にとっても、寝耳に水であり、今後どうすべきか対策に頭を悩ませていることでしょう。途方にくれているというのが実体だと思います。それから、今回の事件をきっかけとして企業サイドの問題として、派遣労働者という制度に疑問を投げかける声も大きくなっています。確かにこの問題に関しては重要ですが、派遣労働者制を変えたり、周辺のシステムを変更したり、付加したりしただけで、この種の事件を防ぐための鉄壁の備えになるとは考えにくいです。

このこの事件の背後には、かなり大きなそれも、多種多様にわたる問題が山積しています。民間も、行政も結局はこの問題に関して抜本的な解決はできないと思います。では、この問題はそのままにしておいて良いのでしょうか?そんなことはないはずです。

求められる第3のセクター(NPO)
さて、答えを最初に言ってしまいます。この問題に挑戦できるのは、新たな第3のセクターである非営利組織です。いわゆるNPOです。NPOというと、大方の人がボランティアくらいの認識しかない日本では、これをいうと、首をかしげる人が多いです。多くの先進国では、長い時間をかけて先進国になったため、NPOの伝統があります。ソビエト連邦が躍進する前までは、多くの国で社会福祉は、ほとんどNPOによって行われていたと言っても過言ではありません。この辺は書くと長くなってしまうので、以前「フランス大統領選挙」の中で掲載ましたので、これを読んでください。

さて、NPOについては、なぜそれが必要なのか、先日も紹介した書籍「未来社会への変革」から引用します。これは、ドラッカーによる序章の一部の抜粋です。

世界において、日本だけが、都市社会の共同体のニーズを政府が「社会政策」によって満たすべきであり、またそれが可能だと信じているようです。しかし、日本以外の国においては、今日、これがおおかた妄想であったことを悟っています。今の日本では、社会政策のまずさは、政府のまずさであり、政府のまずさは、福田総理大臣であり・・・・。などという愚かな考えが、マスコミをはじめ態勢をしめているような気がします。世界各国のこの50年間の「社会政策」は例外なく、多かれ少なかれ、不成功でした。社会政策は、伝統的な共同体の消滅が残した空間を間違いなく満たせませんでした。そのニーズは確かにありました。そうして資金(多くの国、特に先進国では膨大な金額だった)もありました。しかし、その結果はどの国でも貧弱なものでした。政府にできることは、インフラ(基盤)の整備だけて考えて間違いないものと思います。その基盤の上で、社会活動を実施するのは民間企業であり、それに以下に述べる非営利団体です。基盤の上で政府が何かをやろうとすると必ずといって、失敗します。それは、政府という一つの組織では、都市市民の多様なニーズには応えることができないからです。また無理をして提供すると、必要がなくなっても、組織が残り、役人天国になるだけです。

どうように民間分野、つまり私企業もそのニーズを満たせませんでした。どんな企業でも本当の保障や安全を与えることはできません。民間企業は物質的な成功と個人的達成感をもたらす場となるだろうし、また、そうでなければなりません。

社会セクターの各種組織、すなわち、非政府、非民間企業、非営利的な組織のみが、私達がいま必要としているもの、市民のための、とくに先進国で優勢となっている教育ある知識労働者(現在の労働は、体だけつかい全く頭を使わないというものはなく、現在の労働者のほとんど何らかの知識労働をしている、またこうした知識労働的な部分ができなければ、現在では労働者としてやっていけない)のための共同体を創造できます。その理由の一つは、非営利組織のみが私達が、必要とする共同体の巨大な多様性(教会、専門家の団体、そしてホームレス支援からスポーツクラブにいたるまで)を提供できるからです。非営利組織は、都市の第二のニーズ、つまりその住民に貢献する有能な市民、とくに21世紀の都市でますます主流を担う教育ある専門職の人々のニーズを満たすことができる唯一の組織です。非営利的な社会セクターのみが、人々にボランティアになる機会を提供し、それによって個人に二つのことを可能にします。社会に秩序をもたらす領域と、社会に変化をもたらす領域です。

20世紀は、特に先進国では、政府と企業が爆発的に成長した時代でした。21世紀において、何よりも必要なのは、新しく優勢になった社会環境、すなわち都市において共同体を築くことのできる、非営利的な社会組織の爆発的な成長です。

NPOは具体的に何をすればよいのか?
大都市圏では、以下のようなNPOをつくろうとすれば、比較的簡単にできると思います。すでに存在しているものもあると思いますが、日本にもないものがあると思います。少し思いついたものをあげておきます。

