モバゲータウンは株式会社ディー・エヌ・エーが運営する携帯電話向けのゲームサイト兼ソーシャル・ネットワーキング・サービス。「モバゲー」あるいは「モバ」と呼ばれます。
携帯電話端末専用のためパソコン、PHS端末からのアクセスは一切出来ない。公式サイトではなく、いわゆる勝手サイトの一種です。
2006年2月7日に始まったサービスですが半年後の8月には会員数140万人、月間ページビュー31億PVを突破する急成長を果たしました。11月の時点で200万人を突破しました。現在ディー・エヌ・エーでは、会員数は400万人を突破(2007年3月10日)し、同月4日には、一日あたりのページビューが3億ビューを超えました。会員数のほとんどが高校生を中心とする若年層であり、2006年11月の時点で10代が6割、20代が3割で、30歳以上は1割(2007/3)でした。 PCを凌ぐトラフィックがある携帯電話向け端末での急成長を果たし、一部の私鉄に広告を出しています。また、2007年に入りインターネット企業としては珍しくテレビCMを打ち始めました。
サイトとしてはmixiに似ています。mixiの機能もあり、ゲームがたくさんあるという感じです。決定的な違いは携帯電話向けのサービスのためパソコンからは利用できない点です。またメールアドレスや電話番号の交換は不可とされていて単なる出会い系サイトとの差別化を図っている(現実にはそういったやりとりは防ぎ切れておらずサークルや日記のコメントなどある程度オープンな場でも連絡先交換が行われています)。対戦型やミニゲームなどの無料ゲーム、ユーザー全員が着せ替え可能なアバターなどを提供しています。mixiのメッセージ機能の相当するミニメールがあります。ミニメールを着信すると、携帯電話宛にメールが送信されるよう設定することもできます。また、日記やその日記へのコメント欄があり、別に各ユーザーに掲示板も与えられています。モバゲータウンのユーザーのほとんどは、携帯電話で電話はかけないといっても過言ではありません。ある人が言っていました「携帯電話の定額制にしようかどうか迷っている。モバゲーなどやっていれば、絶対定額制にするのだか、私の携帯の使い方そこまでいっていない。どうしても、電話をかけてしまうこことの方が多い。でも、いまや携帯電話は電話をするものではなくなってきている。モバゲーなどに加入していれば、SNSとして使うのと、ゲームがほとんどだ」。そうなんです、いまや若い世代にとって携帯電話は電話をするものではなくなりつつあるのです。
この世代がもっと大人になった時代には、コミュニケーションの方法が現代の人とは徹底的異なるようになっていることでしょう。それにつれて、組織におけるコミュニケーションのあり方、マーケティングのあり方も変わっていくことでしょう。
現在ネットの世界は二つの大きな動きがあります。一つはパソコンの更なる小型軽量化。もうひとつは形態電話などの携帯端末の高機能化です(i-phone、ブラックベリー)。文字を打つということになれば、パソコンの方がいいし、話しをするというなら携帯電話です。この両者そのうち境目があいまいになってきて、両方の機能をあわせもつものの中で、ユーザー個々にニーズに応じて大きさ、重さ、電話、ネット以外その他の機能が付加され自由に選ばれる時代が来ます。
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