岸田首相 |
中東地域を巡っては、自国でシェールオイルを生産する米国にとって原油調達先としての重要度が低下。一方、中国が相対的に関与を強める構図となっている。
中東の豪華な宮殿でくつろぐ中国人女性 |
中東に派遣された米軍中央軍の兵士たち AI生成画像 |
日本の支援で豊かになって喜ぶ中東の人々 AI生成画像 |
岸田首相 |
中東の豪華な宮殿でくつろぐ中国人女性 |
中東に派遣された米軍中央軍の兵士たち AI生成画像 |
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岸田首相 |
岸田文雄政権は、サラリーマンの退職金への課税制度の見直しを検討している。これは、終身雇用や年功序列など日本型の雇用慣行の転換を図ることを大義名分としている。しかし、これはサラリーマンの定年後の生活に大きな打撃を与えかねない。
現行制度では、退職金から控除額を引いた金額の2分の1に所得税と住民税が課せられる。控除額は、勤続20年以下の場合は「勤続年数×40万円」。勤続20年超になると、さらに「20年を超える勤続年数×70万円」が加わることで、支払う税金が目減りする。勤続30年の場合、退職金1500万円までは税金がかからない仕組みだ。
政府税制調査会は、退職金の支給形態や労働市場の動向に応じて税制上も対応する必要が生じていると指摘している。しかし、これは単なる増税目的に過ぎないとの指摘もある。企業に30~40年勤め上げた50代には大きな打撃で、再就職しても所得が好転するケースはめったに考えにくいからだ。
政府は、退職金以外の所得控除について、フリーランスなどと比べ会社員の負担軽減効果が大きい仕組みの検証も要請している。共働き世帯よりも専業主婦の世帯の方が優遇されている現状にも触れ、働き方に中立的な税制を求めている。
終身雇用や年功序列といった日本の雇用慣行は、好況時の人手不足の際に企業のアピール材料として盛り上がり、不況時にはやり玉にあがる形が長年続いてきた。現在は増税したいがために問題視しているだけではないかという疑念もある。
退職金課税の見直しは、サラリーマンの定年後の生活に大きな影響を与える可能性がある。政府は慎重に検討し、国民の理解を得た上で実施すべきです。
【私の論評】もはや財政に関する説明責任を先延ばしにしても、岸田政権の支持率は上がらない(゚д゚)!
長く会社に勤めている人たちに対して、長期的で安定した仕事を否定するのは倫理に反するとと考えられます。これらの労働者は、しばしば会社に多大な貢献をしており、その忠誠心と献身に報いる資格があります。
退職金課税の引き上げは、これらの労働者にとって特に不公平な負担となります。これは彼らの生活の質に大きな影響を及ぼしかねず、中には希望よりも長く働くことを余儀なくされる人さえ出てくるかもしれないです。
退職金課税でいかる人 AI生成画像 |
私は、政府は退職金増税計画を再考すべきだと思います。その代わりに、勤続年数にかかわらず、すべての労働者にとって税制をより公平にする方法を見つけることに焦点を当てるべきです。 以下は、政府が検討しうる具体的な提案です。 すべての労働者の標準控除額を引き上げるべきです。これにより、課税対象となる所得額が減少し、低・中所得労働者にとってはより大きな減税となります。
長期雇用者に対する新たな税額控除を設けるべきです。これにより、企業が労働者を長期雇用するための経済的インセンティブを提供するのです。
年金制度を改革し、より持続可能で公平なものにすべきです。これにより、勤続年数に関係なく、すべての労働者が確実な退職所得を得られるようになります。
これらの措置は、退職手当を引き上げるよりも公平で効果的だと考えられます。
