2012年3月17日土曜日

自民・片山さつき氏「生活保護、1200億円弱も外国人に。保護率は日本人の2〜3倍、3分の2が朝鮮半出身の方」− 【私の論評】民主党は増税とともに、外国人優遇政策を強化し、日本を解体する!!

自民・片山さつき氏「生活保護、1200億円弱も外国人に。保護率は日本人の2〜3倍、3分の2が朝鮮半島出身の方」 :


消費税、AIJ投資顧問、在日朝鮮人や外国人の方が日本人より生活保護が多い!
在日朝鮮人への生活保護は、7:40秒くらいから
税と社会保障の一体改革
・片山さつき(かたやま さつき)参 比例代表 自民http://senkyomae.com/p/651.htm
・岡田克也(おかだ かつや)衆 三重3区 民主http://senkyomae.com/p/42.htm
・安住淳(あずみ じゅん)衆 宮城5区 民主http://www.senkyomae.com/p/413.htm
・野田内閣閣僚 http://senkyomae.com/naikaku-noda2.htm
・野田総理 マニフェスト 書いてあることは命懸けで実行
http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo
・そうでしたっけ?フフフ  http://www.youtube.com/watch?v=o4oBHdNo6Sk
・天下りの根絶!(麻生内閣不信任の野田佳彦演説)
http://www.youtube.com/watch?v=-3wVwe8a_8c
・韓国民団の選挙協力に感謝する、民主党野田佳彦議員
http://www.youtube.com/watch?v=3k79ozsd_-8
テレビの修正版より無修正の国会を見ましょう。
余計なキャスター・コメンテーターなんて必要ありません!
衆議院:http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
参議院:http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
ニコニコ動画も政治動画たくさんあります

【私の論評】民主党は増税とともに、外国人優遇政策を強化し、日本を解体する!!

片山議員が上の動画で語っていたことについては、私自身も良く知っていました。また、このことは片山議員本人が、今月6日に以下のようツイートをしています。しかし、このことはマスコミでもほとんど報道していないので、やはり、片山議員が上のように公表することには、意義のあることと思います。



それにしても、平成になってから、ずっとデフレ続きで、特に若者は、日本の経済が良かった時代を全く知らないような状況になっています。そうして、現在の若者に限らず、多くの日本人が歴史的事実を忘れたか、最初から知らない状況にあります。生活保護など、これだけ外国人に優遇ということになれば、これから、外国からかなり多くの人々が入ってきて、受給するようになるのではないでしょうか。

日本国憲法では生活保護を受ける権利があるのは、日本人だけです。その根拠を以下に掲載します。

第25条
第1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

つまり参政権同様国民固有の権利です。

日本の裁判所では「憲法の要請する社会権の保障は、国家による国民の保護の義務を本来の形態とするため、外国人である在日韓国・朝鮮人を保護する義務はその国籍国にある」とする立場をとっています。そうして1950年以降の生活保護法には第一条において「国民」との用語が加えれました。
どう見ても外国人への生活保護支給は違法です。

それがなぜ外国人に支給されるようになったかその背景を掲載します。

在日朝鮮人は、生活保護をめぐって、各地で騒乱事件を起こしたことがあります。彼らは、1950年には長田区役所襲撃事件、1951年には下里村役場集団恐喝事件、1952年には万来町事件などの生活保護費の受給もしくは増額を要求する行政機関への騒乱事件が引き起こし、さらには1952年には、ウトロ地区を始めとする各地での行政への脅迫行為が繰り返されました。生活保護費の受給が問題とされるなど、在日朝鮮韓国人の暴力的対応に行政が妥協したからです。(長田区役所におしかけるデモ隊の写真)


そして現在地方自治体が、外国人に生活保護費を支給する根拠は、昭和29年(1954年)5月8日の厚生省社会局長による通達によります。
法ではなく短に一公務員のよる通達のみなのです。

問題の厚生省社会局長の通達では、このような事になっています。

生活保護法(以下単に「法」という。)第1条により、外国人は法の適用対象とならないのであるが、当分の間、生活に困窮する外国人に対しては一般国民に対する生活保護の決定実施の取扱いに準じて左の手続きにより必要と認める保護を行うこと。

しかもこの通達では「当分の間」と言っています。

昭和29年といえば、もう57年たっています、今年の5月8日になれば、58年です。これでは、もうほとんど、60年です。赤ん坊が生まれて、老人になるまでの間が、「当分の間」であるはずはありません。

しかし、これなども、今の民主党にとっては、非常に都合の良いことなのかもしれません。このような、状況を利用して、このままにして、さらに増税すれば、日本人それも、特に将来を担う若者世代は極度に経済的にも追い詰められ、自分自身のことしか考えられなくなり、将来のことなど考えずに、目先のことだ考えるようになり、容易に御しやすい存在になります。

そうして、歴史を学ばないどころか、自虐的歴史観が、まともな歴史と信じ込んでいる人とも多いのではないかと思います。こんな歴史観を信じ込んでいれば、外国人が有利であり、自分が不利だと思っても、怒りの拳をあげることすらできないのかもしれません。まさに、日本解体まっしぐらです。

ちなみに、いかに、自虐的歴史観が、誤ったものであり、なぜ、そのような歴史観が根付いてしまったのか以下の動画をみれば良く理解できます。



こうした、若者への追い打ちは、まだあります。それは、たとえば、国内で苦学してい日本人学生はさておいて、国費外国人留学生には、以下のような日本政府による手厚い措置があります。

国費外国人留学生
学費、授業料は免除又は文部科学省負担
返還不要の奨学金は研究留学生月額160,000円学部留学生は月額126,000円
※注意 以前は研究留学生月額175,000円学部留学生は月額135,000円
今では上記の通り研究留学生16万、学部留学生12万6千円です。
渡日と帰国に係る往復渡航費(航空券)支給
渡日一時金 一律25,000円
医療費補助 予算の範囲内で支給

・留学生はアルバイトして当然と認識している人が多いようですが。
留学生は就学が目的なのでアルバイトは資格外活動と見なされ
原則禁止、許可を得れたとしても時間制限があります。
詳しくはこちらを参照
http://www29.atwiki.jp/shougaku/pages/12.html


これじゃあまりに差がつきすぎですね。授業料など免除ですから、もらったお金なと全部日本での滞在費に使えるわけです。しかも、最近は、円高ですから、円で支給されるので、ますます有利です。そんな彼らのうち、あの中国人学生が北京オリンピックの時に日本国内での聖火リレーのとき、何をやっていたか、皆さん良く覚えていることでしょう。

私は、外国人排斥主義者ではありません。無論、普通の先進国なみの感覚からみての話です。しかし、外国人を受け入れることと、外国人を優遇するということは根本的に異なります。民主党は、デフレのさなかに増税しようとしています。古今東西デフレの時期に増税して、結果的に税収が増えて成功したという例はありません。世界大恐慌のときも、日本の昭和大恐慌のときも、橋本龍太郎内閣が、消費税いを増税したときも、結局税収は増えませんでした。デフレの時の正しい対処は、政府による財政出動であり、日銀による金融緩和です。にもかかわらず、すべて逆をやろうとしているのが、民主党です。

民主党の手になる増税後に最も影響を受けるのは、外国人ではなく、日本人である若者であり、日本人であるあなたの息子や娘であり、孫であるということです。これらの人々を守るのは、私たち自身しかいません。そのためには、まずは、民主党には、政権の座から去っていただく以外にありません。これは、もうすでにいずれ決定的になってしまいました。今、私たちが実現すべきは、一分一秒でも速く、政権の座から去らせることだと思います。

【関連記事】

『生活保護』というキーワードを含むこのブログの過去の記事はこちらから!!

2012年3月16日金曜日

[ #新しいiPad ]新しいiPadとiPad2のカメラを比較してみたよ− 【私の論評】新しいiPadは、新しいカメラのコンセプトを生み出すかもしれない?

