ヒラリーの悪夢、再び…? 米国「女性大統領候補」を待ち受ける「イバラの道」
カマラ・ハリス上院議員が、全米デビューした。10月7日夜(日本時間8日午前)のTVディベートだ。民主党副大統領候補のカマラ・ハリスは、初の女性大統領への第一歩を順調に踏み出したのだろうか。 【写真】2020年、実は日本が「世界最高の国ランキング3位」になっていた…! アメリカの大統領選挙2020はいよいよ大詰め。投票日は11月3日に迫っている。9月29日にはトランプVSバイデンの大統領候補同士のディベート(一回目)が行なわれ、泥仕合に終わった。トランプが不規則発言を連発し、討論にならなかった。
そのあとトランプのコロナ感染が判明し、入院。でもすぐ退院し、タフなところをアピールしている。ディベートの二回目(10月15日)は中止になった。三回目(10月22日)が行なわれるか、不透明だ。
カマラ・ハリスVSマイク・ペンスの副大統領候補対決は、前週のトランプVSバイデンよりましだった。少なくとも、討論のかたちになっていた。
会場は、ユタ州ソルトレーク・シティ、司会は、USAトゥデーのスーザン・ペイジ氏。ハリスはステージの左側、ペンスは右側に離れて着席し、アクリル板が両者を隔てている。
全部で90分。コロナ/副大統領の役目/経済/気候変動/中国/最高裁/人種と正義/大統領選挙、の8つのテーマについて、双方2分ずつ発言。そのあと討論を交わす、という流れだ。
副大統領! 私が話してるんですけど |
ハリスは厳しい検察官のイメージがあった。そこで、笑みを絶やさず、ソフトな印象を与える作戦をとった。今回初めて、ハリスが話すところを、じっくり観ることになった有権者も多いだろう。おだやかだが、しっかりした語り口だ。
ペンスが話の途中に割り込むと、「副大統領! 私が話してるんですけど」と切り返した。 おおむね好印象を与えたようで、CNNの事後調査では、ハリス59%・対・ペンス38%と、優勢の数字が出た。ただしこの調査は、CNNの視聴者に電話をかけたもの。もともと民主党寄りなので、割り引いて考える必要がある。
カマラ・ハリスは父がジャマイカ、母がインドの出身。アメリカでは黒人になる。法律を学び、カリフォルニア州で検事をつとめて、州司法長官に当選。そのあと上院議員になった。
2019年、民主党大統領候補の予備選に立候補し、いい線だったが脱落。バイデンに指名されて副大統領候補の座を射止めた。
ジョー・バイデンは77歳、トランプより高齢だ。かりに当選しても、二期目に出ない可能性が高い。では4年後、民主党の大統領候補は誰か。副大統領のカマラ・ハリスが、最有力なのは間違いない。というわけで今回、副大統領候補のハリスは、将来の大統領として大丈夫かもチェックされている。
「女性で黒人」は、やはりハンデである。ちょっとどうも、と思う有権者がそれなりにまだいるのだ。ハリス候補はそれを、乗り越えられるか。
黒人にも、いろいろある。ボストンで、ある黒人の教会を訪れたら、自分たちはカリブ海の出身だと言っていた。ボストンは港なので、カリブ海からその昔、港湾労働者が移住して住み着き、コミュニティをつくって教会に集まっている。自分たちは奴隷でなく、自由民としてこの国に来たのだ、というニュアンスだ。アフリカ系の黒人が聞いたら、コチンと来るかもしれない。
ハリス候補はジャマイカの血をひき、アフリカ系黒人でない。インド系でもある。彼女はわれわれの代表だ、と人びとが思うかどうか、微妙なところがある。
ペンスのスピーチは菅官房長官の記者会見のよう
では、両候補のスピーチの出来ばえはどうだったか。『パワースピーチ入門』を7月に出したばかりで、政治家のスピーチに関心のある私は、耳をそばだてて、ディベートの応酬に注目した。
ペンスのスピーチは菅官房長官の記者会見のよう