さらに、 企業が従業員により多くの研修や能力開発の機会を提供するよう奨励すべきです。これにより、労働者の市場価値を高め、新しい仕事を見つけるチャンスを増やすことができます。
新産業や新事業の開発を支援すべきです。これにより、労働者に新たな雇用と機会が創出されます。 これらの措置は、すべての労働者が21世紀の経済で成功するために必要なスキルと機会を確保するのに役立つでしょう。 私は、これらの措置は、雇用保険料を引き上げるよりも効果的だと思います。
これらの措置は、勤続年数に関係なく、すべての労働者が快適に引退できる公平な機会を確保するのに役立つでしょう。
増税が大好きな財務官僚 AI生成画像 |
岸田文雄政権は、結局増税のためにサラリーマンの退職金税制の見直しを検討しているのでしょう。政府は日本の雇用慣行を変えるために必要だと主張していますが、それは口実に過ぎないと考えれます。
岸田首相は、安倍・菅両政権合わせて増税なしで、100兆円の補正予算を組み、コロナ対策を実施したことが、現在の景気の良さの要因であること、これを実施しても、現在に至るまで何の問題も発生していません。何か問題があれば、すぐに財務省はこれを口実にし増税を言い出すでしょうが、今のところそのような動きはありません。バイデン大統領 |
スゥエーデンのゴトランド型潜水艦 |
ヴィスビー級コルベット |
ロシア軍に占領されたザポロジェ(ザポリージャ)原発 |
ウクライナ南部のザポロジエ原発について、国際原子力機関(IAEA)は4日の声明で、主要な外部電源への接続が切れたと明らかにした。必要な電力をバックアップの送電線に頼る状態になったという。欧州最大のザポロジエ原発をめぐっては、ロシア軍が爆破する恐れがあるとして、ウクライナのゼレンスキー大統領らが警戒を呼びかけている。
IAEAの声明によると、4日午前1時21分に接続が切れたという。原因や復旧にかかる時間は不明とした。グロッシ事務局長は、ザポロジエ原発の「不安定な安全性を示した」と訴えた。
ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は6月下旬、ロシア軍が同原発の原子炉6基のうち4基の周辺に爆発物搭載の兵器を配備したと明らかにした。爆発などで原子炉の冷却が停止した場合、最短10時間でメルトダウン(炉心溶解)に至る恐れがあるという。情報総局は、原発を支配下に置くロシア国営企業「ロスアトム」が原発作業員に対し、今月5日までの退避を勧告したとする諜報内容も公表済みだ。ロシア側は「事実無根」と否定した。
ザポロジエ原発は昨年夏ごろからロシア軍の攻撃で外部電源を喪失する事態がたびたび起きた。原発事故の危険を避けるため、昨年9月に全原子炉の稼働が停止されたが、一部の原子炉はなお高温状態にあるとみられる。
今年6月には同原発の冷却水の取水源となっていた南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムが決壊した。これについてもロシア軍の攻撃によるとの指摘がある。
ロシア軍の現状は、ウクライナ軍の反転攻勢を受けているほか、内部でも民間軍事会社「ワグネル」の反乱による動揺が収まっていない。
ロシアの独立系調査団体「ロシア・フィールド」の世論調査によると、ワグネルの創設者プリゴジン氏の行動を肯定的な態度を示したのは、2月時点の41%から反乱直前の6月中旬には55%まで上昇。反乱後には減少したものの29%は支持を続けている。
兵士の損失や腐敗を訴えるプリゴジン氏の国防省に対する批判について計46%が「妥当だ」と答えている。
これまでも非人道的な行為を重ねてきたプーチン政権とロシア軍だが、国内外に波乱要因を抱えるなかで、原発爆破という前代未聞の非道な攻撃に出る懸念は残る。
【私の論評】ロシアはウクライナの複数の原発を攻撃し、ウクライナの電力源を絶とうとするかもしれない(゚д゚)!