①孤独な若者をでないようにするNPO
アメリカなら、教会、や学校や、独立した施設などたくさんあります。
②労働問題に関するNPO

③精神障害に関すNPO

④商店街の安全に関するNPO

⑤学習障害に関するNPO

⑥生涯学習に関するNPO

⑦アメリカのmating societyに似たNPO
これは、簡単に言うと、彼女、彼氏ができない人たちに、できるようにアドバイスするNPOです。できたらできたで、男女両方の個々人の適正に合わせて、しばらくアドバイスもしてくれます。

⑧性障害に関するNPO

⑨格差社会に対応するNPO

⑩職業訓練に対応するNPO

⑪大学・大学院などの教育を提供するNPO

⑫家庭内暴力に対応するNPO

さらに、上のようなNPOが連携するなど。それに、皆さんも何か、ニーズがあれば、応えてくれるNPOがあれば、門をたたいてみたくなりませんか?それに、こうしたNPOがたくさんあり、様々な活動をしていれば、今回のような事件を未然に防ぐ機会も増えたかもしれません。

このような、NPOは役所と違い、使命を達成しなければ、世の中から消えていきます。アメリカなどでは、NPOのマネジャーは日本の民間企業よりも厳しい管理をするところが多いです。日本の手弁当だとか、ボランティアなどの甘い管理ではありません。それに、実際に社会を動かしています。デトロイトなどでは、都市計画はすべてNPOが実施しています。市役所はそれを管理するだけです。高齢者や、低所得層に対する住宅などで多大な成果をあげています。サブプラム問題のような愚かな失敗はしていません。サブプラム問題は、民間企業が福祉的な分野に安易に立ち入ると、失敗しやすいという格好の事例になったと思います。アフリカからでてきた、言葉もできない少女が、NPOの教育プログラムを受けて、いまや巨大企業の副社長になっているなどしいう例もあります。

日本に欠けているのは、こうした非営利組織の興隆だと思います。もちろん、こうした組織が興隆したからといって、必ず多くの問題が解決できるかといえば、そうではないと思います。事実こうしたこうした、組織やシステムの生みの親でもあるアメリカでは、貧困層の問題などか顕著になっています。しかしこのような組織がどんどんできなければ、今回の事件に関わる社会問題などなかなか解決できる可能性は低くなると思います。

以下このブログに過去に掲載した関連の記事を掲載します。反転文字列をクリックすると当該記事に飛びます。

■秋葉原殺人犯の孤独と苦痛-今日のこの事件をを数十年前から予言していたドラッカー氏に学ぶ?

■痛いニュースより-店員に有難うという人が大嫌い。可笑しいでしょうか?

■次世代IT(2)

■Web2.0的話題-未来社会への変革

■アメリカ・バージニア工科大学の銃撃事件の犯人映像

■「アッコにおまかせ」の初音ミクの報道をどう見るか?-声なき人の声が大声になりつつある

■フランス大統領選挙


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2008年6月10日火曜日

秋葉原殺人犯の孤独と苦痛-今日のこの事件を数十年前から予言していたドラッカー氏に学ぶ?!

秋葉原通り魔ニュースNTV




「彼女がいない、この一点で人生崩壊」 秋葉原殺人犯の孤独と苦痛(J-CAST)より(このニュース十分ご存知の方は読み飛ばして次の項に進んでください)

17人の死傷者を出した秋葉原無差別殺人の犯人は、「彼女がいない、ただこの一点で人生崩壊」「(仕事を)辞めろってことか」「チャンス、人 生に一回もなかったけど」などと、孤独や派遣社員として働くことにたいする不満や絶望を事件前に携帯電話のネット掲示板に書き込んでいた。

「車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います」

ケータイ掲示板に「秋葉原で人を殺します」との書き込みがあった
ケータイ掲示板に「秋葉原で人を殺します」との書き込みがあった

「秋葉原で人を殺します」――2008年6月8日に発生した秋葉原無差別殺人事件で、同日早朝から携帯電話の掲示板に「犯罪予告」がされてい ることが判明した。犯人は「携帯電話に書き込んだ」などと供述。この事件と書き込みの内容がほぼ符合し、掲示板に「犯罪予告」だけでなく、犯行にいたる経 緯まで「実況中継」されていた。掲示板への書き込みは、そのすべてが加藤容疑者によるものとは断定できないが、このスレッド内では会話などのやりとりらし きものはほとんどなく、終始その論調も似通っていることから、一人で書き込みを続けていた可能性が極めて高い。