[ #新しいiPad ]新しいiPadとiPad2のカメラを比較してみたよ:

 

 

さて、新しいiPadを手に入れました。カメラ性能の比較をしてみましょうか。レンズをよーく見てみましょう。左が新しいiPad、右がiPad2です。明らかに、新しいiPadのほうがレンズ口径が大きいですね。さあ、実写してみましょう。編集部会議室にある観葉植物を撮影してみました。


【私の論評】新しいiPadは、新しいカメラのコンセプトを生み出すかもしれない?

本日とうとう、新しいiPadが発売されました。私自身は、まだ初代iPadを使っています。iPhoneだって、まだ、3GSです。方針としては、新しいOSが使えなくなったときが、買い時かと考えています。たとえば、iPhone3Gは、iOS5は使えなかったと思います。もし、私が、3Gを持っていたら、4Sに買い替えていたかもしれません。(下の写真は、iPadを買い求める人々の列)

 

そのため、iPadに関しても、新しいものを買うつもりはありません。しかし、今回のiPadでは注目していることがあります。それは、上の記事にあるように、iPadのカメラです。ご存知のように初代iPadには、カメラがついていません。しかし、最近では、iPhoneとicloudで同期できますから、iPhoneで撮影した画像はすぐに、iPadに同期されますから、iPadでもすぐにみられるようになって非常に便利です。


 

もっとも、私は、camera for iPadというアプリを使っていましたので、これを使えばiPhone で撮影する画像をiPadでリアルタイムで見られるようなっていて、iPhone側からでも、iPad側からでも、シャッターをきることができました。画像データのやりとりは、bluetoothで行うようになっています。だから、iPadでみながら、iPhoneで撮影するなどのことができました。だから、結果的には、iPad2よりも、画質の良い画像を撮影ができました。

 


ただし、これは、静止画像だけでは、動画はできません。さらに、写真そのものは、iPhoneの画質と同じものが撮影できるのですが、撮影時のiPad画質は、あまり良いものではありませんでした。といいながら、なぜ、これを使っていたかというと、iPadという比較的大きな画面をファインダーとして使えるからです。iPhoneの画面だと、ちいさすぎて、構図などみるときに、つらいところがありました。

 

しかし、今度の新しいiPadでは、カメラの性能がかなり上がったようです。(下の写真は、新しいIPadで、フル解像度で撮影した写真)


 

上の記事でも、以下のように掲載されていました。

 

まず解像度。iPad2は720×960、新しいiPadは1936×2592。全然違いますね。

 

実際の画質も相当違います。iPad2は暗いところに弱く、手ブレしやすいですが、新しいiPadは高感度に強く手ブレしません。iPhone 4Sと同じカメラユニットを使っているので当然といえば当然かも。

 

色乗りも明らかに新しいiPadのほうがいいですね。しっかりした画質で、安心できます。これはなかなかいいんじゃないでしょうか。

インナーカメラのほうは、新しいiPadも古いものと変わらないそうですが、これは、用途が違いますから、これで、十分なのだと思います。



私は、さきほど掲載したように、iPhoneとiPadで画像撮影していたことを先に掲載しました。しかし、新しいiPadなら、iPadでけで撮影できそうです。確かに、現在のカメラと比較すると大きすぎるかもしれません。しかし、大きな鮮明な画像を実際に見ながら、撮影できるというところは、かなり魅力があると思います。



昔、プロ用の光学カメラで、上ファインダーフードのほうから、実際にミラーに映された画像を見ることがでる光学一眼レフカメラがありました。(下の写真:Mamiya RB67 1974年発売当時 ¥152,000)また、二眼レフでも、やはり、上のほうからミラーに映された画像をみることができるものもありました。これを見たときは、かなり感動した覚えがあります、その後、私も光学一眼レフのカメラを買いましたが、無論ファインダーから覗くタイプです。



あのカメラのミラー映像少なくとも、iPhoneよりは、一回り大きかったと記憶しています。あれだと、本当に構図を決めやすいと思います。無論、わたしなど、あのカメラを買うことはできませんでしたし、購入したからといって私のカメラの腕が急にあがることはないとは思います。



しかし、私は今回の新しいiPadに、あらたな可能性を見出したような気がします。おそらく、あれだけの大画面で、実際に画像をみながらの撮影となれば、かなり構図など決めやすくなるのではないかと思います。さらに、このような大画面をみながら、動画も撮影できてしまうというのも魅力です。



そうして、これからの新しいカメラのコンセプトにも影響を与えるのではないかと期待しています。多くのの人がiPadでの撮影に価値を見出し、その撮影しやすさに気づけば、カメラそのものにも影響を与えるように思います。


これまで、カメラは、どちからかといえば、小型軽量化を目指してきたようなところがあります。これは、確かに持ち運びには便利ですが、ファインダーは、どうしても小さくなってしまいます。ファインダーを大きくするとなれば、どうしても、カメラが大型化してしまいます。だから、現在のカメラのファインダーはiPadのように大きなものはありません。


しかし、iPadでの撮影を多くの人が行うようになり、その良さが実感できるようになれば、これも変わってくるかもしれません。少なくとも7インチくらいの、ファインダーを備えた、薄型のカメラがでてくるかもしれません。Kindle Fireくらいの、大きさで薄型で、レンズも薄くて、場合によっては、撮影時のみレンズの突起がでてくるとか、いろいろ工夫の余地があると思います。このようなカメラでは、動画の撮影などもかなり便利で楽になると思います。極端なことをいえば、上の写真のようなカメラがあっても、良いと思います。


私は、こんなところを新しいiPadに期待しています。さて、新型iPadのカメラ機能、およびその他の機能など、どのように受け止められるのか、これからも、追跡していき、新しい動きがあれば、このブログに掲載していきます。それにしても、私も、新しいiPad結局カメラとして購入してしまうかもしれません(笑)。


【関連記事】

『カメラ』というキーワードを含むこのブログの過去の記事は、こちらから!!

 

「パーソナルクラウド台風」2014年に向けた5つのメガトレンド―【私の論評】様々なクラウドの可能性が広がる!!

「パーソナルクラウド台風」2014年に向けた5つのメガトレンド:


米調査会社のGartnerによると、2014年にはPCにかわって個人向けのクラウドサービスが人々のデジタル生活の中心になり、パーソナルクラウドの「パーフェクトストーム」が襲ってくると述べている。

【私の論評】様々なクラウドの可能性が広がる!!

詳細は、上の記事を見たいただくものとして。論評のため以下に上の記事の結論部分のみを掲載しておきます。

メガトレンド1:消費者化現象(Consumerization)
・ユーザーはいまよりもっとテクノロジーに詳しくなり、テクノロジーに対する期待も大きく変わってくる。
・インターネットやソーシャルメディアによって力を得たユーザーがより大胆に振る舞うようになる。
・強力で、しかも手頃な値段の携帯端末が普及することで、ユーザーとの力関係が変化する。
・ユーザー自身がイノベーションの担い手になる。
・テクノロジーの民主化により、組織内のあらゆるタイプのユーザーがほぼ同様のテクノロジーを手にすることになる。

メガトレンド2:仮想化技術の普及拡大
仮想化技術により柔軟性が高まり、IT部門が導入できるクライアント環境の選択肢が広がる。
(下の写真は、iPhoneによる仮想化デスクトップ。会社に設置してあるバソコンのデスクトップをみながら、操作できる。営業部隊などには、重宝する仮想化技術)


メガトレンド3:「アプリ化」の進行
アプリケーションの設計方法や配信方法、利用方法が変わり、それによって市場はあらゆる面でとても大きな影響を受ける。

メガトレンド4:どこでも利用可能なセルフサービス方式のクラウド
個人ユーザー向けのクラウドサービスが登場したことで、まったく新たな機会が拓けている。いまではどんなユーザーでもスケーラブルで無限に近いリソースがどこからでも入手できるようになりつつある。