では、両候補のスピーチの出来ばえはどうだったか。『パワースピーチ入門』を7月に出したばかりで、政治家のスピーチに関心のある私は、耳をそばだてて、ディベートの応酬に注目した。
まずペンス候補。先週トランプが行儀が悪くて評判を落したのを挽回しようと、冷静にそつなくやりとりを進めた。大きな減点なし、である。でも地味で、面白みに欠ける。なんとなく、菅官房長官の記者会見を思わせる。
そして、じっくり聞いてみると、司会の質問をはぐらかし、正面から答えないケースが多い。ハリス候補から、民主党の左派っぽい発言を引き出して、立ち位置をぐらつかせようともした。
ハリス候補は、まだ試運転の段階だ。政策をよく煮詰め、パンチラインをつぎつぎ繰り出すにはほど遠い。先週のバイデン候補の発言と、合わないと思えるところもある(グリーン・ニューディールなど)。外交は苦手なようで、中国は敵か味方かと聞かれたが、答えに説得力がない。
それでも全米デビューは、うまく行った。注目の集まった大舞台を、落ち着いてやりとげた。ハリス候補は元気で、華がある。頭はよいので、政策はこれから勉強し、スタッフとチームを組めばよいだろう。
11月3日の選挙への影響は
今回の副大統領候補ディベートは、11月3日の選挙のゆくえにどう影響するか。
11月3日の選挙への影響は
今回の副大統領候補ディベートは、11月3日の選挙のゆくえにどう影響するか。
トランプは感染のあと、支持率をなお下げた。バイデンに10ポイント程度、差をつけられている。ふつうなら民主党圧勝だが、まだ予断を許さない。バイデン陣営には熱気がなく、しぶしぶ支持している有権者が多い。コアな支持層を固めているトランプをあなどれない。
今回のディベートは、バイデン有利の流れを、なお確かにしたろう。ペンスはトランプのマイナスを取り返そうとよくやったが、逆転するには決め手を欠いた。
ハリス候補は、2024年の女性大統領誕生に向けて、一歩近づいたのか。たしかに一歩は近づいた。選挙戦終盤の注目の討論会で、有権者にまずまずの印象を残したからだ。だが、この先はまだ長い。そして厳しい。
つぎの一歩は、大統領選でトランプを破ること。ここで負けては、話にならない。
そのつぎの一歩は、副大統領として、しっかり仕事をし、有権者によい印象と信頼感を与えること。4年間は長丁場だ。よく勉強し、経験を積み、失敗しても取り返す技量と精神力が必要になる。
ヒラリー・クリントン |
オバマ政権のヒラリーは、だいたい同じ位置にあった。国務長官をつとめ、それなりに仕事もしたが、メイル問題でケチをつけた。権力の中枢にいるうち、清新なイメージが崩れて行った。同じパターンになってはいけない。
ハリス氏の父はジャマイカ生まれ、母はインド生まれで、先祖を辿ればアフリカと南アジアにルーツを持ちます。ただしバイデン陣営内に異論もあり、すんなりとは決まったわけではありません。
最大の問題は、ハリス氏が公開の場でバイデン氏に人種偏見があるかのような言いがかりを付けながら、明確に反省ないし謝罪の弁を述べていないことであす。「なのになぜ、バイデン氏から和解の手を差し伸べねばならないのか」が不満点としてくすぶっていたののです。
バイデン氏には、黒人一般の感受性や判断力を見下していると疑われかねない失言が多いです。つい最近も「黒人社会―顕著な例外はあるが―と違って中南米系社会は非常に多様性のある社会」と発言して釈明に追われたばかりでした。
ハリス氏は、第1回民主党大統領候補討論会(2019年6月26日)の場で、フロントランナーのバイデン氏に打撃を与えようと、まさにその人種問題で無謀な攻撃を仕掛け、瞬間的に支持率を上げたものの、結果的に自ら墓穴を掘った格好で、早々に大統領レースから脱落しました。
ハリス氏が取り上げたのは、1970~80年代に、リベラル・エリートが推進した「強制バス通学」でした。白人学生の一部を黒人地区の公立学校へ、黒人学生の一部を白人地区の公立学校へ通わせるもので、ハリス氏は自身が「それを経験した少女」だったと切り出しました。