秋葉原の中央通りの交差点にトラックで突っ込み、歩行者をはねた。さらにトラックから降りてきた男がナイフで歩行者らを次々と刺した事件で、 7人が死亡、10人が負傷した。現行犯逮捕された男は静岡県裾野市富沢、派遣社員、加藤智大容疑者(25)で、各紙の報道によれば、警視庁捜査1課万世橋 署の調べに対し、携帯電話のインターネット掲示板に犯行を予告する書き込みをしていたことを認める供述をしていることが明らかになった。

携帯電話のネット掲示板では、08年6月8日午前5時21分に「秋葉原で人を殺します」というタイトルでスレッドが立てられ、

「車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら」 と事件とそっくりな内容の書き込みがされていた。

このスレッドでは5時21分に「ねむい」、5時35分に「しかも、予報が雨 最悪」と頻繁に書き込みが続き、5時44分には

「途中で捕まるのが一番しょぼいパターンかな」

と書き込まれている。

6時10分には「使う予定の道路が封鎖中とか やっぱり、全てが俺の邪魔をする」。6時31分に「時間だ 出かけよう」。7時過ぎには「一本早い電車に乗れてしまった」「30分余ってるぜ」などいった書き込みがある。

書き込みはその後も続き、9時48分には、「神奈川入って休憩 いまのとこ順調かな」、10時53分に「酷い渋滞 時間までに着くかしら」、11時7分に「渋谷ひどい」、11時17分には「こっちは晴れてるね」。

このように、犯行に至るまでが「実況中継」されているのである。

さらに、11時45分には「秋葉原についた」と書かれており、11時45分には「今日は歩行者天国の日だよね?」と一人ごとのように書き込み が続き、午後0時10分には「時間です」。まさに事件と書き込みが時間的にぴったり符合。加藤容疑者の犯行当日の行動が一目瞭然にわかる内容になってい た。

「不細工な俺は存在自体が迷惑なんだっけ」

加藤容疑者が利用していたと思われる掲示板サイトは、「究改交流掲示板」と呼ばれるもの。携帯電話サイトの掲示板としては、それほど知名度が 高いとはいえないが、最近ではこうした携帯電話の掲示板サイトが若年世代を中心に「交流の場」となってきている。ITジャーナリストの井上トシユキさんはJ-CASTニュースに対し「密な交流の場がたこつぼ的になり、ネットユーザーがランダムに掲示板サイトに流れるようになってきた」と話す。

実際、この掲示板では私生活について赤裸々に綴られており、事件前には派遣社員として働くことへの苦痛や孤独感を彷彿とさせる書き込みが続く。

「チャンスは全ての人に平等に与えられるべき 生かせるか生かせないかはその人次第」「もしかして、俺、チャンスを逃してるわけ?そんなチャンス、人生に一回もなかったけど」(6月4日5時20分、21分)

6月5日になると「作業場行ったらツナギが無かった 辞めろってか」(午前6時17分)、「やっかい払いができた会社としては万々歳なんだろ うな」(午前7時44分)「ツナギあったよ、だと 自分で隠しておいてよく言うよ」(午前7時45分)と職場への不満が綴られている。

「大幅なリストラだし、当たり前か」(6月5日6時5分)
「あ、住所不定無職になったのか ますます絶望的だ 」(6月6日1時44分)

さらに6月6日2時48分には「やりたいこと…殺人 夢…ワイドショー独占 」と書き込まれている。

掲示板では職場への不満のほかに、女性や孤独についての言及も多い。「彼女がいれば夜逃げする必要なかったし」「彼女がいない、ただこの一点 で人生崩壊」(6月5日5時18~19分)。「一人の虚しさは異常」(6月5日午後1時20分)「友達もできない俺に彼女ができるわけない」(6月6日2 時58分)などいった書き込みのほか、「不細工な俺は存在自体が迷惑なんだっけ」といった自身の容姿についてのコンプレックスを伺わせる書き込みもある。

加藤容疑者は工場の塗装工程に派遣されており、派遣先の企業は2008年6月9日に「変わった様子は見られませんでした」とのコメントを発表している。

この事件を数十年前から予言しているドラッカー氏?