メガトレンド5:移動の自由
今日、携帯端末とクラウドを組み合わせて使うことで、たいていのコンピュータによるタスクをこなすことができる。そして、携帯端末がもたらす便利さと柔軟性の高さは、ユーザーにとってもっとも重要な要素となっている。


これら五つに関しては、どれでも納得できるものです。どれも、私が説明する必要はないものと思います。私としては、最近の動きで気になるサービスが二つほどあります。

両方とも、企業で使うパソコンの機能をクラウド化したものです。

一つは、SkyDeskというサービスです。これは、富士ゼロックスで提供しているクラウドサービスで、はやい話microsoft officeができるようなことは、すべて包含したサービスです。個人でも、企業ユースとしてもつかえます。これは、なかなかのものです。これは、GoogleのDocsよりも、はるかに、高機能なものであり、かなり、officeの機能に迫っていると思います。(下は、SkyDeskの画面)

もう一つは、ONLIVE DESKTOPというサービスです。これは、microsoft officeそのものを、無料のサービスですの場合はファイルをアップロードして、iPadでみられるようにできます。有料の場合はアップロードするだけではなく、作成することもできるというものです。これが、あれば、iPadでクラウド上の仮想のofficeのデスクトップを利用できるというものです。(下は、ONLIVE DESKTOPの画面)


これらについては、ここで文章でここで説明するよりも、実際にみていただいたほうが、良いです。SkyDeskのほうは、クラウドのことが良くわかると思います。ONLIVE DESKTOPに関しては、仮想化技術に関して、良くわかると思います。

それから、個人ユースのものとしては、Evernoteなどが考えられると思います。Evernoteに関しても、実際に使ってみないとその意味とか、良さなど理解できないと思います。これは、個人ユースとしては、lifelogをとるということ、企業ユースとしても、さまざまなlogをとるということでは、優れています。とにかく、写真、ドキュメント、動画、音声など何でも保存して、タグをつけ、複数人と共有、同期など簡単にできます。蓄積データが少ないときには、さほどその便利さを感じませんが、データが蓄積してきたときに、その凄さを実感できます。商品開発などする人には、欠かせないものだと思います。

以上の実例は、残念ながら、officeという企業向けのサービス、それも、パソコンの能力が著しく限られていた時代のもので、これらは、クリエイティブな知識労働者の使うものというよりは、事務員が使用することを前提として作られています。ただし、クラウドや仮想化の技術をてっとりばやく理解するには、非常にわかりやすいものと思います。


クラウドや、仮想化技術など、こうしたものにだけ限られるだけではありません。個人ユースでも、今のところはあまりない、もっとアートに関連するものも登場すると思います。たとえば、複数の人間で素材を持ち寄りながらできる、動画編集や、DTMです。

それから、企業の知識労働者のために、動画、画像、音声、office、マインドマップを渾然一体として、自由に扱え、それも複数で、自由に同期、共有ができるものが登場することになると思います。企業向けでは、Officeのような事務作業用のものから、知識労働用のものへと比重が移っていくものと思います。朝から晩まで、officeそれても、エクセルなどいじっている人は、知識労働者とはいえないと思います。知識労働者は、クリエーティブで、アーティスティックでなければなりません。





それから、個人ユースでは、評判のEvernoteを使ってみようと、何となくメモを貯めていましたが、いまいち使いこなせている気がせず、周囲の“Evernote使い”に使い方を聞いてみたことがあります。(上の画像は、OPPPAさんの、evernote、上の画像のタグは"girl"、

しかし、ある知人の一言で考え方が変わりました。

「俺、Evernoteで、ラーメン食べ歩きの日記とかつくっている」

これを聞いた瞬間、Evernoteが一気に身近なものになりました。Evernoteはビジネスに役立てなくてもいいし、人生のすべてを記録しなくてもいい。ただのノートなんだから何を書いてもいい。そんな当然のことに、やっと気づきました。
また、上の画像は、OPPAさんの、ノートで、この画像のタグは、"girl"。ご本人は、ブログに以下のようにこれについて、書いています。

このタグのノートも溜まっていくにつれて、好きなアイドルの嗜好が変わっていくさまがEvernote上で映しだされたり、

「あぁ、いたねぇ!こんなアイドル!」

なんて会話の種になったりするのでしょうか。
うわ、それってめちゃくちゃ面白いじゃないですか。


別の知人はEvernoteに、2ちゃんねるで拾ってきたアスキーアート(AA)を保存しています。その効果か、彼がチャットでAAを繰り出すスピードは劇的に速いです。先述のTwitterにも、「Evernoteでお菓子の在庫数を管理している」「Evernoteでパチスロのパスワードを記録している」「Evernoteに見たい映画をメモしておいて、TSUTAYAで開く」といった“ゆるふわ”な使い方をしている人がいることを知りました。

私は今、Evernoteに業務関連のメモやおもしろ画像、気になるWebサイト、AAなどを貯めはじめています。いずれにせよ、メモしたものがオンラインにバックアップされ、いつでもどこでもどのデバイスでも見られる安心感はなにものにも変えがたいところがあります。

Evernoteの使い方は人それぞれ。他人の使い方をそっくりまねする必要はありません。でも、他人の使い方を聞いて自分なりの使い方をひらめき、人生がちょっと便利になったり、楽しくなったりするかもしれないと思います。それに、仕事などにも十分生かせると思います。

たとえば、仕事上の問題点、課題点をエバーノートに掲載しておき、それに関連する情報も掲載しておき、企画などに役立てるというものです。昔だと、課題・問題点など、手帳にメモしておき、それらが、終了したら消しこむというような人が多かったと思います。これを、エバーノートで実施すれば、かなり役立つと思います。おそらく、14年あたりには、evernote自体がかなり変わったり、あるいは、新たなサービスが生まれ、個人のクラウド利用がより一層活発になっていくと思います。


みなさんは、どう思われますか?

【関連記事】

『クラウド』というキーワードを含むこのブログの過去の記事はこちらから!!

2012年3月14日水曜日

Amazon以外で品数の多い送料無料ECサイトまとめ−【私の論評】さらなる差別化が難しいからこそ、Amazonは実店舗に走ろうとしている!!

Amazon以外で品数の多い送料無料ECサイトまとめ

 

Amazonだけじゃないもん!

Amazonが送料無料になってから1年と4ヶ月余り。ネット通販で送料無料を謳うところも増えてきました。もうご存知の方もたくさんいるとは思いますが、改めて、全品無条件で送料無料となっているサイトを集めてみました

ヨドバシ.com


ビッグカメラ.com



セブンネットショッピング

 

【私の論評】差別化が難しいからこそ、Amazon は実店舗に走ろうとしている!!

