熱中症は対応が遅れると命にかかわる。しかし注意することで相当程度避けることができる。身を守るための注意を惜しんではならない。
しかも、医療現場は今新型コロナウイルスの感染拡大で崩壊の危機に瀕(ひん)している。例年以上に熱中症に注意を払い、患者増で現場の混乱に拍車をかけないようにしたい。
今年7月19日から25日までの7日間に、熱中症で救急搬送された人は全国で8千人を超えた。昨年の同時期の2倍超だ。
昨年に比べて数が多いのは、梅雨明けが早かったからだろう。マスクを着用していることが、リスクを高めている可能性もある。皮膚からの熱が逃げにくくなり、心拍数や体感温度が上がりやすくなるからだ。
救急医療の現場では、新型コロナの患者と熱中症の患者の搬送が重なり、通常医療の維持が困難になりつつある。「平時なら助けられる命が、助けられない」との悲鳴が上がっている。
熱中症の症状は発熱、頭痛、倦怠(けんたい)感、筋肉痛など、コロナに似ている。新型コロナを疑いながら対処せざるを得ないことが医療現場のさらなる負担になる。
しかし、熱中症は自らの注意で防ぐことができる。日中はできるだけ外出を控え、暑さを避けて過ごすことだ。人混みに出ないことはコロナ対策にも有効である。
戸外で人との距離を2メートル以上取れるときはマスクを外すようにしたい。のどの渇きにかかわらず、水分をたっぷり取り、汗をかいたら塩分補給も重要である。
部屋の中では扇風機やエアコンをつける。コロナ対策の換気も忘れないようにしたい。すだれ、よしず、打ち水なども暑さ対策の一助になろう。
リスクの高い高齢者や小児には周囲が目を配り、声をかけることも大切だ。自力で水が飲めなかったり、意識が混濁しかけたりしたら、救急車を呼ぶのをためらってはいけない。
何よりも重要なのは、自分で自分の身を守る心がけである。
今夏、熱中症にならないことは、新型コロナとの闘いで最前線に立つ医療職らと危機感を共有することになる。ささやかな協力を惜しんではならない。
【私の論評】暑さ対策に試してみる価値のあるアイススリラー(゚д゚)!
この暑さ、こちら北海道も続いています。7月28日には、北海道内では、初めて熱中症警戒アラートが網走・北見・紋別地方に出されました。
午後3時までの最高気温は、上川地方の旭川市江丹別で38・4度と、道内の7月の最高気温の記録を更新しました。なお、これまでの記録は1924年に帯広で観測された37・8度で、97年ぶりに7月の最高気温を更新したことになります。
道内では今日を含めて8日連続で猛暑日を観測しましたが、猛暑日連続記録としては、観測史上初めてのことです。また、38度以上の気温を観測したのは、全国でも今年初めてのことになります。
本当に驚くほどの暑さです。私自身は、北海道で育ち、通算で10年くらいは、東京にいたこともあるのですが、その経験の中では、今年の札幌が一番暑く感じるくらいです。
かなりの暑さだった"おたるドリームビーチ" |
"おたるドリームビーチ"にも異変がありました。北海道ではたとえ外気温がかなり低くても、海水は冷たいので、5分以上も海水に浸かると寒くなり、10分も浸かっていると唇が青みを帯びてくるほどなのですが、今年はそのようなことはありません。15分位浸かっていても、寒くありません。これは、驚きです。まるで、昔行った沖縄の海のようです。
気象庁の統計によりますと、現在、道内周辺の海水温は、過去30年間の平均と比べると4度から6度ほど高くなっています。 暑さが続き、海水温がどんどん上昇していて、平年差は、全国の海の中でも最も大きくなっています。
これだけ海水温が高いと、漁業にも悪い影響がでるのではないかと心配です。
おたるドリービーチ |
北海道は例年涼しいので、北海道民は、今年の暑さはかなりこたえていると思います。自宅にはエアコンがあるので重宝しています。しかしこれだけ毎日のように、長時間使用するのははじめてですので、電気料金がどうなるのか、心配です。
これだけ、暑いと上の記事にも触れられているとおり、熱中症が心配になってきますが、これを防止するには、水分をこまめにとるということですが、その他にも注目すべきものがあります。
アイススリラーの作り方は簡単です。ポカリスウェットなら、コンビニなどで、アイススリラー用を売っています。ただし、慢性疾患などて塩分を控えている人には、ポカリスエットが向かいない場合もありますが、そのような場合はかき氷の機会で氷をクラッシュして、水と混ぜれば良いです。これを魔法瓶などに入れて持ち歩けば、その時々で適量を飲むことができます。
アイススリラーをつくる野球部のマネジャー |
これ実際飲んでみると、結構効き目があります。なにやら、体感温度が低まった感じがします。夏にビーチにでかけたり、どうしても外出しなければならないとき、あるいは部活などで、どうしてもある程度運動をしなければならないようなときに活用してみてはいかがでしょうか。
東京五輪でも、多くのアスリートがアイススリラーを用いているようです。暑さに負けず頑張っていただきたいものです。
アイススリラーは試してみる価値があります。ただ、飲みすぎには気をつけましょう。
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