私は、この犯人を弁護するきなどもうとうありません。どんなことにがあったにせよ、無差別殺人などすべきではありません。しかし、こうした犯人にとっても不幸な事件をなるべく起こらないようにしていく必要はあると思います。

この犯人の生い立ちや、日常生活などいろいろ報道されています。評論家などがいろいろもっともらしいことを言っています。しかし、どれも中途半端な気がします。今日のこの事件に限らず、都会の犯罪に関して、数十年前(少なくとも30年前以上)から警告を出していた人がいます。それは、経営学の大家である故ドラッカー氏です。

ドラッカー氏は数年前になくりなりましたが、アメリカには、ドラッカー財団というNPOがあり、ドラッカー氏の遺志を引き継ぎ現在でも素晴らしい活動をしています。まさに、ドラッカーの思想的孫といっていいくらです。

この財団が今から10年以上前に、『未来社会への変革』という財団員その他の共著である本を出版しています。以下のその要約を掲載します。実は、このブログにも昨年掲載していますが、ここに再掲載します。この要約の中で、【1】の冒頭の4行はまさにドラッカー氏の言葉そのもので、今から30年以上前の著書で予言していたことです。今回の事件などまさに、予言していると思います。

「未来社会への変革」の要旨
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利己的人間に満たされた都市は崩壊する。利他的に生きなければ都市に未来はない。組織のメンバーは、とかく組織が自分に何かをしてくれることを期待しがちである。
景気が悪くなれば、政府の景気対策を非難する経営者がそうだ。教育の問題をすべて学校のせいにする親もしかりだ。枚挙にいとまがない。まずは、自分が人のために何ができるかを各人が考え、それをうまく実行するために集まる。こうしてできた共同体が、企業にも、公的機関にも、政府にも、都市のあらゆる組織に自然発生することだけが、都市を救うのだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
< 本 文 要 約 >
【1】共同体をつくる
近年、世界中のあらゆる国の主要都市が、混沌たるジャングルのようになった。今後、あらゆる国でこれらの都市を文明化することが最高の優先課題となる。
そのためには、各都市に新たな共同体が築かれなければならない。もともと、都市とは強制的共同体の抑圧から逃れるために構築されたものだ。
しかし、その後都市独自の共同体が築かれなかったために、現在の破滅的状況を招いてしまったのだ。我々人類は、本来的に共同体を必要とする生き物なのだ。自分に似ている人を探し出し、それ以外の人から自分を防衛しようとする。インターネット上のチャットルームはその典型だ。
だから、もし建設的目的のための共同体が築かれなければ、代わりに破壊的、殺人的共同体が出現するのだ。

【2】都市共同体を築く非営利組織
都市における共同体は、自由かつ自発的組織でなければならない。なお、この共同体を築くのは、非政府、非民間の非営利組織の役目だ。
なぜなら、我々が必要としている共同体とは、教育ある知識労働者のための共同体だからである。そして、非営利組織だけが我々の望む多様性に対応できるのだ。
また、この組織は、住民に貢献する有能な市民のニーズにも応えることができる。つまり、ボランティア活動の機会だ。こうした活動が、社会に秩序と変化の両方を実現するのだ。

【3】自発的組織への参加
共同体のメンバーは、真の意味で相互扶助精神を持ち、自分の時間を組織のために自発的にささげるべきだ。ただし、これは強制されたり、政府の支配下におかれたりするべき類のものでもない。
このようにして築かれた共同体は、都市住民に達成感と貢献と意義を与えるだろう。
20世紀は、先進国を中心に、政府と企業が成長した時代であった。しかし、21世紀には、都市において共同体を築くことができる組織が成長する必要がある。

【4】通信技術が組織を変える
未来の企業組織は、これまでのようなトップダウン型の「たて型組織」ではなく、いくつもの共同体の組み合わせとして機能するようになるだろう。
もともと、これまでの「たて型組織構造」も、管理のツールとしてではなく、コミュニケーションをより効率よく行うために構築されたものだった。しかし今日では新しい通信技術が登場し、コミュニケーションは非同時的、グローバル、共同作業的になった。
このコミュニケーションは、時間と空間を超えてチームを作ることを可能にし組織の壁を打ちこわし、人々の結びつきをより強くする。これにより、未来の組織は共同体(山田加筆:サイバーコミュニティー)に近づくものと思われる。

【5】共同体の運営
新しいパートナーシップが、共同体を再生する力の源である。これを築くために必要なのは、偉大な社会的リーダーである。ビジネスと同じように、ビジョンを持ち、努力をマネジメントできる指導者が公共、民間、産業の三つの分野を巻き込んでパートナーシップを築いていく。
このパートナーシップが、チームワークを生む。建設的で、人を癒すことができ、指導力のある強力なパートナーの指導のもとで壁を超えることは、未来の共同体建設には不可欠である。
なお、公共への奉仕は、共同体運営の前提条件だ。しかし、この質を維持するためには、努力でなく結果を管理されなければならない。そのためには、意見でなく事実に基づき管理をし、また成果は客観的に測定されなければならない。
また、従来の共同体は、地理的に区分されていた。しかし、未来には価値により区分される。つまりどこに住むかでなく、何を信じるかによって区分される。
共同体とは、本来共通の利害のもとに個人が集合した組織だ。この新しい、利害の共同体は、組織内部にとどまらず、顧客、取引業者、パートナーにも利益を与え、その利益を社会全体に及ぼすことになるはずだ。
これを創造し、運営するには6つの手順と方法がある。すなわち、アイデンティティーを育て、ルールをつくり、情報を共有し、相互奉仕関係をつくり、価値を生みだし、類似性を運用するのだ。