上の記事、詳細は元の記事をご覧いただくものとして、ようするに、情報三つのサイトは、Amazonと動揺に送料が無料ということです。そうして、それらの共通点をあげると、これらのサイトの運営先はすべて、実店舗を多数持っているということです。その中でも、セブンネットショッピングの運営先は、セブンイレブンであり、世界に数万もの店舗を展開していることは皆さんご存知でしょう。

 

 

また、ヨドバシカメラにしても、ビッグカメラにしても、店数ではセブンイイレブンに到底及びはしませんが、一店舗あたりの規模は結構大きいです。

 


 

日本でも、送料無料のサイトがでてきていますが、世界には、そんなところも多くあると思います。このように、物理的店舗を多数持つようなチェーンや、大きな店を複数持つようところが、Eコマースを実施し、しかも、送料無料ともなれば、Amazonにとってはかなりの驚異だと思います。

 

これに関しては以前のブログにも書いたことがあります。その内容の一部を以下にコピペします。

 

iPad、Kindle Fireはアメリカでは、タブレットPCの市場を二分したようです。これらのタブレットは何のために、導入されたかといえば、eコマースの差別化のためです。ご存知のように、従来のeコマースは、PCのブラウザから行うものです。そうなれば、どのeコマースも、ブラウザというパソコンの窓から、みえるいくつものサービスのうちの一つということになり、多くのサービスの中に埋没してしまいます。

 

それを防ぐためにも、アップルは、iPadを投入する必要があったのです。これによって、アップルやその関連が提供するeコマースの徹底的な差別化をはかったのです。Amazon Kindle Fireもこれと同じ背景で投入されたのです。

 

それだけ、既存のeコマースで差別化をつけるということは、それだけ困難なことということです。アップルかアップルストアを設けているというのも、オンラインだけでは、既存の複数あるeコマースの中に埋没することを防ぐという意味もあります。

 

しかしながら、いわゆる物理的店舗は、様々なやり方で、差別化や統一化を図りやすいです。全く同じにしようとしても、そのに働いている従業員などの個性がでますから、やはり、eコマースよりは、はるかに差別化をつけやすいです。これが、従来は、eコマースとは無縁であったり、実施したとしても、物理的店舗を持っているということが強みにはならず、サイトの中で、他のサービスと紛れていたのです。


さて、こんな背景を知って、上の記事を読むと、また見方が変わってくるのではないかと思います。Amazonは、Kindle Fireによって、eコマースの差別化を行いました。しかしながら、これらの、物理的店舗をもつ、チェーンが本格的にO2Oを活用しはじめ、物理的店舗を最大限に生かして、それをeコマースにも生かすようになれば、Kindle程度の差別化などでは、太刀打ちできなくなる可能性が大です。だからこそ、Amazonは、このブログ以前述べたように、実店舗をシアトルに設置して、チェーン化しようとしているのです。



新しいiPadが間もなく販売されます。そうなると、また、App Storeでは恒例の行列ができて、またお祭りさわぎになると思います。それが、テレビなどで放映されたりして、それがまた話題を呼びます。しかし、Amazonにはそのうよな場はありません。こんなことを考えると、Amazonが実店舗をチェーン化を目論んていることの意味がよくわかると思います。


【関連記事】

米アマゾン「実店鋪」開設か 「キンドル」や書籍販売−【私の論評】これから、eコマースは廃れる?!!

 

O2Oビジネスによる新しい消費行動《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命 第2回》―【私の論評】リアルの店の復権がはじまる!!


IKEAにお泊りしたい! を叶えた「ファン限定」お泊りパーティー―【私の論評】チェーン店の逆襲が始まる!!

『物理的な店舗』というキーワードを含むこのブログの過去の記事はこちらから!!


 

2012年3月13日火曜日

日経平均は31円高で寄り付き、1万円回復に再挑戦−【私の論評】日銀のイン目処は、何もしないことの表明にすぎない!!この実体が周知されれば、元の木阿弥か?

日経平均は31円高で寄り付き、1万円回復に再挑戦:


13日の東京株式市場は続伸し、日経平均株価は前日比31.39円高の9921.25円で寄り付いた。
(YUKASSEEメディアより)

【私の論評】日銀のイン目処は、何もしないことの表明にすぎない!!この実体が周知されれば、元の木阿弥か?


最近株価も上昇し、円高も一息というところで、上記のような見方もでてきています。私のブログでも、以下のような内容を掲載したことがあります。

円高局面が終わった可能性を指摘する市場関係者が増えている。日銀が14日の金融政策決定会合で追加緩和を決定 したことを受けた円の大幅な下げで、以前は安全な逃避先と考えられた円をめぐってトレーダーが現在、売りのきっかけをうかがっていることがうかがえる。
日銀は長期的なデフレの終結への決意を一段と固め、資産買い入れ基金を10兆円増額する計画を明らかにし、市場を驚かせた。この日銀の政策により、市中の資金量が増え、円安圧力になるとみられる。
日銀は、先月の14日に、「中長期的に持続可能な物価の安定と整合的な物価上昇率として、「中長期的な物価安定の目途」を示すこととする」と発表しました。

そうして、消費者物価指数の対前年比上昇率1%を当面の『目途』と致しました。要するに「インフレ目標1%」ではなく、「インフレ率の目途1%」ということです。なぜ、はっきり言わないのか戸惑うところです。「目標」としないところが、ミソです。

しかし、この戸惑いは、最近戸惑いでなく、ある確信を持つに至りました。その確信とは、要するに、日銀はこの声明をだすことによって、アリバイづくりをしたということです。ここまでは、過去のブログにも掲載したと思います。しかし、どのようなアリバイづくりかまでは、掲載していませんでした。アリバイというより、騙しです。


どんな騙しかといえば、皆さん消費税増税されることを前提として良く考えてみてください。そうです、2015年に消費税が増税されれば、当然物価が上昇します。そうなれば、物価の1%上昇など、日銀が何もしなくても、実現されるではありませんか!!

それと、これも忘れてはならなことですが、もし、増税しなかった場合を考えてみてください。この場合も、復興のため例年よりは、マネタリーベースも増えますから、どうしてもインフレ傾向になります。そうすれば、15年あたりには、ゆるやかなインフレ傾向になっており、1%くらいなら黙っていても物価は上昇します。いや、それどころではありません。原発などの稼動を完全にストップしてしまえば、原油や液化ガスの輸入により、いわゆるコストプッシュインフレになり、1%ではすまなくなります。

特に原油の輸入が増えれば、原油そのものや電力が値上がりすることは十分予想されます。これらが、値上がりすれば、あらゆる分野に影響を与え、物価が上昇することになります。たとえば、2%~3%になれば、そのときは、金融引き締めを行い、1%以内に収めると宣言しているともうけとれます。であれば、どこまでも、デフレ金融政策を推し進めるということを宣言しているとも受け取れます。

さらに、増税と、コストプッシュインフレが同時に進行すれば、物価は、2%~3%ではすまないかもしれません。たとえば、4%くらいなどとかなりあがることも考えられます。そんなときに、これを許容せずに、1%以内に収めるため、金融引き締めを行えば、さらなるデフレスパイラルの深みにはまることは、はっきりしています。そうなれば、失われた20年は、おろか30年になってしまう可能性もあります。



要するに、日銀は、1%のイン目処(こんな馬鹿話は、「インフレ率の目処1%」などという言葉を使う必要はありません)によって、日銀はデフレ対策としては、何もしないことを表明しているにすぎません。いや、それどころか、これからもデフレ政策を推進すると言っているようにも聴こえます。

増税、非増税どちらに転んでも、1%くらいの物価上昇など何もしなくても、達成できます。であれば、今イン目処を発表しておけば、白川さんは在任中に成果をあげたことになり、大過なしに引退できるつもりでいるのかもしれません。これは、余程の異常事態がなければ、どっちに転んでも、必ず達成できます。それよりも、懸念されるのは、どこまでもデフレ政策を推し進めるつもりでいるかもしれないということです。

市場は、こうした意図にまだ気づいていないようです。しかし、このことに気づけば、また、円高、株価下落の状況にもどるのは、はっきりしています。いつ戻るかは、わかりませんが、このままでは、少なくも年度末から来年度年初には確実だと思います。それにしても、この騙しは酷すぎると思います。こんな単純な話し金融にはあまり詳しくない私でもわかってしまいます。

多くの市場関係者も気がつかないはずはないと思います。日銀は、イン目処で十分アリバイを構築できたと思っているのでしょうが、いずれ、近いうちにメッキが剥げると思います。国民も、他の官僚も、市場関係者もそれほど愚かではありません。それにしても、日銀は、このような騙しはよくやります。政治家のなかにかポロポロ騙される人が結構いるようです。(下は、だまし絵、目を薄めてみると女性の画像が浮かび上がります)


私たちも騙されないように気をつけたいものです。しかし、どんなことにも、気をつけるということはできません。そんなときに本来役立つべきものがマスコミだと思うのですが、ほとんどのマスコミがこうしたことは報道しません。やはり、自分の頭で考えたり、他の情報にあたるしかないというのが現実です。本当に困ったものです。

 【関連記事】

円高局面は終わったのか−【私の論評】円高局面は完全に去ったわけではない!!