上の記事では、「ザポロジエ原発は昨年夏ごろからロシア軍の攻撃で外部電源を喪失する事態がたびたび起きた。原発事故の危険を避けるため、昨年9月に全原子炉の稼働が停止されたが、一部の原子炉はなお高温状態にあるとみられる」としていますが、これは誤解を招きやすいと思いますので、補足説明をしておきます。IAEAグロッシ事務局長 |
ロシア軍がザポリツィア原発の爆破を計画しているという具体的な証拠はありません。しかし、こうした恐れを抱かせる要因はいくつかあります。
同原発はヨーロッパ最大の原子力発電所であり、そこで核爆発が起これば壊滅的な結果を招くでしょう。
ロシア軍はすでに何度か同原発を砲撃しており、敷地内に爆発物を仕掛けたとの情報もあります。爆発する原発 AI生成画像 |
核爆発: 原発には6基の原子炉があり、そのうちの1基が爆発すれば、大量の放射能が大気中に放出される。これは広範な死傷者をもたらし、今後何年にもわたって環境を汚染する可能性がある。
原発のメルトダウン: 原発が損傷した場合、メルトダウンに至る可能性がある。メルトダウンは、核爆発に比べればはるかにゆっくりとしたペースで起こる災害だが、それでも極めて危険であることに変わりはない。メルトダウンは大量の放射能を環境に放出し、水源を汚染する可能性があります。
火災: 原発には大量の可燃性物質が含まれており、爆発した場合、火災が発生する可能性があります。原発で火災が発生すれば、大量の放射線が大気中に放出され、原子炉がオーバーヒートしてメルトダウンする可能性もあります。
電力喪失:ザポロジェ原発は稼働時にはウクライナの数百万人に電力を供給しており、もし原発が破壊されれば、永久に電力を救急できない可能性がります。戦争が終わっても、発電所を設置するには、ある程度の時間を要します。これは経済や人々の日常生活に大きな影響を与えるでしょう。
ザポリツィア原子力発電所への攻撃がもたらす結果は壊滅的であり、ロシアにとっても大きな被害をもたらすでしょう。ロシアの広い地域でも放射能被害を免れないでしょう。そうして、ロシアへの経済制裁は現状よりさらに厳しくなり長期化するでしょう。
ロシア軍がザポリツィア原発を爆撃した場合、ロシアにどの程度の損害がもたらされるかを予測するのは難しいです。しかし、専門家たちは、その被害は甚大なものになると見ています。放射能汚染で人や動物が住めなくなった地域 AI生成画像 |
実質賃金のマイナスに不安を感じる人々 AI生成画像 |
実質賃金の上昇で喜ぶ人々 AI生成画像 |
事務量が半端でなく増えた日本地方自治体のオフィスで呻吟する公務員達 AI生成画像 |
絶大な権力を持つ日本の財務省 AI生成画像 |
東南アジアから撤退をはじめた中国 AI生成画像 |
中国政府による東南アジアへの開発融資は、2015年の760億ドルから2021年には390億ドルに減少しまし。(出典:AidData)中国の対東南アジア直接投資(FDI)シェアは、2015年の25%から2021年には14%に減少しました。(出典:UNCTAD)
中国の対アフリカ直接投資は、2015年の36億ドルから2021年には28億ドルに減少しました。(出典:UNCTAD)
中国の対アフリカ貿易は2015年の2,220億ドルから2021年には1,990億ドルに減少。(出典:世界銀行)
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中国のラテンアメリカへの直接投資は2015年の105億ドルから2021年には83億ドルに減少しました。(出典:UNCTAD)中国の対ラテンアメリカ貿易は2015年の3200億ドルから2021年には2790億ドルに減少。(出典:世界銀行)
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中国の中央アジアにおける直接投資は、2015年の27億ドルから2021年には22億ドルに減少しました。(出典:UNCTAD)中国の対中央アジア貿易は2015年の520億ドルから2021年には470億ドルに減少。(出典:世界銀行)
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国際金融のトリレンマとは、1980年代にロバート・マンデルによって提唱された理論です。これは、ある国が次の3つの政策を同時に達成することは不可能であると主張するものです。
これらの3つの政策は、いずれも経済成長に重要であると考えられています。しかし、同時に達成することは不可能であり、3つのうち2つしか実行できないというものです。これは、数学的にも、経験的にも知られている事実です。
例えば、中国は為替相場の安定を重視しているため、金融政策の独立性や自由な資本移動を制限しています。これは、中国経済の安定に効果的である一方で、経済成長の可能性を制限しているとも言われています。
現在の中国は、独立した金融政策ができない状況になっており、若者の雇用が深刻になっていても、思い切った金融緩和ができません。それを実行すると、ハイパーインフレになったり、資本の海外逃避が深刻になることが考えられるため、やりたくてもできないのです。
深刻な若者の雇用状況を改善することすらできないのですから、他の経済問題を解消することもなかなかできないとみて良いでしょう。
これを解決にするには、変動相場制に移行するなどの大胆な改革が必要なのですが、習近平にはその気は全くないようです。それをするには、他の改革もせざるをなくなり、そうなると、中国共産党の統治の正当性を毀損しかねないので、改革をせず、その都度弥縫策を繰り返しているのでしょう。
これでは、ここしばらく、中国がこれらの地域でかつての存在感をすぐに取り戻すことは難しいでしょう。
これは、日本にとっても大きなチャンスであり、日本はこの機会を逃すべきでありません。
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中国は2023年1月28日、全国人民代表大会(全人代)の常務委員会で「対外関係法」を可決しました。この法律は、中国が対中制裁や「西側の覇権」に反撃するための法的根拠を提供するものと見られています。習近平 |
外国人を厳しく取り締まる中国 AI生成画像 |
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