【6】他の人々との連帯
科学技術の発展は目を見張るばかりだが、私たちの倫理はほとんど進歩していない。例えば、私たちは他人の痛みや苦痛に対して敏感であるとは言えない。だから、相変わらず将来に対する不安に怯えているのだ。
我々は今日、世界中の出来事を瞬時に知ることができる。だから、もはや知らなかったということは言い訳にできない。確かにこれを解決するための手段や可能性は限られているが、絶望や努力の放棄は所詮言い訳だ。無関心を生むだけだ。
無関心とは孤独なものである。無関心な人間は、他人を見ていない。だから周囲に何も感じないし、他人の身に何が起きても気にしない。底知れない虚無に包まれ、内面を虚無で満たされている。彼らはいかなる希望も将来も持てない。
我々は、21世紀を迎えるにあたり、弱く、虐げられ、孤独で、病み、絶望している人びとと連帯しなければならない。その思いが、共同体に対して気高く人間的な貢献をしたい!という願望になる。そして、自らが何者であるかでなく、他者にとって何かということで自らを規定するようになる。(了)


はっきり示されている解決策
皆さん、要約を読まれてどう思われますか?まさしく、今日を予言していると思いませんか?まさに、今回も、
混沌たるジャングルのようになった都市で発生しました。さらに、予言するだけではなく、解決策も示しています。それは、共同体をつくるというものです。都市に共同体、特にNPOを多数作り出すということしは、ドラッカー氏も述べておられます。20年前くらいにその言葉が書かれていた著書を読んだとき、私はあまりピンときませんでした。しかし、ここ10年くらいは、その意味が良くわかるようなってきました。多くの日本人にとって、日本には、もともとNPOという伝統がありませんから、判りにくいのも無理はないと思います。

これから、このような事件を防ぐために、いろいろな提案などがでてくるかもしれません。しかし、政府がとか、学校がとか、職場でどうのということは、根本的な解決ならないような気がします。無論それも大事だと思います。たとえば、職場で共同体をつくり、この犯人もその共同体に入ることができたら何とかなったかもしれません。しかし、こうしたことができれば良いのてすが、職場に必ずこの犯人のような人間に対してよい影響を及ぼせる、あるいは犯人自体が入りたいと思う共同体が必ずできるという保障はありません。共同体といってもさまざまなニーズや要望に対して必ず応えることはできないかもしれません。

しかし、都市部に小さくはさまざまなニーズに応える多様ないくつもの共同体があれば、より多くの人々のさまざまなニーズに応えることができる可能性が高まると思います。

特にこの犯人は、コミュニケーション障害が顕著だと思います。コミュニケーションができなければ、当然真の意味で友人はできない、彼女もできないのが当然です。コミュニケーション障害に取り組むNPOなど、相当高いニーズがあると思います。それも、若者向けとか、主婦向けとか、サラリーマン向け、高齢者向けなどというそれぞれ得意分野に特化したNPOがあっても良いと思います。そうして、アメリカにはそうしたNPOも実在します。日本にもあるのかもしれませんが、私は知らないです。

コミュニケーションとは?
さて、コミュニケーション障害などという言葉をだしてしまいましたが、コミュニケーションとは何でしょうか?そう問われると答えに窮する人も大勢いるのではないかと思います。コミュニケーションというと、良く職場のコミュニケーションということで、E-メールや、報告・相談・連絡などを思い浮かべるでしょうが、これはコミュニケーションのツールであって、その本質ではありません。いくら、報告・相談・連絡を蜜にしても、ほとんどコミュニケーションがとれない場合もあります。また、これらをほとんどしなくても、コミュニケーションが円滑に図られている場合もあります。

もったいぶらないで、コミュニケーションの本質を掲載します。実は、これもドラッカー氏の著書からの引用です。ドラッカー氏、経営学の大家といわれいますが、いまさらなが、その造詣の深さに驚かされます。