『日本銀行』というキーワードを含むこのブログの過去の記事はこちらから!!


2012年3月12日月曜日

アップルが先導する「ポストPC」革命の意味―【私の論評】現実は、もっと凄まじいことになる。日本のメーカーは覚醒せよ!!



ポストPCとはいったいどんなことを意味するのか。とりわけiPadがシンプルなメディアプレーヤーから、ますます新しい種類の携帯型コンピューターのようになりつつあるなかで、これは何を意味するのだろうか。(写真上は、私の会社のデスク、バソコンにたてかけてあるのは、iPad、手前のキーボードは、Apple純正のワヤレス・キーボード)

 

【私の論評】現実は、もっと凄まじいことになる。日本のメーカーは覚醒せよ!!

 

 

さて詳細は、上記の記事を読んでいただくものとして、結論部分のみを以下に掲載させていただきます。

Schadler氏によると、企業が私物のiPadを職場に持ち込む幹部のサポートに追われていたのはつい2年前のことだが、いまではまったく逆の状況になっており、iPadを支給した社員に対して「どうしても必要なら自分のノートパソコンを使ってくれ」と言うような場合も増えているという。
これこそ、ポストPC時代が意味するもの──つまり、さまざまなクラウド・サービスや盛況なアプリ市場のおかげで、ノートパソコンやデスクトップのように動作する携帯端末の上でしか動作しない必要不可欠なアプリケーションの数がどんどん少なくなっている。
さらに、特定のマシン上で動かす必要のあるアプリはもっと少なくなっており、反対にどの端末でも、あるいは離れた場所にある端末からでも利用できるものの割合が増えている。コンピュータをつかう時間はスマートフォンやタブレット、さらにはテレビの画面などにシフトしている。そして従来のパソコンは特定の作業に特化した端末になってしまっている。
その結果、フォームファクターの違いや企業についての従来の前提はもはや実情にあてはまらなくなっている。「AppleはポストPC時代にしっかりとした足場を築いている。この流れはわれわれに有利に働いている。われわれはポストPC時代の端末やサービスを提供するのが大好きだ」とTim Cook氏は語っていた。そしていまのところ、Appleはほかの誰よりもうまくポストPCの世界で戦っている。

 

このことは、私の以前のブログに掲載したことがあります。ただし、現実はこれよりももっと凄まじいことになります。Apple側としては、長期戦略もかかわってくるので、詳細は述べずにお茶を濁したというところでしょうか?

 

 

現実は、もっと凄まじいことになります。それに関しては、以前このブログにもAppleがXserverから撤退したときに以下のように掲載ました。

そんなことよりも、私たちが、ここで参照すべきは、ITの世界がここ数年で、激変するということです。今日のアップルのXserverからの撤退は、それを意味するべき象徴的出来事と理解すべきです。上の記事にも「iPadとiPhoneの法人向け営業が強化されているというニュースもたびたび伝わってきており、同社は次のフロンティアとしてMacを使った企業システムの売り込みではなく、より大きな台数の需要が見込めるモバイルデバイスを考えているようだ」としています。いよいよ「所有から利用」への流れが加速されるということです。

 

この撤退の意味するところは、次の時代には、いわゆるクラウド・デバイスの時代がやってくるということです。iPhoneや、iPadはデバイスの一形式にすぎず、クラウドを背景にして、ありとあらゆるデバイスが開発されて、運用されていく時代への突入を意味しているということです。

 

この流れを理解しない企業はいずれ、競争力を失い、陳腐な企業群の中に埋没していくことでしょう。こうした、クラウド・デバイスをめぐる、戦いは先進国で火蓋をきっておとされました。これは、IT関連の企業だけの話ではなくすべての産業をひっくるめて、これから、10年間にわたって大攻防戦が繰り返されるわけです。こんなときに、グローバル企業などといって、新興国の遅れた社会にあわせた製品開発をやっているだけの企業は遅れをとることでしょう。これから、テレビは無論のこと、車、時計、電気・水道・ガス、炊飯器、オーブン、体重計、医療機器、ゲーム機器、インターフォン、メガネ、湯沸かし器、冷蔵庫などありとあらゆるもの、がスマート化され、クラウド・デバイス化されるのです。もう、パソコンや、iPhone、iPadの世界だけのことではなくなるのです!!


 

また、Appleに関しては、以下のように掲載したこともあります。

 

それにしても、iOS4.2によって、アップルTVや、エアスピーカーなどかなり自由に使える環境が整ってきました。これは便利です。いつも、使っていれば、なくてはならない存在になると思います。とにかく、wifiを使っていますから、パソコンとの親和性は高いです。

 

そうなると、いずれ、たとえば、他の製品にも、wifiをつけて制御するようになれば、様々なことができるようになると思います。たとえば、家の電灯なんて、その典型かもしれません。iPhoneで点灯して、明るさ調整までしてしまうとか・・・・・?それに、冷蔵庫なんかもいいですね。冷蔵庫に入っているものを冷蔵庫自身がカメラなどで中を認識して、定期的に購入しなければならないものを教えてくれるとか・・・・。場合によっては、定期宅配便に注文できるとか・・・・・・。ついで、今夜のおかずをサイトでみて、それに必要なものも宅配便で届けてもらえるとか・・・・・。また、食事の内容に関しても、栄養面からアドバイスがもらえるとか・・・。

 

体重計でも、トイレでも、いろいろなセンサーをつけておけば、それが、病院などに配信されて、注意事項とか、アドバイスがiPadで見えるとか・・・・。それに限らず、定期的に購入すべきものは、自動発注され、その内容がiPadでみられるとか、でかけるときは、いつからいつまで、出かけると入力しておけば、きちんとセーブして届けられるとか・・・。こうなると、もうAirPlayではなくて、もう、ホーム・オートメーションですね。wifiが各家庭に普及すれば、こちらのほうが、既存のものよりよほど安くできますね。

 

そうすると、アップルは、今までのように、情報のみでなくて、他の物理的なモノや、食品まで扱えうようになるわけです。wifiはそこまで生かさないと勿体無いような気がします。何か、そのAirPlayの延長線上にそのようなものがみえてくるのは、私だけでしょうか?

 

 

今後ほんどと、すべてのデバイスに従来ICが埋め込まれて制御をしていたように、今後は、すべてのデバイスが従来のコンピュータなみの、機能が付加され、クラウドに組み込まれるようになります。外出中に、iPhoneで、家に帰るころに、湯沸かし器でお湯を沸かすように指示するとか、あるいは、自分の好みの料理ができあがるとか、もっと進めば、何も意識せずに自分の家に近づくだけで、調理器具が判断して、調理をして、家についたら食事ができあがっていて、食べ終わったらコーヒーがでてくるなどことをiPhoneであらかじめ設定できるようになります。このような夢のようなことが可能になる時代がやってくるのも間近です。家電製品などのこれらの情報が統合されれば、より正確な電力需要が予測でき、かなり省電力がすすめられ、結果として、かなり省エネになります。

 

 

そんな時代に、既存メーカーが、既存のコンセプトと同じ家電をより高機能にすることばかりしていれば、時代に乗り遅れることになると思います。それにしても、私も、iPhone、iPad、AppleTVを使うようになってから、自宅ではめっきりパソコンに向かう時間が少なくなってしまいました。考えてみれば、どうしても、パソコンでなければできなことのみです。たとえば、Bloggerでブログの冒頭の写真を変えるときくらいなものです。これだけは、残念ながら、iPad用のblog編集用のBloggsyでも、他のことはほとんどできるのですが、残念ながら、いわゆる、レイアウトの変更などはできません。もし、全部できるようになれば、自宅では、一切パソコンをいじらないようになると思います。動画も、いまでは、AppleTVを用いて、テレビでみています。

 

【私の論評】

AppleのXserveが受注終了 - 既存ユーザーや業界関係者はどう動く?―【私の論評】もう、クラウド・デバイスをめぐる熾烈な戦いが先進国で始まっていることの査証か?