ハリス氏は、バイデン氏がこの政策に消極的で、自分を含む差別される側の痛みに鈍感だったと、怒りに震えるかのような演技を交えて追及し、虚を突かれたバイデン氏は「連邦による強制に反対しただけで、地方レベルの実施には賛成だった」と防戦に追われました。
しかし、この政策は、当時黒人の間でも評判が悪いものでした。朝の道路は混雑します。通学に1時間前後掛かる場合も珍しくなく、選別された生徒は親も含めてその分早く起きねばならなりませせんでした。早朝の1時間の差は大きいです。近所の幼馴染らと離れた学校生活を送ることにもなりました。校内では少数派として疎外感を覚える場面も多かったのてす。
この政策を発想し、推進したいわゆるリベラル・エリートたちは、自らの子弟は、措置の対象外である私立学校に通わせる例も多く、一層庶民の憤懣を買いました。結局、先鋭な対立と大混乱を招いた挙句、廃止に近い修正措置を取る地域が続出することになりました。
討論会の後、ハリス氏はメディアから逆に追及を受けました。「あなたが大統領になったら強制バス通学を復活させるのか」と問われて、「それは手段の一つで大事なのは目的」などと誤魔化していたものの、結局「連邦レベルでやることには反対」と答えざるを得なくなりました。要するにバイデン氏の答と同じです。ハリス氏が以後、この話題に触れることはありませんでした。
感情的にバイデン氏に絡んだことで、「クール・ビューティ」のイメージを自ら壊し、「動じない雰囲気の彼女ならトランプ大統領と堂々とやり合えるのでは」という期待も、大舞台における一世一代の演技がぶざまに破綻したことでしぼみました。
トランプ氏はいち早く、「彼女はそれほどタフじゃない。簡単につぶせる」と豪語していましたが、それを実証した形となりました。
副大統領は、決まった仕事がない。バイデンに、仕事を分けてもらわないといけない。でも、手足となる部下がいない。見せ場をつくり、成果もみせるのは、ハードルが高い。
そのつぎの一歩は、2024年に、バイデンが出馬しないと決めるかどうかだ。ハリスは、年だから辞めなさい、とも言えないし、辞めないで、とも言えない。そこをしくじると微妙なことになる。
さらにつぎの一歩は、民主党の予備選で、ぶっちぎりの好位置につけること。2020年のバイデンは、元副大統領なのに、それなりに苦しんだ。サンダースやウォレンやブティジェッジやハリスなど対立候補の票が割れたので、救われたかたちだ。
2024年に、民主党が一枚岩になって、ハリスを推すかどうか。民主党の指名を受けられるか、である。
そして最後の一歩は、共和党の対立候補を破って、大統領に当選すること。気の遠くなるようなタフな戦いが、これからハリスを待っている。
アメリカで大統領になることの難しさ
アメリカで大統領になることの、何がむずかしいのか。
アメリカで大統領になることの難しさ
アメリカで大統領になることの、何がむずかしいのか。
大きな政府/小さな政府。リベラル/保守。平等/自由。政治理念の対立軸をめぐり、共和党と民主党が争うのが、アメリカの政治だった。
ところが、アメリカ社会の分断が進んだ。宗教右派という岩盤支持層を掘り起こせば、当選できることを発見し、共和党を乗っ取ったのが、トランプ大統領だ。社会主義路線でそれに対抗するのが、サンダース候補やウォレン候補のリベラル左派だ。
リベラル中道や、保守中道が、ふたたび多数派を形成することができるのか。ハリス候補は、リベラル中道に軸足を置く。保守中道やリベラル左派、宗教右派が立ちはだかる。
SNSのフェイクニュースやQアノンの陰謀論を信じる有権者も、無視できない人数になっている。古典的なグラスルーツ(草の根)の政党組織は、ガタガタになっている。
【私の論評】バイデンが大統領になり職務を遂行できなくなくなった場合、ハリスが大統領になる!その時米国はどうなるのか(゚д゚)!