※コミュニケーションとは?
■受け手に「知覚」されて成立する
大工には大工の言葉で話せ。(ソクラテスの言葉)
■受け手に「期待」されて成立する
人は期待しないものは受入れない。たとえ伝わったとしても、全く別のこととして認識される。
■受け手に対する「要求」を伴う
コミュニケーションは常に受け手に対する要求を伴う。
■情報とは異質だか相互依存関係にある
情報が多すぎるとかえってコミュニケーションは成立しにくくなる。
※コミュニケーションの前提は?
■目標管理
目標管理をすることにより、部下は上司の微妙な立場を理解する。上司も部下の考えを理解する。
■経験の共有-コミュニケーションとは私達の中の一人から私達の中のもう一人に伝わるもの

※コミュニケーションではないもの
単に「上から下へ」「下から上」へとコミュニケーションは成立しない。(私の補足:コミュニケーションとは単なるホウレンソウ(報告・連絡・相談)ではない。ホウレンソウを密にしていても、必ずしもコミュニケーションが成立しているとはいえない)

この一言一言、何気なく読みすごしてしまうかもしれませんが、とても意味が深いです。
特に一番最後の「経験の共有」は重要です。これは、ドラッカーの著書の中では、「コミュニケーションとは、私達の中の一人から、もう一人に伝わるもの」と書いています。しかし、私は、私達の中のもう一人に伝わるものとしています。それは、やはり「私達の中の」を強調したかったからです。

実は、コミュニケーションをとるのに最も重要なのは、コミュニケーションを交わさなければならない人々との間にあらかじめ「私達の中の」といえるほどの関係を構築しておかなければないということです。

人は結局自分でしょう!?
いろいろ、長く書いてしましましたが、この犯人にしろ、現代人の多くの人は、「人は結局自分でしょう」と、心の中が信じ込んでしまっている人がかなり多く見受けられるように思います。本当にそうでしょうか確かに、まず人は自我が確立していなければならないので、こういう側面もある程度は必要だと思います。しかし、それだけで過ごしてしまったとしたら、どうなるでしょうか?企業でも、自分、自分といって、自分のことだけ考えて済むのは、20代までだと思います。しかし、30歳代を過ぎてからもそのようなことを続けていたら、まず、会社での出世はだめ、コミュニティーでもリーダーシップを発揮できない、人付き合いはだめ、コミュニケーョンもだめということになり、すべてがうまくいかなくなると思います。それこそ、上の「未来社会への変革」の要約の中の【6】の中の一節「
無関心とは孤独なものである。無関心な人間は、他人を見ていない。だから周囲に何も感じないし、他人の身に何が起きても気にしない。底知れない虚無に包まれ、内面を虚無で満たされている。彼らはいかなる希望も将来も持てない」というこの秋葉事件の犯人と同じことになってしまうのだと思います。

人間はもともと、社会的動物なのです。生きているというだけで誰かのお世話になっている存在なのです。若いうちならともかく、ある程度の年齢になれば、「人のために生きる」という姿勢が求められるようになります。そうして、より大きなスケールで「人のために生きる」ことが出来た人は、大きな幸せをつかむことができると思います。「人は結局自分でしょう」ばかりを貫いた人には、惨めな老後が待っていることと思います。いや、その前にこの犯人のように自滅しているかもしれません。

以下このブログに過去に掲載した関連の記事を掲載します。反転文字列をクリックすると当該記事に飛びます。

■痛いニュースより-店員に有難うという人が大嫌い。可笑しいでしょうか?

■次世代IT(2)

■Web2.0的話題-未来社会への変革

■アメリカ・バージニア工科大学の銃撃事件の犯人映像


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以下このブログに過去に掲載したコミュニケーション関連の記事を掲載します。反転文字列をクリックすると当該記事に飛びます。

2008年6月9日月曜日

Invitation For Jazz-David Benoit

David Benoit Freedom at Midnight NAMM 2007 @ Roland


プロフィール
フュージョンの創世記より(現在スムース・ジャズという呼称になっている)現在にいたるまでシーンのトップで活躍しているデビッド・ベノワはリー・リトナーとともに今やGRPの最古参アーティストとなった。ポスト・デイブ・グルーシンの旗手と言われた時期もあったがそれも昔の話。キーボーディスト、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサーとして西海岸において引っ張りだこ、売れっ子の彼は、日本でもファンが多い。2000年にはアメリカにおける国民的キャラクターの50周年を祝った『ヒアズ・トゥ・ユー・チャーリー・ブラウン&スヌーピー』で評判を呼び、ピアニストとしてこれまで以上の魅力を発揮してみせた。