 

iOS 4.2の目玉機能「AirPlay」は、こんなに便利だった!―【私の論評】アップルはホームオートメーションを狙うか?

 

"Apple"というキーワードを含むこのブログの過去の記事の記事は、こちらから!!

 

非常時に役に立つSNS―【私の論評】通信さえ途絶えなければtwitterが確実か!!

非常時に役に立つSNS


東日本大震災から1年。地震発生時、被災地や交通機関・通信網に影響が出た首都圏のみなさんは、どのようにして正しい情報を得たでしょうか。また、家族や職場の仲間との連絡手段として活用したものは…?
地震大国といわれる日本において、今後懸念されている大規模な地震に備え、知っておきたい情報収集や連絡の手段について、みんなの声を探ってみました。(上は、震災後みなおされた、オールドメディアである。ラジオを聴く女性)

■情報収集に最も活用したサービスは

gooリサーチ・インターネットコムの調査「災害時の情報収集に関する調査」によると、「今回の災害に関連する情報を入手するのに利用したもの」として《テレビ》、《ラジオ》、《新聞》の既存メディアが上位に並ぶ一方で、5位に《TwitterなどのマイクロBlog》、7位に《Facebookやmixi、GreeなどのSNS》といったネットワークサービスがランク・イン。また、停電エリアではテレビの代わりにもなった《YoutubeやUstreamなどの動画共有サイト》も6位に選ばれています。テレビをはじめとする既存のメディアばかりでなく、さまざまなネットサービスが補助的な役割を果たしたといえそうです。

■家族や知人との連絡手段に役立つのは

各キャリアが行っているサービス「災害用伝言ダイヤル」が、震度6弱以上の地震発生時に利用が限定されている点について、利用範囲を広げて欲しいと感じているsaito9933さんから教えて!gooにこんなQ&Aが寄せられていました。

「大地震発生時の家族との連絡方法」

実際、3月11日の震災時、震度5弱の揺れがあったsaito9933さんのエリアでは「災害用伝言ダイヤル」が利用できず、不便を感じたとのこと。そこで、他にどのような手段が有効かと問いかけると、回答者からは次のようなアドバイスが寄せられました。

自身のブログの書き込み欄を震災伝言板として活用したというADATARAさん。普段は競馬の予想を主なテーマとしてエントリーしているようですが、震災から3ヶ月は更新を自粛し、訪問者に安否確認などの連絡の場として活用してもらったのだとか。


一方、電話もメールも使えない状況下ではTwitterが頼りになったという意見も。

帰宅困難者が多く出た首都圏では「○○では帰宅困難者を受け入れている」「××線が動き出した」といった情報がタイムライン上に飛び交い、また、ダイレクトメッセージ機能を利用して、親しい人と連絡を取り合うユーザーも多かった模様。Twitterに限らず「クラウド系のWebサービスはダメージをほとんど受けなかったので『クラウドは災害に強い』と俄然注目を集めることとなりました」とコメントしている方もいました。

災害時の情報収集や親しい人との連絡手段として、テレビやラジオ、災害用伝言ダイヤル以外にも、さまざまな場面で活用されたSNSや動画共有サイトなどのネットサービス。みなさんは、どのような方法で情報収集、安否確認を行いましたか?

【私の論評】通信さえ途絶えなければtwitterが確実か!!
あの未曾有の大震災から一周年ということで、このブログでも、本日はこの話題にしてみました。まずは、なくなられた方々の冥福をお祈りさせていただきます。そうして、震災地の皆様「レバンガ!!」です。レバンガとは、頑張れの反対です。無理をせずに、努力をしてくださいという意味です。


地震があったとき、私は、ジャーマンシェパードのウィンと一緒(写真上:長い揺れにとまどっている様子)でした。いつもだと、あの時間に一緒ということはあまりないのですが、あのときは、なぜが地震の20分ほど前に私のところにきて、伏せをしていました。そこにあの地震です。とはいっても、こちら函館は、揺れはさほどでもなく、震度3くらいのものでした、ただし、揺れは長く続いたので、ウィンを撫ぜて落ち着かせながら、やり過ごしました。というより、ウィンがそばにいてくれたので、私も安心でした。

後でわかったことですが、函館はあまり被害がなかったのですが、駅付近や朝市など付近が、津波の影響で床上浸水があったそうです。それから、これで亡くなった方も、一人いたそうです。住宅に浸水してきているのにわからずに眠っていたようです。だから流されたというのではなく、いわゆる、ショック死のようなものたと思います。

そうして、営業部の人たちが、さっそく店舗に安否確認をしましたが、東北にある10店舗ほどが確認はとれませんでした。結果として、これらの店のほとんどは閉店しました。最後まで安否確認ができなかった社員も結局1週間以内にはすべて連絡がつきました。また、FC店でも、店舗そのものが、津波で流されて、閉店したところもありました。しかし結果として、店舗の従業員などで死者行方不明者は、ありませんでした。一番連絡が遅れた社員は、仙台空港近くの矢本というところにあった店ですが、ここの社員も、避難所にいることが確認できました。


なんでも、携帯電話を何度かけても通じず、かといって、公衆電話もすぐにはつかず、連絡したくてもできなかったということでした。それから、当社のSV(スーパーバイザー)が震災直後対策のため、すぐに現地を訪れたのですが、戻ってきたSVの話しを聴いて、実際の被害が凄まじいことに驚きを隠せませんでした。

このようなことですから、大変は大変ですが、店舗が無くなった分、新たに出店したりして、会社としては、1年たってみて、何とか当初の予算はクリアできそう状況となりました。

さて、地震後の通信といえば、こちら、函館ですが、震源地からはかなり離れているにもかかわらず、電話がかかりにくい日が4日ほど続きました。これは、震災地との連絡以外でも同様でした。携帯電話も同じことです。それから、私は、個人的には、インターネットは、wimaxを使っていますが、そのwimaxが地震直後から使えなくなり、何と次の日の2時くらいまで使えませんでした。

それ以降は使えるようになったので、自宅でこのブログを更新しようとしましたが、何と、パソコンでGoogleのブログサービスのBloggerが使えない状況になっていたので、iPhoneではどうかと確かめたところ、できそうなので、その日はiPhoneで更新しました。ただし、機能が限られていたので文字のみの投稿となりました。それから、ネットでも一部が見られないところもありました。ブログなどでも、いくつか見られないものがありました。やはり、地震の被害の規模がかなり大きかったことが影響していたのだと思います。

とはいいつつ、函館では、何日かすると元に戻ったような感じでした。とはいいつつ、スーパーの飲料水のペットボトルが多少品薄ということもありましたが、それもすぐに解消されました。ただし、これは、全国的にそうでしたが、函館でも、観光客の数が減りました。

私は、地震が起きた直後、日本国内の今後1年の経済予想をしました。ここでは、細かなことは、省きましたが、いずれは、復興需要により上向くというものでした。とはいつつ、7月あたりで少し上向き、12月ではかなり上向くというものでした。 中には、原発事故があったので、復興需要などないときっぱり言い放つ人もいました。