最大の問題は、ハリス氏が公開の場でバイデン氏に人種偏見があるかのような言いがかりを付けながら、明確に反省ないし謝罪の弁を述べていないことであす。「なのになぜ、バイデン氏から和解の手を差し伸べねばならないのか」が不満点としてくすぶっていたののです。
バイデン氏には、黒人一般の感受性や判断力を見下していると疑われかねない失言が多いです。つい最近も「黒人社会―顕著な例外はあるが―と違って中南米系社会は非常に多様性のある社会」と発言して釈明に追われたばかりでした。
ハリス氏は、第1回民主党大統領候補討論会(2019年6月26日)の場で、フロントランナーのバイデン氏に打撃を与えようと、まさにその人種問題で無謀な攻撃を仕掛け、瞬間的に支持率を上げたものの、結果的に自ら墓穴を掘った格好で、早々に大統領レースから脱落しました。
ハリス氏が取り上げたのは、1970~80年代に、リベラル・エリートが推進した「強制バス通学」でした。白人学生の一部を黒人地区の公立学校へ、黒人学生の一部を白人地区の公立学校へ通わせるもので、ハリス氏は自身が「それを経験した少女」だったと切り出しました。
ハリス氏は、バイデン氏がこの政策に消極的で、自分を含む差別される側の痛みに鈍感だったと、怒りに震えるかのような演技を交えて追及し、虚を突かれたバイデン氏は「連邦による強制に反対しただけで、地方レベルの実施には賛成だった」と防戦に追われました。
しかし、この政策は、当時黒人の間でも評判が悪いものでした。朝の道路は混雑します。通学に1時間前後掛かる場合も珍しくなく、選別された生徒は親も含めてその分早く起きねばならなりませせんでした。早朝の1時間の差は大きいです。近所の幼馴染らと離れた学校生活を送ることにもなりました。校内では少数派として疎外感を覚える場面も多かったのてす。
この政策を発想し、推進したいわゆるリベラル・エリートたちは、自らの子弟は、措置の対象外である私立学校に通わせる例も多く、一層庶民の憤懣を買いました。結局、先鋭な対立と大混乱を招いた挙句、廃止に近い修正措置を取る地域が続出することになりました。
討論会の後、ハリス氏はメディアから逆に追及を受けました。「あなたが大統領になったら強制バス通学を復活させるのか」と問われて、「それは手段の一つで大事なのは目的」などと誤魔化していたものの、結局「連邦レベルでやることには反対」と答えざるを得なくなりました。要するにバイデン氏の答と同じです。ハリス氏が以後、この話題に触れることはありませんでした。
感情的にバイデン氏に絡んだことで、「クール・ビューティ」のイメージを自ら壊し、「動じない雰囲気の彼女ならトランプ大統領と堂々とやり合えるのでは」という期待も、大舞台における一世一代の演技がぶざまに破綻したことでしぼみました。
トランプ氏はいち早く、「彼女はそれほどタフじゃない。簡単につぶせる」と豪語していましたが、それを実証した形となりました。
ハリス氏が民主党の大統領候補を目指していた昨年11月の世論調査では黒人からの支持率は5%で、バイデンの43%に遠く及ばない4位にすぎませんでした。
ハリス氏は検察官出身です。訴訟のプロでありながら、最高裁まで争われ全米を揺るがした「強制バス通学」問題の歴史にうといと見られたことで、法律の専門家としての能力にも疑問符が付きました。共和党はこの辺りを徹底的に突くことになるでしょう。
ハリス氏は大統領選に向けて昨年、著書を出しました(Kamara Harris, The Truths We Hold, 2019)。その中で、性的マイノリティー(LGBTQ)の権利拡大を何よりの業績と誇るのですが、外交安保分野についてはほとんど記述がなく、その後の言動に照らしても全くの未知数です。