前述のとおり、すでにGRPではヴェテランのポジションにいる彼だが、新作を発表するたび新鮮な魅力を発揮していることには驚かされる。2001年には『スヌーピー』作品に続く待望の新作が登場する予定だ。その作品では、アコースティック・ジャズとフュージョンを股にかけて活躍しているベノワが、ピアノのほかにハモンドB-3も駆使してご機嫌な世界を現出してみせるらしい。ビル・エヴァンスに通じるリリカルなタッチを持ち味にしている彼が、コンテンポラリーなサウンドの中でどのようなサウンドを披露してくれるのか、そこが聴きどころだ。

ディスコグラフィー


ライト・ヒア、ライト・ナウ
ライト・ヒア、ライト・ナウ
RIGHT HERE, RIGHT NOW

2003/10/8 RELEASE
UCCR-1036 \2,548(2427) GRP


西海岸在住のキーボーディスト、プロデューサー、アレンジャーのデヴィッド・ベノワの最新作。今作もベノワのオリ ジナル中心のコンテンポラリー・ジャズ作品。ノラ・ジョーンズの「ドント・ノウ・ホワイ」のカバー収録。参加メンバー:ジェフ・ゴルブ(g)、リチャー ド・エリオット(sax) 他

ファジー・ロジック
Fuzzy Logic

2001/1/23 RELEASE 
UCCR-1007 \2,548 (tax in) GRP


ヒアズ・トゥ・ユー・チャーリー・ブラウン&スヌーピー
~50グレイト・イヤーズ

MVCJ-24028 \2,541 (tax in) GRP


過去のInvitation。反転文字列をクリックすれば、当該記事に飛びます。

■JOSE JAMES-ホセ・ジェイムス
■Lizz Wright―リズ・ライト
■MARICA HIRAGA-平賀マリカ
■SCOTT HAMILTON-スコット・ハミルトン
■ROY HARGROVE-ロイ・ハーグルーブ
■Taylor Eigsti-テイラー・アイグスティ
■Frank Sinatra-フランク・シナトラ
■TAIHEI ASAKAWA-淺川 太平
■NARUAKI KIKUCHI-菊地 成孔
■TOROPICAL JAZZ BIG BAND-熱帯ジャズ楽団
■Quincy Jones-クインシー・ジョーンズ
■DAVID SANBORN-デビッド・サンボーン
■JOHN PIZZARELLI-ジョン・ピザレリ
■BERARDI JAZZ CONNECTION-ベラルディ・ジャズ・コネクション
■HARVIE HANCOCK -ハービー・ハンコック
■TOKYO ZAWINUL BACH-東京ザビヌルバッハ
■SADAO WATANABE-渡辺 貞夫
■TOM SCOTT-トム・スコット
■LOIS ARMSTRONG-ルイ・アームストロング
■JOHN COLTRAIN-ジョン・コルトレーン
■THE JAZZ INVADERS-ザ・ジャズ・インベーダーズ
■KEITH JARRET-キース・ジャレット
■ELECTRO DELUXE-エレクトロ・デラックス
■TRIBAL TECH-トライバル・テック
■MARK MURPY-マーク・マーフィー
■NORMAN BROWN-ノーマン・ブラウン
■TONY MONACO-トニー・モナコ
■DAVE KOZ-デエィブ・コズ
■ROOM ELEVEN-ルーム・イレブン


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2008年6月8日日曜日

中国核爆発か?―高まる情報開示の圧力

中国の四川省の地震による核施設の被災に関する懸念を前からこのブログでも掲載してきたが、その懸念が一層たかまってきた。

震源に比較的近い核関連施設

番号 地名 施設 備考
広元 第821工場 プルトニウム生産施設
綿陽 中国工程物理研究院 核兵器の設計、研究
成都 核燃料製造工場 遠心分離法によるウラン濃縮
何平 核燃料製造工場 ガス拡散法によるウラン濃縮
宜賓 第812工場 プルトニウム生産施設
西昌 西昌衛星発射センター(Base 27)  
重慶 実験用原子炉  
Wugong 爆撃機基地  
西安 西安飛機工業公司 H-6(Tu-16のコピー)の製造
西安 西北核技術研究所   
10 西安 西安衛星監視・制御センター(Base 26)   
11 大同 第409組 核ミサイルDF-3、DF-21配備
11 大同 爆撃機基地 H-6配備
12 蘭州 第504工場 ガス拡散法によるウラン濃縮
13 Xingrenbu 爆撃機基地  

被害状況地図/5月23日11:00によれば、上記の表以外にも核施設は存在するようだが、震源に特に近いのは、やはり、上記表の1~3のようである。
 もし放射能漏れが起きていれば、測定できるはずなので、大気や土壌、川の水の放射線測定を、外国の機関が行う必要がある。

大紀元時報の報道(中国核爆発か?)