これは、複数のアナリストの意見と、阪神淡路大震災後の経済の状況を見てそう判断しました。そうして、その予想は見事にあたりました。さらに、1月には、このブログにも掲載したように、各地の初売りや、函館の数箇所の初売りを見た結果、今年はここ数年になく、人出が多かったため、今年は緩やかに景気が上向くと判断しました。ただし、増税が唯一の懸念事項なのですが、増税が決まったにしても、実施するのは、15年あたりなので、今年はその影響を受けることはあまりないでしょう。

少し話しがずれてしまいましたが、地震直後しばらくの間は、連絡のつきにくい状況がありましたが、上の記事でも触れているように、確かにTwitterだけは、見事に連絡をつけることができました。メールが届かない人にも、Twitterではメッセージを届けることができました。また、海外の方からも、いくつかTwitterでメッセージが届いていました。何でも、電話もメールもだめだったので、Twitterで発信したそうです。

特に海外の方からは、函館も甚大な被害にあっていると思い込んでおられるようで、励ましのメッセージが届きました。そうして、その中で、「あのような被害にあっても、沈着冷静でいられる日本人が素晴らしい」という趣旨の、それも、複数のメッセージをいただきました。

今回の震災では、Twitterは、画像さえ添付しなければ、テキストベースですし、パケットに分割するので、いわゆる電話や、通常のメールのように輻湊(電話回線やインターネット回線において利用者のアクセスが特定の宛先に集中することにより、通常行えるはずの通話・通信ができなくなる状況)は起こりにくいということが、実証されたと思います。


ただし、そうはいっても、震災地などでは、携帯電話の電波の発信設備が壊れたたため、電波そのものが発信できず、結局使えなかったということがありました。ただし、今後多くのキャリアが、このような場合、電波受発信設備と、アンテナをあわせもつ、作業車(上記写真は、iPhone用の作業車)を現場に送り、すぐに復帰できるようにするとしていますので、震災後すぐに通信は無理かもしれませんが、被災地など何日間も連絡できないということはなくなります。

今は、いろいろと便利な通信手段なども、考案されているようですが、twitterなら、今でも、何もせずに、いままで同じ手続きで、メッセージを受発信できますし、本当に短いメッセージなら、輻輳をおこして他の人に迷惑をかけることもありません。今後、似たようなことがあった場合には、twitteでなるべく短い必要最小限のテキストで連絡を取り合うべきと思います。

【関連記事】

大地震日本列島を揺るがすー【私の論評】将来の地震被害を最小限にとどめる事、実体経済をまともにすることが緊急の課題だ!!


『東日本大震災』というキーワードを含む、このブログの過去の記事はこちらから!!

2012年3月11日日曜日

GREEはかつて“ウェブ屋台”だった−【私の論評】未来をつくる方法には二種類方法がある!!

GREEはかつて“ウェブ屋台”だった:

ゴムホース大学


今回はラカンさんのブログ『ゴムホース大學』からご寄稿いただきました。

■GREEはかつて“ウェブ屋台”だった
先週、従兄弟の友人から「“起業”したい」と相談を受けた。餃子の王将で3時間ほど従兄弟も交えて話したのだが内容は覚えておらず。ただ彼が連呼する「スタートアップ」「MBA」「ベンチャーキャピタル」「グリーの田中さん」「BOPビジネス」「ザッカーバーグ」という単語だけが私の脳の底に残っていた。


帰ってから「あいつは何者なんだ」と従兄弟に聞くと「MBA=M→マヌケ、B→バカ、A→アホ」(写真:馬鹿阿呆間抜けの三色ランチ:映画『バーン・アフター・リーディング』のスチル)と即答して笑わせてくれた。とにかく性格的には良い奴だが、痛い感じの意識高い同級生だそうだ。ある種の一部の最近よくいる愛嬌あるタイプなのかもしれない。彼の話した内容を一・二行で要約すると、
「自分は世界を変えたくて、でかい起業がしたい。莫大な金がいる。でもお金がない。エンジェルを探している、米国でMBAも欲しい」

みたいな感じになるのだと思う。こんな要約でなんとなく彼の雰囲気が伝わるのではないか。

自分は大きな野心を持つ挑戦に対して、「お前は無理だ」「身の程を知れ」などと頭から否定するつもりはないが、ただ“この種”の学生の話を聞いていると、疑問に思うことが多い。それは“無謀”だからではなく、彼らが思い描く巨大な設備投資から始まる“大起業”のイメージが、少し間違っているのではないかと感じるからだ。

私は、近年のIT系“大起業”は従来の起業とは違う、独特の派生を経ていると思う。
その点を考えるうえで、携帯ゲーム会社2大双璧の1つGREEの田中和良社長のインタビューが面白い。


「「それでいい、楽しいから」――7万人の町「GREE」を一人で作ってる会社員」2004年07月30日『ITmediaニュース』
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0407/30/news006.html

田中氏は楽天勤務時代、自身でサーバーを用意し、サラリーマンと兼業して、まさに屋台的な半趣味でGREEを運営していたようだ。大きな“社会を変える起業”など当初は想像していなかったが、やっている途中で自己増殖的に爆発して巨大プラットフォームにまで成長した。

田中氏以外にも、こういう例は多い。『Facebook』も最初はザッカーバーグが作った出会い系SNSのような趣味サイトだったろうし。2ちゃんねる管理人の某氏のケースも同様だ。


現在は経営者として多忙な日々であろうが、初期に起きた爆発的拡張は、管理人も意図していなかったははすである。これら類似点はなんなのだろうか。

これを彼らがラッキーだったからと解釈するのも、血の滲む努力をしたからと解釈するのも間違っている気がする。

彼らのサービスがハイパーインフレーション的な増殖を見せたのは、当然彼らのサービスが魅力的であったからで、ウェブ媒体で希少な資源(ソース)である“人の関心”を奪ったからだ。

そして最も重要なのことは、現代はITインフラの拡張で情報伝達が加速化して“人の関心”の集積が指数関数的に伝達・集積される部分が深く関係しているのだろう。特にSNSでは人⇔人というダイレクトな繋がりで伝達されるので、“良い”と思ったサービスはネズミ算式に拡張する。

ただこれは“量”(人数)のネズミ算ではなく“質”(ムード)の部分も大きい。はじめは誰かが面白そうだと思い興味本位で参加して。サービスに関心を持つある一定のユーザーが集まり、それでますます面白い雰囲気ができてきて、という繰り返しで偶発的なインフレーションが、次第に強まり、独自の有機的なコミュニティーが形成されるのだ。

現在のSNSを含む、ユーザー参加型サービスは、サービスごとに独自の風土が形成されているような気がする。もちろんそのSNS内のコミュニティーごとにも、集まったユーザー層ごとに島のようなクラスタで細部増殖的に分枝するのだが。結局はそのサービス、またサービス内の所属コミュニティーの雰囲気のようなものに引き付けられ、その繰り返しで自律的なフレームが構築されるのだろう。つまり1つの言語ゲーム型ネットワークなのだ。この場合、関心の集積は、ユーザー参加人数としての身もふたもない量を超えて、参加者コミュニティーの感性価値が重要視される。

このような参加型サービスの爆発的拡張の契機となるのは、戦略的なマーケティングの集客よりも、多数派工作に至るまでの“有機的な関心の増加”である(もちろん初期の“火付け”としての宣伝は必要だが)。

王将で私が相談を受けた学生は、世界を見ているようだ。それは良いが、どうやら世界ははじめから戦略的意図で狙えるものではないのではないか?