特に、中国に関して目立った発言がなく、香港、ウイグルに関する数次の制裁法案に何ら積極的に関与していない点は、「今の時期」の副大統領として適性に大きな疑問を感じさせます。
上院議員1期目ながらハリス氏が知名度を上げたのは、何か独自の政策提案によるのではなく、もっぱら人事承認公聴会における追及ぶりが、リベラル・メディアによって盛んに「クールでタフ」と喧伝されたことによります。
しかし中身を見ると、ブレット・カバノー最高裁判事(当時は指名者)に対する根拠が薄い「性暴行疑惑」の追及など、保守派から見れば、思わせ振りで嫌味なものばかりです。超党派で賛辞を贈られるような発言は、これまでのところありません。
さらにハリスは「中国との貿易戦争について、あの戦争は負けたんですよね?」と マイク・ペンス副大統領と質問し、これにペンス副大統領は「負けた?バイデンは戦うことすらしなかった。中国共産党を何十年も応援してきた人物だ」と語っています。国際情勢に関しては、ハリス氏は誰からの話を聞きかじって理解しているというようにしか見受けられません。
ハリス氏は大統領選に向けて昨年、著書を出しました(Kamara Harris, The Truths We Hold, 2019)。その中で、性的マイノリティー(LGBTQ)の権利拡大を何よりの業績と誇るのですが、外交安保分野についてはほとんど記述がなく、その後の言動に照らしても全くの未知数です。
特に、中国に関して目立った発言がなく、香港、ウイグルに関する数次の制裁法案に何ら積極的に関与していない点は、「今の時期」の副大統領として適性に大きな疑問を感じさせます。
上院議員1期目ながらハリス氏が知名度を上げたのは、何か独自の政策提案によるのではなく、もっぱら人事承認公聴会における追及ぶりが、リベラル・メディアによって盛んに「クールでタフ」と喧伝されたことによります。
しかし中身を見ると、ブレット・カバノー最高裁判事(当時は指名者)に対する根拠が薄い「性暴行疑惑」の追及など、保守派から見れば、思わせ振りで嫌味なものばかりです。超党派で賛辞を贈られるような発言は、これまでのところありません。
副大統領候補の討論会において、ハリスは「米国の多くの製造業が奪われました。貿易戦争で敗れたからです。同盟国のリーダー達は習近平をトランプよりも尊敬すると言っている」と語っていました。
しかし、コロナ前迄は米国は好景気になっていて、特に雇用はかなり改善していました。同盟国のリーダーで習近平を尊敬すると発言している者は存在せず、 習近平を尊敬すると表明したのは、反米国やアフリカの一部の国の指導者たちです。これでは、経済にもも、世界情勢にも疎いと言われても仕方ありません。
これに関しては、討論会の次の日の北海道新聞に以下のような記事がでていました。
そうなれば、一体どうなるのか、これを不安に感じる人は、共和党支持者はもとより、民主党支持者にも多いのではないかと思います。一方トランプ氏が、何らかの都合で大統領の職務を果たせなかった場合には、ペンス氏が大統領になるわけです。安定性ということでは、ハリス氏を圧倒的に上回っていると思います。これが、最終的に大統領選にどのように影響するのかみものです。
私は、バイデン氏のハリス氏と同じように有名ではなくても良いので、もっと安定感のある人物を副大統領に指名してほしかったです。米国の人口は3億二千万です。日本の3倍以上もあるのですから、探せばもっと安定感のある人物が見つかったと思います。
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