防護服姿の救援隊(Getty Images)

四川大地震:震源地で大量のコンクリート噴出、地下核施設爆発か

 【大紀元日本6月3日】四川大地震の震源地付近の山で、地下からコンクリートの塊が大量に噴出した。専門家は、地下で核施設の爆発の可能性を示唆した。

 中国メディアの中国新聞社の5月31日報道によると、震源地付近の映秀鎮と旋口鎮の境目にある山の上り坂で、幅約1キロ、長さ約2キロの巨大な溝が地震 後にできた。溝の底には直径20cmから50cmコンクリートの破片で埋め尽くされていた。現場には大きな建物がないため、これほど多くのコンクリートの 破片の出所が問題になった。

 現地の村民によると、5月12日地震発生当時、多くの村民は農作業をやっていた。突然地面と山が激しく揺れ始め、同時に凄まじい爆発音に伴い、付近の山 頂に穴が開き、そこから歯磨き粉を絞り出すかのようにコンクリートの破片が噴出した。この様子は、約3分間続いたという。

 中国新聞社が報道した噴出の時間と現象に基づいて、地下の火山爆発の可能性を排除できる。「核施設の爆発によって発生した強烈なエネルギーが地下建築物を砕き、その破片を地上に押し上げてきた可能性が高い」と専門家は分析している。

 国外の中国情報サイト「博訊ネット」も専門家の見解を引用し、核爆発が発生したと伝え、コンクリートの破片は中国軍の地下軍事施設のものと報じた。

 被災地の目撃者の証言によれば、地震発生直後、汶川県の震源地から南西方面の山中に通じる主要道路は特殊部隊に封鎖され、半径数百キロ圏内が立ち入り禁止となった。また、山に入る大量の軍車両に、白い防護服を着た人の姿を目撃したとの証言もある。

 

白い防護服の救援隊(Getty Images)

また、震源地付近の救援隊は、中国の軍部隊だけで、国外と民間の救助隊は現地に近づくのを禁止されていたという。

日本を含む外国のあるべき対応
この報道が事実だとしたら大変なことだと思います。この爆発が地下で起こって、地表にコンクリートが一部出たというのでも、恐ろしいことですが、一番怖いのは、地下核施設の中に水が入り、その巨大な水の圧力で一部コンクリートが吹き出たとしたら、目もあてられません。そうなったら、水とともに放射能が川伝いに広範囲に広がることが懸念されます。

上記の報道もっともらしく、書いてありますが、私の感覚では、未だ懸念の段階に過ぎないとは思います。白い防護服など、別に核物質漏れでなくても、着ることがあります。化学物質が漏れたときなどにも着ます。それに、この防護服核用にしては、軽装すぎます。しかし、これが他国のように放射能漏れのような自体が起こったときには、「そんなことはない」と報道すれば、通常は懸念までしなくても良いのですが、中国の場合はそうはいきません。依然として懸念は振り払えません。

地震対応をめぐって分かれる中国の将来
先に、中国政府は、核物質が瓦礫の下に埋まり、その一部を回収したと報道しました。しかし、その後どうなったのか、新しい情報は未だに入ってきません。

今後、こうした懸念があることから、中国政府に対しては国内外から情報開示の圧力が高まることが考えられます。核や放射能に関しては、直接国内外に害悪を及ぼす危険があります。もし、このような懸念が事実であったとして、それをそのまま隠蔽することは不可能です。中国は他国から分離独立しているのではなく、インドや東南アジアなどとも国境を接しています。日本だって、日本海を介して接しています。放射能漏れがあれば、どの種類の核物質であるか、アメリカと共同で研究すれば、冒頭の表のどこの施設が由来のものかも分かってしまうからです。

こうした、情報公開の圧力に、正しい対応をすれば、現体制を維持しつつも民主化の道を歩むことができるかもしれません。従来と同じように秘密主義に徹すれば、いずれ、私が従来から主張してきたように、中国という国の体制そのものが分裂は必至だと思います。今後の趨勢を注意深く見て行きたいと思います。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。
■自衛隊機の中国派遣見送り、アジア安全保障会議でも話題に―結果的には日本外交の勝利か?

■自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色-幻の日本軍支援は歴史上の転換点?

■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?
■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!
■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞
■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?
■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?
■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋
■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの
■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?
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■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?
■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?
■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?
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■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々
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■南京