とりあえず何がしたいか考え抜いた後で、設備投資を抑え、安価に使用できるサービスを横断的に組み合わせて低リスクなポーフォリオを組み“屋台的な試み”をトライ&エラーで続けるのがベターだと私は彼にアドバイスした。彼は世界起業のイメージと正反対だったためか、唖然としていたが、それが近道だろう。

個人にできることは考え抜いた末に、不確実性の海にサイコロを投げ続けるだと私は思う。
“投げ続けること”が重要なのだ。

【追記1】ウェブメディア企画の調査も兼ねて調べてみると、月100万PVを集める言論プラットフォーム『アゴラ』も月数百円のブログサービスに、無料のリンクウィズイン、『Facebook』などのプラグインを組み合わせたウェブ屋台である。こういう屋台的なメディアがダイナミックに運営されている事例も面白い。今後、起業の概念がIT分野に至っては変わってくるのではないか。

【追記2】適当に書いた記事だが、『Twitter』上で「そのとおり。現代のスタートアップは屋台的です」とシリコンバレーで働かれている日本人、日系人の方からほめていただけた。素朴にうれしい。

執筆: この記事はラカンさんのブログ『ゴムホース大學』( http://d.hatena.ne.jp/Lacan2205126/20120214/1329228176 )からご寄稿いただきました。
(ガジェット通信)

【私の論評】未来をつくる方法には二種類方法がある!!



上の記事起業や新しい事業を起こそうと考えている方には、非常に役にたつものだと思います(写真上は、アメリカの屋台)。ただし、題材がITに関することであったり、個人的な話題であったりして、原理原則にまではまとまっていないような気がします。このような良い話は、IT業界の方だけではなく、他の業界の方も知っておいて損になるようなことはないと思いますので、以下にドラッカーの言葉など借りながら、掲載してみます。
われわれは未来についてふたつのことしか知らない。ひとつは、未来は知りえない、もうひとつは、未来は今日存在するものとも、今日予測するものとも違うということである(『創造する経営者』)
 ありがたいことにドラッカーは、ここで終わりにしていません。続けてこうも言っています。
それでも未来を知る方法は、ふたつある。
一つは、自分で創ることである。成功してきた人、成功してきた企業は、すべて自らの未来を、みずから創ってきた。ドラッカー自身、マネジメントなるものが生まれることを予測する必要はなかった。自分で生み出した。
もう一つは、すでに起こったことの帰結を見ることである。そして行動に結びつけることである。

あらゆる出来事が、その発生と、インパクトの顕在化とのあいだにタイムラグを持つ。
これをドラッカーは、「すでに起こった未来」と名付けています。(下の写真は北見の屋台村)

出生率の動きを見れば、少子高齢化の到来は誰の目にも見えたはずだ。対策もとれたはずである。だが、高齢化社会がいかなる社会となり、いかなる政治や経済を持つことになるかを初めて論じたのはドラッカーだった。
こうして東西冷戦の終結、転換期の到来、テロの脅威も彼は予見していました。
未来を築くためにまず初めになすべきは、明日何をなすべきかを決めることでなく、明日を創るために今日何をなすべきかを決めることである。(『創造する経営者』)

またドラッカーはこうも語っています。(上の写真は、八雲町における地域振興パイロット事業試食会)
新しいものはすべて、小規模にテストする必要がある。パイロット(試行)する必要がある。
そのためには、その新しいものの実現に意欲のある者を探さなければならない。新しいものは常に障害にぶつかる。そのとき戦う者を必要とする。成功させると胸を張り、取り組む者を必要とする。しかも、それは敬意を払われる存在でなければならない。
こうしてパイロットに成功するならば、市場、デザイン、アフターサービスについて、誰も気がつかなかった問題が明らかにされ、誰も気がつかなかった機会が明らかにされる。こうして変化にともなうリスクは最小限にとどめられる。
(『明日を支配するもの』)
上の記事にでてくる馬鹿な従兄弟の友人は、資金的にも、情報的にもなんの積み上げもないところから、未来を知ることの二つの方法のうちの、未来をつくるということを志向しているということです。未来をつくるということは、すでに起こった未来をみつけるよりもかなり難しいことです。個人や中小企業などにはすぐには、なかなかできないことです。

だから、ラカンさんは、いろいろな事例を出しながら、「すでに起こった未来」を探すべきであることをこの従兄弟の友人に伝えているというわけです。

まさに、Greeの創業者田中さんも、ウエブ屋台をやって、「すでに起こった未来」を探し続けていたのだと思います。ただし、それが、意図的であったのか、それともあまり意識しないでやっていたのかは、わかりませんが、このウェブ屋台の運営こそが、上でドラッカーのいうところの、「すでに起こった未来」をみつける行為だったのです。

それから、未来をみずからつくるにしても、すぐに大々的にやってしまっては、どうなることかわかりません。だから、資金や情報をふんだんに持つ企業であってさえ、上でドラッカーが提唱しているように、パイロットをしているのです。(下の写真は、函館の屋台村)


上でラカンさんの言う「個人にできることは考え抜いた末に、不確実性の海にサイコロを投げ続けるだと私は思う。“投げ続けること”が重要なのだ」とは、まさに、ドラッカーのいうところのパイロットのことなのです。

詳細は、ドラッカーの書籍を実際に読んでいただきたいと思いますが、エッセンスはこういうことです。どんな事業だって、新規事業であるからには、最初から、大戦略があって、資源を大量につぎ込むわけではありません。それこそ、「すでに起こった未来」を探したり、未来をつくるために、パイロットをやったりしているわけです。これが、いわゆる原理原則だと思います。

このようなことをしているうちに、すでに起こった未来に確信がもてたり、パイロットで良い結果がでれば、大々的に実施することになり、そのときに始めて戦略が必要になるのです。

まさにラカンさんがおっしゃるうに、「はじめから戦略的意図で狙えるものではない」のです。

それから、冒頭にでてきた「マヌケ、バカ、アホ」は、後追いすることが新しいことと思っているよう思えてなりません。グリーも、Facebookも、もうすでに、田中さんや、ザッカーバーグさんが、歩んできた道です、これと同じことをしても全く意味がないし、成功することもかなわないでしょう。新しいことで勝負をしなければなりません。このようなことは、時代が変わっても繰り返されるということがよくわかりました。私が学生だったころ、生物学のある教授が私に「最近の大学院生は、外国の後追いばかりやっている。後追いすることが新しいことと勘違いしている。彼らは、サイエンスに掲載されているバイオテクノロジーに関する実験の追試ばかりやろうとする」と嘆いていました。

雑誌や、ウェブに掲載されている華々しい成果は、すでに過去のもであることをこの、MBAは知らないんですね。たとえば、化学の世界には、ケミカル・アブストラクトという有名なデータベースがあり、それには、最新の成果が掲載されています。これの用途は何かといえば、まだ世の中にない、新しい物質を開発するために、世の中にすでにあるものを検索するために利用します。無論、どのにようにして、作ったのかを参照もするし、場合によっては、追試もしますが、それが目的ではありません。あくまで、この世にない新しい物質をつくるためです。

「スタートアップ」「MBA」「ベンチャーキャピタル」「グリーの田中さん」「BOPビジネス」「ザッカーバーグ」なる、バズワードを覚えても仕方ないわけです。あくまで、体系的に「すでに起こった未来」を発見することが、近道なわけです。



【関連記事】

【きょうの名言】好きなことを仕事にする意味―【私の論評】好きなことだけをする人は、大成しない、大成するには、規律が不可欠である!!

新卒初任給が年収1000万円に(DeNA)―【私の論評】馬鹿な顧客むけに、馬鹿が喜びそうな商品やサービスを提供するという発想は長続きするのか?

GREE、モバイル版の月間アクセス数が100億PVを突破―これからは携帯も視野に入れるべき!!


『ドラッカー』というキーワードを含むこのブログの過去の記事はこちらから!!

比、中国との合意否定 「大統領承認せず無効」―【私の論評】国家間の密約 - 歴史的事例と外交上の難しさ

比、中国との合意否定 「大統領承認せず無効」 まとめ フィリピンと中国の間で、南シナ海のアユンギン礁をめぐる密約の存在をめぐって対立が深まっている。 中国側は密約の存在を主張、フィリピン側は否定。真相は不明確で、両国の関係悪化が懸念されてる フイリピン マルコス大統領  フィリピ...